NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~

ぐうのすけ

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第145話

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【ドリル視点】

「どうした!どうしたおい!」

 俺はアサヒを追い詰める。
 雑魚の分際で俺に傷をつけやがって!
 許さねえ!
 何度も槍で突き、何度も倒そうとするが意外としぶとい。
  
 アサヒの刀と打ち合うが浅い傷は何度も与えている。
 だが直撃出来ねえ!

 ちょっとでも距離を取れば刀の斬撃が飛んでくる。
 クズな性格が戦い方に出ている!

 しかもこいつ、スキがあれば逃げようとしやがる!
 お前はここで殺す!
 
「早くくたばれ!」
「ぐう、ドリル!僕は、死なない!諦めるんだ!」

 ガキンガキンガキンガキン!
 ののしり合いながら打ち合う。

「血だらけで何言ってやがる!」
「致命傷は、受けていないよ!僕は天才だからね!僕はレベル60に達している!」
「おれは80だ馬鹿が!温存してアーツを使わないでやってるんだよ!」
「使ったら君はここで死ぬんだろう?温存するしかないんだ!正義の前で悪は通用しないんだ!」
「アサヒ!お前は悪魔じゃねえか!正義じゃねえよ!」
 
 しぶとい!
 まるでゴキブリだな!
 もういい!アーツを使って潰してやる!

「ソニックタイム!ショートスティング!ロングスティング!」
「ぐはあ!」

 アーツを決めてやった!
 一気に押し切る!

「おらおらおらおらおらあ!」

 何度も槍で突こうとするがそれでも倒しきれねえ!
 こいつ、しばらく見ないうちに強くなっている!

 アサヒが刀を消した。
 なん、だ?

 アサヒが口角を釣り上げた。
 何かが来る!?

「ガトリング!」
「ぐぼおおおおおおお!」

 俺は弾幕を受けて後ろに下がっていく。
 もう一発、使えたのか!

 だが、問題ない!
 ポーションで治せる!

 俺がポーションを飲んだ隙にアサヒが逃げ出す。

「ま、待てよ!」
「はははははは!今日から毎日、後ろに気を付けるんだね!いつ僕の刀が君を斬り刻むか分からないからねぇ!」

 ここで逃げるのか!
 クズが!

 俺はアサヒに迫って槍を突き刺した。
 アサヒが倒れた瞬間、俺の腹に槍が刺さった。
 俺がアサヒに意識を集中した一瞬のスキを突かれた。
 
 槍が消えると、アオイの手に槍が出現する。

「アオイか。ようやく表れたな!」
「あなたの相手はしたくはないのだけれど、仕方がないわね」

「俺に勝てないって分かっているのか!物分かりがいいようだな!」
「ソニックタイムが切れたわよ?」

「問題無い。お前をおとなしくさせて持ち帰ればいいだけだ。アオイ、レベルを上げるのに苦労したか?」
「ドリルが私に監視をつけて邪魔をしたんでしょ?親にそっくりね」

「はあ!意味が分からねえが、お前を気絶させたら何度も懇願させてやろう」
「スティンガーそのものね」
「俺はスティンガーとは違う!」

「実の父の事をスティンガーと呼ぶのね。あなたの嫌いなスティンガーとあなたの性格はそっくりよ」
「時間稼ぎは終わったか?言っておくが、ここにいる全員を俺一人で殺す事が出来るんだよ!」
「時間稼ぎはあなたもでしょう?あなたのクールタイムは回復したのかしら?」
「時間稼ぎには乗らねえ!」

「ソニックタイム!ロングスティング!ショートスティング!」
「ソニックタイム!ロングスティング!ショートスティング!」

 アオイと打ち合う。
 攻撃力はそこまでじゃねえが、動きが早い。
 だが、それだけだ!

 俺と打ち合うたびにアオイは押し負けて後ろに飛ばされる。
 態勢を崩しながら後ろに下がる。
 その隙を狙う。

 俺より弱い!
 しかも俺はソウルスキルを使っていない。
 アオイ、いい女だ。確実に倒して、手に入れる。

「ソウルスキル!レディーキラー!」

 俺の槍が紫色に輝く。
 少しでも槍で攻撃を受けちまえばアオイは終わりだ。

「ぐらあああああああああああああああああああああああ!!!!」

 俺はアオイに槍の連撃をお見舞いした。
 何度も何度も突く。

 そして、ついにアオイの腕に槍を突き刺した。

「んあああああ!」
「どうした?ずいぶん色っぽい声を出すじゃねえか!」

 俺はアオイを何度も突き刺す。

 レディーキラー。
 その効果は俺の攻撃を当てた女を強制的に発情状態にする。
 
 もうアオイはただのメスだ。
 後は、ここにいる全員を倒して……

 味方が全員倒されたのか!
 いつの間に!

 頭数は俺達の方が多かったはずだ!
 しかも相手はほとんどが雑魚だ。

 ハイブリッドの無能が俺に刀を向けた。
 ハヤトの眼を見た瞬間に俺は身構えた。

 貧民街で育ち、人を見抜く力は身につけてきた。
 あの目は、油断できねえ!
 修羅場を何度も味わった目をしてやがる!

「言っておくがなあ!このレディキラーは男には毒効果をもたらす!女をメスに変えるだけじゃねえ!」
「そうか、EXスキルをどうするか決めた」
「訳が分からねえ」

「気にするな、こっちの事だ」

 ハヤトは歩いて俺に近づいてくる。
 槍を構えても落ち着いたように歩いてくる。

 俺が槍を突き出した瞬間奴は急に動いた。
 いきなり俺の喉を狙って刀を振る。

 俺と奴が打ち合うが、奴は速いわけじゃない。
 体力もそこまでではない。
 だが何故か俺は防戦一方に回った。
 
 ソニックタイムを使わねえと対応できねえ!
 だが、クールタイムがまだ回復しない。

 俺は小さい傷を何度もつけられていく。
 奴は連撃のたびに威力が上がっていく。

 意味が分からねえ。
 だが、奴はもう、スタミナが残っていない。
 そしてアーツも使えない。

 何度もアーツを決められるタイミングがあったが使わねえ。
 使えねえんだろう。
 だが、雑魚のハイブリッドのはずだが、この悪寒は何だ?

 クールタイムが終わった!ソニックタイムが使える!
 これで一気に決める!

「ソニックタイム!」

 俺は一気に猛攻を仕掛けた。

「ぐらあああああああああああああああああああああああ!!!!」

 そして攻撃を当てた!
 掠っただけだが当てればいいんだ。

 俺のレディーキラーの効果が消える。
 ギリギリ間に合ったぜ。

「へっへっへ。お前はもう終わりだ。異常解除のポーションを今飲んでも無駄なんだよ!諦めろ!」
「ぶっつけ本番になるか」

 そう言いながら奴は異常解除のポーションを飲んだ後、魔力ポーションも飲んだ。
 意味が分からねえ。

「ハイリジェネ!強化弾丸!」

 奴の武具が光を放ち、そして奴自身も光っていく。
 奴は俺に斬りかかってきた。

 奴の攻撃力が増している!
 奴のスタミナが回復していくのか!

 奴の動きが良くなっていって、俺はどんどん攻撃を受けて行った。

 なん、だ?
 レディーキラーの毒は効いているはずだ。
 レディーキラーの毒効果は異常解除ポーションの効果を超えて相手を殺すはずだ!
 毒は効かないのか?
 いや、効かないなら異常解除のポーションを飲む意味がねえ!

 それに奴の顔を見て分かった。
 俺がなんでこんなに弱いんだ?って顔をしてやがる。
 だが、、もう、奴に攻撃を当てられる気がしねえ!

「おいおい!今度はなんだよ!」

 奴の体が黒いオーラで覆われていく。
 ヒメのスキルか!

 俺は一気に切り刻まれた。
 奴は、力を隠していたのか?
 奴は俺を倒す寸前までカースウォーをヒメに使わせなかった?

 いや、カースウォーが無くても、勝てなかった。
 能力値はそこまで高くねえはずだ。
 俺はソウルスキルを使いこなし、強い戦士のジョブで、しかもいくつもの修羅場を生き延びてきた。

 なのに何でだ?
 俺の攻撃は当たらねえのに奴の刀は俺を斬り刻んでいく。

 俺は、ここで、死ぬのか。
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