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第3章 学園に通おう
69話 寮
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まだまだ長いとはいえない異世界生活だけど、その殆どの時間にイヴァンさんがいた。
多分ユニさんについで一緒にいる時間が長かったのがイヴァンさんだろう。
屋敷に来た初日から何かとお世話になりっきりだ。
そのイヴァンさんがいないとか……僕はやっていけるのだろうか?
「ハルハル、そんな顔しないでください」
絶望が顔に出ていたようだ、ユニさんが苦笑いしてる。
「ご、ごめん、何かとイヴァンさんに頼りっきりだったから、イヴァンさんいなくてやっていけるのか心配になっちゃって……」
「まあ、気持ちは私もわかります。
とは言え、イヴァンまで寮に来てしまうと、当家の運営に支障が出てしまいますから」
あー、そりゃそうか。
僕みたいな名ばかり貴族と違って、ユニさんちは領地もあれば家臣もいっぱいいる本当の大貴族様だ。
イヴァンさんほど有能な家臣さんがその運営から抜けてしまうのは、本当に大きな痛手となってしまうんだろう。
前に、イヴァンさんが付きっきりで僕の世話を焼いていてくれたときにも、滞りが出てしまっていたくらいらしいから屋敷から居なくなるなんて事態になったら一大事だ。
「ということで、イヴァンは寮には連れていけません。
とは言え遠く離れるわけじゃありませんから、寮に来てもらうこともあれば逆に屋敷に会いに行くことも出来ますからそう心配はしなくていいですよ」
ユニさんはそう言って、不安になっている僕を慰めてくれるけど……って、なんか視線が僕だけじゃないな。
ユニさんの視線を追ってみたら、ユニさんとイヴァンさん以外のこの部屋にいる全員が不安そうな顔してた。
そうだよねぇ、イヴァンさん抜けるのは不安だよね。
よく分かる。
「ちょっと僕たちイヴァンさんに頼り過ぎだったからね。
いい機会だから、サクラハラ家のみんなはイヴァンさんが居なくっても大丈夫だって証明しよう。
大丈夫、僕たちみんなで力を合わせればなんだって出来るよ」
こういうときは主の僕がしっかりしないと。
たしかに不安は不安だけど、みんながいればなんとかなるって本気で思うし。
そもそも、イヴァンさんほどとは言わなくてもみんな優秀な子たちだし、力を合わせればなんとでもなるさ。
……1番の問題は僕だろうな。
頑張ろう。
「あ、ハルがその気で居てくれてよかったです。
お願いしたいことがあったのですが、これなら大丈夫そうですね」
ええっと、ユニさんがなんか不穏なこと言ってる。
「な、なにかな?お願いしたいことって」
「寮の運営、ハルに……サクラハラ家にお願いしたいと思うんですが、いかがでしょう?」
え?
ムリムリムリムリ。
いきなり寮の運営なんて言われても無理だってば。
口に出そうになる言葉を無理矢理飲み込む。
ちょっと、目をつぶって頭を落ち着かせてから、ミゲルくん達を見る。
「どうだろう?ミゲル、ムーサ、メファート、モレス、出来そう?」
ユニさんは『ハル』じゃなくって『サクラハラ家』で出来ないかって聞いたんだ。
それならまずすべき事は、うちの愛すべき家臣たちへの相談だ。
ミゲルくんたちは4人で少し小声で話をしたあと、ミゲルくんが代表して口を開く。
「まず主さまに確認させていただきたいのですが、寮の規模と寮生の人数を教えていただきたいです」
そこら辺の細かいことはユニさんかイヴァンさんでないと分からないことだろうけど、僕に聞いてきたのはあくまで僕の家臣としての態度ということなんだと思う。
そうなると、家臣のために他の貴族と交渉するのが僕の仕事ってことだな。
「ユニさん、屋敷の規模と寮生の人数を教えてほしいんだけど」
まどろっこしい気はするけど、予行練習のようなものだと思おう。
もしかしたら、ミゲルくんたちは僕にちゃんと主としての自覚を持つようにいいたいのかもしれない。
頑張ろう。
「屋敷の規模としては、4人部屋が10部屋と、食堂他の生活設備になりますね」
「え?4人部屋なの?
貴族様とかが入ってるって言うから個室かと思ってた」
あまりに予想外で話の途中に割り込んでしまった。
「共同生活によって協調性や社交性を身につけるのも寮生活の目的ですから。
とは言え、4人部屋というのは寮が古く小さい建築様式の時代のもののせいなので、今はせいぜい2人部屋で部屋自体も広くなってますね」
「なるほど。
あ、話遮ってごめん」
ミゲルくんたちは全然驚いてないみたいだし、相部屋については常識だったのかな?
「いえいえ。
ですので、家具の入れ替え等で2人部屋とかにするのはかまいませんよ。
1人部屋にしてもいいですけど、個室の寮というのは珍しいので目立つことになりますね」
変に目立ちたくはないからなぁ、そこら辺は周りに合わせよう。
「で、寮生ですが、決まっているのは5人ですね。
あとは、もしかしたら入るかもしれない人がもう1人」
「え?ユニさん寮に入るか未確定なの?」
僕、ミゲルくん、ムーサくん、メファートくん、モレスくんの5人は確定なのであと1人と言ったらユニさんだ。
やっぱり、仕事の都合があるから難しいのかな?
「いえ、私は寮には入りません」
なんですと。
「と言うか、入れないんですよ。
モノケロス家嫡子としては新しく建てたモノケロス寮に入らざるを得ませんから」
ああ、なるほど、それなら仕方ないな。
たしかに、ユニさんちが建てた寮にユニさんが居ないとかそんな訳にはいかないだろう。
そっかー、生活別になっちゃうのかぁ……。
少し……いや、すごく寂しい。
「そんな顔しないでください。
あくまで籍は新しい寮に入れておかなければいけないと言うだけで、学園にいるときはハルの寮に遊びに行きますから」
む、顔に出ていたか、気をつけよう。
でも、話を聞いてちょっと安心した。
「ということで、正確には確定5、未確定1、客1って感じですね」
「えーっと、その未確定って?」
「現状本当に未確定なので入るかもしれない人がいるとだけ考えておいてください。
初対面の人を想定してもらって大丈夫です」
言葉を濁すユニさん。
話しぶりからして屋敷の人ではないみたいだけど……。
まあ、教えていい時になったら教えてくれるだろう。
「ということらしいけど、どうだろう?」
「はい、主さま。
率直に申しまして、難しいかと思います。
使用人の数が足りません。
たとえ最大7人とは言えヴィンター1人で対処するには無理があります。
我々が手を貸すということも、我々自身の授業や仕事、なにより外部の者の目があることを考えればほぼ不可能です」
ミゲルくんの言葉に他の3人も頷いている。
なるほど、これが僕の家臣たちの総意なのか。
すごいな、僕より年下なのに。
出来ない理由はあくまで人数不足のみだ。
それさえなんとかなれば出来ると言い切ったのだ。
多分ユニさんについで一緒にいる時間が長かったのがイヴァンさんだろう。
屋敷に来た初日から何かとお世話になりっきりだ。
そのイヴァンさんがいないとか……僕はやっていけるのだろうか?
「ハルハル、そんな顔しないでください」
絶望が顔に出ていたようだ、ユニさんが苦笑いしてる。
「ご、ごめん、何かとイヴァンさんに頼りっきりだったから、イヴァンさんいなくてやっていけるのか心配になっちゃって……」
「まあ、気持ちは私もわかります。
とは言え、イヴァンまで寮に来てしまうと、当家の運営に支障が出てしまいますから」
あー、そりゃそうか。
僕みたいな名ばかり貴族と違って、ユニさんちは領地もあれば家臣もいっぱいいる本当の大貴族様だ。
イヴァンさんほど有能な家臣さんがその運営から抜けてしまうのは、本当に大きな痛手となってしまうんだろう。
前に、イヴァンさんが付きっきりで僕の世話を焼いていてくれたときにも、滞りが出てしまっていたくらいらしいから屋敷から居なくなるなんて事態になったら一大事だ。
「ということで、イヴァンは寮には連れていけません。
とは言え遠く離れるわけじゃありませんから、寮に来てもらうこともあれば逆に屋敷に会いに行くことも出来ますからそう心配はしなくていいですよ」
ユニさんはそう言って、不安になっている僕を慰めてくれるけど……って、なんか視線が僕だけじゃないな。
ユニさんの視線を追ってみたら、ユニさんとイヴァンさん以外のこの部屋にいる全員が不安そうな顔してた。
そうだよねぇ、イヴァンさん抜けるのは不安だよね。
よく分かる。
「ちょっと僕たちイヴァンさんに頼り過ぎだったからね。
いい機会だから、サクラハラ家のみんなはイヴァンさんが居なくっても大丈夫だって証明しよう。
大丈夫、僕たちみんなで力を合わせればなんだって出来るよ」
こういうときは主の僕がしっかりしないと。
たしかに不安は不安だけど、みんながいればなんとかなるって本気で思うし。
そもそも、イヴァンさんほどとは言わなくてもみんな優秀な子たちだし、力を合わせればなんとでもなるさ。
……1番の問題は僕だろうな。
頑張ろう。
「あ、ハルがその気で居てくれてよかったです。
お願いしたいことがあったのですが、これなら大丈夫そうですね」
ええっと、ユニさんがなんか不穏なこと言ってる。
「な、なにかな?お願いしたいことって」
「寮の運営、ハルに……サクラハラ家にお願いしたいと思うんですが、いかがでしょう?」
え?
ムリムリムリムリ。
いきなり寮の運営なんて言われても無理だってば。
口に出そうになる言葉を無理矢理飲み込む。
ちょっと、目をつぶって頭を落ち着かせてから、ミゲルくん達を見る。
「どうだろう?ミゲル、ムーサ、メファート、モレス、出来そう?」
ユニさんは『ハル』じゃなくって『サクラハラ家』で出来ないかって聞いたんだ。
それならまずすべき事は、うちの愛すべき家臣たちへの相談だ。
ミゲルくんたちは4人で少し小声で話をしたあと、ミゲルくんが代表して口を開く。
「まず主さまに確認させていただきたいのですが、寮の規模と寮生の人数を教えていただきたいです」
そこら辺の細かいことはユニさんかイヴァンさんでないと分からないことだろうけど、僕に聞いてきたのはあくまで僕の家臣としての態度ということなんだと思う。
そうなると、家臣のために他の貴族と交渉するのが僕の仕事ってことだな。
「ユニさん、屋敷の規模と寮生の人数を教えてほしいんだけど」
まどろっこしい気はするけど、予行練習のようなものだと思おう。
もしかしたら、ミゲルくんたちは僕にちゃんと主としての自覚を持つようにいいたいのかもしれない。
頑張ろう。
「屋敷の規模としては、4人部屋が10部屋と、食堂他の生活設備になりますね」
「え?4人部屋なの?
貴族様とかが入ってるって言うから個室かと思ってた」
あまりに予想外で話の途中に割り込んでしまった。
「共同生活によって協調性や社交性を身につけるのも寮生活の目的ですから。
とは言え、4人部屋というのは寮が古く小さい建築様式の時代のもののせいなので、今はせいぜい2人部屋で部屋自体も広くなってますね」
「なるほど。
あ、話遮ってごめん」
ミゲルくんたちは全然驚いてないみたいだし、相部屋については常識だったのかな?
「いえいえ。
ですので、家具の入れ替え等で2人部屋とかにするのはかまいませんよ。
1人部屋にしてもいいですけど、個室の寮というのは珍しいので目立つことになりますね」
変に目立ちたくはないからなぁ、そこら辺は周りに合わせよう。
「で、寮生ですが、決まっているのは5人ですね。
あとは、もしかしたら入るかもしれない人がもう1人」
「え?ユニさん寮に入るか未確定なの?」
僕、ミゲルくん、ムーサくん、メファートくん、モレスくんの5人は確定なのであと1人と言ったらユニさんだ。
やっぱり、仕事の都合があるから難しいのかな?
「いえ、私は寮には入りません」
なんですと。
「と言うか、入れないんですよ。
モノケロス家嫡子としては新しく建てたモノケロス寮に入らざるを得ませんから」
ああ、なるほど、それなら仕方ないな。
たしかに、ユニさんちが建てた寮にユニさんが居ないとかそんな訳にはいかないだろう。
そっかー、生活別になっちゃうのかぁ……。
少し……いや、すごく寂しい。
「そんな顔しないでください。
あくまで籍は新しい寮に入れておかなければいけないと言うだけで、学園にいるときはハルの寮に遊びに行きますから」
む、顔に出ていたか、気をつけよう。
でも、話を聞いてちょっと安心した。
「ということで、正確には確定5、未確定1、客1って感じですね」
「えーっと、その未確定って?」
「現状本当に未確定なので入るかもしれない人がいるとだけ考えておいてください。
初対面の人を想定してもらって大丈夫です」
言葉を濁すユニさん。
話しぶりからして屋敷の人ではないみたいだけど……。
まあ、教えていい時になったら教えてくれるだろう。
「ということらしいけど、どうだろう?」
「はい、主さま。
率直に申しまして、難しいかと思います。
使用人の数が足りません。
たとえ最大7人とは言えヴィンター1人で対処するには無理があります。
我々が手を貸すということも、我々自身の授業や仕事、なにより外部の者の目があることを考えればほぼ不可能です」
ミゲルくんの言葉に他の3人も頷いている。
なるほど、これが僕の家臣たちの総意なのか。
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出来ない理由はあくまで人数不足のみだ。
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