66 / 179
第66話
しおりを挟む
「エリスはもう落ちたのです」
「だからその言い方!」
エリスはベッドの端に寄せられ、眠る。
「次はアオイなのです」
「さあ、始めましょう!」
トレイン娘が俺を凝視する。
俺はアオイの強制を解除し、言葉を話せるようにした。
「もう話して大丈夫だぞ」
【アオイ視点】
やっと話せる。
でも、ハヤトはこういう事に慣れていないようね。
私の体も、スティンガー・ツヨシ・カインの時よりは正常ね。
それに、ハヤトは激しくするタイプじゃないわ。
カインたちに体を奪われるよりはマシね。
それにしても、エリスの処女を奪ったのは許せないわ!
私が抱くつもりだったのに!
「さあ、アオイもエリスと同じようにハヤトに後ろから抱かれるところからスタートですよ!」
「……そうね。私はただ、ハヤトにもたれかかっていればいいのね」
「そうです。ハヤトにすべてをゆだねるのです」
「所で、スティンガーに犯された時ほど、体が熱くないわね。この紋章には発情効果は無いのかしら?」
「スティンガーの紋章と媚薬は女を壊す危険な物なのです。ですがこの紋章は、ハヤトさんにされる時の感度は多少上がりますが、危険ではないのです」
「そう、あの時ほどじゃないのね。それ以外の効果はハヤトの奴隷になるくらいかしら?」
「そうです。ハヤトを裏切ることは出来なくなり、命令にも逆らえなくなるのです」
「それだけ?」
「それともう一つあるのです。他の者を抱いても、何も感じなくなるのです」
私はエリスに抱きついた。
「何も、感じないわ、嘘よね?」
私は寝ているエリスにキスをした。
「やめろって」
「なにも、感じないわ」
「今後、ハヤトさんでしか感じる事は出来ないのです。すぐに始めるのです」
お、落ち着くのよ。
私はこれからハヤトにもたれかかる。
それだけなら安心ね。
ハヤトは私をそばに置きたくないと思っている。
奴隷でも、ハヤトの命令に背けないだけなら、ハヤトはそこまでの事はしないはずよ。
ハヤトの居ない所で自由に暮らすのが理想ね。
私はハヤトにもたれかかるようにベッドの入った。
最悪ではない。
そう、最悪じゃないわね。
エリスは感じていたけれど、エリスは敏感なチョロインよ。
ああなることは予想済み。
私は、ベッドに座るハヤトを背もたれにして寄りかかった。
ハヤトが私の体を撫でる。
思った通り、激しくしないのね。
でも、私の顔をよく見ているのが気になるわ。
「ん!」
私はハヤトに撫でられて声が出る。
その瞬間の動きをハヤトは繰り返した。
どこで私が感じたか確かめるように繰り返す。
「はふ、激しくしないのね。んお!くすぐったいわ。でも、撫でられるだけならいつまででも耐えられるわ」
ハヤトは無言で私を撫で続けた。
◇
「ふー!んああ!はあ!はあ!」
何なの何なの?
ハヤトは私を撫で続ける。
でも、撫で始めた頃と撫で方が違う。
私が反応する撫で方を何度も何度も繰り返す。
体が熱くなる。
感度が良くなってハヤトに逆らえなくなる。
「んあああああああ!あひいん!!」
『ハヤトの奴隷、LV2になりました』
うそ!
嘘よ!撫でられただけで私は女にされたの?
それに、私の心を丸裸にするように、ハヤトは私を導いていく。
ハヤトは私を気持ちよくする。
私はゆりかごの中にいるような幸福を感じ始めていた。
おかしい!
男にされているのに私は良くなっている。
ハヤトはスティンガーともツヨシともカインとも違う。
私を祝福するように女を分からせようとしている。
私は何度も体を撫でられた。
ハヤトが私の頭を撫でてくる。
頭を撫でられるのは嫌いなのにハヤトに撫でられると気持ちよくなる。
また撫でて貰いたくなる。
私が私じゃなくなるような怖さを感じた。
癖になりそうで怖い!
『ハヤトの奴隷、LV3になりました』
私はハヤトの腕を掴んだ。
「もう、終わりよ!」
「ダメですよ!最後まで気持ちよくしてもらってください!」
「大事な儀式を中断するのは神への冒涜なのです」
トレイン娘とシスターちゃんは私の腕を押さえた。
「はあ!はあ!ダメよ!ん、ガードできなくなるわ!」
「それでいいのです」
「んあああああああああ!!!」
『ハヤトの奴隷、LV4になりました』
「次は真の意味でアオイは女になるのです」
「も、もう、なってるわ、はあ、はあ、もう、なってるの、よ」
「ハヤトさん、アオイを抱くのです」
「アオイは気持ち良くなってますよ!抱かれればもっと良くなるのです」
「ダメ!おかしくなるわ!おかしくなるのよ!」
それからは、あっという間だった。
◇
『ハヤトの奴隷、LV10になりました』
私は、負けた。
トレイン娘もシスターちゃんも出て行って、それでも私はハヤトに操られるように反応し続け、ハヤトに分からせられた。
私は、口ではきつい事を言っても、ハヤトにまた女にしてもらうだろう。
窓に光が差し込む。
私は、ハヤトに意識を奪われるように眠りに落ちる。
眠る瞬間、私は無意識にハヤトに抱きついていた。
「だからその言い方!」
エリスはベッドの端に寄せられ、眠る。
「次はアオイなのです」
「さあ、始めましょう!」
トレイン娘が俺を凝視する。
俺はアオイの強制を解除し、言葉を話せるようにした。
「もう話して大丈夫だぞ」
【アオイ視点】
やっと話せる。
でも、ハヤトはこういう事に慣れていないようね。
私の体も、スティンガー・ツヨシ・カインの時よりは正常ね。
それに、ハヤトは激しくするタイプじゃないわ。
カインたちに体を奪われるよりはマシね。
それにしても、エリスの処女を奪ったのは許せないわ!
私が抱くつもりだったのに!
「さあ、アオイもエリスと同じようにハヤトに後ろから抱かれるところからスタートですよ!」
「……そうね。私はただ、ハヤトにもたれかかっていればいいのね」
「そうです。ハヤトにすべてをゆだねるのです」
「所で、スティンガーに犯された時ほど、体が熱くないわね。この紋章には発情効果は無いのかしら?」
「スティンガーの紋章と媚薬は女を壊す危険な物なのです。ですがこの紋章は、ハヤトさんにされる時の感度は多少上がりますが、危険ではないのです」
「そう、あの時ほどじゃないのね。それ以外の効果はハヤトの奴隷になるくらいかしら?」
「そうです。ハヤトを裏切ることは出来なくなり、命令にも逆らえなくなるのです」
「それだけ?」
「それともう一つあるのです。他の者を抱いても、何も感じなくなるのです」
私はエリスに抱きついた。
「何も、感じないわ、嘘よね?」
私は寝ているエリスにキスをした。
「やめろって」
「なにも、感じないわ」
「今後、ハヤトさんでしか感じる事は出来ないのです。すぐに始めるのです」
お、落ち着くのよ。
私はこれからハヤトにもたれかかる。
それだけなら安心ね。
ハヤトは私をそばに置きたくないと思っている。
奴隷でも、ハヤトの命令に背けないだけなら、ハヤトはそこまでの事はしないはずよ。
ハヤトの居ない所で自由に暮らすのが理想ね。
私はハヤトにもたれかかるようにベッドの入った。
最悪ではない。
そう、最悪じゃないわね。
エリスは感じていたけれど、エリスは敏感なチョロインよ。
ああなることは予想済み。
私は、ベッドに座るハヤトを背もたれにして寄りかかった。
ハヤトが私の体を撫でる。
思った通り、激しくしないのね。
でも、私の顔をよく見ているのが気になるわ。
「ん!」
私はハヤトに撫でられて声が出る。
その瞬間の動きをハヤトは繰り返した。
どこで私が感じたか確かめるように繰り返す。
「はふ、激しくしないのね。んお!くすぐったいわ。でも、撫でられるだけならいつまででも耐えられるわ」
ハヤトは無言で私を撫で続けた。
◇
「ふー!んああ!はあ!はあ!」
何なの何なの?
ハヤトは私を撫で続ける。
でも、撫で始めた頃と撫で方が違う。
私が反応する撫で方を何度も何度も繰り返す。
体が熱くなる。
感度が良くなってハヤトに逆らえなくなる。
「んあああああああ!あひいん!!」
『ハヤトの奴隷、LV2になりました』
うそ!
嘘よ!撫でられただけで私は女にされたの?
それに、私の心を丸裸にするように、ハヤトは私を導いていく。
ハヤトは私を気持ちよくする。
私はゆりかごの中にいるような幸福を感じ始めていた。
おかしい!
男にされているのに私は良くなっている。
ハヤトはスティンガーともツヨシともカインとも違う。
私を祝福するように女を分からせようとしている。
私は何度も体を撫でられた。
ハヤトが私の頭を撫でてくる。
頭を撫でられるのは嫌いなのにハヤトに撫でられると気持ちよくなる。
また撫でて貰いたくなる。
私が私じゃなくなるような怖さを感じた。
癖になりそうで怖い!
『ハヤトの奴隷、LV3になりました』
私はハヤトの腕を掴んだ。
「もう、終わりよ!」
「ダメですよ!最後まで気持ちよくしてもらってください!」
「大事な儀式を中断するのは神への冒涜なのです」
トレイン娘とシスターちゃんは私の腕を押さえた。
「はあ!はあ!ダメよ!ん、ガードできなくなるわ!」
「それでいいのです」
「んあああああああああ!!!」
『ハヤトの奴隷、LV4になりました』
「次は真の意味でアオイは女になるのです」
「も、もう、なってるわ、はあ、はあ、もう、なってるの、よ」
「ハヤトさん、アオイを抱くのです」
「アオイは気持ち良くなってますよ!抱かれればもっと良くなるのです」
「ダメ!おかしくなるわ!おかしくなるのよ!」
それからは、あっという間だった。
◇
『ハヤトの奴隷、LV10になりました』
私は、負けた。
トレイン娘もシスターちゃんも出て行って、それでも私はハヤトに操られるように反応し続け、ハヤトに分からせられた。
私は、口ではきつい事を言っても、ハヤトにまた女にしてもらうだろう。
窓に光が差し込む。
私は、ハヤトに意識を奪われるように眠りに落ちる。
眠る瞬間、私は無意識にハヤトに抱きついていた。
13
お気に入りに追加
2,666
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】俺のセフレが幼なじみなんですが?
おもち
恋愛
アプリで知り合った女の子。初対面の彼女は予想より断然可愛かった。事前に取り決めていたとおり、2人は恋愛NGの都合の良い関係(セフレ)になる。何回か関係を続け、ある日、彼女の家まで送ると……、その家は、見覚えのある家だった。
『え、ここ、幼馴染の家なんだけど……?』
※他サイトでも投稿しています。2サイト計60万PV作品です。
大好きな彼女を学校一のイケメンに寝取られた。そしたら陰キャの僕が突然モテ始めた件について
ねんごろ
恋愛
僕の大好きな彼女が寝取られた。学校一のイケメンに……
しかし、それはまだ始まりに過ぎなかったのだ。
NTRは始まりでしか、なかったのだ……
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
深刻な女神パワー不足によりチートスキルを貰えず転移した俺だが、そのおかげで敵からマークされなかった
ぐうのすけ
ファンタジー
日本の社会人として暮らす|大倉潤《おおくらじゅん》は女神に英雄【ジュン】として18才に若返り異世界に召喚される。
ジュンがチートスキルを持たず、他の転移者はチートスキルを保持している為、転移してすぐにジュンはパーティーを追放された。
ジュンは最弱ジョブの投資家でロクなスキルが無いと絶望するが【経験値投資】スキルは規格外の力を持っていた。
この力でレベルを上げつつ助けたみんなに感謝され、更に超絶美少女が俺の眷属になっていく。
一方俺を追放した勇者パーティーは横暴な態度で味方に嫌われ、素行の悪さから幸運値が下がり、敵にマークされる事で衰退していく。
女神から英雄の役目は世界を救う事で、どんな手を使っても構わないし人格は問わないと聞くが、ジュンは気づく。
あのゆるふわ女神の世界管理に問題があるんじゃね?
あの女神の完璧な美貌と笑顔に騙されていたが、あいつの性格はゆるふわJKだ!
あいつの管理を変えないと世界が滅びる!
ゲームのように普通の動きをしたら駄目だ!
ジュンは世界を救う為【深刻な女神力不足】の改善を進める。
念のためR15にしてます。
カクヨムにも先行投稿中
俺のスキル『性行為』がセクハラ扱いで追放されたけど、実は最強の魔王対策でした
宮富タマジ
ファンタジー
アレンのスキルはたった一つ、『性行為』。職業は『愛の剣士』で、勇者パーティの中で唯一の男性だった。
聖都ラヴィリス王国から新たな魔王討伐任務を受けたパーティは、女勇者イリスを中心に数々の魔物を倒してきたが、突如アレンのスキル名が原因で不穏な空気が漂い始める。
「アレン、あなたのスキル『性行為』について、少し話したいことがあるの」
イリスが深刻な顔で切り出した。イリスはラベンダー色の髪を少し掻き上げ、他の女性メンバーに視線を向ける。彼女たちは皆、少なからず戸惑った表情を浮かべていた。
「……どうしたんだ、イリス?」
アレンのスキル『性行為』は、女性の愛の力を取り込み、戦闘中の力として変えることができるものだった。
だがその名の通り、スキル発動には女性の『愛』、それもかなりの性的な刺激が必要で、アレンのスキルをフルに発揮するためには、女性たちとの特別な愛の共有が必要だった。
そんなアレンが周りから違和感を抱かれることは、本人も薄々感じてはいた。
「あなたのスキル、なんだか、少し不快感を覚えるようになってきたのよ」
女勇者イリスが口にした言葉に、アレンの眉がぴくりと動く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる