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第一章 虜囚
10話 眷属
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気づけば死屍累々になってた。
僕の周りで気持ちよさそうな恍惚の表情でボーッと寝転がったまま動かなくなってしまった子たちを、他の子達が介抱している。
「えっと……なんて言うか、みんな落ち着いた?」
「うんっ♡」
「おうっ♡」
ミツバくんとクロウくんに続いて寝転がっている子達も頷いたり手を上げたりで『満足』と返事をしてくれる。
「で、結局今のはなんだったの?
ただの大乱交大会にしては、みんなずいぶん激しかったけど」
なんていうか、みんなして僕を貪るようにと同時に僕にすべてを捧げるように絡みついてきて……エロかったけど大変だった。
「ごめんね、ボクたち眷属には先輩がエッチな気分になったのが伝わってくるから、つい発情しちゃって」
一応ミツバくんが説明してくれるけど、やっぱり意味が分からない。
「結局その『眷属』ってなんなのさ?」
「なんなんだろうね?」
なにか分かってるっぽいミツバくんに聞いてみたのに、ミツバくんにも不思議そうな顔をされてしまった。
「とにかく『眷属』がなにかは分からないけど、ボクたちが先輩の眷属ってことは分かるんだよね。
さっきも言ったけど、先輩の一部だから他の子もそうだっていうのが分かるっていうか?」
うーん、やっぱりよく分かんない……。
「なんなのその『僕の一部』っていうのは。
僕の気分がわかるとか言ってたし、考えてることが伝わってるとか?」
僕の言葉を聞いたミツバくんとクロウくんが顔を見あわせる。
「そういうことは……」
「うん、無いよな」
「……その割にはいきなり仲良さそうだよね、二人共」
二人共お互いのことは僕を通じてくらいでしか知らなかったはずなのに。
「んー、仲いいわけじゃないけどね?」
「ああ、俺もこいつもイロハのもんなんだし、仲違いする必要はねーかな?って」
また分かんないこと言い出した……。
「今度は『僕のもの』とかいい出すし、なんなのさ、それ」
「ああ、ボクたち眷属は先輩の所有物で、先輩には絶対服従だから」
今度はずいぶんはっきりと分かりやすい答えが帰ってきた。
「ぜ、絶対服従?」
「ああ、言葉通り、俺らはイロハには絶対に逆らえねーんだよ」
はあっ!?
びっくりして他の子達の顔を見るとみんな一様に頷いている。
「え?なにそれ、冗談?」
「いや、ほんとほんと。
俺ら多分イロハが『死ね』って言ったらその場で死ぬと思うぞ」
「そうだねー、隣のやつを殺せって言ったら躊躇なく殺すと思う」
二人共何でもない顔をして言っているけど……なんだそれ、怖いんだけど。
「え?もう二人は僕の言いなりってこと?自分の意志はなくなってるの?」
「言いなりなのは言いなりだけど、自分の意志はあるぞ」
「うん、自分では嫌だなーって思ってても体が動いちゃう感じ?」
なんだよそれ、どっちにせよひどい状況じゃないか……。
「……あ、もしかして、さっきのみんなでのエッチも……」
僕に逆らえなくて無理矢理やらされていたんだろうか……。
「まあ、ヤれって言われればそうなるけどな。
イロハ別にそんなこと言ってねーだろ?」
「そうそう、ボクたちはみんな普通に先輩とエッチしたくてしたんだよ?」
ミツバくんの言葉を聞いた周りの子達の何人かが頬を赤く染める。
「それにほら、別に全員ってわけじゃなかったでしょ?」
…………ああ、そう言えば、サカッてる僕たちを苦笑しながら見ていた子も何人かいたな。
「え?その子達だけは正気だったってこと?」
「いやいや、だからみんな正気…………正気?ま、まあ発情はしてたけど先輩とエッチしたくてしてたんだって。
ね?みんな」
ミツバくんに話を振られて、僕とエッチをしてた子たちが恥ずかしそうにだけどしっかりとうなずく。
「え?それはそれでなんでそんなことに……」
「あれ?先輩自覚無かったの?
先輩ボクたちの間でかなり人気あったんだよ?」
えっ!?そうなのっ!?
「あれ、その顔本当に自覚無かったんだ。
かっこいいし、優しいし……エッチだし、あわよくばって思ってる子いっぱいいたんだよ?
さっき実際に体験してもらった通り」
そ、そうだったんだ……僕モテてたんだ……。
「…………チョーシのんじゃねーぞ?」
「いたっ!?う、うん、気をつける……」
ちょっと浮かれてたらクロウくんに足を軽く蹴られた。
「ま、真面目な話に戻すとして、結局眷属って一体なんなの?
僕の所有物で僕の言いなりとか言われてもどうしていいのか……」
「うーんと、先輩にとって便利でエッチなおもちゃだと思ってくれればいいと思うよ?」
いや、本当にそうとしか聞こえないから問題なんだよぉ……。
「多分だけどな……」
少しふざけた雰囲気のミツバくんと違って、クロウくんが真面目な雰囲気で話し出す。
「多分、俺たち眷属ってイロハのバッテリーみたいなもんなんだと思うんだよな」
「バッテリー?」
「そう、イロハが俺たちを助けてくれた時みたいに、イロハ自身が持っている以上のエネルギーを使う時の外部タンクと言うか……まあ、バッテリーだ」
なるほど、そう言われるとなんとなく分かる気もする。
さっきのエッチの時もそうだったけど、みんなからなにかが流れ込んできて僕の中の何かが回復している気が今もしている。
「なるほどね。
……みんなは僕になんか吸われて調子悪くなったりしないの?」
僕が元気になっている分みんなの元気がなくなってるんじゃ……そう思って、みんなの顔を見回してみるけど、みんなよく分からないと言った顔をしてはいても少なくとも調子が悪そうな様子はない。
「そういうのは別に感じないから心配はしなくていいと思うぞ」
「良かったぁ……」
「ボクたちが先輩に送り込んでるのはエッチなエネルギーだから。
別に吸われても問題ないよ」
エッチなエネルギーを吸っていると聞くと『なんだかなー』って気になるけど、まあ安心はした。
「今もなんか流れ込んできているからちょっと心配しちゃったよ。
それにしても、エッチなエネルギーならなんで今も流れてきてるんだろう?」
本当にエッチなエネルギーだけ?
実は生命力とか吸ってない?
「いや、まあ、それは……なぁ?」
「うん……そんな格好をしている先輩が悪いよね……」
そんな格好……?
…………なるほど、僕まだ全裸でみんなの精液まみれだ。
「そんな格好されてたらなぁ……」
「うん……ムラムラ来るよね……」
「い、いや、ほらさっき散々ヤッたんだしさ」
ジリジリと僕との間を詰めてくるみんなが怖い。
「ボクたちは好き放題させてもらったからまだいいけどさ」
「他のやつに操を立てて我慢しているやつのことも考えてやれよ?」
クロウくんの言葉を聞いて、乱交に参加してなかった子たちが恥ずかしそうに目を伏せる。
な、なるほど、そういう理由で参加していなかったのか。
納得すると同時に、眷属になったからって自動的に僕を好きになってしまったりするわけじゃないと分かって安心した。
「ということで、お前ら今からオカズ見せてやるから、あとは好きにしろ」
「そうそう、先輩とボクらのエッチ見てオナニーするくらいなら浮気に入らないからさ」
そんなことをいいながら、みんなが僕との間をジリジリと詰め続けてくる。
逃げるように僕も後ずさっていたら、背中が壁にぶつかった。
どうやら、僕はもうここまでらしい。
「あの…………僕、病み上がりなのでお手柔らかにお願いします」
「大丈夫だよ♡先輩♡
先輩にとってエッチは治療を兼ねてるんだから♡」
「そうそう♡
俺たちの『エネルギー』いっぱい注ぎ込んでやるからな♡」
「あ、あはは…………」
クロウくんはやんちゃな感じだけどカッコ可愛い顔をしている。
ミツバくんは殆ど美少女と見間違うばかりだ。
他の衛生兵の子たちも、みんな雰囲気は違うけど総じて整った顔をしている。
そんな子達でも……いっぺんに欲望にギラついた目で詰め寄られると怖いなんてもんじゃないことを、僕は今日始めて知った。
…………気持ちは良かったです、はい。
あと、僕たちのエッチを見ながらオナニーしてた子たちからもエネルギーがいっぱい入ってきた。
眷属がエッチなことしてればなんでもいいらしい。
僕の周りで気持ちよさそうな恍惚の表情でボーッと寝転がったまま動かなくなってしまった子たちを、他の子達が介抱している。
「えっと……なんて言うか、みんな落ち着いた?」
「うんっ♡」
「おうっ♡」
ミツバくんとクロウくんに続いて寝転がっている子達も頷いたり手を上げたりで『満足』と返事をしてくれる。
「で、結局今のはなんだったの?
ただの大乱交大会にしては、みんなずいぶん激しかったけど」
なんていうか、みんなして僕を貪るようにと同時に僕にすべてを捧げるように絡みついてきて……エロかったけど大変だった。
「ごめんね、ボクたち眷属には先輩がエッチな気分になったのが伝わってくるから、つい発情しちゃって」
一応ミツバくんが説明してくれるけど、やっぱり意味が分からない。
「結局その『眷属』ってなんなのさ?」
「なんなんだろうね?」
なにか分かってるっぽいミツバくんに聞いてみたのに、ミツバくんにも不思議そうな顔をされてしまった。
「とにかく『眷属』がなにかは分からないけど、ボクたちが先輩の眷属ってことは分かるんだよね。
さっきも言ったけど、先輩の一部だから他の子もそうだっていうのが分かるっていうか?」
うーん、やっぱりよく分かんない……。
「なんなのその『僕の一部』っていうのは。
僕の気分がわかるとか言ってたし、考えてることが伝わってるとか?」
僕の言葉を聞いたミツバくんとクロウくんが顔を見あわせる。
「そういうことは……」
「うん、無いよな」
「……その割にはいきなり仲良さそうだよね、二人共」
二人共お互いのことは僕を通じてくらいでしか知らなかったはずなのに。
「んー、仲いいわけじゃないけどね?」
「ああ、俺もこいつもイロハのもんなんだし、仲違いする必要はねーかな?って」
また分かんないこと言い出した……。
「今度は『僕のもの』とかいい出すし、なんなのさ、それ」
「ああ、ボクたち眷属は先輩の所有物で、先輩には絶対服従だから」
今度はずいぶんはっきりと分かりやすい答えが帰ってきた。
「ぜ、絶対服従?」
「ああ、言葉通り、俺らはイロハには絶対に逆らえねーんだよ」
はあっ!?
びっくりして他の子達の顔を見るとみんな一様に頷いている。
「え?なにそれ、冗談?」
「いや、ほんとほんと。
俺ら多分イロハが『死ね』って言ったらその場で死ぬと思うぞ」
「そうだねー、隣のやつを殺せって言ったら躊躇なく殺すと思う」
二人共何でもない顔をして言っているけど……なんだそれ、怖いんだけど。
「え?もう二人は僕の言いなりってこと?自分の意志はなくなってるの?」
「言いなりなのは言いなりだけど、自分の意志はあるぞ」
「うん、自分では嫌だなーって思ってても体が動いちゃう感じ?」
なんだよそれ、どっちにせよひどい状況じゃないか……。
「……あ、もしかして、さっきのみんなでのエッチも……」
僕に逆らえなくて無理矢理やらされていたんだろうか……。
「まあ、ヤれって言われればそうなるけどな。
イロハ別にそんなこと言ってねーだろ?」
「そうそう、ボクたちはみんな普通に先輩とエッチしたくてしたんだよ?」
ミツバくんの言葉を聞いた周りの子達の何人かが頬を赤く染める。
「それにほら、別に全員ってわけじゃなかったでしょ?」
…………ああ、そう言えば、サカッてる僕たちを苦笑しながら見ていた子も何人かいたな。
「え?その子達だけは正気だったってこと?」
「いやいや、だからみんな正気…………正気?ま、まあ発情はしてたけど先輩とエッチしたくてしてたんだって。
ね?みんな」
ミツバくんに話を振られて、僕とエッチをしてた子たちが恥ずかしそうにだけどしっかりとうなずく。
「え?それはそれでなんでそんなことに……」
「あれ?先輩自覚無かったの?
先輩ボクたちの間でかなり人気あったんだよ?」
えっ!?そうなのっ!?
「あれ、その顔本当に自覚無かったんだ。
かっこいいし、優しいし……エッチだし、あわよくばって思ってる子いっぱいいたんだよ?
さっき実際に体験してもらった通り」
そ、そうだったんだ……僕モテてたんだ……。
「…………チョーシのんじゃねーぞ?」
「いたっ!?う、うん、気をつける……」
ちょっと浮かれてたらクロウくんに足を軽く蹴られた。
「ま、真面目な話に戻すとして、結局眷属って一体なんなの?
僕の所有物で僕の言いなりとか言われてもどうしていいのか……」
「うーんと、先輩にとって便利でエッチなおもちゃだと思ってくれればいいと思うよ?」
いや、本当にそうとしか聞こえないから問題なんだよぉ……。
「多分だけどな……」
少しふざけた雰囲気のミツバくんと違って、クロウくんが真面目な雰囲気で話し出す。
「多分、俺たち眷属ってイロハのバッテリーみたいなもんなんだと思うんだよな」
「バッテリー?」
「そう、イロハが俺たちを助けてくれた時みたいに、イロハ自身が持っている以上のエネルギーを使う時の外部タンクと言うか……まあ、バッテリーだ」
なるほど、そう言われるとなんとなく分かる気もする。
さっきのエッチの時もそうだったけど、みんなからなにかが流れ込んできて僕の中の何かが回復している気が今もしている。
「なるほどね。
……みんなは僕になんか吸われて調子悪くなったりしないの?」
僕が元気になっている分みんなの元気がなくなってるんじゃ……そう思って、みんなの顔を見回してみるけど、みんなよく分からないと言った顔をしてはいても少なくとも調子が悪そうな様子はない。
「そういうのは別に感じないから心配はしなくていいと思うぞ」
「良かったぁ……」
「ボクたちが先輩に送り込んでるのはエッチなエネルギーだから。
別に吸われても問題ないよ」
エッチなエネルギーを吸っていると聞くと『なんだかなー』って気になるけど、まあ安心はした。
「今もなんか流れ込んできているからちょっと心配しちゃったよ。
それにしても、エッチなエネルギーならなんで今も流れてきてるんだろう?」
本当にエッチなエネルギーだけ?
実は生命力とか吸ってない?
「いや、まあ、それは……なぁ?」
「うん……そんな格好をしている先輩が悪いよね……」
そんな格好……?
…………なるほど、僕まだ全裸でみんなの精液まみれだ。
「そんな格好されてたらなぁ……」
「うん……ムラムラ来るよね……」
「い、いや、ほらさっき散々ヤッたんだしさ」
ジリジリと僕との間を詰めてくるみんなが怖い。
「ボクたちは好き放題させてもらったからまだいいけどさ」
「他のやつに操を立てて我慢しているやつのことも考えてやれよ?」
クロウくんの言葉を聞いて、乱交に参加してなかった子たちが恥ずかしそうに目を伏せる。
な、なるほど、そういう理由で参加していなかったのか。
納得すると同時に、眷属になったからって自動的に僕を好きになってしまったりするわけじゃないと分かって安心した。
「ということで、お前ら今からオカズ見せてやるから、あとは好きにしろ」
「そうそう、先輩とボクらのエッチ見てオナニーするくらいなら浮気に入らないからさ」
そんなことをいいながら、みんなが僕との間をジリジリと詰め続けてくる。
逃げるように僕も後ずさっていたら、背中が壁にぶつかった。
どうやら、僕はもうここまでらしい。
「あの…………僕、病み上がりなのでお手柔らかにお願いします」
「大丈夫だよ♡先輩♡
先輩にとってエッチは治療を兼ねてるんだから♡」
「そうそう♡
俺たちの『エネルギー』いっぱい注ぎ込んでやるからな♡」
「あ、あはは…………」
クロウくんはやんちゃな感じだけどカッコ可愛い顔をしている。
ミツバくんは殆ど美少女と見間違うばかりだ。
他の衛生兵の子たちも、みんな雰囲気は違うけど総じて整った顔をしている。
そんな子達でも……いっぺんに欲望にギラついた目で詰め寄られると怖いなんてもんじゃないことを、僕は今日始めて知った。
…………気持ちは良かったです、はい。
あと、僕たちのエッチを見ながらオナニーしてた子たちからもエネルギーがいっぱい入ってきた。
眷属がエッチなことしてればなんでもいいらしい。
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