いつの間にか異世界転移してイケメンに囲まれていましたが頑張って生きていきます。

アメショもどき

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第1章 異世界で暮らそう

19話 うちはうち

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 さて、色々話が脱線したけどお風呂に入ろう。

 彼らのことについてはお風呂から出たらゆっくりとユニさんとイヴァンさんに話を聞こう。

 彼らがどういう子なのかもっと細かくちゃんと教えてもらわないといけないし、僕自身についてもあるべき主の姿を教わらなければいけない。

「それじゃ、さっさとお風呂入っちゃってゆっくり話をしようか」

 本当は昼間の疲れが残ってるので、ゆっくりとお湯に浸かっていたいところだけど仕方ないからさっさと済ませよう。

「お待ちくださいませ」

 服を脱ごうとしたところで、イヴァンさんに止められた。

 ん?出ていくから待てって話かな?

 それは嬉しいけど、修学旅行なんかのお風呂で裸になるのは経験があるから大丈夫だ。

 恥ずかしくないかと言われたら嘘になるけど、ユニさんも前に使用人の視線は気にしないのが普通って言ってたし、慣れるためだと思えば我慢できる。

「折角の機会ですので、先ほどお話いたしましたとおり、サクラハラ様の入浴のお手伝いをさせていただきたく存じます」

 あー、そういえばそんな話だったっけ。

 使用人の子たちの話が衝撃的すぎて、頭から飛んでたけど話の発端はそれだったな。

 入浴の手伝いか……背中洗ってくれたりかな?

 お風呂で裸を見られるのは、まあいい。

 お風呂っていうのは裸になる場所なんだから当然のことだ。仕方ない。

 でも、他人に背中を洗ってもらう、つまりタオル越しとは言え裸に触れられるのは羞恥心の度合いが違う。

 恥ずかしいけど……友達同士温泉で背中を流すなんて言うのは漫画でもよくあるシーンなので、そこまで過敏にならなくてもいいんだろう。

 ……たぶん。

「分かりました。
 それじゃ、入浴の手伝いをお願いします」

 さっきまでの元気いっぱいの顔が幻だったように、澄まし顔になって目を伏せて立っている――よくこうしているしこれがデフォルトの待機状態と教育されているんだと思う――僕の使用人たちに軽く頭を下げてお願いする。

 こういう時のお願いの仕方……指示の出し方も教えてもらわないとな。

 本当に学ばなければならないことが多い。

 未熟な主だけど恥ずかしい振る舞いをしないように頑張っていこう。



 ――――――



「嫌だっ!絶対に嫌だっ!
 そんな事しなきゃいけないなら使用人なんていらないっ!主辞めるっ!」

 僕、まるで駄々っ子である。

 さっきまでのやる気も一切吹っ飛んでいる。

 それほど衝撃的だった。

 主として恥ずかしいふるまい?

 知ったことか。

「ハル、貴族なら誰でも一度はやってもらっていることですから」

 オロオロしながら宥めようとするユニさんだけど、いくらユニさんでもこればっかりは納得がいかない。

「僕は貴族なんかじゃないよっ!
 それにそれは子供の頃の話なんでしょ!?
 ユニさんがなんて言おうが着替えさせてもらうなんて嫌だからなっ!」

 そう、入浴の手伝いをお願いをしたらミゲルくんたちがこっちによってくるから、どうしたのかな?と思っていたら、運動服を脱がし始めてきた。

 驚いて抵抗したらすぐに離れてくれたけど、4人に無言でよってたかって服を脱がされかけた時は恥ずかしいよりもむしろ怖かった。

 オロオロしている4人の様子に、イヴァンさんに説明を求めたら、いつもの無表情で『着替えるところからが入浴のお手伝いとなります』と言われた。

 他人に着替えさせてもらうなんて冗談じゃない。

 洋服を着替えさせてもらうならまだ分かる。

 これは僕も我慢しようと思える。

 だけど、今は入浴の時だ。

 着替えの手伝いって言ったら……スッポンポンだ。

 他人に全部衣服を脱がされてスッポンポンに……チンチンまで丸出しにされる。

 しかも、僕の使用人は幼い顔つきとは言えイケメン揃いだ。

 日本で言えば、どこぞのアイドルの子たちによってたかって裸にひん剥かれるようなもんだ。

 ……ちょっと興奮してくる。

 いや、そうじゃない。

 ああ、いや、そうじゃなくないからこそ恥ずかしくて仕方ない。

 無理。絶対に無理。

 「僕は赤ちゃんじゃないんだよっ!?」

 いや、たしかに、僕はユニさんに下着の着替えを教えてもらったりもしたけどさ。

 あれはあくまで着替え方がわからなかったからで、しかも、相手がユニさんだったからだし……。

 と言うか、あの時の恥ずかしすぎる経験のせいで拒否感がすごいとも言える。

 あれをこの子たちにやらせると思うと……。

「無理っ!僕主になるの辞めるっ!」

 半ばパニック気味になっている僕を見てユニさんが小さくため息をつく。

 そのまま近づいてきて僕を抱きしめる。
 
「ハル、貴族が一度口に出した言葉は取り消すことは出来ません。
 それが貴族としての……人の上に立つものとしての覚悟と矜持なのです。
 ハルはたしかに貴族ではありませんが、私のパートナーとしてその覚悟と矜持を持ってほしいと私は思っています」

 優しく抱きしめてくれるユニさんのぬくもりのおかげで少し落ち着いてくる。

「でも……」

 それでも納得いかずに、なおも反発しようとする僕の耳にユニさんがささやく。

「ハル……彼らが怯えています……」

 ユニさんの言葉に驚いて彼らを見るとみんな青ざめた顔をして小さく震えてこっちを……僕のことを見ていた。

「え?なんで……」

「ハルの不興を買ったと……ハルに拒否されたと思って怯えているんです。
 ハルに……主に拒否された以上、彼らは実家に帰されます。そうせざるを得ません。
 モノケロス家を解雇されたとなれば、可哀想ですがそれ以降彼らの人生はろくなものにはならないでしょう……」
 
 そこまで言われてようやく気づいた。
 
 あれは少し前までの……ユニさんを好きになる前の僕だ。
 
 生殺与奪の権を全て相手に握られてると思って、相手を怒らせないように、相手に気に入られるようにとしか考えられなかった僕だ。
 
 僕はあの頃の僕に『お前なんかいらない』と言い放ったのだ。

 しかも、彼らはある程度大人の僕じゃない。

 僕よりもずっと年下の子達だ。

 背丈がほとんど変わらないし、立派に仕事をしてるから忘れてたけど、彼らは日本ならまだまだ親元でただ遊んでいる年頃なんだ。

 急に頭が冷えた。

 僕は一体何をやっていたんだろう?

 いい年して年下の子の前で取り乱してどうするんだ。

 ユニさんの肩越しに、もう一度彼らを……僕の使用人たちを見る。

 すまし顔の優秀な使用人の面影なんて欠片もない。

 みんな血の気の引いた真っ青な顔で、体を縮こまらせて震えながら僕をすがるような目で見ている。

 ミゲルくんなんか目に涙まで浮かべてるじゃないか。
 


 僕はあの頃どうしてほしかった?

 僕の運命を決められる絶対者にどう思われようとしていた?
 
 ユニさんがどういう反応をしたら安心した?

 ご主人さまにどういう態度を取ってほしかった?

「もちろん、ハルが本当にそうしてほしいなら私はハルの希望を優先しますが……」

 一度、ユニさんを強く抱きしめてから離れて彼らの前に立つ。

 覚悟は決まった。

 今考えればなんてバカバカしいことで嫌がったいたんだろう。

「ごめんね。
 恥ずかしくってパニクっちゃった」

 頭は下げない。

 こんな時、僕のためにご主人さまが頭を下げたりなんかしたら、色々考えてしまっただろうから。

「さあっ!思う存分僕をひん剥くがいいさっ!!」

 笑顔を作るのには自信があるんだ。

 満面の笑顔で大の字に手を広げる。

 なんか4人はポカーンとしてた。

 は、ハズしたっ!?



 ――――――



 ポカーンとしたまま動かなかった4人。

 はじめに再起動したのは意外にも泣きかけていたミゲルくんだった。

 鼻を一度すすって溢れかけていた涙を手で拭うと、いつものをすまし顔を作って、僕の方に近づいて来る。

 そして、僕の目の前でしゃがみ込んでハーフパンツに手をかける。

「え?そこから?」

 脱がされてる間は恥ずかしくてもなにも言わないようにしようと思っていたのに、あまりに予想外でつい声が出てしまった。

 ミゲルくんがハーフパンツに手をかけたまま、僕の顔を見上げてフリーズしてしまっている。

 あああああ、また目に涙が溜まってきた。

「だ、大丈夫っ!
 下から脱ぐのが普通だから気にしなくていいよっ!」

 僕のフォローを聞いて、なんとか気を取り戻したミゲルくん。

 もうすまし顔を取り繕う余裕はないみたいでちょっとホッとした顔をしたあと、真剣な顔で僕の股間を見つめてそのまま勢いよく僕のハーフパンツを下ろす。

 ずるんっ!

 ぺち。

 あまりに勢いよく下ろしたせいで、ハーフパンツだけでなくパンツも一緒におろしてしまうミゲルくん。

 しかも、勢いよく脱がされたせいで飛び出た僕のチンチンがミゲルくんの頬のあたりに一瞬当たってしまった。

「すっ、すすすすみませんっ!」

「大丈夫大丈夫、気にしなくていいよ」

 パンツを下ろした姿勢のまま真っ赤な顔で謝ってくるミゲルくんを笑顔で慰める。

 死にそうに恥ずかしかったけど、無理矢理気にしないことにする。

 そのまま、ハーフパンツとパンツから足を引き抜こうとして足を上げる。

 ぺちん。

 足を上げた時に揺れたチンチンがまたミゲルくんの頬に当たる。

 今度はミゲルくんもなにも言わない。

 と言うか、真っ赤になって固まってしまってなにも言えないようだ。

 なにもなかったことにして、もう片方の足も引き抜く。

 ぺちん。

 今度はおでこだ。

 思うに、ミゲルくん居る位置が近すぎる気がする……。

 曲がりなりにも脱がし終わったミゲルくんが、ハーフパンツとパンツを丁寧に畳んで持って立ち上がる。

 真っ赤な顔で涙ぐんだまま俯いていて、顔に明らかに『やらかした……』と書かれている。

 たしかにイヴァンさんに確認するまでもなく落第点だろう。

 でも、ミゲルくんの主は僕……ということになっている。
 
 僕がいいといえばいいのだ……多分。

「ミゲル、よく出来ました」

 ほんの少しだけ考えたあと、俯いてしまっているミゲルくんの頭を撫でる。

 今度は思わずじゃない。

 正直、僕にはこういう時ご主人さまとしてどういう態度をとるのが正解なのか分からない。

 叱りつけるにしても、本当はどういうふうにすればいいのか正解がわからない僕には叱りつけようがない。

 だから褒めようと思った。

 とりあえずやれたっ!偉いっ!改善点は今度教えてもらえるようにイヴァンさんにお願いしておくからっ!

 これが今の僕のご主人さまとしての限界だ。

 実に情けないご主人さまだけど、ミゲルくんはホッとした顔で嬉しそうに頭を撫でられている。

 ミゲルくんを安心させることが出来たのなら十分だと思おう。

 ひとしきり撫で続けてミゲルくんの涙が引いたあたりで、ちょっと考えて赤毛赤耳赤尻尾のムーサくんに声をかける。

「次はムーサ、運動着の上着を脱がせて」

「は、はいっ!」

 ムーサくんは慎重な手付きで上着のボタンを外して脱がす。

 すまし顔でいる余裕はないみたいで、緊張した顔だったけどなにも問題なく脱がすことが出来た。

「うん。ムーサもよく出来ました」

 ムーサくんもミゲルくんとおんなじように頭を撫でる。

 少し迷ったけど、差はつけないほうがいいだろうと思うことにした。

 ミゲルくんより少し大きそうに見えたからちょっと心配だったけど、嬉しそうにしているから大丈夫だろう。

「次、メファート。
 シャツを脱がせて」

「はい」

 二人のあとで少し落ち着きを取り戻したのか黒髪黒耳黒尻尾のメファートくんがすまし顔で近寄ってくる。

 そのまま僕のシャツに手をかけて片手ずつ袖から抜いていく。

 そこまでは順調だったけど、最後、頭からシャツを抜くために体を寄せたところで……。

 スリッ。

「ひぁっ」

 チンチンがメファートくんのズボンに触れた。

 しかも、先っぽをこするように触れてしまったせいで、思わず変な声が出た。

 やっぱりパンツは先に脱がないほうがいいと思う。

 そこからは驚いたメファートくんが急いでシャツを取ろうとしたせいで首に引っかかるわ、それでさらに慌てたメファートくんにチンチンを膝蹴りされそうになるわ、シッチャカメッチャカだった。

 なんとかシャツを脱いだあと、僕の頭はボサボサだった。

 メファートくんははじめのすまし顔が嘘だったように涙目だ。

「大丈夫っ!メファートもよく出来ました」

 これは撫でないわけにはいかないと、一切悩むことなくメファートくんの頭を撫でる。

 涙がこぼれちゃう前に撫でてあげないと。

 メファートくんが落ち着いたあと、少し悩む。

 あとは灰髪灰耳灰尻尾で一番小さいモレスくんだけど……もうすでに僕は全裸だ。

 どうしよう。

 少し考えたあと、もう着替えは終わったんだからもういいやと思った。

 軽くヤケになっているかもしれない。

「モレス、こっちにおいで」

 不思議そうな顔で近寄ってくるモレスくん。

 モレスくんもなにをすればいいのかって考えてるんだろう。

「モレス、よく待機できました」

 そう、モレスくんはもうすでに『待機』っていう仕事をやっていたんだ。

 そう思うことにして、三人と同じようにモレスくんの頭を撫でる。

「………………へへ」

 ちょっと腑に落ちないような顔をしていたけど、最後には嬉しそうに笑っていたので良しっ!

 これで4人全員終わった。

 なんか服を脱ぐだけなのにすごい疲れた……。

 これ、絶対に自分で脱いだほうが楽だ。



「どうですか?ユニさん、イヴァンさん、着替えの練習終わりましたよ」

 少し離れた場所でこちらを見ていたユニさんとイヴァンさんに、全裸のままやりきった顔で宣言する。

 ユニさんはうずくまって無言で笑ってるし、イヴァンさんはいつもどおりの無表情だけど、文句があるなら言ってみろという気分だ。

「申し訳ありません、あまりの奇行に言葉を失っておりました」

 奇行って言われたっ!?

 イヴァンさんの言葉を聞いてユニさんはとうとう床を叩き出した。

 よっぽどツボに入ったようだ。

「さて、僭越ながら総評をさせていただきますならば……落第点、と申し上げるしかございません」

「イ、イヴァン、もう少し言い方というものが……くふっ……」

 落第点とはっきり言われて4人はしゅんとしてしまう。

 一応ユニさんがフォローをしようとしてくれているけど、言い方の話なだけで落第点ということ自体には同意見のようだ。

 二人の意見に反論するために口を開く……前にイヴァンさんが言葉を続けた。

「しかし、それはモノケロス家としての尺度での話です。
 この度は主人の着替えというプライベートなことでございますし、サクラハラ様がよろしければそれでよろしいかと存じます」

 完璧とは到底いえない使用人たち。

 今もイヴァンさんの言葉を聞いて落ち込んでしまっていて、昼間のすまし顔なんて影も形もない。

 完璧には程遠い僕にはこれくらいがきっとちょうどいいんだと思う。

 イヴァンさんの言葉に、胸を張って宣言する。

「うちはこれでいいんです」
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