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第123話
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俺は女性兵士との話に疲れてその日はゆっくり休んだ。
そして次の日も寝て過ごした。
皆忙しいのか学園にいない。
新兵教育で苦労があるのかもしれないな。
俺は休日を食べて寝て過ごした。
【王国歴1000年春の月46日】
講義が終わると、外から女性兵士が俺を覗き込む。
なんか、あの女性兵士はトレイン娘を思い出す。
「さあ!行きますよ!」
「待て待て!まだ食事がまだだ!」
「私も食べて一緒に向かいます!」
女性兵士はたくさん食事を食べてから移動を開始する。
こうして森林地帯にやってきた。
「次はアサシンゴブリンの短剣を100本納品です。敵のレベルは15前後のようです。ただし詳しい調査は出来ていません」
「なあ、もしかして、魔導士とアサシンだとアサシンが有利だからクエストが進まないのか?」
「その通りです!」
魔導士はどうしても魔力の能力値に多く振る事になり、撃たれ弱いステ振りになってしまう。
対してアサシンタイプは素早いため魔法攻撃を避けやすく、魔導士を奇襲して倒すことが出来る為アサシンVS魔導士ではアサシンが有利なのだ。
だが、「魔導士の次に多いのが戦士だよな?戦士はどこに行ったんだ?」
戦士ならアサシンに対応できる。
奇襲を受けても体力が高く死ににくい。
更に攻撃力の点で言うと戦士の方が強いため、何回か攻撃を避けられても1回攻撃をヒットさせれば倒せたりするのだ。
戦士ならアサシンに対応できる。
「実は今、新兵の訓練中です」
今はみんなが忙しいか。
「OK分かった。倒そう。ただ、俺の能力値は偏っている。アサシンゴブリンに対応できるかな?」
「また能力値を見せて貰っていいですか?」
ハヤト 男
レベル:30
ステータスポイント:0
スキルポイント:6
ジョブ:ハイブリッド
体力: 60
魔力: 20
敏捷:100
技量: 20
魅力:100
スキル・攻の紋章LV7・防の紋章LV3・銃の紋章LV3・収納の紋章LV3・カートリッジの紋章LV6・リジェネLV3・経験値取得増加LV10・強化の紋章LV0・感知LV3・きゅう???
武器 刀:210 ハンドガン:30(最大10発) 防具 ミリタリージャケット:60
「感知のLVを4に上げましょう。後は、技量20だと、クリティカルを受ける可能性があります」
「次は技量上げか。アドバイス助かる」
ハヤト 男
レベル:30
ステータスポイント:0
スキルポイント:2
ジョブ:ハイブリッド
体力: 60
魔力: 20
敏捷:100
技量: 20
魅力:100
スキル・攻の紋章LV7・防の紋章LV3・銃の紋章LV3・収納の紋章LV3・カートリッジの紋章LV6・リジェネLV3・経験値取得増加LV10・強化の紋章LV0・感知LV4・きゅう???
武器 刀:210 ハンドガン:30(最大10発) 防具 ミリタリージャケット:60
「感知のLVを4に上げたら大丈夫かな?」
「う~ん。レベルの低い個体なら行けますが、どのレベルまで成長しているか不明なんですよ」
「そうか、分かった」
技量と感知を上げていく予定にして戦ってみよう。
「その前に、次のクエストもあるのか?」
「ありますよ。次はガードオークです」
ガードオークとガードスライムは魔導士のカースウォー&攻撃魔法を潰しに来ている。
そしてアサシンゴブリンは魔導士の苦手な相手だ。
感知を持っていれば対応できなくも無いけど、それでも結局攻撃は避けられやすい。
それに感知を取れば魔導士の強みである魔法にスキルを振れなくなる。
「……あれだ。魔導士が多すぎて、それに対抗する魔物が増えてないか?」
「そうなんです。ファルナ様は多様性の無さに警鐘を鳴らしています」
「お!アサシンゴブリンか?」
俺の視線に気づくと、30以上のゴブリンが短剣を持って現れた。
これがアサシンゴブリンか。
「大丈夫です!私が守りますよ!」
「レベルを聞いても良いか?」
「42です!」
「良かった。気にせず戦える」
俺は歩いて前に出た。
「え?え?ま、前に出すぎですよ!」
キシャアア!
素早く飛び掛かって来るアサシンゴブリンを刀で斬り倒す。
「脆いな。ガードスライムより打たれ弱いようだ」
「「キシャアアア!!」」
アサシンゴブリンが俺をターゲットにして包囲しようとする。
包囲されるのはさすがに嫌だ。
俺は走って包囲を崩すように突撃した。
一瞬で5体を斬り倒す。
そして素早くハンドガンに持ち替え銃を連射した。
ハンドガンで更に3体を倒した。
弾が切れると素早く刀に持ち替えて敏捷に物を言わせて斬り倒す。
敵の包囲を切り崩した結果、相手の陣は崩壊し、混乱したアサシンゴブリンを各個撃破する事で魔物を全滅させた。
「思ったより行ける!どんどん倒そう!」
「ええーーー!!本当にレベル30ですか!?」
「敏捷を上げているからな」
「今回も、一人で大丈夫そうですね」
俺はアサシンゴブリンを倒しに倒し、3日でゴブリンの短剣を100本以上納品した。
【王国歴1000年春の月51日】
「次はガードオークの野営地を潰します」
「草原に建ってる木の建物を全部燃やせばいいんだよな?」
「いえ、オークが切り出した木材は資源として利用できます。この地図にあるオークだけを倒してください」
「木材が無事な保証はないぞ」
「出来る範囲で木材を確保する感じで構いません。命大事に、これが1番です」
「気が楽だ」
「未開地にいる魔物はレベルが高いです。大人になったオークは20前後のレベルなので魔物に注意ですよ」
「分かった」
俺は一番小さい野営地を襲撃した。
「ちょ!待ってください!私も行きます!」
壁を登っていきなり中に入って斬りつける。
ブヒイイイイイイ!
まずは1体!
大楯とこん棒を用意したオークが迫って来る。
壁を背にしてオークの盾を避けるように斬りつけ、倒していく。
◇
俺は野営地のオークを全滅させて内側から扉を開ける。
「大丈夫ですか!」
「大丈夫だ、全部倒したからな」
「ええええええええ!!!」
「次に行こう」
「ハヤトさん、ダメージを受けましたか?」
「いや?」
「当たらなければ、大したことは無いんですね」
こうして毎日オークの野営地を破壊した。
【王国歴1000年春の月53日】
俺はすべての野営地を壊滅させて学園に戻った。
「終わったけど、次は何のクエストだろう?」
「……次は、ファルナ様に相談してきます」
「そうか」
「ステータスを見せて貰っていいですか?」
ハヤト 男
レベル:45
ステータスポイント:0
スキルポイント:2
ジョブ:ハイブリッド
体力: 60
魔力: 50
敏捷:150
技量: 50
魅力:140
スキル・攻の紋章LV10・防の紋章LV10・銃の紋章LV4・収納の紋章LV3・カートリッジの紋章LV6・リジェネLV3・経験値取得増加LV10・強化の紋章LV0・感知LV5・きゅう???
武器 刀:300 ハンドガン:40(最大10発) 防具 ミリタリージャケット:200
途中から『命大事に』を意識して魔力と技量にも振った。
更に攻の紋章と防の紋章に振る事で安定度を増したのだ。
LV10になれば強くなるかもしれないと思った武具だけど、LVMAXボーナスは一切なかった。
魔力を上げ、武具を強化した事で、武具の耐久力は今の所気にしなくてよくなったが、銃弾だけはすぐに無くなる為銃の紋章は諦めた。
「そろそろハイブリッドの能力についてもファルナ様に報告が必要ですね」
「そうだな」
そして次の日も寝て過ごした。
皆忙しいのか学園にいない。
新兵教育で苦労があるのかもしれないな。
俺は休日を食べて寝て過ごした。
【王国歴1000年春の月46日】
講義が終わると、外から女性兵士が俺を覗き込む。
なんか、あの女性兵士はトレイン娘を思い出す。
「さあ!行きますよ!」
「待て待て!まだ食事がまだだ!」
「私も食べて一緒に向かいます!」
女性兵士はたくさん食事を食べてから移動を開始する。
こうして森林地帯にやってきた。
「次はアサシンゴブリンの短剣を100本納品です。敵のレベルは15前後のようです。ただし詳しい調査は出来ていません」
「なあ、もしかして、魔導士とアサシンだとアサシンが有利だからクエストが進まないのか?」
「その通りです!」
魔導士はどうしても魔力の能力値に多く振る事になり、撃たれ弱いステ振りになってしまう。
対してアサシンタイプは素早いため魔法攻撃を避けやすく、魔導士を奇襲して倒すことが出来る為アサシンVS魔導士ではアサシンが有利なのだ。
だが、「魔導士の次に多いのが戦士だよな?戦士はどこに行ったんだ?」
戦士ならアサシンに対応できる。
奇襲を受けても体力が高く死ににくい。
更に攻撃力の点で言うと戦士の方が強いため、何回か攻撃を避けられても1回攻撃をヒットさせれば倒せたりするのだ。
戦士ならアサシンに対応できる。
「実は今、新兵の訓練中です」
今はみんなが忙しいか。
「OK分かった。倒そう。ただ、俺の能力値は偏っている。アサシンゴブリンに対応できるかな?」
「また能力値を見せて貰っていいですか?」
ハヤト 男
レベル:30
ステータスポイント:0
スキルポイント:6
ジョブ:ハイブリッド
体力: 60
魔力: 20
敏捷:100
技量: 20
魅力:100
スキル・攻の紋章LV7・防の紋章LV3・銃の紋章LV3・収納の紋章LV3・カートリッジの紋章LV6・リジェネLV3・経験値取得増加LV10・強化の紋章LV0・感知LV3・きゅう???
武器 刀:210 ハンドガン:30(最大10発) 防具 ミリタリージャケット:60
「感知のLVを4に上げましょう。後は、技量20だと、クリティカルを受ける可能性があります」
「次は技量上げか。アドバイス助かる」
ハヤト 男
レベル:30
ステータスポイント:0
スキルポイント:2
ジョブ:ハイブリッド
体力: 60
魔力: 20
敏捷:100
技量: 20
魅力:100
スキル・攻の紋章LV7・防の紋章LV3・銃の紋章LV3・収納の紋章LV3・カートリッジの紋章LV6・リジェネLV3・経験値取得増加LV10・強化の紋章LV0・感知LV4・きゅう???
武器 刀:210 ハンドガン:30(最大10発) 防具 ミリタリージャケット:60
「感知のLVを4に上げたら大丈夫かな?」
「う~ん。レベルの低い個体なら行けますが、どのレベルまで成長しているか不明なんですよ」
「そうか、分かった」
技量と感知を上げていく予定にして戦ってみよう。
「その前に、次のクエストもあるのか?」
「ありますよ。次はガードオークです」
ガードオークとガードスライムは魔導士のカースウォー&攻撃魔法を潰しに来ている。
そしてアサシンゴブリンは魔導士の苦手な相手だ。
感知を持っていれば対応できなくも無いけど、それでも結局攻撃は避けられやすい。
それに感知を取れば魔導士の強みである魔法にスキルを振れなくなる。
「……あれだ。魔導士が多すぎて、それに対抗する魔物が増えてないか?」
「そうなんです。ファルナ様は多様性の無さに警鐘を鳴らしています」
「お!アサシンゴブリンか?」
俺の視線に気づくと、30以上のゴブリンが短剣を持って現れた。
これがアサシンゴブリンか。
「大丈夫です!私が守りますよ!」
「レベルを聞いても良いか?」
「42です!」
「良かった。気にせず戦える」
俺は歩いて前に出た。
「え?え?ま、前に出すぎですよ!」
キシャアア!
素早く飛び掛かって来るアサシンゴブリンを刀で斬り倒す。
「脆いな。ガードスライムより打たれ弱いようだ」
「「キシャアアア!!」」
アサシンゴブリンが俺をターゲットにして包囲しようとする。
包囲されるのはさすがに嫌だ。
俺は走って包囲を崩すように突撃した。
一瞬で5体を斬り倒す。
そして素早くハンドガンに持ち替え銃を連射した。
ハンドガンで更に3体を倒した。
弾が切れると素早く刀に持ち替えて敏捷に物を言わせて斬り倒す。
敵の包囲を切り崩した結果、相手の陣は崩壊し、混乱したアサシンゴブリンを各個撃破する事で魔物を全滅させた。
「思ったより行ける!どんどん倒そう!」
「ええーーー!!本当にレベル30ですか!?」
「敏捷を上げているからな」
「今回も、一人で大丈夫そうですね」
俺はアサシンゴブリンを倒しに倒し、3日でゴブリンの短剣を100本以上納品した。
【王国歴1000年春の月51日】
「次はガードオークの野営地を潰します」
「草原に建ってる木の建物を全部燃やせばいいんだよな?」
「いえ、オークが切り出した木材は資源として利用できます。この地図にあるオークだけを倒してください」
「木材が無事な保証はないぞ」
「出来る範囲で木材を確保する感じで構いません。命大事に、これが1番です」
「気が楽だ」
「未開地にいる魔物はレベルが高いです。大人になったオークは20前後のレベルなので魔物に注意ですよ」
「分かった」
俺は一番小さい野営地を襲撃した。
「ちょ!待ってください!私も行きます!」
壁を登っていきなり中に入って斬りつける。
ブヒイイイイイイ!
まずは1体!
大楯とこん棒を用意したオークが迫って来る。
壁を背にしてオークの盾を避けるように斬りつけ、倒していく。
◇
俺は野営地のオークを全滅させて内側から扉を開ける。
「大丈夫ですか!」
「大丈夫だ、全部倒したからな」
「ええええええええ!!!」
「次に行こう」
「ハヤトさん、ダメージを受けましたか?」
「いや?」
「当たらなければ、大したことは無いんですね」
こうして毎日オークの野営地を破壊した。
【王国歴1000年春の月53日】
俺はすべての野営地を壊滅させて学園に戻った。
「終わったけど、次は何のクエストだろう?」
「……次は、ファルナ様に相談してきます」
「そうか」
「ステータスを見せて貰っていいですか?」
ハヤト 男
レベル:45
ステータスポイント:0
スキルポイント:2
ジョブ:ハイブリッド
体力: 60
魔力: 50
敏捷:150
技量: 50
魅力:140
スキル・攻の紋章LV10・防の紋章LV10・銃の紋章LV4・収納の紋章LV3・カートリッジの紋章LV6・リジェネLV3・経験値取得増加LV10・強化の紋章LV0・感知LV5・きゅう???
武器 刀:300 ハンドガン:40(最大10発) 防具 ミリタリージャケット:200
途中から『命大事に』を意識して魔力と技量にも振った。
更に攻の紋章と防の紋章に振る事で安定度を増したのだ。
LV10になれば強くなるかもしれないと思った武具だけど、LVMAXボーナスは一切なかった。
魔力を上げ、武具を強化した事で、武具の耐久力は今の所気にしなくてよくなったが、銃弾だけはすぐに無くなる為銃の紋章は諦めた。
「そろそろハイブリッドの能力についてもファルナ様に報告が必要ですね」
「そうだな」
応援ありがとうございます!
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