108 / 179
第108話
しおりを挟む
「場所を、移そう」
「学園の寮はどうだろう?」
「分かった。男性寮で、話をしよう」
クサナギカムイは、落ち着いた口調で笑顔のまま言った。
動きはゆっくりだが、体の軸がぶれない。
多分、俺よりプレイヤースキルは高い。
そう思った。
カムイはヒロイン2人と別れて俺と学園の寮に移動しつつ話す。
「分からない事がいくつかあるんだ」
「1つずつ、聞こう」
「カムイはゲームの世界の主人公だよな?でも、この世界がゲームとは思えない」
「俺は、ゲームを、やった事が無い。だが、ゲームはこの世界を、元にして作られた。順番が、逆だ」
「この世界を元にゲームが作られた?何でこの世界を元にゲームを作ったんだ?」
「この世界の、シミュレーションの、為だ」
「シミュレーション?」
「俺達の、居た世界は、パソコンのシミュレーション能力が高い。魔力ではなく、情報科学が、発達した世界は、珍しいらしい。この世界を再現した、ゲームを作って、異世界の人のゲームの情報を、収集する為らしい」
「何のためにこの国のシミュレーションをするんだ?」
「この世界を、救う為だ。この世界は、何度も魔物によって、滅びている」
「魔物に滅ぼされないように異世界でシミュレーションをして、世界を救う糸口を見つけたいってことでいいのか?」
「そうだ」
「解決策は見つかったのか?」
「見つかった。その為に、俺と、皆が召喚された」
「え?待ってくれ、もう1つの疑問になるけど、召喚したのは王様じゃないのか?」
「違う、王は、そう思っている、だけだ。召喚出来るのは、女神だけだ」
思い当たる節がある。
王はエクスファックに操られるか乗り移られている状態だった。
エクスファックは複数いて思考が繋がっている。
その状態で真実を話すのは都合が悪い。
敵に嘘の情報を流すか誤解させると考えればしっくりくる。
「世界を救うために俺達が必要なのか?」
「そう、らしい」
「……女神の力で世界を救うことは出来ないのか?俺を転生させたりしてるだろ?女神は大きな力を持っている」
「女神が、力を使えば、魔物の力も、増す。そううまくは、行かない」
光が増せば闇も増す的な感じなのか。
「話は戻るけど、俺達は世界を救うのに必要なんだよな?」
「そうだ」
「何をすればいいんだ?」
「分からない」
「ん?」
「俺達は、多様性を、持ち込むためにいるらしい。そして女神の予測を超える可能性を持っているとも言っていた。1度、皆を、この世界に転移させて、能力をリセットしたのも、その方が、世界を救える可能性が、上がるから、らしい。俺も詳しくは知らないんだ。俺も、皆と同じだ。転生の時に、女神と話した程度の、知識しかない」
思い当たる節がある。
もし俺が転生できなかったら、体をボロボロにして死んでいたと思う。
前回の経験があって俺は休息の重要性を知った。
それと、プレイヤースキルは前回の経験が生きている。
「そうか、でも、すっきりした。ありがとう」
「所で、こっちからも、いいか?」
「あ、どうぞどうぞ。悪かったな。俺だけ聞いてしまった」
「俺が主人公のゲームは、どんなゲームなんだ?」
「戦闘に力を入れた、エロゲだ」
「エロゲ、か」
大人っぽい顔をしたカムイが急に子供のような顔になった。
カムイは背が大きく、体格がいい。
そんなカムイの意外な表情につい顔をじっと見てしまう。
これは、女性にモテるよな。
「ヒロインはカムイの近くにいたアリスとシノン、それにファルナとエリスだ」
「俺が、前の世界で、結ばれた4人だ」
そういう事か。
ヒロインはカムイと結ばれたからあの4人だったのか。
なら、この世界の他の人間とヒロインの違いはない。
「エロシーンは、あるのか?」
「ある」
カムイがしばらく固まった。
「……そうか」
「他に質問はあるか?」
「いや、無い」
「寮に着く前に話が終わってしまった」
「そうだな」
「定期的に話を聞かせて欲しい。今日は転生したばかりで質問したいことがまた出るかもしれない」
「分かった」
俺はカムイと別れた。
まともな男と久しぶりに話をした気がする。
楽しかったな。
俺は、カムイを頼もしく感じ、安心感を覚えていた。
今まで俺は、ファルナの部隊やヒロインの命を守ろうとしつつ自分のレベルを上げてきた。
でも、今の俺は弱い。
弱くなって注目されなくなって嬉しいと思ってしまう。
俺はおかしいんだろうか?
いや、俺は自由が好きだ。
注目されない事のデメリットもあるけど、メリットもある。
俺は皆からの注目を失い、目立たない存在になっていく予感があった。
シスターちゃんの言葉を思い出した。
俺の試練は女神の祝福、か。
目立たなくなったのも、アサヒにバトルモードでひどい目に合うのも、パーティーを組めないのも、一見悪い事に思えるかもしれない。
でも、逆なんじゃないのか?
短期的な不幸は、長い目で見た幸福につながっているように思えた。
日本のお坊さんの話を思い出した。
『幸福を感じて生きていくには、苦しい思いをしなさい』
世界で最も幸せな脳を持つ人は金持ちでも、容姿に優れた人でもない。
お坊さんらしい。
厳しい修行を行い、息をしているだけで幸せに感じられるらしい。
……もし次のバトルモードでアサヒに負けたとする。
でも、負ける事で俺への注目は薄くなっていく。
それが、心地よく感じる。
ゲームにのめり込むように、魔物を倒したい。
休まずに無理をすれば……ファルナ母さんが許さないか。
絶対に怒るな。
俺は一人で笑う。
「学園の寮はどうだろう?」
「分かった。男性寮で、話をしよう」
クサナギカムイは、落ち着いた口調で笑顔のまま言った。
動きはゆっくりだが、体の軸がぶれない。
多分、俺よりプレイヤースキルは高い。
そう思った。
カムイはヒロイン2人と別れて俺と学園の寮に移動しつつ話す。
「分からない事がいくつかあるんだ」
「1つずつ、聞こう」
「カムイはゲームの世界の主人公だよな?でも、この世界がゲームとは思えない」
「俺は、ゲームを、やった事が無い。だが、ゲームはこの世界を、元にして作られた。順番が、逆だ」
「この世界を元にゲームが作られた?何でこの世界を元にゲームを作ったんだ?」
「この世界の、シミュレーションの、為だ」
「シミュレーション?」
「俺達の、居た世界は、パソコンのシミュレーション能力が高い。魔力ではなく、情報科学が、発達した世界は、珍しいらしい。この世界を再現した、ゲームを作って、異世界の人のゲームの情報を、収集する為らしい」
「何のためにこの国のシミュレーションをするんだ?」
「この世界を、救う為だ。この世界は、何度も魔物によって、滅びている」
「魔物に滅ぼされないように異世界でシミュレーションをして、世界を救う糸口を見つけたいってことでいいのか?」
「そうだ」
「解決策は見つかったのか?」
「見つかった。その為に、俺と、皆が召喚された」
「え?待ってくれ、もう1つの疑問になるけど、召喚したのは王様じゃないのか?」
「違う、王は、そう思っている、だけだ。召喚出来るのは、女神だけだ」
思い当たる節がある。
王はエクスファックに操られるか乗り移られている状態だった。
エクスファックは複数いて思考が繋がっている。
その状態で真実を話すのは都合が悪い。
敵に嘘の情報を流すか誤解させると考えればしっくりくる。
「世界を救うために俺達が必要なのか?」
「そう、らしい」
「……女神の力で世界を救うことは出来ないのか?俺を転生させたりしてるだろ?女神は大きな力を持っている」
「女神が、力を使えば、魔物の力も、増す。そううまくは、行かない」
光が増せば闇も増す的な感じなのか。
「話は戻るけど、俺達は世界を救うのに必要なんだよな?」
「そうだ」
「何をすればいいんだ?」
「分からない」
「ん?」
「俺達は、多様性を、持ち込むためにいるらしい。そして女神の予測を超える可能性を持っているとも言っていた。1度、皆を、この世界に転移させて、能力をリセットしたのも、その方が、世界を救える可能性が、上がるから、らしい。俺も詳しくは知らないんだ。俺も、皆と同じだ。転生の時に、女神と話した程度の、知識しかない」
思い当たる節がある。
もし俺が転生できなかったら、体をボロボロにして死んでいたと思う。
前回の経験があって俺は休息の重要性を知った。
それと、プレイヤースキルは前回の経験が生きている。
「そうか、でも、すっきりした。ありがとう」
「所で、こっちからも、いいか?」
「あ、どうぞどうぞ。悪かったな。俺だけ聞いてしまった」
「俺が主人公のゲームは、どんなゲームなんだ?」
「戦闘に力を入れた、エロゲだ」
「エロゲ、か」
大人っぽい顔をしたカムイが急に子供のような顔になった。
カムイは背が大きく、体格がいい。
そんなカムイの意外な表情につい顔をじっと見てしまう。
これは、女性にモテるよな。
「ヒロインはカムイの近くにいたアリスとシノン、それにファルナとエリスだ」
「俺が、前の世界で、結ばれた4人だ」
そういう事か。
ヒロインはカムイと結ばれたからあの4人だったのか。
なら、この世界の他の人間とヒロインの違いはない。
「エロシーンは、あるのか?」
「ある」
カムイがしばらく固まった。
「……そうか」
「他に質問はあるか?」
「いや、無い」
「寮に着く前に話が終わってしまった」
「そうだな」
「定期的に話を聞かせて欲しい。今日は転生したばかりで質問したいことがまた出るかもしれない」
「分かった」
俺はカムイと別れた。
まともな男と久しぶりに話をした気がする。
楽しかったな。
俺は、カムイを頼もしく感じ、安心感を覚えていた。
今まで俺は、ファルナの部隊やヒロインの命を守ろうとしつつ自分のレベルを上げてきた。
でも、今の俺は弱い。
弱くなって注目されなくなって嬉しいと思ってしまう。
俺はおかしいんだろうか?
いや、俺は自由が好きだ。
注目されない事のデメリットもあるけど、メリットもある。
俺は皆からの注目を失い、目立たない存在になっていく予感があった。
シスターちゃんの言葉を思い出した。
俺の試練は女神の祝福、か。
目立たなくなったのも、アサヒにバトルモードでひどい目に合うのも、パーティーを組めないのも、一見悪い事に思えるかもしれない。
でも、逆なんじゃないのか?
短期的な不幸は、長い目で見た幸福につながっているように思えた。
日本のお坊さんの話を思い出した。
『幸福を感じて生きていくには、苦しい思いをしなさい』
世界で最も幸せな脳を持つ人は金持ちでも、容姿に優れた人でもない。
お坊さんらしい。
厳しい修行を行い、息をしているだけで幸せに感じられるらしい。
……もし次のバトルモードでアサヒに負けたとする。
でも、負ける事で俺への注目は薄くなっていく。
それが、心地よく感じる。
ゲームにのめり込むように、魔物を倒したい。
休まずに無理をすれば……ファルナ母さんが許さないか。
絶対に怒るな。
俺は一人で笑う。
11
お気に入りに追加
2,670
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる