W職業持ちの異世界スローライフ

Nowel

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第9話

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畑の大きさは決まったので次に育てる野菜を決める。

「私としてはあのトマト?とキュウリ?は欲しいですね」

「分かった、あとはキャベツ、じゃがいも、ピーマン、大根、人参とか色々あるけど」

「どれも聞いたことがありませんね…」

「この世界での一般的な野菜ってなんなんだ?」

「マート、シラト、ヨクウ、タタンとかですかね」

聞いた事ねぇ…。

「とりあえず作れるだけ作るか」

俺は草魔法で魔力を野菜の種へと変換させる。

「…それなんですか?」

「これ?野菜の種だけど」

「いや、あの、なんで何も無いところから野菜の種が出てきたんですか?」

「あぁ、これは草魔法で自分の知ってる種を作ることが出来るんだ」

「えぇ…なんですかその魔法…有り得ませんよ…」

俺は知ってる魔法を使ってるだけなんだけどな。

「いいですか、確かに魔法は魔力を糧に火や水を生み出せますが、食べ物を作ることは普通出来ないんですよ、出来たとしても相当の魔力を使うんです、それは創造の魔法になりますから」

「火や水は創造じゃなくて食べ物は創造になるのか?水だって飲めるじゃないか」

「…確かに…で、でも!食べ物は創れないんですよ!その辺はもっと賢い人に聞かないとちょっと…昔から魔法の水は飲めるものだと思って生活してきたので…」

まぁ俺も電気はどうやって発電してるのかなんて、小さい頃から使ってたけど分からないからな。それと同じなんだろう。

「うーん、よく分からんな、まぁでも出来るもんは出来る!」

「…本当に歩くビックリ箱ですね」

とにかく、野菜の種は出来たし、畑も大きくした、あとは植えるだけだ。

「じゃあこの種植えるぞ」

「そこは手作業なんですね、ケンイチさんのことだから適当に投げたらスポスポッと植えられるものかと」

「俺を便利な道具かなんかかと思ってる?」

「いえいえ、じゃ植えましょうか」

4人で種を植え始めた。



植え終わったので成長促進魔法をかける。

「これで明日には収穫出来ると思うぞ」

「その魔法ズルくないですか?」

「俺は使える魔法を使ってるだけだ」

「そうですか、じゃあ私たちは家づくりの方に行ってるので魔物でも狩ってきてください」

やっぱりマリーは俺を便利な道具か何かかと思っている節があるな。

まぁ行くんだけど。

聖域外に出て魔物を狩る。

すると遠くの方で大きな音が鳴った。

なんだろう?ちょっと行ってみるか。

何かあれば転移魔法で帰ればいいし。

大きな音はその後も何回か鳴っている。

その音が段々と近付いてくる。

そして音の発生場所に辿り着いた。
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