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第3章 学園に通おう

84話EXTRA ムーサ

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「という感じになります」

 なんとか平静なふりをして3人と向き合って座る。

 まだ頭が蕩けてるミゲルくんは3人の手によってベッドの端の方に捨てられてた。

 今はすごい嬉しそうに体にかかった僕とミゲルくんの精液を混ぜ合わせてる。

 うん、エロい。

「主さま……」

「は、はいっ!」

 ミゲルくんに見とれてたらムーサくんに呼びかけられた。

 ごっ、ごめん、集中するね。

「主さま……いえ、ハルさん。つっ、次はオレの番です」

 ムーサくんは真っ赤になってガチガチに固くなった顔で僕のことをもはや睨むように見てる。

 出会った頃なら、『ミゲルくんに見とれてて怒らしちゃったかな?』とか不安になったけど、今はただ緊張しているだけだって分かる。

 ムーサくん、甘えるのは好きだけど、エッチなことは得意じゃないからなぁ。

 エッチなことが嫌いってわけでは全然ないみたいだけど、恥ずかしくて仕方ないみたいだ。

 ミゲルくんは『抵抗のない順』って言ってたけど、こんなガチガチに緊張してるムーサくんが2番手って……。

 そう思ってメファートくんとモレスくんを見ると……。

 モレスくんはいつもどおりいまいちなに考えてるか分からないけど、メファートくんはもう半泣きだった。

 なるほど、これは2番手はムーサくんだわ。

 そんなことを考えている間に、ムーサくんは自分で寝巻きと下着を脱ぎ捨ててこちらに寄ってくる。

 4人の中で一番体格が良いムーサくんは筋肉質な身体をしていて、腹筋なんてバキバキに割れてる。

 一度力入れてる時に腹筋触らせてもらったけど、鉄かなんかかと思った。

 仕事中と違ってちょっとボサボサ気味の髪の毛とフサフサした尻尾の赤色が、なんか筋肉に映えてかっこよさが増してる。

「あ、あの、よろしくお願いしますっ!」

 僕の目の前まで来たムーサくんが、緊張した声で言って頭を下げる。

「こ、こちらこそお願いします」

 僕は僕で、ムーサくんの彫刻みたいに引き締まった身体や、僕を狙うように勃ち上がってるペニスが目の前にあって、ちょっと緊張する。

 2人で頭を下げあった後、少しかがんで顔を上げて目を閉じているムーサくんを抱き寄せてキスをする。

 本当はムーサくんは見上げるほどではないとはいえ僕より大きいんだけど、どうやらその事を気にしているみたいだ。

 今も小さく見せようとしているのが可愛い。

 抱きしめながらベロを絡めあっていると、だんだん気持ち良くなってきてしまう。

 ムーサくんはエッチは得意じゃないけど、キスは大好きで大得意だ。

 油断しているとすぐに僕を気持ちよくしてくるので、全力でお相手する。

「んんっ……ハルさぁん……ちゅうっ……んちゅっ……」

「ふふ、ムーサ、かわい」

 普段はもう可愛いって言うより美形っていう顔つきになってるムーサくんだけど、キスで蕩けているときは年齢相応の可愛い顔になる。

 身体から力の抜けてきたムーサくんを優しくベッドに寝かせて、抱きしめながらまた唇を重ねる。

 ベロを絡めながらムーサくんが力いっぱい僕を抱きしめてくる。

「はぁ……」

 あまりに力いっぱい抱きしめてくるので、僕の胸から空気が追い出されてちょっと苦しい。

 だけどそれ以上に、ムーサくんのゴリゴリした身体が押し付けられて気持ちいい。

 ……亀頭の大きなムーサくんのペニスも僕のペニスを押しつぶしように押し付けられてきて、気持ちいい。

 ずっとこうしていたい気もするけど、そういうわけにもいかない。

 夢中で貪り合っていた唇を離して、ムーサくんの蕩けた瞳を見つめる。

「ムーサくん、そろそろしよっか」

 ムーサくんは恥ずかしそうにしながらこくんと頷くと、体を起こして四つん這いになる。

「あ、あの、ハルさん、オレは……その……慣れてないんでこっちでお願いします」

「うん、分かったよ。
 優しくするからね」

 そう言って、もう一度ムーサくんとキスしてからお尻の方に回る。

 ムーサくんのお尻は身体と一緒で引き締まっていて、アナルも、なんていうか硬そうだった。

「じゃ、少しほぐすからね。
 痛いときは遠慮しないで言うんだよ?」

「は、はい」

 ムーサくんが頷くのを確認してから、とりあえずアナルに口づけして挨拶。

 ……ユニさんやミゲルくんと比べて本当に硬い。

 多分本来の用途以外で触ったことなんて1度も無いんだと思う。

 ユニさん特製の薬をつけてよーく撫で回す。

「指入れるからね?
 痛かったら、本当に言うんだよ?」

 耳まで真っ赤にしたムーサくんがこちらを向かずに頷くのを見た後、ゆっくりと、本当にゆっくりと人差し指をキュッと締まってしまっているアナルに差し込んでいく。

「うあぁぁ……」

 指が入っていくのにあわせて、ムーサくんが低いうめき声を上げてる。

「痛い?」

 僕の言葉に、ブンブンと首を振って伝えてくれる。

 痛くはないというのを信じて、指を根本まで入れる。

「ぐうぅ……うああぁ……」

「指全部入ったよ?
 大丈夫?」

「は、はい……痛くはないです……」

 そうは言ってくれるけど、痛くない代わりに気持ちよくもなさそう、というか辛そうだ。

 痛みというより異物感がすごいんだと思う。

「無理そうだったら、素直に言うんだよ?」
 
 しばらく指を動かさずに感触に慣れさせてから、ゆっくり、ゆっくりとアナルを広げていく。
 
「ゔぁ……ぐゔうううぅ……あ゛あ゛っ……」

 ムーサくんはうめき声を上げ続けてるけど、無理だとは言わない。

 一応、痛いという感じではなさそうなのでそのままアナルをほぐし続ける。

 ……。

 しばらくほぐし続けて一応2本入るようにはなったけどこれ以上は無理っぽい。

 こうなったら無理矢理やるか、日を改めてゆっくりとほぐしていくか……。

 考え込んでいると、ムーサくんが肩越しに僕を見て口を開く。

「あ、あの、オレ、痛くても耐えますからして欲しいです」

 恥ずかしそうな顔で必死にそういうムーサくん。

「気持ちは分かるけど……」

 今日はやめといたほうが……そう続けようとした言葉を飲み込む。

 それくらい真剣な目でムーサくんは僕を見つめてた。

「……痛いと思うよ?」

 ユニさん特製の薬を信じたいけど、流石に限界もあると思う。

「オレ、痛いの嫌いじゃないんで大丈夫です」

 本気か場を和ませるためかそんなことまで言ってる。

 ……これは仕方ないな。

 ムーサくんの覚悟を受け取ろう。

 何より僕自身そんなかわいいムーサくんが欲しくて仕方ない。

 固く張り詰めたペニスを握りしめてムーサくんのアナルに頭を押し付ける。

 アナルはペニスを拒むように硬い。

「……ムーサ、本当に良いんだね?」

 これが最後の確認だ。

「はい、お願いします。
 オレの処女、大好きなハルさんにもらってほしいです」

「ありがとう。
 僕も大好きなムーサの処女ほしいから、入れるね」

 1度深呼吸して、僕も覚悟を決めて……ムーサくんの身体を僕の肉で刺し貫いていく。

「ぐあっ……おゔゔゔっ……あぐうっ…………」

 ムーサくんの口から大きなうめき声が漏れる。

 その痛そうな声に怯みかけるけど、意を決して無理やり貫いていく。

「っっっっっ!……んんっっっっっっっ!!」

 少しでも声を押し殺すためか、ムーサくんは枕を咥えてくぐもった声をだしている。

 いっその事一気に貫いてあげたいけど、ムーサくんのアナルはあまりに固くてゆっくりとしか進めない。

 ……そして、ムーサくんには申し訳ないけど、力いっぱいペニスを握られているみたいで、気持ちいい。

 アナルの入り口だけは締め付けが痛いくらいだけど、中の方は柔らかい肉がきつく絡んできて……僕だけすごい気持ちいい。

「ぐっっっっっっっ!ううぅぅぅぅぅっっっっ!」

 僕はムーサくんのアナルの硬さを楽しんでしまっているのに、ムーサくんは辛そうに枕を咥えてうめき声を上げている。
 
 それが申し訳なくって、少しでも気が紛れればとムーサくんのペニスに手を伸ばした。

 ……すごい固くなってた。

 指でお尻をほぐしてたときは、痛みと不快感で縮こまってたムーサくんのペニスが今は固く張り詰めている。

 ……えーと?

 戸惑いながらも握ると、今にも射精しそうな感じでビクビクしてる。

 今まで気づかなかったけど、ムーサくんのペニスの下のシーツにカウパーの水たまりすら出来ている。

 これは……。

 『まさか』と思いながら、ちょっと乱暴にペニスを付き入れてみた。

「ぅゔぉっ♡♡」

 握ってるムーサくんのペニスが気持ちよさそうに跳ねた。

 そのまま何度か乱暴に腰を進めてみる。

「ゔっっっ♡あぐっっっっ♡♡あ゛ゔっっっっ♡♡」

 枕を咥えながらうめき声を……気持ちよさそうな喘ぎ声を噛み殺しているムーサくんを見ながら最後の一突きを突き入れる。

 硬くキツい肉をかき分けて、根本まで入った僕のペニスがムーサくんの内蔵を押し上げたところで……。

「あ゛ゔゔゔうううぅっっ♡♡♡」

 のけぞったムーサくんは大きな喘ぎ声を上げてペニスをビクンビクン震わせて射精した。

 なるほど。

 本当に『痛いの嫌いじゃない』みたいだ。

 自覚あったのか、たまたま嘘が誠になったのかはわからないけど。

 気持ちよさそうに射精しているムーサくんのペニスに手を回して最後まで出し切れるようにしごきあげる。

 僕の手の中で激しく脈動し続けていたペニスも、だんだん大人しくなってくる。

 ムーサくんは最後の一滴まで精液を出し切ると、崩れ落ちて肩で体を支えながら荒い息をついた。

「ムーサ、気持ちよかった?」

「は、はい……すごい気持ち良かったです……」

 夢見心地というような感じでぼんやりと答えるムーサくん。

 うんうん、それは良かった。

「それじゃ、今度は僕の番ね?」

 ごめん、ムーサくんの予想外のエロい姿と、射精してからさらにギュッギュッと握るようにきつく僕のペニスを絞り上げるアナルで……僕そろそろ限界です。

 腰を少し引いたあと、力いっぱい打ち付ける。

「ぐあ゛っ!?あ゛ゔゔうっ♡ゔあ゛っ♡あ゛あ゛つ♡♡」

 きつく僕を拒む肉襞をかき分けて無理矢理犯す気持ちよさと、ムーサくんのエロい声が合わさって腰が止まらない。

 腰を打ち付けながら、ムーサくんに覆いかぶさると固く尖ってた乳首を力いっぱいひねり上げる。

「んあ゛あ゛あ゛っ♡♡」

 途端にムーサくんは大きな喘ぎ声を上げてアナルを力いっぱい締め上げる。

 きつくなりすぎて動くのも辛いアナルを無理矢理前後する。

「ゔあ゛っ♡いぐっ♡またイッちゃいますっ♡♡いぐっ♡い゛ぐい゛ぐっ♡♡」
 
 限界を訴えるムーサくんの肩のあたりに歯を立てて噛みつく。
 
「んあ゛あ゛あ゛あ゛っ♡♡♡」

 その瞬間ムーサくんのペニスが弾けて再び大量の精液をシーツに撒き散らした。

 アナルのキツい締め付けにいい加減限界だった僕も、慌ててペニスを引き抜いて後ろからまだ射精を続けているムーサくんのペニスにこすりつける。

「イクよっ♡ムーサくん♡ムーサくん♡♡♡」

 ムーサくんのペニスが震える感触を楽しみながら僕も耐えていた精液を解き放つ。

 僕とムーサくんの精液が混じり合ってシーツの上に溜まっていく。

 もう力の入らなくなったムーサくんが、2人の精液まみれのシーツの上に倒れ伏した。

 僕もそのムーサくんの上に倒れ込む。

 申し訳ないけど、重たくないようにとか気遣う余裕が無いほど気持ちよかった。

「ハルさん……すごく気持ちよかったです……」

「うん、僕も気持ちよかった……」

 首を巡らせたムーサくんと肩越しにキスをする。

 ベロを絡め合ううちにだんだん気持ちよくなっちゃって……。

 硬いままのペニスをムーサくんのお尻にこすりつけだしたところで……。

 メファートくんとモレスくんの咳払いで我に返った。
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