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第17話
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「ちょちょちょちょっと待ってください!え!?持って帰ってきた!?なんでですか!?ダンジョンは!?使えるからって言いましたよね?」
「そうだ、だから持って帰ってきた」
「…意味が分かりません…」
「どうやらダンジョンコアを埋めると新たにダンジョンが生まれるらしくてな、だから持って帰ってきた、近い方が便利だろ?」
「…え?ダンジョンコアって埋めると新しいダンジョンになるんですか?」
「みたい」
「それはケンイチさんの知識ですか?」
「いや、コアから直接聞いた」
「コアから?え?コアって意思があるんですか?というか喋れるんですか?」
「あぁ、こいつだけみたいだけどな」
「えへへ」
「…ケンイチさんには本当に驚かされますね、分かりました、じゃあダンジョンの位置はケンイチさんが決めてください」
「んー、とりあえず近ければ楽だと思っただけだからな、ちょっと離れたところに埋めよう」
家から少し離れた場所にダンジョンコアを埋めた。
すると少し地面が揺れ、穴が空いた。
穴の先は階段になっていて、このままダンジョンになっているようだ。
「管理者さん、ダンジョンは出来たけど、ダンジョンの中はどうする?テンプレでいい?」
「そうだな、肉をドロップするやつをメインに置いてくれ」
「了解、階層は50階層のままで大丈夫?」
「あぁ、後で減らすことも増やすことも出来るのか?」
「出来るよー」
「じゃあとりあえずはそのままで」
「はーい」
「よし、これで肉問題が少しは解決するかな」
ダンジョンの浅い階層には弱い魔物しか出ないので、エルフたちでも狩れるだろう。
食事事情はなんとか解決した。
となると次に解決したいのは衣食住の衣と住だな。
住む場所はあるが、カーテンやら布団やら、布製品が足りない。
その辺をマリーに聞いてみると。
「それならアラクネに聞いてみましょう」
アラクネは自らの糸で色んな布製品を作れるとのこと。
ならば早速アラクネの村に行きましょう。
今回も俺、スラ、マリーと他エルフ3人で行く。
食料は十二分にあるし、肉も各々で確保出来るから大丈夫だろう。
アラクネの村までは歩いて1週間ちょっととのこと。
さぁ出発だ。
「そうだ、だから持って帰ってきた」
「…意味が分かりません…」
「どうやらダンジョンコアを埋めると新たにダンジョンが生まれるらしくてな、だから持って帰ってきた、近い方が便利だろ?」
「…え?ダンジョンコアって埋めると新しいダンジョンになるんですか?」
「みたい」
「それはケンイチさんの知識ですか?」
「いや、コアから直接聞いた」
「コアから?え?コアって意思があるんですか?というか喋れるんですか?」
「あぁ、こいつだけみたいだけどな」
「えへへ」
「…ケンイチさんには本当に驚かされますね、分かりました、じゃあダンジョンの位置はケンイチさんが決めてください」
「んー、とりあえず近ければ楽だと思っただけだからな、ちょっと離れたところに埋めよう」
家から少し離れた場所にダンジョンコアを埋めた。
すると少し地面が揺れ、穴が空いた。
穴の先は階段になっていて、このままダンジョンになっているようだ。
「管理者さん、ダンジョンは出来たけど、ダンジョンの中はどうする?テンプレでいい?」
「そうだな、肉をドロップするやつをメインに置いてくれ」
「了解、階層は50階層のままで大丈夫?」
「あぁ、後で減らすことも増やすことも出来るのか?」
「出来るよー」
「じゃあとりあえずはそのままで」
「はーい」
「よし、これで肉問題が少しは解決するかな」
ダンジョンの浅い階層には弱い魔物しか出ないので、エルフたちでも狩れるだろう。
食事事情はなんとか解決した。
となると次に解決したいのは衣食住の衣と住だな。
住む場所はあるが、カーテンやら布団やら、布製品が足りない。
その辺をマリーに聞いてみると。
「それならアラクネに聞いてみましょう」
アラクネは自らの糸で色んな布製品を作れるとのこと。
ならば早速アラクネの村に行きましょう。
今回も俺、スラ、マリーと他エルフ3人で行く。
食料は十二分にあるし、肉も各々で確保出来るから大丈夫だろう。
アラクネの村までは歩いて1週間ちょっととのこと。
さぁ出発だ。
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