いつの間にか異世界転移してイケメンに囲まれていましたが頑張って生きていきます。

アメショもどき

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第2章 街に出てみよう

52話EXTRA ご褒美

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 ユニさんの実家から帰ってきて、夕食を食べて、あとやることと言えば寝るだけ。

 普段なら恋人たちとのイチャイチャタイムなんだけど、今日はみんなにお願いして時間を開けてもらった。

 代わりに今日は向こうで頑張ってくれたツヴァイくんたちのご褒美タイムにしたいと思う。

 スレイくんと仲良くなるためにはツヴァイくんたちの協力が必要不可欠だった。

 そうでなくても、僕のために本当ならやらなくてもいい剣舞とか見せてくれたツヴァイくんたちだ。

 これは報奨を、ご褒美をあげない訳にはいかない。

 きちんとしたものはまた後でなにか考えるとして、とりあえずなにか欲しい物はあるか聞いたら、お館様……つまり僕との時間がほしいと言われた。

 そんなことでいいの?と思ったけど、考えてみればツヴァイくんたちとだけの時間はなかなか作れてなかったな。

 夜でいいということなので、今日の夕食後の時間は全部ツヴァイくんたちとの時間に使うことにした。

 さあ、遊びでもお話でもどんとこーい。



 ――――――



 なんか、1人1刻、寝室で2人っきりで過ごすことになった。

 なんか思ってたのと違う。

 い、いや、ツヴァイくんたちがこれがいいっていうのだからこれでいいのだ。

 まずは1番年少のちっちゃいノインくんだ。

 可愛い可愛い天使のノインくんはなにをしたいのかなー?

「卵の作り方ヲ教えてくだサイ」

 なんか可愛くないこと聞かれた。

 ……いや、考えようによってはものすごい可愛いことか。

 ベッドの上で向かい合って座ってる可愛い子に子供の作り方を教えてくれと言われた。

 夢かな?

 ……そろそろ現実逃避はやめよう。

 コ、コウノトリ?コウノトリでいいの?この世界の場合。

 キラキラした目で僕を見てくるノインくんの視線がいたたまれない。

「え、えーと、お兄さんたちかお父さんたちはなんか教えてくれてたかなー?」

 思わず口に出ちゃったけど、家族のことを思い出させて大丈夫だろうか?

 やらかしたーと思ってる僕をよそに、ノインくんは平気な顔で考えている。

「ンー、昔、1番兄サマが『コービ』ヲすれば出来ルって言ってマシタ」

 お、おおう。

「お館サマ、『コービ』ってなんでスカ?」

 あううう……。

 そ、そんな純真な目で見つめないでくれ……。

 あ、いや、そもそもの話としてこれはどういう話なんだ?

「えっと、ノインはどうして卵を作りたいのかな?」

「家族がほしいのデス。
 だから、いっぱいいっぱい卵ヲ産みたいデス」

 チラチラと上目使いで僕のことを見ながら言うノインくん。

 そうか、ノインくん本当は家族一杯いたらしいからなぁ。

 なぜかちょっと嬉しそうにしているノインくんと対象的にちょっとしんみりしてしまった。

 ……ん?あれ?

「一応確認なんだけど、ノインは卵を産みたいの?産んでほしいの?」

 ノインくんは一瞬顔にはてなを浮かべたあと、元気に答える。

「産みたいデスっ!」

 お、おおう……。

「えーっと、もう一度一応の確認なんだけど、ノイン男の子だよね?」

「ハイっ!」

 おーう……。

 元気に答えるノインくんに言葉を失う。

 実は女の子という万が一にかけてみたけど、駄目だった。

 もうノインくんかわいいんだから女の子でもいいじゃん。

 こ、これはどうしたらいいんだ?

 こんなキラキラした目で聞いてくる子に現実を突きつけるのは酷だと思うけど、言うしかないよな……。

「あのね、ノイン、残念だけど卵は女の子にしか産めないんだ」

「え……」

 呆然とした顔をするノインくん。

「でも、1番兄サマは男デモ『コービ』すれバ産めるって言ってマシタよ」

 いぃぃちいぃぃばああああんんんんんっっ!こんな純真な子になに吹き込んでるっ!!

 ここにはいない1番さんに軽く殺意が湧いた。

「で、でも、本当に男の子には卵は産めなくてね?」

 僕の言葉を聞いて唇に指を当てて考え込んでしまうノインくん。

「なるホド」

 やがてノインくんは大きくひとつ頷いた。

 わ、分かってくれたのかな?

「それジャ、本当ニ産めないカ、『コービ』して試してみマショウ」

 え?

 いつも僕の言うことは心配になるくらい何でも受け入れてくれるのに、ここに来てまさかの実証実験である。

「お館サマ、『コービ』ってどうヤルんでスカ?」

 ズイッと身を乗り出して迫ってくるノインくん。

 え、えーと……。

「ぼ、僕もわからないから今度調べておくね」

「ハイっ!」

 花が咲いたような笑顔を浮かべるノインくん。

 今度時間を作って『コービ』を教えることになってしまった。

 どうしよう。

 残り時間は僕に抱きついてたいっていうノインくんを抱きしめたままたわいない話をしながら、僕はどうすればいいのかを考え続けていた。

 だ、誰か、この世界のコウノトリ伝説を教えてください……。



 ――――――



 次はゼクスくんだ。

 どうやらツヴァイくんたちの間で小さい順って事に決まったらしい。

 ノインくんで想像外の消耗をしてしまったけど、あと4人くらいなんてことない。

「じゃ、ゼクスはどうする?」

 ベッドの上で向かい合っているゼクスくんに聞く。

 聞いてといてなんだけど、実はゼクスくんのお願いは予想がついていたりする。

 兄弟の中でも1番抱きつくのが好きなゼクスくんだ。

 持ち時間中ベッドの上で抱き合っていることになるだろう。

 ベッドの上だからって変な気にならないようにだけ気をつけないとな。

「ア、アノ……」

 恥ずかしそうにしているゼクスくん。

「なに?今日はご褒美だからなんでもかまわないよ」

 大丈夫、僕は準備万端だよっ!

 ……先にお風呂入っておけばよかったな。

 そういえばゼクスくんは抱きついた上で臭いをかぐのも好きなんだった。

 僕全然準備万端じゃなかった。

「アノっ!お館サマっ!目隠しさせてくだサイっ!!」

 こいつは予想外。

「め、目隠し?」

 恥ずかしそうに俯いているゼクスくんは、たしかに目隠しらしきものを持った手を突き出している。

「ハ、ハイ。
 見られていルト恥ずかしいノデ、お願いしマス」

 ゼクスくんは一体何をする気なんだろう?

 ちょっと怖い。

 いや、ゼクスくんがなんか酷いことをしてくるとは一切思わないけど、なんかそういうのとは別の身の危険を感じる。

 ゼクスくんからはモレスくんに通じる匂いがする。

 ま、まあ、何でもするって言っちゃった以上、何でもしよう。

「わ、分かったよ。
 …………こ、これでいい?」

 渡された目隠しをしてみた。

 ……ん?思ったよりこれ透けて見えるぞ?

 ゼクスくんちゃんと確認しなかったのか、それとも僕の付け方が悪いのか思ったよりスケスケだこれ。

「ハ、ハイっ!
 それジャ、あとハ寝っ転がっテくれてレバいいデスっ!」

 言われたとおりにベッドに上に寝っ転がるけど、なにする……いや、なにされるんだろう?

「し、失礼しマス……」

 ゼクスくんは一言そう言うと、僕の顔に顔を寄せてきて……クンクンと僕の首筋あたりの臭いを嗅いだ。

 そ、そうきたかぁ。

 幸せそうに僕の首筋の臭いを嗅ぐゼクスくん。

 近いせいで目隠し越しでも表情が見えるけど、普段の凛々しい顔が面影も残らないほど蕩けた幸せそうな表情をしている。

「ハアアアアァァァ……」

 思う存分嗅いだのか、首筋から離れると幸せそうに大きなため息を吐くゼクスくん。

 こ、これでゼクスくんが満足ならいいんだ。

「ア、アノ……」

「はいっ!」

「少し触ってモいいでスカ?」

 恥ずかしそうに言うゼクスくん。

 こうなればもう好きにするがいい。

「ど、どうぞ」

「ありがとうございマス」

 なにをされるのだろうと思ったら、ゼクスくんは僕の髪の毛の中に鼻を突っ込んで頭の臭いをかぎだした。

 頭にゼクスくんの鼻息があたって少しくすぐったい。

「アァ……」

 ゼクスくんはたまに魂が抜けているようなため息を漏らしてる。

 そんなに臭いするのかと思うと、かなり恥ずかしい。

 お風呂に……今すぐお風呂に入らせてほしい。

 ギッとベッドがきしむ音がしてゼクスくんが頭から離れていく。

 お、おわった……?

 安心したのもつかの間、ゼクスくんは僕の足元に移動していく。

 ま、まさか……。

 そして、寝間着に着替えてたから素足になっている僕の足の臭いをかぎだした。

 足の指の間に鼻を突っ込む勢いで嗅いでる。

 泣きたい。

 なんで僕は夕食終わってすぐにお風呂に入らなかったんだろう。

 寝る前でいっか、とか考えちゃったんだろう。

 一回、スレイくんのところでお風呂に入って洗ってもらったけど、それからはずっと外だったから靴下と革靴を履きっぱなしだった。

 僕の足の裏にゼクスくんの鼻息が当たる。
 
 泣きそう。

「お館サマぁ……」

 現実から逃げたくなっていた僕だけど、うっとりとした声でゼクスくんに呼ばれてそちらを見る。

 足から顔を離したゼクスくんが僕の腰のあたりに手をついて覆いかぶさっている。

 目隠し越しではっきり見えないけど、ゼクスくんの顔は興奮しすぎてトリップしちゃっているようにみえる。

「お館サマ……ごめんナサイっ!」

 ゼクスくんは僕に向かって、1度大きな声で謝ると僕の足を割って足の間に寝転がって僕の股間に顔を押し付けて臭いをかぎだした。

「アア……お館サマの匂い……すごい匂イ……」

 あ、涙出てきた。

 目隠しがじんわりと濡れてきたのが分かる。

 しかし、もうこうなっては止めさせることも出来ない。

 そんなことをしたらゼクスくんが傷ついてしまうだろう。

 耐えろ、耐えるんだ僕。

 無だ、無になるんだ……。

「お館サマぁ……お館サマぁ……」

 うっとりと僕を呼びながら股間の……と言うか、もはやチンチンの臭いを嗅ぎ続けてるゼクスくん。

 恥ずかしいんだけど……チンチンの頭らへんに鼻を当ててクンクン嗅がれてるから……。

 チンチンがペニスになってしまった。

「ア……お館サマの匂イ強くなっタァ♡」

 死にたい。



 結局、残り時間中、ずっとゼクスくんは僕のペニスの臭いを嗅いでた。

 最終的にはワンピースみたいに裾の長い寝間着の中に頭突っ込んでまで来た。

 パンツ脱がそうとして来たのは、流石に必死で阻止した。

「ありがとうございマシタ」

 目隠しを取ってぐったりとした顔の僕と向かい合って座っているゼクスくんが大きく頭を下げる。

 ゼクスくんの股間の部分が大きく盛り上がってるけど、隠す様子も恥ずかしそうにしている様子もない。

 それがどういうことか分かっていないのかもしれない。

 性癖が……性癖が性知識を超えて暴走しまくってる……。

 ツヤツヤと嬉しそうな顔をしているゼクスくんを見ながら、これからどうしたものか頭を悩ませる僕だった。



 ――――――



 さ、さて、次はフィーアくんだ。

 ノインくんとゼクスくんへのご褒美で僕のメンタルは既にボロボロだけど、あと3人。

 頑張ろう。

 さて、同じく向かい合って座っている僕とフィーアくんだけど、なんかフィーアくん、モジモジしているだけでなにをしたいか言ってくれない。

 本人がこうしてたいっていうんならいいんだけど、そういうわけじゃないだろうしなぁ。

 フィーアくんと言えば、夜に潜り込んでくる子だから一緒に寝てあげればいいのかな?

 1刻じゃ本当に寝る訳にはいかないから、寝転がってるだけになるけど。

 恥ずかしそうにしているし、僕の方から誘ってみようかと思ってたら、フィーアくんが口を開いた。

「ア、アノ……」

「ん?なにか思いついた?」

 目までギュッとつむってしまったすごい恥ずかしそうな顔で、フィーアくんは何か言おうと口をパクパクしている。

「大丈夫、なんでも聞くから恥ずかしがらないでいってみな」

 さっきゼクスくんに『なんでも』と言って大後悔をしたけど、ここまで言いづらそうにされちゃったら仕方ない。

 こんなに恥ずかしそうにしてるんじゃなに言われるのか怖いけど、ゼクスくんを乗り越えた僕になら不可能はないだろう。

「アノっ!……だ……だっこしテモ……いい……でスカ……?」

 始めこそ勢い良かったけど、段々と声が小さくなっていってしまったフィーアくん。

 しかし、抱っことは。

 なにを心配してたんだって拍子抜けするくらい可愛らしいお願いだった。

「当然いいに決まってるよ。
 ほら、おいで」

 腕を開いてフィーアくんに抱きしめられるのを待つ。

 それくらいならどんとこいさ。



 もうどれくらいフィーアくんと抱きしめあっているだろう。

 腰の上に乗ったフィーアくんは飽きることなく幸せそうに全身で僕に抱きついている。

 僕も細身に見える割にしっかりと筋肉の着いたフィーアくんの体を抱きしめているだけで良い気分だ。

 背中の鱗の感触も会った頃はびっくりしたけど、もう慣れた今となっては触ってて楽しい。

「はぁ……」

 フィーアくんはたまに気持ちよさそうなため息をつくと、感極まったように僕の背中を撫で回す。

 腕の鱗がちょっとゴリゴリして気持ちいい。

 そういえば、始めの頃はフィーアくんもノインくんやゼクスくんと同じくらい抱っこが好きな子だった。

 回数のノインくん、時間のゼクスくん、密着のフィーアくんとか、当時はバカなことを考えていたものだった。

 なんで抱っこしに来なくなったんだっけな?

 たしかたまたま通りかかった使用人さんに抱きついていた所を見られちゃったんだけど……。

 あの頃みたいに全身をピッタリと密着させて体を押し付けるように絡みついてきてるフィーアくんの背中を撫でながら考える。

 そうそう、これが原因だ。

 そうしているうちに、僕のお腹のあたりに硬いものが当たりだして思い出した。

 まあこれだけ密着して絡みついていれば気持ちよくなってきちゃうのは当然で、ゼクスくんと違ってそれがどういうことか知ってたフィーアくんはそうなっちゃったら、恥ずかしそうに抱きつくのを止めてたんだけど。

 あの時はたまたまその瞬間を使用人さんに見られちゃったんだったっけ。

 まあ角度的にも問題の箇所は見られなかっただろうけど、それ以来フィーアくんは抱きついてこなくなっちゃった。

 そうとう恥ずかしかったんだろうなぁ。

 まあ僕も他人に勃起しちゃってるのを見られたらと思うと……気持ちは分かる。

 となると、今回の抱っこもとりあえずここで終了かな?

 ……。

 ……。

 と思ってたんだけど、フィーアくんは抱っこを止める気配がない。

 それどころか、なんかあからさまに腰をこすりつけてくる。

 ええと、これは?

「ひぅっ」

 戸惑ってたらフィーアくんに耳をハムっと噛まれてゾクッとした。

 そのまま僕の耳をハムハムし続けてるフィーアくん。

 も、もしかして……。

 フィーアくんの頭を撫でて少し落ち着かせてから、ハムハムし続けてる口を離させて顔を見る。

 目が潤んでトロンとしてた。

 発情していらっしゃる。

 い、いや、まあ、フィーアくんはミゲルくんたちとたいして年違わないし、そうなっても不思議じゃないのかもしれないけど。

 ど、どうしよう?

 腰は……勃起したペニスはまだ擦りつけてきてるし、口はまた僕の耳をハムハムしだしている。

 おちつけー、おちつけー、僕。

 問題はこのまま手を出してしまっていいのかだ。

 多分フィーアくんは嫌がんないと思うけど、僕的にそれはいいのか?

 たしかにフィーアくんは可愛い。
 
 可愛いけど、『そういう』可愛いとは僕の中でカテゴリーの違う可愛さだ。

 有り体に言えば弟として可愛い。

 種族的に体の大きいミゲルくんたちと違って、人間と同じような年相応の小ささなので年下の可愛い子としか見てなかった。

 こ、これは……どうしたものか……。

 フィーアくんのエロい姿を見て手を出したくなっている自分が度し難い。

「えっと、フィーア、なんか僕にしてほしいことある?」

 ヘタれてフィーアくんに選択を押し付ける僕。

 はい、最低です。ごめんなさい。

 だって、どうしていいか分かんなかったんだもんっ!

 はい、ごめんなさい。

「……寝っ転がってくレルと嬉しいデス」

 言われた通り仰向けに寝っ転がると、フィーアくんが腰の、ちょうど僕のチンチンの上辺りに乗っかってきた。

「重たクないでスカ?」

「ぜ、ぜんぜん大丈夫です」

 潤んだ目で僕を見下ろすフィーアくんがエロい。

 それだけで頭いっぱいで、重いとかそんなこと全然思い浮かばない。

「デ、デキれば目を閉じテててくだサイ……」

 そのまま腰を動かしだしたフィーアくんを見て、あ、これは見ちゃだめなやつだと思って言われたとおり目を閉じる。

 目を閉じたせいで、服の上からだけどフィーアくんのペニスが僕のチンチンに擦り付けられる感触がよく分かる。

 寝室の中にフィーアくんの熱い吐息だけが響く。

 しばらくそうしていたフィーアくんだけど、急に腰を止めた。

 ……?

 えっと、まだ終わってないと思うんだけど、満足しちゃったのかな?

 そう思ったのも束の間、スルッとなにかを脱ぐ音が聞こえる。

 め、目開けなくてよかったぁ。

 終わったのかと開きかけていた目をギュッと閉じる。

 まだ僕がフィーアくんをどう扱うか決めてない以上、絶対に目を開ける訳にはいかない。

 フィーアくんはさっきより感触がはっきりしたペニスをまた僕のチンチンにこすりつける。

「ごめんナサイ……ごめんナサイ……ごめんナサイ……」

 小さく謝りながら。

 気持ちよさそうにも聞こえるけど、泣いてしまっているようにも聞こえる。

 目を開けられない僕には、どっちなのかはっきり分からない。

「あ、あの、僕も気持ちいいから大丈夫だよ」

 なので正直に言うことにした。

 認めてしまったら、なんとかこらえていた血がチンチンの中に集まっていく。

 硬くなった僕のペニスにフィーアくんは一瞬ビクってしたけど、すぐに嬉しそうに笑う声がした。

「フフッ……お館サマも気持ちよくナッテくれて、嬉しいデス」

 そう言って、さっきより強くペニスを押し付けてくる。

「お館サマ……お館サマぁ……」

 だんだん切羽詰まった声になってくるフィーアくん。

 腰の動きも激しくなってきた。

「……………………お館サマ……ハルサマぁ……ハルサマ♡……ハルサマぁ♡」

 急に蕩けた声で名前を呼ばれてドキッとした。

「ハルサマぁっ♡んんんっ♡」

 フィーアくんが可愛い声で啼くのと同時に押し付けられていたペニスがビクビクと大きく脈打つ。

 顔になにかが飛んできて、嗅ぎ慣れた匂いが鼻を突いた。

 や、やばかった……もう少し続いてたら僕もイッてた。

 本当にギリギリだった。

 あと1擦りでもされてたら臨界点を超えていただろう。

 今もフィーアくんの可愛いあれやこれやを想像してしまって、もう刺激はないのにやばい。

「……ハルサマ、目ヲ開けないデくだサイ」

 ああ、後処理しないとだしねと思って、素直に目を閉じたままでいる。

 僕も今フィーアくんの艶姿を見たらどうなるか分からない。

 なんか寝間着をめくられてパンツが引き下ろされた。

 え?

 未だ限界一歩手前のペニスがなにか温かいものに包まれる。

 そして暖かく濡れたものが絡みついた瞬間、僕のペニスが弾けた。

 快感を伴って何度も何度もペニスの中を精液が駆け上っていく。

 目もくらむような快感の中で、フィーアくんがなにかを嚥下する音が聞こえる。

 温かいものの中に我慢していたものを出し切ると、あまりの快感にぐったりとしてしまう。

 す、すごい気持ちよかった……。

 不意打ちだったこともあって、すごかった。

「って、なにやってるのっ!?フィーアくんっ!?」

 慌てて目を開けて体を起こす。

「……え?」
 
 誰もいなかった。

 ドアも窓も開いた気配はなかったのに部屋の中にフィーアくんの気配は一切なかった。

 え?夢?

 顔や寝間着に飛び散ったものがそんなわけないって主張しているけど、夢としか思えない消失具合だ。

 恥ずかしくなっちゃったんだろうけど、置いてきぼり感が半端ない。

 ど、どうしたものかなぁ……。



 とりあえず、今のところは夢ということにした。

 ちゃんと考えだすと一晩じゃ済まないので、今日のところは夢と言うことにして結論から逃げよう。

 まだあと2人ご褒美をあげる子たちがいるのだ。

 フィーアくんには悪いけど、今はそっちを優先させてもらおう。

 そう決めて、残った時間で身だしなみを整え直すことにした。



 ――――――



 次はドライくんの番だ。

 フィーアくんが出てこなかったことを不思議がってたけど、笑ってごまかした。

 ノインくん、ゼクスくん、フィーアくんとなかなか大変だったけど、あと2人だ。

 あと2人……もつだろうか?僕は。

 さて、前3人と同じくベッドの上で向かい合って座ってるけど。

 いつも凛々しく落ち着いた感じのドライくんだけど、こう見えて結構な寂しがり屋だ。

 前までたまに物陰で泣いていることがあったので、定期的に甘やかすようにしているけど、ドライくんから特になにか求められたことはない。

 だから何を言ってくるかドキドキして待ってたんだけど……。

「お館サマ……お背中ヲお流ししテモよろしいでショウカ?」

 そ、そう来たか。

 確かに寝室で2人っきりって話ではあったけど、お風呂も寝室の続きのようなものだ。

 そもそも、寝室に限定しているわけじゃないしな。

「うん、もちろんだよ」

 カチカチに硬くなっているドライくんにうなずき返すのだった。



 とりあえず、洗ってもらうばかりじゃドライくんへのご褒美にならないので、僕は僕でドライくんを洗わせてもらうことにした。

 ドライくんはしきりに遠慮してたけど、無理やり押し通した。

 情けない話だけど、みんなへのご褒美なのに僕はこの3戦全て、まともになにかやってあげられていない。

 ドライくんには悪いけど、今度こそっ!と意気込んじゃってるのだ。

 今ドライくんは着替え他のお風呂セットを取りに行っているので、僕は先にお風呂に入って待っている。

「お待タセいたしマシタ」

 浴室のドアを開けてドライくんが入ってくる。

「いらっしゃー……い?」

 背は僕と同じくらいしかなくて別に縦も横も大きくは見えないのにムキムキに近い引き締まった筋肉をしているドライくん。

 腹筋なんてボコボコに割れてる。

 そう、全身鱗に覆われているイメージのあるドラゴニュートくんたちだけど、顔とか胸やお腹とか腕や足の内側とか結構人間とおんなじように柔らかそうな部分も多い。

 腰回りもそうなんだけど……。

 ドライくんの腰にはあるべきものがなかった。

「あれ?ドライくん女の子?」

 思わず声に出しちゃったけど、それも違うな。

 チンチンだけじゃなく、女の子のもついてない。

 それがひと目で分かるくらい毛も全く生えてなくて、柔らかそうな肌だけがスルッとしてる。

「イエ、男でスヨ?」

 僕の言葉を聞いて不思議そうな顔をしていたドライくんだけど、僕の腰回りを見て恥ずかしそうにしながらも腑に落ちたような表情をする。

「アア、ワレワレドラゴニュートは人間のようナ外性器を持ちマセンから」

 へ?性器がない?チンチンがないってこと?

 あれ?でも、フィーアくんはチンチン僕に擦りつけてたよね?

 ゼクスくんも股間を大きく膨らませてたし、直接は見てないけれど腰からなんか生えていたのは間違いない。

 不思議に思いながらドライくんのチンチンがあるはずの場所らへんをジーッと見てしまっていた。

「ア、アノ、そんなに見らレルと流石ニ恥ずかしいデス」

「あっ!ごめんっ!」

 恥ずかしそうにしているドライくんに慌てて頭を下げて、目をそらす。

 ……でも、どうなっているのか気になってチラチラ見てしまう。

「……そんなニ気になるのデシたら、ドウなっているノカお教えしまショウカ?」

「えっ!?いいのっ!?」

 恥ずかしいことをお願いしているのは自覚しているけど、好奇心が抑えられない。

 嬉しそうにしている僕に、ドライくんは恥ずかしそうに苦笑いしながら頷いてくれた。



「エット、申し訳ありマセンが見やすいヨウニ座ってもらえマスカ?」

 た、たしかに、立ってたら見にくいよな。

 言われたとおりにドライくんの前で正座に近い格好で腰を下ろす。

 そうするとドライくんの股間が目の前に来て、思わず生唾を飲んでしまう。

「ヨク見てもらうト、縦ニ肉が割れてイルのが分かると思いマス」

 言われて気づいたけど、たしかに人間ならチンチンが生えているあたりに細く肉の合わせ目が出来ている。

 やっぱり、ドライくん女の子?

「男のドラゴニュートはアノ……ソノ……エ、エッチな気分になるトそこから生殖器が出てきマス」

 マジか。

 思わず覗き込むようにマジマジと肉の割れ目を見てしまう。

 この中にドライくんのチンチンが入ってるってことか。

 …………あれ、今更ながら僕、ものすごいことしてもらってない?

 恐る恐るドライくんの顔を見上げる。

 ドライくんは、泣きそうになった顔で僕のことを見ていた。

 や、やらかした。

 チンチンっていう分かりやすく目に見えるものがないから軽く考えちゃってたけど、僕は今ドライくんの性器を見せてもらっているんだ。

 こんなに不躾に見るもんじゃなかった。

「ア、アノ……」

 今更不埒な事をしていたと思い至ってアワアワしていた僕にドライくんがおずおずと声をかけてくる。

「ご、ごめんっ!見過ぎだよねっ!ありがとうっ!よく分かったよっ!」

 慌ててる僕をドライくんは泣きそうな顔で見ている。

 目が潤んで今にも涙がこぼれそうな……。

「イエ……アノ……そのままジャ見にくいト思うノデ、もっとヨク見エルようにしマスネ」

 潤んだ目のまま僕を見つめているドライくんは、そう言うと割れ目に手をやる。

 そして、そのままゆっくりと僕に見せつけるように開いた。

 ドライくんの中は、緑がかった皮膚からは想像できないくらいきれいなピンク色をしていた。

 ヌラヌラしたピンクの肉の中に縦に2つ亀頭の先っぽのようなものがちょっと顔を出している。

「アッ……」

 ドライくんの声でようやく気づく。

 あまりにエロい光景にいつの間にか勃起してた。

 しかも、すでにカウパー垂れ流しているくらいギンギンに。

 その反り返ったペニスをドライくんが泣きそうな顔でジッと見ている。

 いや、顔色が分かりづらくてすぐにはわからなかったけど、これは泣きそうな顔じゃない。

 頭の中がエロいことになっちゃってる顔だ。

「アアッ、恥ずかしいデス……」

 眼の前の肉の割れ目からドライくんのペニスがゆっくりと伸びてきた。

「アァ……」

 徐々にでっかくなっていくペニスとそれをジッと見つめる僕を見てドライくんが熱いため息を漏らす。

 立ち上がったドライくんのペニスは人間と同じくらいの大きさで、全身ピンクの肉色で、亀頭とはちょっと違う丸い先端に返しのような肉のトゲトゲがついていた。

「2本あるんだ……」

 思わず口から出てしまった。
 
 色も形状も何もかもが人間のものとは違うけど、一番違うのはそのペニスが縦に2本並んでいることだ。

「ワタシもお館サマは1本なんダって思いマシタ」

 恥ずかしそうに笑うドライくん。

 まさかこんなことでカルチャーショックを受けるとは。

「……ワタシのペニスがどんなナノカよくわかりマシタか?」

 潤んだ熱い眼差しで僕の目をジッと見て言うドライくん。

 それ以上なにも言わないけど、なんとなく『お館様のも見たいです』って言われてる気がした。

「えっと、お礼に僕のペニスも観察してみる?」

「エット、アノ、ソノ…………ハイ……」

 ドライくんはちょっとオロオロした後に、恥ずかしそうに頷いた。



 お風呂場で2人横になって69の体勢でペニスを見せ合う。

 僕が下でドライくんが上だ。

 この際ベッドに移ろうかとも思ったけど、もうあんまり時間もないので今回はあくまでエッチじゃなくって、見せ合いっこにしておくことにした。

 改めて目の前に垂れ下がる2本のペニスを見る。

 全身肉色で先っぽから根本までヌラヌラ濡れていてすごく敏感そうだ。

 ドライくんはドライくんで『皮がある』とか呟いている。

 2人して不思議そうに相手のペニスを見てると思うと少し笑える。

 見るからに敏感そうなペニスだとか、尖っているのに柔らかそうな亀頭のトゲトゲとか、見ていると凄く触ってみたくなるけどさっき言ったとおりもうそろそろ時間になってしまう。

 残念だけど、今日のところは見せ合いっこだけで我慢しよう。

 それならと思って隅々まで観察してたら気づいたけど、ドライくん玉々がない。

 チンチンと一緒で体の中にあるんだろうか?

 2本あることにびっくりしすぎて気づかなかった。

 そもそも、ペニスが2本あるんじゃ射精はどうなるんだろう?

 気になる。

「アノ……射精スルところモお見せしまショウカ?」

 心を読まれたのかと思った。

 びっくりしてドライくんを見ると、熱い視線で僕のことを見ていた。

 これはあれだ、見てほしいやつだ。

 ドライくんが見てほしくて、僕が見たいんじゃなんの問題もない。

「よ、よろしくお願いします」

 僕がそう言うと、ドライくんは恥ずかしそうに頷いて、立ち上がる。

 それに合わせて僕も体を起こすと、ドライくんの2本のペニスが目の前に来た。

 思わず咥えたくなるけど、我慢我慢。

「ジャ、シますからヨク見ててくだサイね」

 ドライくんは僕の顔を見つめながら、両手で2本のペニスに指を這わせだした。

 そのまま、指先でそっとなぞるようにペニスに刺激を加えている。

 すごい繊細な触り方なのに、ドライくんは快感を耐えるように眉根を寄せている。

「んっ……んんっ♡……んぅっ♡」

 気持ちよさそうな吐息も漏れてきたけど、指はそっとペニスをなぞっているままだ。

「……強くすると痛いの?」

 知っているオナニーとあまりに違う繊細な仕方に思わず聞いてしまった。

「エッ?……ハイ。
 ワタシはあんまり触ったコトないノデまだ敏感なんデス。
 慣れテル人はもっと強ク触ってると思いマス」

 なるほど亀頭と一緒で慣れがあるのか。

 ……フィーアくんは生のペニスを僕にゴシゴシこすりつけてたけど……。

 深く考えるのは止めとこう。

 ドライくんの指の動きがどんどん早くなっていく。

「ンンっ♡……ハァっ♡…………あ、あのっ……そろそろ出ちゃいマス♡」

 人間と同じく気持ちいい証拠のようにドライくんのペニスの先端からも粘液が溢れ出てきてる。

 先っぽだけじゃなくってペニス全体からも出ているらしくて、ペニスを伝って根元の割れ目のあたりからトロトロと垂れるくらい濡れている。

 なんて言うかペニスにクる匂いが浴室に充満してて、僕のペニスも今にも射精しそうなくらい張り詰めちゃってる。

「お館サマ♡そこだと、ンンっ♡かかっちゃいマスからぁ♡」

 口ではそう言ってても、ドライくんの熱く潤んだ目は『かけたい』って訴えかけてきてる。

「僕は目の前でドライがエッチにイッちゃうところがみたいな」

 わざとちょっとエッチに言ってみた。

「お館サマ♡そんな事♡お館サマ♡お館サマぁっ♡♡♡」

 ドライくんの縦に並んだ2本のペニスから同時に白濁した精液が僕の顔めがけて飛んでくる。

 あったかい……。

 降り注ぐ嗅ぎ慣れた匂いのするそれを全て顔で受け止めた。

 垂れてきたものを舐めてみたけど、味も人間と変わらない気がする。

「ああっ♡お館サマがワタシの舐めてマス♡」

 なんかドライくんが嬉しそうなので、顔にかかった精液を指で集めて見せびらかすように舐め取ってみた。

「……あぁ♡」

 感極まったような吐息を漏らすドライくん。

 うん、かわいい。



 その後、僕がオナニーで射精するところも見せて見せ合いっこはお開き。

 さっきとは逆に僕が立って、座ったドライくんの目の前で見せつけるようにオナニーをしたら、ドライくんもまたオナニーを始めちゃってすごい可愛かった。

 最後は僕がドライくんの顔にぶっかけたのと同時にドライくんもイッちゃって、2人で洗いっこをして出てきた。

 時間が時間だからもうおしまいにしなきゃなんだけど……できればまたエッチなお勉強したいなぁ。

 でも、今回はドライくんへのご褒美なんだから僕がお願いするのはなんか悪い。

 うーん……でも……どうしよう。

 そんなことを悩んでいたら、ドライくんが恥ずかしそうに口を開く。

「アノ……またドラゴニュートのことヲ教えさせテもらってもいいでスカ?」

 いつも凛々しいドライくんが恥ずかしそうにチラチラと僕を見てくる。

 これがまたかわいい。

「ぜひお願いしますっ!」

 満面の笑顔で大きく頷くと、ドライくんは恥ずかしそうに、でも、とても嬉しそうに笑った。



 ――――――



 さて、最後はツヴァイくんだ。
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