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結婚後

妻が愛しすぎる(アレクside)

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子供たちがグレイにとんでもないことを教えている頃、アレクはエルを眺めていた。
「もう、アレク。」と、いっても俺はやめない。
なぜなら、妻が愛おしいからだ!!
「なぁ、エル。」
「なぁに?」
「このこの名前はどうする?」
と、エルはきく。さっき、拾った猫の名前だ。
「うーん。どうしよかな?」
「性別は?」
「男の子だって。」
「お!男の子か。」
「でも、皇位とか…。」
(なんで、その話になるんだ?)
「うん?ああ。一昔に、女帝がいるからさ。大丈夫さ!」
「そうなのね。」
「ああ。俺の国は、女帝より男の人が多いが女帝も4人いるからな。」
「ふぅん。」
「まぁ、でも100年に1回くらいだけど。」
「少ないのね。」
「うーん。らしいね。やっぱり、臣籍降嫁とか、ほかの王家とかに嫁ぐ人が多いし代々男性が多いからかもな。」
「そうなのね。」
「ねぇ、アレク。マリはどこに嫁ぐの?」
「うーん、やっぱり公爵家か王家もしくはトランエイ帝国だな。」
「あ、ラークル様の。」
「ああ。というか、トランエイ帝国の可能性が高いだろうな。まぁ、早く嫁いでほしくないが。」
「でも、手放すときがきますよ。」
「わかってる。よし、じゃあ子作りにいこ!」
「ええー!!」と、エルはアレクにお姫様抱っこされる。
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