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第33話
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「じゃあまずルナから!」
『はい』
ルナの身体が光り、人の形をしていく。
そして
「おぉ、すごい……本当に人になった」
背は僕より少し大きい女の人で、髪は白色、服も全身真っ白、お顔は可愛いよりもかっこいいが強いかも。
「じゃあ次ピノ!」
『いくよー!』
ルナのときと同じく、光り人の形をしていく。
背は僕と同じか少し低いくらいの男の子。髪は赤色で服は赤、ズボンはグレーだ。子供っぽいお顔をしている。
「次はクロね」
『おう!』
クロの背は僕より頭1つ分くらい高い男の人、髪は黒色、服も全身真っ黒だ。頼りになる兄貴ってお顔をしている。
「次レオ!」
『いきますよ』
レオの背はクロと同じ…いや、レオの方が少し高い男の人、髪は薄い青色、服は濃い青色に白のスボン。賢そうなお顔をしている。
「最後、リル!」
『はーい!』
リルは僕より背が低い女の子、髪は黄色…いや金色かな?服は黄色でズボンはベージュ色、幼さの残る可愛いお顔をしている。
「すごいすごい!みんな人になれるんだね」
『これなら街でジロジロと見られることが無くなりそうです』
『ボクあの目線嫌いだったんだよねー』
『そうか?かっこいい俺様にみんな見惚れてたんだろ』
『まぁクロさんがジロジロと見られるのは分かりますね』
『クロ獣の姿だとおっきいもんねー』
ふふっ、みんなの人の姿を見られて僕は大満足だ。
でも一つだけ気になることがある。
「進化条件のところ、次はレベル上限ってなってるんだけど、知らない?」
『え?わたくしたち魔物はSランクが最高ランクではないんですか?』
『ボクは知らないよー』
『俺も分からないな』
『私も分かりませんね』
『あたしも知らなーい』
「うーん、まぁレベル上限になってみれば分かることか」
ということで、これからは進化素材探しではなくレベル上げの旅になりそうです。
ギルドに戻ると、人化したみんなの姿を見て受付さんが「パーティを組むなら申請が必要ですよ」って言われた。
だから「この子たちは僕の従魔です」って言ったらとっても驚かれた。
確か数百年生きるドラゴンの中には人間が好きで、人化の魔法を覚えて街に来るドラゴンもいるって聞いたことがあるから、不思議ではないと思うんだけど。
その後、街で依頼を受けて海や森に行ったりしていると、ある日。
「アレンさんですね、ギルドマスターがお呼びです、こちらへどうぞ」
とギルドマスター室へと連れていかれた。
なんの用事だろう?
『はい』
ルナの身体が光り、人の形をしていく。
そして
「おぉ、すごい……本当に人になった」
背は僕より少し大きい女の人で、髪は白色、服も全身真っ白、お顔は可愛いよりもかっこいいが強いかも。
「じゃあ次ピノ!」
『いくよー!』
ルナのときと同じく、光り人の形をしていく。
背は僕と同じか少し低いくらいの男の子。髪は赤色で服は赤、ズボンはグレーだ。子供っぽいお顔をしている。
「次はクロね」
『おう!』
クロの背は僕より頭1つ分くらい高い男の人、髪は黒色、服も全身真っ黒だ。頼りになる兄貴ってお顔をしている。
「次レオ!」
『いきますよ』
レオの背はクロと同じ…いや、レオの方が少し高い男の人、髪は薄い青色、服は濃い青色に白のスボン。賢そうなお顔をしている。
「最後、リル!」
『はーい!』
リルは僕より背が低い女の子、髪は黄色…いや金色かな?服は黄色でズボンはベージュ色、幼さの残る可愛いお顔をしている。
「すごいすごい!みんな人になれるんだね」
『これなら街でジロジロと見られることが無くなりそうです』
『ボクあの目線嫌いだったんだよねー』
『そうか?かっこいい俺様にみんな見惚れてたんだろ』
『まぁクロさんがジロジロと見られるのは分かりますね』
『クロ獣の姿だとおっきいもんねー』
ふふっ、みんなの人の姿を見られて僕は大満足だ。
でも一つだけ気になることがある。
「進化条件のところ、次はレベル上限ってなってるんだけど、知らない?」
『え?わたくしたち魔物はSランクが最高ランクではないんですか?』
『ボクは知らないよー』
『俺も分からないな』
『私も分かりませんね』
『あたしも知らなーい』
「うーん、まぁレベル上限になってみれば分かることか」
ということで、これからは進化素材探しではなくレベル上げの旅になりそうです。
ギルドに戻ると、人化したみんなの姿を見て受付さんが「パーティを組むなら申請が必要ですよ」って言われた。
だから「この子たちは僕の従魔です」って言ったらとっても驚かれた。
確か数百年生きるドラゴンの中には人間が好きで、人化の魔法を覚えて街に来るドラゴンもいるって聞いたことがあるから、不思議ではないと思うんだけど。
その後、街で依頼を受けて海や森に行ったりしていると、ある日。
「アレンさんですね、ギルドマスターがお呼びです、こちらへどうぞ」
とギルドマスター室へと連れていかれた。
なんの用事だろう?
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