誰よりも愛してるあなたのために

R(アール)

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第1章 (1回目の人生とすれ違い期間)

9話

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3日目の朝。

昨日は少し疲れたけれど図書館で本も読めたし何よりベッドがふかふかしてて気持ちいい!
いつもよりぐっすり寝れたな
お世話になるのは少しの間だろうけどここでの生活にも慣れておきたいな


その後マリアがやってきて昨日と同じ様に着替えてギル様と朝食をとった。

「このあとは何をする予定なんだ?」

「もしよろしかったら庭園に行ってみてもいいですか?」

「ああ、いいぞ。好きに過ごせ」

「ありがとうございます。」

「ああ、今日は騎士団の方に出向くから緊急で何かあればこ執事に頼むように」

「よろしくお願い致します奥様」 

「はい!よろしくお願いします。あのお名前を伺っても?」

「はい。私の名前はディルでございます」 

「よろしくね、ディル様」

「私に"様"はいりませんよ、奥様」

「あ!すみません。ではよろしくディル」

「はい。」

「では私は騎士団に向かわなければならないからもう行く」

「はい。いってらっしゃいませギル様」

「ああ」

食事を済ませマリアと庭園に向かった。

ギル様が挨拶してくれた…嬉しいな

「奥様、嬉しそうですね」 

「え!そうかな…恥ずかしい…」 

「恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ…庭園に着きましたよ」


「わあ!すごく広いね!とっても綺麗だ」

「ええ、ここには色とりどりの花があってこの季節には咲かないものもあるのですよ」

「すごいね!!本当に綺麗だ!!」

「この植物は?」

「こちらはアイビーですよ」

「これがアイビーなんだ!図鑑では見たことがあるんだけど実物は初めて見たから…」

「そうなのですね…」と少し寂しそうな視線をフィルにおくってきた。

フィルはその視線には気づかなかった。

その日は庭園で過ごし夕食をとって眠りについた。



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