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第58話
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【王国歴999年冬の月73日】
夜に目が覚める。
日付は、まだ、変わっていない。
俺は、半日も眠っていたのか。
「目覚めましたのね」
「ファルナ、今、どんな状況だ?」
「いい状態ではありませんわ。みんな疲弊していますの」
俺はテントの外に出た。
皆疲れている。
顔を見ればすぐにわかる。
今奇襲を受けたらまずい。
トレイン娘が斥候から帰って来る。
トレイン娘は特にボロボロだった。
今サポートの要は……
ポーションを作れるヒメ。
紋章装備を作れるエリス。
そして斥候能力があり、レベルも高いトレイン娘だ。
回復が足りないか。
ケガがそのままの者も居る。
シスターちゃんも頑張っているはずだが、レベル不足だ。
今レベル15で皆の中で最弱クラスとなる。
特にシスターちゃんはレベルが低いだけじゃなく、ジョブチェンジが可能な【儀式】のスキルに多くのスキルポイントをつぎ込んでいる。
皆の為にサポートスキルを取った者は、その分戦闘力が弱くなるのだ。
更に聖魔導士は弱い。
倒される前に一気に倒した方が有利なこのダンジョンで、【攻】ではなく【防】に特化している聖魔導士は弱いのだ。
ヒメも、エリスも、シスターちゃんも、そしてトレイン娘も、みんな優しいよな。
優しくて皆をサポートするスキルを取ると、弱くなる。
それが嫌だと思った。
頭を切り替えよう。
今はどうするかだ。
「シスターちゃん、頼みたいことがある」
「分かったのです」
「まだ何も言っていない」
「大丈夫なのです」
「だから何も言ってないんだ」
シスターちゃんは疲れた顔で笑って「大丈夫なのです」と言った。
シスターちゃんは、どんなに苦しくなることを言っても、大丈夫ですとしか言わないだろう。
シスターちゃんはただ疲れているだけだったが、ハヤトは行動する臆病者だ。
シスターちゃんの事を深刻に考えていた。
俺は説明を始める。
「シスターちゃんと俺だけでパーティーを組んでシスターちゃんのレベルを上げたい。3人だけシスターちゃんの護衛をしてくれ。ついでに周りに居る魔物を狩って来る」
「分かったのです」
「大丈夫ですの?」
ファルナが渋い顔をした。
「すまない、シスターちゃんが疲れているのは分かっている。だが、今はシスターちゃんに負担をかけてでも、無理してシスターちゃんのレベルを上げておきたい」
「そうではありませんわ!あなたは大丈夫ですの?あなたは疲れていませんの?」
「俺は、回復力が高い」
「過労で寝込んだばかりですわ!」
「大丈夫だ。無理はしない」
「約束ですわよ」
「分かった」
嘘に決まっている。
全力で戦ってみんなのレベルを上げる。
俺は死ぬのも死なせるのも嫌なんだ。
「早く行きたいのです。私がフェロモンポーションを被って魔物を引き付けたいのです」
「それは……すまない、危険になるが、頼む」
「私がやりますよ!」
トレイン娘が手を上げた。
「いや、今日は休んでくれ」
トレイン娘は皆にも止められる。
「駄目だよ。今日は休むんだ」
「トレイン娘、今はあなたが一番疲れていますわよ」
「休もうよ」
「あ、あははは!大げさすぎますよ!大丈夫ですよ!」
「駄目だ!エリス、ヒメ、トレイン娘を休ませてくれ!」
俺は強引にトレイン娘を休ませた。
今する事は2つだ。
・周りの魔物狩り
・シスターちゃんのレベルアップによるサポートの強化だ。
俺はステータスを開いた。
ハヤト 男
レベル:1
固有スキル きゅう:LV8
ジョブ:サムライ
体力:1+100
魔力:1+150
敏捷:7+350
技量:1+100
魅力:0+100
名声:0+100
スキル・闇魔法:LV10・刀剣術:LV10・超人体:LV10・罠感知:LV10・敵感知:LV10・偽装:LV10・ステップ:LV10・カウンター:LV10 ・儀式:LV10 ・リカバリー:LV10
武器 漆黒の刀:250 ・防具 漆黒の衣:150
斥候の紋章 ・耐性の紋章
皆とは違い、攻撃重視のスキルに苦笑いを浮かべた。
魔力を消費して【儀式】のスキルを使いスキルを入れ替えたくなる。
駄目だ、今は全魔力をアーツスキルに使う。
今スキルの入れ替えをすればMPを100ポイントも消費する。
ブレるな、俺の特性は攻撃特化だ。
魔物を倒してみんなのレベルを上げる。
今はマジックポーションも貴重だ。
バンバン魔力を回復する事が出来ない。
皆と離れすぎるのも危険だ。
俺だけ別の階に行く選択肢も無い。
俺は、アタッカーだ!
みんなのレベルを上げる!
シスターちゃんのレベルを上げて、シスターちゃんに休んでもらえば明日はよくなる。
俺はシスターちゃんとだけパーティーを組んで周囲を回る。
シスターちゃんの周りには3人の兵士が護衛をする。
シスターちゃんにはフェロモンポーションを使ってもらった。
リスクはあるが、急ぐ必要があると感じた。
スティンガーが攻めてきたわけではないが、追い詰められている感覚があった。
不安を振り払うように魔物を倒す。
魔物を倒していく。
グオオオオオオオオオ!
アサルトボアのボスか。
もう、3階のボスは普通に倒せる。
俺は走ってボスに接近する。
「月光!斬月!」
アーツスキルを叩きこみ、通常攻撃を連撃した。
ボスが倒れる。
「あっという間に倒したのです!」
「2つのスキルだけで簡単に倒したの!」
「すごい!ハヤト君はどんどん強くなってるわ!」
「どんどん行こう!」
こうして、朝になる前にシスターちゃんのレベルは30になった。
俺は気になって日付を確認する
【王国歴999年冬の月74日】
ダンジョンが明るくなってきた。
「ダンジョンに入って、丸2日か」
行動する臆病者であるハヤトは、深刻に物事を考えていたが、ファルナ兵は急速にスティンガー率いる英雄騎士団への力を蓄えつつあった。
ハヤトは絶対に勝てる状況にしないと安心しない。
夜に目が覚める。
日付は、まだ、変わっていない。
俺は、半日も眠っていたのか。
「目覚めましたのね」
「ファルナ、今、どんな状況だ?」
「いい状態ではありませんわ。みんな疲弊していますの」
俺はテントの外に出た。
皆疲れている。
顔を見ればすぐにわかる。
今奇襲を受けたらまずい。
トレイン娘が斥候から帰って来る。
トレイン娘は特にボロボロだった。
今サポートの要は……
ポーションを作れるヒメ。
紋章装備を作れるエリス。
そして斥候能力があり、レベルも高いトレイン娘だ。
回復が足りないか。
ケガがそのままの者も居る。
シスターちゃんも頑張っているはずだが、レベル不足だ。
今レベル15で皆の中で最弱クラスとなる。
特にシスターちゃんはレベルが低いだけじゃなく、ジョブチェンジが可能な【儀式】のスキルに多くのスキルポイントをつぎ込んでいる。
皆の為にサポートスキルを取った者は、その分戦闘力が弱くなるのだ。
更に聖魔導士は弱い。
倒される前に一気に倒した方が有利なこのダンジョンで、【攻】ではなく【防】に特化している聖魔導士は弱いのだ。
ヒメも、エリスも、シスターちゃんも、そしてトレイン娘も、みんな優しいよな。
優しくて皆をサポートするスキルを取ると、弱くなる。
それが嫌だと思った。
頭を切り替えよう。
今はどうするかだ。
「シスターちゃん、頼みたいことがある」
「分かったのです」
「まだ何も言っていない」
「大丈夫なのです」
「だから何も言ってないんだ」
シスターちゃんは疲れた顔で笑って「大丈夫なのです」と言った。
シスターちゃんは、どんなに苦しくなることを言っても、大丈夫ですとしか言わないだろう。
シスターちゃんはただ疲れているだけだったが、ハヤトは行動する臆病者だ。
シスターちゃんの事を深刻に考えていた。
俺は説明を始める。
「シスターちゃんと俺だけでパーティーを組んでシスターちゃんのレベルを上げたい。3人だけシスターちゃんの護衛をしてくれ。ついでに周りに居る魔物を狩って来る」
「分かったのです」
「大丈夫ですの?」
ファルナが渋い顔をした。
「すまない、シスターちゃんが疲れているのは分かっている。だが、今はシスターちゃんに負担をかけてでも、無理してシスターちゃんのレベルを上げておきたい」
「そうではありませんわ!あなたは大丈夫ですの?あなたは疲れていませんの?」
「俺は、回復力が高い」
「過労で寝込んだばかりですわ!」
「大丈夫だ。無理はしない」
「約束ですわよ」
「分かった」
嘘に決まっている。
全力で戦ってみんなのレベルを上げる。
俺は死ぬのも死なせるのも嫌なんだ。
「早く行きたいのです。私がフェロモンポーションを被って魔物を引き付けたいのです」
「それは……すまない、危険になるが、頼む」
「私がやりますよ!」
トレイン娘が手を上げた。
「いや、今日は休んでくれ」
トレイン娘は皆にも止められる。
「駄目だよ。今日は休むんだ」
「トレイン娘、今はあなたが一番疲れていますわよ」
「休もうよ」
「あ、あははは!大げさすぎますよ!大丈夫ですよ!」
「駄目だ!エリス、ヒメ、トレイン娘を休ませてくれ!」
俺は強引にトレイン娘を休ませた。
今する事は2つだ。
・周りの魔物狩り
・シスターちゃんのレベルアップによるサポートの強化だ。
俺はステータスを開いた。
ハヤト 男
レベル:1
固有スキル きゅう:LV8
ジョブ:サムライ
体力:1+100
魔力:1+150
敏捷:7+350
技量:1+100
魅力:0+100
名声:0+100
スキル・闇魔法:LV10・刀剣術:LV10・超人体:LV10・罠感知:LV10・敵感知:LV10・偽装:LV10・ステップ:LV10・カウンター:LV10 ・儀式:LV10 ・リカバリー:LV10
武器 漆黒の刀:250 ・防具 漆黒の衣:150
斥候の紋章 ・耐性の紋章
皆とは違い、攻撃重視のスキルに苦笑いを浮かべた。
魔力を消費して【儀式】のスキルを使いスキルを入れ替えたくなる。
駄目だ、今は全魔力をアーツスキルに使う。
今スキルの入れ替えをすればMPを100ポイントも消費する。
ブレるな、俺の特性は攻撃特化だ。
魔物を倒してみんなのレベルを上げる。
今はマジックポーションも貴重だ。
バンバン魔力を回復する事が出来ない。
皆と離れすぎるのも危険だ。
俺だけ別の階に行く選択肢も無い。
俺は、アタッカーだ!
みんなのレベルを上げる!
シスターちゃんのレベルを上げて、シスターちゃんに休んでもらえば明日はよくなる。
俺はシスターちゃんとだけパーティーを組んで周囲を回る。
シスターちゃんの周りには3人の兵士が護衛をする。
シスターちゃんにはフェロモンポーションを使ってもらった。
リスクはあるが、急ぐ必要があると感じた。
スティンガーが攻めてきたわけではないが、追い詰められている感覚があった。
不安を振り払うように魔物を倒す。
魔物を倒していく。
グオオオオオオオオオ!
アサルトボアのボスか。
もう、3階のボスは普通に倒せる。
俺は走ってボスに接近する。
「月光!斬月!」
アーツスキルを叩きこみ、通常攻撃を連撃した。
ボスが倒れる。
「あっという間に倒したのです!」
「2つのスキルだけで簡単に倒したの!」
「すごい!ハヤト君はどんどん強くなってるわ!」
「どんどん行こう!」
こうして、朝になる前にシスターちゃんのレベルは30になった。
俺は気になって日付を確認する
【王国歴999年冬の月74日】
ダンジョンが明るくなってきた。
「ダンジョンに入って、丸2日か」
行動する臆病者であるハヤトは、深刻に物事を考えていたが、ファルナ兵は急速にスティンガー率いる英雄騎士団への力を蓄えつつあった。
ハヤトは絶対に勝てる状況にしないと安心しない。
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