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第177話
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カムイパーティーとアオイ・ファルナ・エリス・シルビアはアサヒと闘う。
俺はひたすら分身体を攻撃した。
分身体を残すと、アサヒが吸収して回復してしまう。
その為俺はタイムアタックをするように切り札を温存せず攻撃を続けてきた。
何度も何度も分身体を斬り、何度も弾丸を使い、ヒメとサミスの切り札さえも使って何とか分身体を倒した。
アサヒの方を見るとアサヒは口角を釣り上げて俺を見ていた。
皆はボロボロになっており、特にカムイは集中的に攻撃を受けたようで頭から血を流していた。
アサヒの周りにはサッカーボールほどの大きさで宙に浮く肉の塊が13個、魔法でコーティングされてバウンドしながら皆を攻撃している。
「この13あるバウンドボールは僕の能力だよ!軍で襲い掛かって来てもエースだけで取り囲んでも僕はそれすら超えていくうううううううううううううううううう!!」
俺は弱体のツインハンドガンをアサヒに撃ちこむが、肉のボールが盾に変わって攻撃を防がれた。
走ってアサヒに迫るが4つのバウンドボールが俺に襲い掛かって来る。
刀でカウンターを食らわせるが、前に進めなくなる。
「ハヤト!ずる賢い君の考えは分かっているよ!僕の分身体をすべて倒してからカムイではなく君が僕をたおそうとしたんだろう?でも残念だったね!君はサミスのソウルスキルを受けてMPを使っても超強化弾丸を4発!そして回復弾丸を8発しか使えないんだ!君はすでに回復弾丸2発しか残っていないよ!そしてヒメのカースウォー・ギフトの効果もそろそろ切れる!害虫にしては頑張ったと思うけどもう君は切り札を使い果たしてやられる未来しかないんだよ!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
俺は連続でバウンドボールを斬っていく。
このバウンドボールもアサヒが吸収する事で自らを回復させる。
バウンドボールは分身体と同じような特性を持っているのだ。
「はははははは!どんなに叫んで刀で斬ってもサミスとヒメの補助が切れるんだ!もうそろそろ終わりだよ!」
「超強化弾丸!回復弾丸!」
「な!なぜまだ使えるんだ!バウンドモール!行け!」
13のバウンドボールが俺に襲い掛かって来る。
俺はバウンドボールの攻撃から生き延びる未来を選び取る。
このバウンドボールは分身体と同じ力だ。
アサヒに吸収されれば回復される。
アサヒを倒すためには分身体だけでなくバウンドボールすべてを倒す必要がある。
俺は全力でバウンドボールを攻撃し、かわし続けた。
「ファイア!アイス!ウインド!アース!ライト!グラビティ!く!ハヤト!しぶとい害虫め!なぜカースウォーが消えない!なぜきゅうの効果が消えない!なぜすべてを躱す!死ね!しねええええええ!」
ヒメもサミスも進化している。
「ヒール!リカバリー!リカバリー!」
ヒメは回復魔法を自分に使いながらカースウォー・ギフトを使い続ける。
ヒメは回復魔法を自分にかけながらカースウォー・ギフトの効果時間を延ばす事に成功し、サミスはきゅうの効果がパワーアップしている。
それによりアサヒの計算を少しだけ崩す事が出来る。
その事でアサヒは必死に俺を潰そうとしている。
敵は俺だけじゃないのにな。
俺やエースと闘っている間に軍はポーションや回復魔法で回復している。
「カースウォーアタック!再開ですわ!」
軍がアサヒを狙ってカースウォー&攻撃魔法を繰り出す。
「ぐうう!この程度おおおおおおおおおおおおお!!!」
アサヒの腕が盾に変わって攻撃を防いでいく。
その隙ににファルナは皆を回復させるよう指示を出す。
特にアサヒにとってカムイを回復されるのは厄介なはずだ。
カムイは邪神殺しのソウルスキルを持っている。
カムイは魔力ポーションを飲みながら皆から回復魔法を使ってもらい、傷を癒していく。
アサヒは苦渋の選択を迫られるだろう。
俺に殺到している13個のバウンドボールを他に向ければ俺がアサヒに斬りかかる。
だが今のままでは魔法の総攻撃を受けそれが終われば回復したカムイがアサヒに迫る。
アオイの話ではアサヒの回復能力は高い。
だが、その力はMPが枯渇する事で回復手段が限定されてくるらしい。
「くうう!ハヤトおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!早く倒れるんだああああああ!」
アサヒは右腕で盾を維持しつつ左腕を銃に変えて弾丸を撃ちだしてくる。
アサヒの盾は痛んでいる。
「倒れるのはアサヒ!お前だ!」
アサヒの盾がボロボロになり、血を流しながら叫ぶ。
「魔法攻撃が弱くなってきたよ!もうみんな限界なんだ!諦めるんだああああ!」
「諦めるのはお前だ!アサヒ!」
魔法攻撃が止む前にカムイ・アオイ・ファルナ・シルビアがアサヒを囲む。
アサヒは危なくなると逃げようとする。
逃げられるわけにはいかない。
カムイが剣で攻撃する瞬間にアサヒの両腕が刀に変わり二刀流で応戦すると、アオイ・ファルナ・シルビアが隙をつくように攻撃する。
ステップを踏んで皆から距離を取るとサミスとエリスの銃が飛んでくる。
「ぐおおおおおおおおおおおお!!!」
俺を攻撃していたバウンドボールがアサヒの周りに集まり皆に総攻撃を加える。
カムイ以外は吹き飛ばされ、その隙に俺は後ろからアサヒに迫った。
バウンドボールは盾型に姿を変えてアサヒを守るが、俺とカムイの攻撃はその盾さえも破壊するように猛攻を加える。
「バウンドボール!戻れ!」
バウンドボールはアサヒに吸収され、アサヒが回復する。
「は、はは、はははは!僕は死なない!神だからね!僕は元通りになったんだ!ハヤトのカースウォーときゅうの効果も切れたようだね!もう無駄なんだ!」
「関係ない!」
「刀コンボの餌食だ!」
俺とカムイで挟み撃ちにするように何度も攻撃を続けた。
アサヒが倒れる。
『レベルが500から600に上がりました』
アサヒが逆再生するように体の傷が治り、起き上がる。
「僕はたくさんの魂を持っているんだ!僕は死なない!!僕を倒す事は出来ないんだああああ!」
すべてを出し尽くそう。
アサヒを倒せばすべて終わる。
アサヒを倒す者になろう。
『ソウルスキル、血吸いの魔刀を取得しました』
血吸いの魔刀の効果は敵に攻撃をヒットさせることで刀の耐久力が回復する。
それだけの効果だ。
だがこれで、スタミナが続く限り刀で攻撃し続ける事が出来る。
『ソウルスキル、走り続ける者を取得しました』
このスキルは常時スタミナ回復力が上昇し、スタミナの消費を抑える事が出来る。
俺とカムイはアサヒに斬りかかった。
2人で何度も斬り、何度も回復するアサヒを超えていく。
カムイが動けなくなっても俺は攻撃を続ける。
刀コンボで攻撃力を維持し、血吸いの魔刀の力で刀の耐久力を回復し続ける。
更に走り続ける者の効果で俺はアサヒを斬り続けた。
何千、何万回とアサヒを斬り続け、アサヒが倒れる。
『レベルが600から700に上がりました』
アサヒが再生して起き上がる。
「い、いつまで続け、ぐおおおおおおお!がはああ!」
俺は何度もアサヒを殺した。
『レベルが700から800に上がりました』
『レベルが800から900に上がりました』
『レベルが900から1000に上がりました』
『神格を得ました』
◇
アサヒは大きな岩を背に何度も斬り刻まれる。
「もう、やめ!殺し、ぐぼおおおお!」
俺はアサヒを斬り続けた。
最後に残ったのがアサヒでよかった。
ドリルが最後に残り、邪神になっていたらどうなっていたか分からない。
弱いアサヒでよかった。
アサヒのおかげで周りにいる魔物は狩られた。
俺は斬り続ける。
アサヒが背にした岩が砕け、朝日が昇り、朝を迎える頃、アサヒは黒い霧となって消え、ドロップアイテムと魔石を吐き出した。
「終わった」
俺はひたすら分身体を攻撃した。
分身体を残すと、アサヒが吸収して回復してしまう。
その為俺はタイムアタックをするように切り札を温存せず攻撃を続けてきた。
何度も何度も分身体を斬り、何度も弾丸を使い、ヒメとサミスの切り札さえも使って何とか分身体を倒した。
アサヒの方を見るとアサヒは口角を釣り上げて俺を見ていた。
皆はボロボロになっており、特にカムイは集中的に攻撃を受けたようで頭から血を流していた。
アサヒの周りにはサッカーボールほどの大きさで宙に浮く肉の塊が13個、魔法でコーティングされてバウンドしながら皆を攻撃している。
「この13あるバウンドボールは僕の能力だよ!軍で襲い掛かって来てもエースだけで取り囲んでも僕はそれすら超えていくうううううううううううううううううう!!」
俺は弱体のツインハンドガンをアサヒに撃ちこむが、肉のボールが盾に変わって攻撃を防がれた。
走ってアサヒに迫るが4つのバウンドボールが俺に襲い掛かって来る。
刀でカウンターを食らわせるが、前に進めなくなる。
「ハヤト!ずる賢い君の考えは分かっているよ!僕の分身体をすべて倒してからカムイではなく君が僕をたおそうとしたんだろう?でも残念だったね!君はサミスのソウルスキルを受けてMPを使っても超強化弾丸を4発!そして回復弾丸を8発しか使えないんだ!君はすでに回復弾丸2発しか残っていないよ!そしてヒメのカースウォー・ギフトの効果もそろそろ切れる!害虫にしては頑張ったと思うけどもう君は切り札を使い果たしてやられる未来しかないんだよ!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
俺は連続でバウンドボールを斬っていく。
このバウンドボールもアサヒが吸収する事で自らを回復させる。
バウンドボールは分身体と同じような特性を持っているのだ。
「はははははは!どんなに叫んで刀で斬ってもサミスとヒメの補助が切れるんだ!もうそろそろ終わりだよ!」
「超強化弾丸!回復弾丸!」
「な!なぜまだ使えるんだ!バウンドモール!行け!」
13のバウンドボールが俺に襲い掛かって来る。
俺はバウンドボールの攻撃から生き延びる未来を選び取る。
このバウンドボールは分身体と同じ力だ。
アサヒに吸収されれば回復される。
アサヒを倒すためには分身体だけでなくバウンドボールすべてを倒す必要がある。
俺は全力でバウンドボールを攻撃し、かわし続けた。
「ファイア!アイス!ウインド!アース!ライト!グラビティ!く!ハヤト!しぶとい害虫め!なぜカースウォーが消えない!なぜきゅうの効果が消えない!なぜすべてを躱す!死ね!しねええええええ!」
ヒメもサミスも進化している。
「ヒール!リカバリー!リカバリー!」
ヒメは回復魔法を自分に使いながらカースウォー・ギフトを使い続ける。
ヒメは回復魔法を自分にかけながらカースウォー・ギフトの効果時間を延ばす事に成功し、サミスはきゅうの効果がパワーアップしている。
それによりアサヒの計算を少しだけ崩す事が出来る。
その事でアサヒは必死に俺を潰そうとしている。
敵は俺だけじゃないのにな。
俺やエースと闘っている間に軍はポーションや回復魔法で回復している。
「カースウォーアタック!再開ですわ!」
軍がアサヒを狙ってカースウォー&攻撃魔法を繰り出す。
「ぐうう!この程度おおおおおおおおおおおおお!!!」
アサヒの腕が盾に変わって攻撃を防いでいく。
その隙ににファルナは皆を回復させるよう指示を出す。
特にアサヒにとってカムイを回復されるのは厄介なはずだ。
カムイは邪神殺しのソウルスキルを持っている。
カムイは魔力ポーションを飲みながら皆から回復魔法を使ってもらい、傷を癒していく。
アサヒは苦渋の選択を迫られるだろう。
俺に殺到している13個のバウンドボールを他に向ければ俺がアサヒに斬りかかる。
だが今のままでは魔法の総攻撃を受けそれが終われば回復したカムイがアサヒに迫る。
アオイの話ではアサヒの回復能力は高い。
だが、その力はMPが枯渇する事で回復手段が限定されてくるらしい。
「くうう!ハヤトおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!早く倒れるんだああああああ!」
アサヒは右腕で盾を維持しつつ左腕を銃に変えて弾丸を撃ちだしてくる。
アサヒの盾は痛んでいる。
「倒れるのはアサヒ!お前だ!」
アサヒの盾がボロボロになり、血を流しながら叫ぶ。
「魔法攻撃が弱くなってきたよ!もうみんな限界なんだ!諦めるんだああああ!」
「諦めるのはお前だ!アサヒ!」
魔法攻撃が止む前にカムイ・アオイ・ファルナ・シルビアがアサヒを囲む。
アサヒは危なくなると逃げようとする。
逃げられるわけにはいかない。
カムイが剣で攻撃する瞬間にアサヒの両腕が刀に変わり二刀流で応戦すると、アオイ・ファルナ・シルビアが隙をつくように攻撃する。
ステップを踏んで皆から距離を取るとサミスとエリスの銃が飛んでくる。
「ぐおおおおおおおおおおおお!!!」
俺を攻撃していたバウンドボールがアサヒの周りに集まり皆に総攻撃を加える。
カムイ以外は吹き飛ばされ、その隙に俺は後ろからアサヒに迫った。
バウンドボールは盾型に姿を変えてアサヒを守るが、俺とカムイの攻撃はその盾さえも破壊するように猛攻を加える。
「バウンドボール!戻れ!」
バウンドボールはアサヒに吸収され、アサヒが回復する。
「は、はは、はははは!僕は死なない!神だからね!僕は元通りになったんだ!ハヤトのカースウォーときゅうの効果も切れたようだね!もう無駄なんだ!」
「関係ない!」
「刀コンボの餌食だ!」
俺とカムイで挟み撃ちにするように何度も攻撃を続けた。
アサヒが倒れる。
『レベルが500から600に上がりました』
アサヒが逆再生するように体の傷が治り、起き上がる。
「僕はたくさんの魂を持っているんだ!僕は死なない!!僕を倒す事は出来ないんだああああ!」
すべてを出し尽くそう。
アサヒを倒せばすべて終わる。
アサヒを倒す者になろう。
『ソウルスキル、血吸いの魔刀を取得しました』
血吸いの魔刀の効果は敵に攻撃をヒットさせることで刀の耐久力が回復する。
それだけの効果だ。
だがこれで、スタミナが続く限り刀で攻撃し続ける事が出来る。
『ソウルスキル、走り続ける者を取得しました』
このスキルは常時スタミナ回復力が上昇し、スタミナの消費を抑える事が出来る。
俺とカムイはアサヒに斬りかかった。
2人で何度も斬り、何度も回復するアサヒを超えていく。
カムイが動けなくなっても俺は攻撃を続ける。
刀コンボで攻撃力を維持し、血吸いの魔刀の力で刀の耐久力を回復し続ける。
更に走り続ける者の効果で俺はアサヒを斬り続けた。
何千、何万回とアサヒを斬り続け、アサヒが倒れる。
『レベルが600から700に上がりました』
アサヒが再生して起き上がる。
「い、いつまで続け、ぐおおおおおおお!がはああ!」
俺は何度もアサヒを殺した。
『レベルが700から800に上がりました』
『レベルが800から900に上がりました』
『レベルが900から1000に上がりました』
『神格を得ました』
◇
アサヒは大きな岩を背に何度も斬り刻まれる。
「もう、やめ!殺し、ぐぼおおおお!」
俺はアサヒを斬り続けた。
最後に残ったのがアサヒでよかった。
ドリルが最後に残り、邪神になっていたらどうなっていたか分からない。
弱いアサヒでよかった。
アサヒのおかげで周りにいる魔物は狩られた。
俺は斬り続ける。
アサヒが背にした岩が砕け、朝日が昇り、朝を迎える頃、アサヒは黒い霧となって消え、ドロップアイテムと魔石を吐き出した。
「終わった」
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