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第3章 学園に通おう
68話 学園
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「ということで、ミゲル、ムーサ、メファート、モレスの4人も学園に通うことが決まりました」
ミゲルくんだけの話じゃないと気づいて、残りの3人も参戦してたけど結局みんなしてユニさんに言いくるめられたみたいだ。
みんな、なんでこんな事になったのかわからないって顔しているけど、これでミゲルくんたちとは一緒に学園に通える。
「まあ、4人共家臣としての仕事もありますから、ハルのように毎日授業に出るというわけにはいきませんけどね」
あー、そうか、今でも結構忙しそうにしてるからなぁ。
まあ、お仕事があるのは仕方ない。
それでも、ミゲルくんたちと一緒に学校に通えるのは嬉しくて仕方ない。
あとは、ヴィンターさんとツヴァイくんたちだけど……。
この様子だと、ユニさんに考えがあるんだと思う。
「あとはヴィンターとツヴァイたちですが、寮で働いてもらえないかと思っています」
ほらね。
それにしても寮で働くってどういうことだろう?
転職?
ヴィンターさんもツヴァイくんたちも不思議そうな顔をしている。
「そもそも寮についてですが、ミゲルの話通り学園には寮があって基本的にはすべての生徒が寮に入ることになっています。
ただ、実際に寮に入っているのは生徒の半数くらいになります。
残り半分は仕事を持っている人や、そういうことにしている人たちですね」
半分は寮生活じゃない人がいるのか。
ユニさんの話にもあった仕事を持っている人はともかく、『そういうことにしている』人って……要するに、寮に入りたくない人なのかな?
「そんなに寮に入っていない人が居るんですか?
聞いていた話だと全員が入っているんだとばかり……」
ミゲルくんもそこら辺の事情はよく知らなかったみたいだ。
「そうですね、様々な事情でそんな感じです。
ただ、貴族を始め上流階級の者にとっては学園時代にどの寮に所属したかがひとつのステータスになりますから、ほぼ全員が寮生になっていますね。
私もそうですが、仕事を持っているものでも一応寮に籍だけはあります」
「ステータス?」
学園の生徒であることがステータスっていうのなら分かるけど、寮に所属するのがステータスってどういうことだろう?
「寮は王家を始め、様々な貴族によって運営されているのでどの寮に所属したかで、どの家とつながりがあるかが分かるようになるんですよ。
例えば、王家の寮に入っている人のほうが1伯爵の運営する寮に入っている人より後々の出世は早くなりますね。
そこら辺、結構露骨に違いが出ますよ」
なるほど、派閥みたいなものだろうか?
まあ、たしかに王家の寮ってなればそうそうたる面々が入寮しているんだろうし、ステータス云々を置いといてもそういう人たちと交流が持てるのは社会に出たあとは大きいよなぁ。
当然仲の良い貴族さんとか、仲の悪い貴族さんとかも居るだろうからどこの寮に入るかはなかなか大変そうだ。
「もちろんうちも侯爵家として寮を運営しています。
そして、ついこの間、老朽化が進んでいるということで新しく寮を建てたばかりなので、古いほうがまだ取り壊されずに残っているんですよね」
そこまで言ってユニさんは1度ヴィンターさんとツヴァイくんたちを見回す。
「ということで、本題に戻りますが、ヴィンターとツヴァイたち、その寮で使用人として働きません?
老朽化と言っても建築様式が古くって手狭ということだけが問題で、強度とかには問題がありませんから少し手を入れればまだまだ現役で使えます。
ということで、ハル、ミゲルたちもみんなその寮に入寮してもらうつもりです」
なるほど、奴隷であるヴィンターさんと奴隷な上にドラゴニュートなツヴァイくんたちは学園に入学するのは無理だから、使用人として来てもらうのか。
それならほとんどこのお屋敷がそのまま学園内に移るだけみたいなものだから僕たちとしてはなんの問題もない。
「だけど、ヴィンターさんもツヴァイくんたちも奴隷だけど、そこは大丈夫なの?」
入学できないのと同じように、そもそも学園内で働くことは可能なんだろうか?
この国の法律で奴隷の人たちが奴隷印を隠すことは禁止されているから、一目見ればみんなが奴隷だってことは誰にでも分かる。
それこそユニさんちみたいな大貴族の家では奴隷を使用人にすることは出来ないらしいから、貴族や富裕層が集まる学園でも奴隷の使用人とか難しいんじゃないだろうか?
「それなんですが、実は学園内には結構奴隷の方いるんですよね」
え?そうなの?
ミゲルくんたちも少し驚いた顔をしている。
「まず、寮には運営するためのスタッフとして多くの使用人がいます。
それに、寮によっては個人的な使用人の帯同が認められていたり、義務付けられたりしている寮があったり、そうでなくても勝手に帯同させたりなんかで、結構な数の使用人が居るんです」
まあ、貴族様やらお金持ちやらがいっぱいいるからなぁ。
寮なんて要するに貴族様のお屋敷ってことだろうし。
「そして、貴族にとって学園に通うのはほぼ義務な上、ある程度の規模の貴族が寮を持つのもほとんど義務といえます。
結果、それほど経済状況の良くない家の使用人として奴隷は結構ありふれた存在なんですよね」
なるほど、そういうことならヴィンターさんは問題ないか。
「あとはドラゴニュートのツヴァイくんたちだけど、こっちは?」
「こればっかりは、珍しがられるとは思います。
学園には国中から様々な種族の者が入学していますが、流石に亜人の人はいなかったので……。
使用人としても見たことはないですね」
苦笑いを浮かべるユニさん。
まあ、そうだよねぇ。
基本的には言葉も通じないくらい交流がないみたいだし。
「とは言え、だからといって彼らを屋敷に残すつもりもないですよね?
これからも彼らに護衛でいてもらうつもりならここで慣れておくというのもひとつの考えだとは思いますよ」
たしかに、ツヴァイくんたちが珍しい種族なのは変わりようがないんだし、だからといって屋敷の中に閉じ込めておくなんてしたくない。
結局のところ僕が主としてしっかりしていればいいだけの話か。
「ツヴァイ、ドライ、フィーア、ゼクス、ノイン、僕は君たちとずっと一緒にいたいと思う。
一緒に街とかも歩きたい。
着いてきてくれないかな?」
ツヴァイくんたち兄弟は顔を見合わせてみんなで頷く。
「ワレラはお館サマのいるところでしたら、どこにでもお供いたします」
兄弟を代表してそう言ってくれるツヴァイくんに頷き返す。
みんながそう言ってくれるなら、安心して側にいられるように僕も頑張ろう。
「具体的にはヴィンターには使用人として、ツヴァイたちには寮の警備及び搬入なんかの力仕事をお願いしたいと思っています。
まあ、この屋敷での仕事とたいして変わりませんね」
それならみんなももう慣れたものだから心配ないと思う。
ヴィンターさんもツヴァイくんたちも問題ないというように頷いている。
「では、ハルはこれから学園に通うということでよろしいでしょうか?」
みんなを見回して改めて言うユニさん。
最終的にユニさんの提案に全て持っていかれちゃったけど、結局のところ学園はその後への道の通過点でしかないし他の提案をしたみんなも文句はないみたいだ。
僕としてもこの世界の事をもっとよく知って馴染むという1番の目的は果たせるし、今後自立していく助けにもなってくれるので文句はない。
みんな、それぞれの感情を込めてユニさんに頷き返す。
それを見たユニさんはニッコリと笑いながら頷くと口を開いた。
「それではその方向で話を進めさせてもらいますね。
今後についての細かい話は、後でそれぞれにお話させていただきますが、入学については1か月後程度を想定しています」
1か月後か、意外と時間無いな。
僕なんかは荷物らしい荷物もないし、仕事もないけど、ミゲルくんたちとかは1か月後で大丈夫なのか聞こうと口を開きかけたところで、ユニさんがさらなる爆弾を放り込んできた。
「ああ、それと、寮にはイヴァンはついてきませんのでそのつもりでいてください」
「えっ!?」
今度は思わず声が出た。
だ、大丈夫なの、それ?
ミゲルくんだけの話じゃないと気づいて、残りの3人も参戦してたけど結局みんなしてユニさんに言いくるめられたみたいだ。
みんな、なんでこんな事になったのかわからないって顔しているけど、これでミゲルくんたちとは一緒に学園に通える。
「まあ、4人共家臣としての仕事もありますから、ハルのように毎日授業に出るというわけにはいきませんけどね」
あー、そうか、今でも結構忙しそうにしてるからなぁ。
まあ、お仕事があるのは仕方ない。
それでも、ミゲルくんたちと一緒に学校に通えるのは嬉しくて仕方ない。
あとは、ヴィンターさんとツヴァイくんたちだけど……。
この様子だと、ユニさんに考えがあるんだと思う。
「あとはヴィンターとツヴァイたちですが、寮で働いてもらえないかと思っています」
ほらね。
それにしても寮で働くってどういうことだろう?
転職?
ヴィンターさんもツヴァイくんたちも不思議そうな顔をしている。
「そもそも寮についてですが、ミゲルの話通り学園には寮があって基本的にはすべての生徒が寮に入ることになっています。
ただ、実際に寮に入っているのは生徒の半数くらいになります。
残り半分は仕事を持っている人や、そういうことにしている人たちですね」
半分は寮生活じゃない人がいるのか。
ユニさんの話にもあった仕事を持っている人はともかく、『そういうことにしている』人って……要するに、寮に入りたくない人なのかな?
「そんなに寮に入っていない人が居るんですか?
聞いていた話だと全員が入っているんだとばかり……」
ミゲルくんもそこら辺の事情はよく知らなかったみたいだ。
「そうですね、様々な事情でそんな感じです。
ただ、貴族を始め上流階級の者にとっては学園時代にどの寮に所属したかがひとつのステータスになりますから、ほぼ全員が寮生になっていますね。
私もそうですが、仕事を持っているものでも一応寮に籍だけはあります」
「ステータス?」
学園の生徒であることがステータスっていうのなら分かるけど、寮に所属するのがステータスってどういうことだろう?
「寮は王家を始め、様々な貴族によって運営されているのでどの寮に所属したかで、どの家とつながりがあるかが分かるようになるんですよ。
例えば、王家の寮に入っている人のほうが1伯爵の運営する寮に入っている人より後々の出世は早くなりますね。
そこら辺、結構露骨に違いが出ますよ」
なるほど、派閥みたいなものだろうか?
まあ、たしかに王家の寮ってなればそうそうたる面々が入寮しているんだろうし、ステータス云々を置いといてもそういう人たちと交流が持てるのは社会に出たあとは大きいよなぁ。
当然仲の良い貴族さんとか、仲の悪い貴族さんとかも居るだろうからどこの寮に入るかはなかなか大変そうだ。
「もちろんうちも侯爵家として寮を運営しています。
そして、ついこの間、老朽化が進んでいるということで新しく寮を建てたばかりなので、古いほうがまだ取り壊されずに残っているんですよね」
そこまで言ってユニさんは1度ヴィンターさんとツヴァイくんたちを見回す。
「ということで、本題に戻りますが、ヴィンターとツヴァイたち、その寮で使用人として働きません?
老朽化と言っても建築様式が古くって手狭ということだけが問題で、強度とかには問題がありませんから少し手を入れればまだまだ現役で使えます。
ということで、ハル、ミゲルたちもみんなその寮に入寮してもらうつもりです」
なるほど、奴隷であるヴィンターさんと奴隷な上にドラゴニュートなツヴァイくんたちは学園に入学するのは無理だから、使用人として来てもらうのか。
それならほとんどこのお屋敷がそのまま学園内に移るだけみたいなものだから僕たちとしてはなんの問題もない。
「だけど、ヴィンターさんもツヴァイくんたちも奴隷だけど、そこは大丈夫なの?」
入学できないのと同じように、そもそも学園内で働くことは可能なんだろうか?
この国の法律で奴隷の人たちが奴隷印を隠すことは禁止されているから、一目見ればみんなが奴隷だってことは誰にでも分かる。
それこそユニさんちみたいな大貴族の家では奴隷を使用人にすることは出来ないらしいから、貴族や富裕層が集まる学園でも奴隷の使用人とか難しいんじゃないだろうか?
「それなんですが、実は学園内には結構奴隷の方いるんですよね」
え?そうなの?
ミゲルくんたちも少し驚いた顔をしている。
「まず、寮には運営するためのスタッフとして多くの使用人がいます。
それに、寮によっては個人的な使用人の帯同が認められていたり、義務付けられたりしている寮があったり、そうでなくても勝手に帯同させたりなんかで、結構な数の使用人が居るんです」
まあ、貴族様やらお金持ちやらがいっぱいいるからなぁ。
寮なんて要するに貴族様のお屋敷ってことだろうし。
「そして、貴族にとって学園に通うのはほぼ義務な上、ある程度の規模の貴族が寮を持つのもほとんど義務といえます。
結果、それほど経済状況の良くない家の使用人として奴隷は結構ありふれた存在なんですよね」
なるほど、そういうことならヴィンターさんは問題ないか。
「あとはドラゴニュートのツヴァイくんたちだけど、こっちは?」
「こればっかりは、珍しがられるとは思います。
学園には国中から様々な種族の者が入学していますが、流石に亜人の人はいなかったので……。
使用人としても見たことはないですね」
苦笑いを浮かべるユニさん。
まあ、そうだよねぇ。
基本的には言葉も通じないくらい交流がないみたいだし。
「とは言え、だからといって彼らを屋敷に残すつもりもないですよね?
これからも彼らに護衛でいてもらうつもりならここで慣れておくというのもひとつの考えだとは思いますよ」
たしかに、ツヴァイくんたちが珍しい種族なのは変わりようがないんだし、だからといって屋敷の中に閉じ込めておくなんてしたくない。
結局のところ僕が主としてしっかりしていればいいだけの話か。
「ツヴァイ、ドライ、フィーア、ゼクス、ノイン、僕は君たちとずっと一緒にいたいと思う。
一緒に街とかも歩きたい。
着いてきてくれないかな?」
ツヴァイくんたち兄弟は顔を見合わせてみんなで頷く。
「ワレラはお館サマのいるところでしたら、どこにでもお供いたします」
兄弟を代表してそう言ってくれるツヴァイくんに頷き返す。
みんながそう言ってくれるなら、安心して側にいられるように僕も頑張ろう。
「具体的にはヴィンターには使用人として、ツヴァイたちには寮の警備及び搬入なんかの力仕事をお願いしたいと思っています。
まあ、この屋敷での仕事とたいして変わりませんね」
それならみんなももう慣れたものだから心配ないと思う。
ヴィンターさんもツヴァイくんたちも問題ないというように頷いている。
「では、ハルはこれから学園に通うということでよろしいでしょうか?」
みんなを見回して改めて言うユニさん。
最終的にユニさんの提案に全て持っていかれちゃったけど、結局のところ学園はその後への道の通過点でしかないし他の提案をしたみんなも文句はないみたいだ。
僕としてもこの世界の事をもっとよく知って馴染むという1番の目的は果たせるし、今後自立していく助けにもなってくれるので文句はない。
みんな、それぞれの感情を込めてユニさんに頷き返す。
それを見たユニさんはニッコリと笑いながら頷くと口を開いた。
「それではその方向で話を進めさせてもらいますね。
今後についての細かい話は、後でそれぞれにお話させていただきますが、入学については1か月後程度を想定しています」
1か月後か、意外と時間無いな。
僕なんかは荷物らしい荷物もないし、仕事もないけど、ミゲルくんたちとかは1か月後で大丈夫なのか聞こうと口を開きかけたところで、ユニさんがさらなる爆弾を放り込んできた。
「ああ、それと、寮にはイヴァンはついてきませんのでそのつもりでいてください」
「えっ!?」
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だ、大丈夫なの、それ?
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