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ラーサル帝国へ

皇宮1日目の夜

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今日は、私を含めた夜ご飯だ。
普段は、皇族のみでご飯をとるらしい。
私は、宮殿についた。
すると、家臣が、
「陛下。エルサ様がおこしになられました。」
「うむ。そうか。通せ。」
「陛下と皇后、皇太子殿下及び皇族の方々に謁見します。」
「楽にするがいい。」
「感謝します。」
「ほぉ。」
「美しいわ。」と、皇后がおっしゃった。
人に褒められるのはあまりなかったから嬉しかった。
「ありがとうございます。」
私は、アレク様の瞳の色のドレスにピアス、指輪をつけた。
「ねぇ、貴女がお兄さまの?」と、可愛らしい女の子がきた。恐らく、皇女の誰かだろう。
「えっと…。」
「私の名前は、ルナよ!」
「お姉様ったらずるい!!私の名前はルルです!」
「あ、お義姉さま私の名前はルークです。」
「やぁ、おねえさん!僕の名前はカイトだよ!!」
「ふふっ、自己紹介ありがとう!」
「あ、兄上ならむこうにいるよ!」
「むこうって?」
「あっち!」と、指をさした。
そこには、騎士服を纏ったアレク様がいた。
とても、かっこよくて月光に照らされていた。
「あの。」
「あ、来たんだね!!」
と、私を抱きしめると「よかったよ!!」と言って頬にキスをした。
「っつ!」
「よし、いくぞ。」
「えっと。どこに?」
「ご先祖さまがいるところだ。」
「は、はい。」
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