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第3章 学園に通おう
85話 手足
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体が動かない。
手足も動かない。
いや、もう僕には手足なんて無いのかもしれない。
両手両足、1本たりとも感覚がない。
動かせるのは頭だけ。
足が無くなったのも悲しいけど、腕は特に痛いなぁ……。
もう二度と愛する恋人たちを抱きしめることも出来ない。
そう思って泣きながら目を開けて……。
噂の愛する恋人たちが僕の手足に1人ずつ全裸でつかまって寝てる光景が目に入る。
なにこれ?
あまりの光景に思考が停止してしまう。
とりあえず、手を抜こうとしてみるけど、痺れてしまっているのか感覚がまったくない。
それなら足を……と思うけど、こっちも感覚がない。
こ、これは仕方ない……。
「ミゲルー、ちょっと起きてくれないかなー?」
右手に抱きついているミゲルくんを起こそうと声をかける。
日の入り方から、まだ起きる時間には少し早いみたいだけど、まあ別に起きても問題ない時間ではありそうだ。
そう思って、普通に声をかけた。
「……ハルぅ?」
目を覚ましたミゲルくんが寝ぼけ眼をこすってこっちを見てる。
「良かった。
ミゲル、おはよう。
あの、お願いがあるんだけど……」
ボーっとしているミゲルくんに声をかけるけど……。
「ハルのエッチぃ……」
そんなよく分からないことを言って、僕にキスしてくる。
「むぐっ!?」
そして、僕の口の中を思う存分舐め回すと、また右腕に抱きついて目を閉じてしまう。
「おーい、ミゲルー?
ミゲルくーんっ!?」
ダメだ、もう完全に二度寝してる。
昨日は……まあ色々体力使ったからなぁ。
仕方ないと思って、左手に抱きついているムーサくんに声をかける。
「ムーサー、ムーサくーん。
起きてくれないかなー」
「ハルさん……そこは叩いちゃダメです……」
だけどムーサくんはムニャムニャなにか言うだけで起きる気配すら無い。
ダメか。
ならば右足のメファートくんだ。
「メファートっ!メファート起きてっ!」
今度は別の子が起きちゃってもかまわないとほとんど叫ぶような声で起こそうとしてみる。
「…………ハルさまぁ……私も愛してますぅ……」
ありがとう、僕も愛してる。
でも、そうじゃない。
なんかチュッチュって音が聞こえから足にキスをしているのかもしれない。
感覚がないのが残念だ。
だから、そうじゃない。
起きかけてそうなので何度か呼びかけてみるけど、反応はない。
メファートくんもダメか。
ならばあとはモレスくんだ。
意外性の塊、モレスくんならなんとかしてくれるはず。
「モレスっ!起きて、モレスっ!!」
「はい、どうしましたか?パパ」
パパ?
ちょっとまだ頭は寝ぼけてるみたいだけど、声はしっかりしているし起きてくれたみたいだ。
「良かった。
モレス、僕おしっこしたいんだけど、手足の感覚がなくってさ。
悪いんだけど連れて行ってくれない?」
そう、僕今おしっこしたくて仕方ない。
それで目が覚めたぐらいで、もう結構ヤバい。
「はい、パパ。
今連れていきますね」
良かった、これで恥ずかしい思いしなくて済む。
安心してモレスくんが手を貸してくれるのを待つけど……。
動いてる気配がない。
「モ、モレスくん?」
「はい、どうしましたか?パパ」
返事はしてくれる。
「モレスくん?起きてる?」
「いいえ、寝てます」
モレスくんっ!?
えっ!?これ寝言っ!?
これが寝言っ!?
そんな意外性期待してないよっ!?
とても寝言とは思えないけど、実際にモレスくんは返事はするけど一切動いてくれない。
ま、まずい、一瞬安心して気を抜いちゃったせいで尿意が……。
「誰かっ!僕大ピンチですっ!
僕の尊厳が死にそうですっ!誰か助けてええええぇぇっ!!」
全力で叫ぶけど、僕の愛する駄馬共は誰も起きてくれない。
みんな幸せそうな顔で寝てて、ちょっと嬉しい。
そうじゃない。
もう自分がなに考えているかも分からなくなってきた。
とにかく必死で叫びまくる。
誰か……誰でもいいから気づいて……。
ダム決壊の恐怖を間近に感じながら、必死で叫ぶ。
まだ名前も知らないけど、この世界の神様、お願いしますっ!僕に祝福をっ!!
祈りが通じたのか談話室に続くドアが開く。
やった、あっちにいたヴィンターさんに聞こえたようだ。
防音魔法あるから正直無理かと思ってた。
だけど、顔を出したのは、もっと耳の良い――多分――種族の子だった。
「おにいちゃん、どうしたのぉ……?」
寝ぼけ眼をこすったバナくんがドアを開けてはいって来て……。
僕たちの惨状を見て目と口をまん丸にして固まってしまう。
ごめん、こんなの見せて本当にごめん。
でも、今は兎にも角にも。
「ごめんっ!ヴィンターさんすぐに呼んできてっ!!」
――――――
「ほ、本当にごめんね、ハル。
全然起きれなくって……」
もう何度目だろう?ミゲルくんが申し訳無さそうに頭を下げている。
「いいよ、いいよ、間に合ったんだから気にしないで。
みんなももう気にしないでいいから」
苦笑しながら、謝り続けるみんなをなだめる。
その中にはヴィンターさんの姿もあった。
なんでも調理場にいたそうで、まったく気づかなかったらしい。
さすがは防音魔法、頼もしい。
今回は大変だったけど、いつもは漏れちゃいけない声やら音やらが出ることが多い寝室の音漏れを防いでくれているのだ、感謝しか無い。
ということで、ヴィンターさんはなにも悪くないし、みんながここまで寝入っちゃったのは昨日僕がみんなに無理させちゃったからだ。
ある意味自業自得で、誰も悪かった子はいない。
僕も間に合ったんだし、万事問題なしだ。
「でも……」
……というわけにはいかなかった。
シュンとしているミゲルくんが見ている方に視線を送る。
そこにはカーテンに絡まって隠れている子ウサギがいた。
カーテンの影から真っ赤になってる顔だけ出してこちらをみていたけど、僕と目が合うと隠れてしまう。
ちょっと……いや、かなり刺激の強いものを見せてしまったからなぁ……。
バナくんはあれ以来あんな感じでこっちに来てくれない。
はじめは、奴隷になった理由が理由だからトラウマを刺激しちゃったかな?と思ったけど、そういうわけではなさそうだ。
ただ恥ずかしがっているだけみたいなので、一応は安心している。
またカーテンの影から顔を出していたので、手招きしてみると、少し悩んだあとまたカーテンの影に隠れてしまった。
まあ、ちょっとずつ落ち着いてきてるみたいだから時間が解決してくれるのをまとう。
「ま、まあ、今回のことは僕が悪いんだし、もっと言えばタイミングが悪かっただけだから、本当にみんな気にしないで。
バナくんは……ゆっくり様子を見よう」
そう結論付けて、ひとまず朝食の準備を始めるのだった。
手足も動かない。
いや、もう僕には手足なんて無いのかもしれない。
両手両足、1本たりとも感覚がない。
動かせるのは頭だけ。
足が無くなったのも悲しいけど、腕は特に痛いなぁ……。
もう二度と愛する恋人たちを抱きしめることも出来ない。
そう思って泣きながら目を開けて……。
噂の愛する恋人たちが僕の手足に1人ずつ全裸でつかまって寝てる光景が目に入る。
なにこれ?
あまりの光景に思考が停止してしまう。
とりあえず、手を抜こうとしてみるけど、痺れてしまっているのか感覚がまったくない。
それなら足を……と思うけど、こっちも感覚がない。
こ、これは仕方ない……。
「ミゲルー、ちょっと起きてくれないかなー?」
右手に抱きついているミゲルくんを起こそうと声をかける。
日の入り方から、まだ起きる時間には少し早いみたいだけど、まあ別に起きても問題ない時間ではありそうだ。
そう思って、普通に声をかけた。
「……ハルぅ?」
目を覚ましたミゲルくんが寝ぼけ眼をこすってこっちを見てる。
「良かった。
ミゲル、おはよう。
あの、お願いがあるんだけど……」
ボーっとしているミゲルくんに声をかけるけど……。
「ハルのエッチぃ……」
そんなよく分からないことを言って、僕にキスしてくる。
「むぐっ!?」
そして、僕の口の中を思う存分舐め回すと、また右腕に抱きついて目を閉じてしまう。
「おーい、ミゲルー?
ミゲルくーんっ!?」
ダメだ、もう完全に二度寝してる。
昨日は……まあ色々体力使ったからなぁ。
仕方ないと思って、左手に抱きついているムーサくんに声をかける。
「ムーサー、ムーサくーん。
起きてくれないかなー」
「ハルさん……そこは叩いちゃダメです……」
だけどムーサくんはムニャムニャなにか言うだけで起きる気配すら無い。
ダメか。
ならば右足のメファートくんだ。
「メファートっ!メファート起きてっ!」
今度は別の子が起きちゃってもかまわないとほとんど叫ぶような声で起こそうとしてみる。
「…………ハルさまぁ……私も愛してますぅ……」
ありがとう、僕も愛してる。
でも、そうじゃない。
なんかチュッチュって音が聞こえから足にキスをしているのかもしれない。
感覚がないのが残念だ。
だから、そうじゃない。
起きかけてそうなので何度か呼びかけてみるけど、反応はない。
メファートくんもダメか。
ならばあとはモレスくんだ。
意外性の塊、モレスくんならなんとかしてくれるはず。
「モレスっ!起きて、モレスっ!!」
「はい、どうしましたか?パパ」
パパ?
ちょっとまだ頭は寝ぼけてるみたいだけど、声はしっかりしているし起きてくれたみたいだ。
「良かった。
モレス、僕おしっこしたいんだけど、手足の感覚がなくってさ。
悪いんだけど連れて行ってくれない?」
そう、僕今おしっこしたくて仕方ない。
それで目が覚めたぐらいで、もう結構ヤバい。
「はい、パパ。
今連れていきますね」
良かった、これで恥ずかしい思いしなくて済む。
安心してモレスくんが手を貸してくれるのを待つけど……。
動いてる気配がない。
「モ、モレスくん?」
「はい、どうしましたか?パパ」
返事はしてくれる。
「モレスくん?起きてる?」
「いいえ、寝てます」
モレスくんっ!?
えっ!?これ寝言っ!?
これが寝言っ!?
そんな意外性期待してないよっ!?
とても寝言とは思えないけど、実際にモレスくんは返事はするけど一切動いてくれない。
ま、まずい、一瞬安心して気を抜いちゃったせいで尿意が……。
「誰かっ!僕大ピンチですっ!
僕の尊厳が死にそうですっ!誰か助けてええええぇぇっ!!」
全力で叫ぶけど、僕の愛する駄馬共は誰も起きてくれない。
みんな幸せそうな顔で寝てて、ちょっと嬉しい。
そうじゃない。
もう自分がなに考えているかも分からなくなってきた。
とにかく必死で叫びまくる。
誰か……誰でもいいから気づいて……。
ダム決壊の恐怖を間近に感じながら、必死で叫ぶ。
まだ名前も知らないけど、この世界の神様、お願いしますっ!僕に祝福をっ!!
祈りが通じたのか談話室に続くドアが開く。
やった、あっちにいたヴィンターさんに聞こえたようだ。
防音魔法あるから正直無理かと思ってた。
だけど、顔を出したのは、もっと耳の良い――多分――種族の子だった。
「おにいちゃん、どうしたのぉ……?」
寝ぼけ眼をこすったバナくんがドアを開けてはいって来て……。
僕たちの惨状を見て目と口をまん丸にして固まってしまう。
ごめん、こんなの見せて本当にごめん。
でも、今は兎にも角にも。
「ごめんっ!ヴィンターさんすぐに呼んできてっ!!」
――――――
「ほ、本当にごめんね、ハル。
全然起きれなくって……」
もう何度目だろう?ミゲルくんが申し訳無さそうに頭を下げている。
「いいよ、いいよ、間に合ったんだから気にしないで。
みんなももう気にしないでいいから」
苦笑しながら、謝り続けるみんなをなだめる。
その中にはヴィンターさんの姿もあった。
なんでも調理場にいたそうで、まったく気づかなかったらしい。
さすがは防音魔法、頼もしい。
今回は大変だったけど、いつもは漏れちゃいけない声やら音やらが出ることが多い寝室の音漏れを防いでくれているのだ、感謝しか無い。
ということで、ヴィンターさんはなにも悪くないし、みんながここまで寝入っちゃったのは昨日僕がみんなに無理させちゃったからだ。
ある意味自業自得で、誰も悪かった子はいない。
僕も間に合ったんだし、万事問題なしだ。
「でも……」
……というわけにはいかなかった。
シュンとしているミゲルくんが見ている方に視線を送る。
そこにはカーテンに絡まって隠れている子ウサギがいた。
カーテンの影から真っ赤になってる顔だけ出してこちらをみていたけど、僕と目が合うと隠れてしまう。
ちょっと……いや、かなり刺激の強いものを見せてしまったからなぁ……。
バナくんはあれ以来あんな感じでこっちに来てくれない。
はじめは、奴隷になった理由が理由だからトラウマを刺激しちゃったかな?と思ったけど、そういうわけではなさそうだ。
ただ恥ずかしがっているだけみたいなので、一応は安心している。
またカーテンの影から顔を出していたので、手招きしてみると、少し悩んだあとまたカーテンの影に隠れてしまった。
まあ、ちょっとずつ落ち着いてきてるみたいだから時間が解決してくれるのをまとう。
「ま、まあ、今回のことは僕が悪いんだし、もっと言えばタイミングが悪かっただけだから、本当にみんな気にしないで。
バナくんは……ゆっくり様子を見よう」
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