25 / 179
第25話
しおりを挟む
「アオイはソロが好きそうだからな」
「そ、そうね。ダンジョンの2階からはトラップや奇襲が多くなるわ。対策が必要ね。他には、戦士系と魔導士系の需要が高いわ。黒魔導士は、微妙ね」
「癖があるんだろ?黒魔法スキルを使うと呪いを受ける」
「黒魔導士は使いにくいみたいだけど、4元魔導士と聖魔導士の需要は高いわ」
「4元が土・風・炎・水属性で、聖が光の回復魔法か?」
「合ってるわ」
「他にあるか?」
「そうね、何かあったと思うけど、アオイは何かある?」
【アオイ視点】
私は学校で2番目の美少女と言われている。
1番人気はヒメ。
男はどうでもいい。
私は女が好き。
私の2番もどうでもいい。
ヒメが可愛い事が大事。
はっきりした。
汗豚はゲーム経験者。
でもハヤトはグレー。
私もゲーム経験者よ。
早くヒメとヒロインを私の性奴隷にしたい。
汗豚は最大の警戒が必要だわ。
スキル統合を隠そうとしているのがバレバレね。
あいつも女を狙っている。
渡さない。
特に私の押しのヒメとヒロインに何かしたら殺す。
ハヤトは警戒は必要ね。
能力アップが異様に早い。
ハヤトは元々地頭は良かった。
でも毎日ボロボロで帰って来るらしい。
根性馬鹿なのか?
ゲーム経験者か?
まだ分からない。
汗豚はハヤトの事をバカにして笑うけど、ハヤトと同じ状況なら汗豚はそこまで強くなっていないだろう。
汗豚は自分にだけは甘い所がある。
自分が実際やってみれば大変さがわかる。
想像力も足りないわね。
私の初期ジョブは斥候。
しかも固有スキルも優秀。
女を犯せるこの世界は最高。
発情ポーションも、避妊の紋章も普通にショップに売っている。
最高の世界。
夢だったヒメも、あのヒロインも、私が好きにする。
ああ、ヒメは本当にかわいい。
その顔を快楽と羞恥で真っ赤に染めて、我慢できないほどの快楽に落としてあげる。
私のペットのように毎日はべらせて好きなように楽しむ。
毎日毎日毎日何度も妄想した夢が叶う。
まず汗豚をぶっちぎって先に進む必要がある。
そしたら、ハヤトを見極めて対処する。
場合によっては殺す。
「ハヤトは何を目指しているの?」
私は短く聞いた。
ハヤトはすぐ顔に出る。
反応を見逃さない。
「2階を目指す。そして稼いで楽をする」
「1階でも生活できるわ」
「アオイ、山があったら上るだろ?」
ほとんどの者が、何を言っているの?という顔をしている。
私も分からない。
「なあ、カイン、分かるだろ?」
「ぷふーーー!わ、分かるよ。男ならね。ぷ、ぷふー」
カインの笑い方が気持ち悪い。
男はそういうものなの?
分からない。
「ジョブチェンジは考えてる?」
「お!ジョブチェンジか。罠感知と敵感知は大事なんだろ?」
「そうね、最終的に何を目指しているの?」
「楽をしたい」
「は?」
「ほら、今の内に稼いで後は余裕をもって生きたいんだ」
「ハヤトっておじいちゃんみたいよね」
リーダー格の女が笑う。
「そうか?」
「うん、でも分かるわ。言いたいことは分かる」
「ぷふーーー!!」
「ふふふふふ」
「皆そんなに笑う所か?まじめに言ってるんだぞ」
「真面目に言ってるからおかしいんじゃない」
「ん、そうか」
周りが笑う。
分からない。
ハヤトの考えが分からない。
男の考えが分からないわ。
男はどうでもいいもの。
まあいいわ。
今は汗豚ね。
「待て待て、話が逸れてる。情報交換だろ?」
「そ、そうね。ふふふ。みんな他に何かある?」
「はいはーい!ハヤト君はどうしてストレージを付けてるの?高いよね?」
「街の人に話を聞いて、ダンジョンで助ける生活してたら貰った。正確には借金のように借りた。その後返した」
「だ、だから、か、金がないんだな。ぷふーーー!」
「そうとも言える、か」
「エクスファックを倒したよね?」
「その魔石もある程度お世話になった人に分配して渡した」
「色々お世話になって強くなったのね」
「そうなるな。いつも金がない。そう言えばあいつ、勇者アサヒは今何をやってるんだ?」
「アサヒは上の階を目指しているわ」
「上か。2階に行ったら鉢合わせになる、か」
「かもね」
この後は女子会に発展し、思うように話は進まなかった。
ハヤトの事を聞き出す雰囲気ではなくなる。
でも、いいわね。
女の声に囲まれて、それを眺めているのは悪くない。
「なあ、俺帰る」
「わ、私も送ってもらう!」
「あら、ヒメはどこに住んでいるの?」
「すまない。アサヒの件が解決するまで隠している」
「私は味方よ」
「すまない」
ち、アサヒめ!今に殺す。
ハヤトも殺す!
今ここで尾行するか?
いや、露骨に同じ時間に抜けたら怪しまれる。
私がヒメの事を好きな事に気づいている者も居る。
私が尾行しているのがバレてその後にハヤトを殺したら後が面倒ね。
うかつに動けない。
仕方無いわね。
最後にヒメを感じよう。
私はヒメに抱きつく。
「ヒメ、何かあったら言ってね。私が力になるわ」
そう言ってヒメの横腹を撫でる。
ここが弱い事は知っている。
「ん!くすぐった!ちょっと!」
「ふふふ、敏感ね。それじゃ、またね」
私はヒメの唇にキスをした。
ヒメとハヤトは帰っていく。
「ねえ、ねえ、アオイってヒメの事が好きなの?」
「あら、私はヒメの友達。もちろん大好きよ」
私は女。
仲のいい友達ならキス位普通。
そう、普通の事。
私がヒメの事を好きなのは女子に一部にばれている。
皆にもバレるわね。
どうせバレるならこのくらいしてもいいわ。
女同士で本当に良かった。
ふふふ。
おいしかった。
ヒメ、そしてあの子も私が貰う。
もう少しの辛抱ね。
ヒメを見送り口角を釣り上げた。
「そ、そうね。ダンジョンの2階からはトラップや奇襲が多くなるわ。対策が必要ね。他には、戦士系と魔導士系の需要が高いわ。黒魔導士は、微妙ね」
「癖があるんだろ?黒魔法スキルを使うと呪いを受ける」
「黒魔導士は使いにくいみたいだけど、4元魔導士と聖魔導士の需要は高いわ」
「4元が土・風・炎・水属性で、聖が光の回復魔法か?」
「合ってるわ」
「他にあるか?」
「そうね、何かあったと思うけど、アオイは何かある?」
【アオイ視点】
私は学校で2番目の美少女と言われている。
1番人気はヒメ。
男はどうでもいい。
私は女が好き。
私の2番もどうでもいい。
ヒメが可愛い事が大事。
はっきりした。
汗豚はゲーム経験者。
でもハヤトはグレー。
私もゲーム経験者よ。
早くヒメとヒロインを私の性奴隷にしたい。
汗豚は最大の警戒が必要だわ。
スキル統合を隠そうとしているのがバレバレね。
あいつも女を狙っている。
渡さない。
特に私の押しのヒメとヒロインに何かしたら殺す。
ハヤトは警戒は必要ね。
能力アップが異様に早い。
ハヤトは元々地頭は良かった。
でも毎日ボロボロで帰って来るらしい。
根性馬鹿なのか?
ゲーム経験者か?
まだ分からない。
汗豚はハヤトの事をバカにして笑うけど、ハヤトと同じ状況なら汗豚はそこまで強くなっていないだろう。
汗豚は自分にだけは甘い所がある。
自分が実際やってみれば大変さがわかる。
想像力も足りないわね。
私の初期ジョブは斥候。
しかも固有スキルも優秀。
女を犯せるこの世界は最高。
発情ポーションも、避妊の紋章も普通にショップに売っている。
最高の世界。
夢だったヒメも、あのヒロインも、私が好きにする。
ああ、ヒメは本当にかわいい。
その顔を快楽と羞恥で真っ赤に染めて、我慢できないほどの快楽に落としてあげる。
私のペットのように毎日はべらせて好きなように楽しむ。
毎日毎日毎日何度も妄想した夢が叶う。
まず汗豚をぶっちぎって先に進む必要がある。
そしたら、ハヤトを見極めて対処する。
場合によっては殺す。
「ハヤトは何を目指しているの?」
私は短く聞いた。
ハヤトはすぐ顔に出る。
反応を見逃さない。
「2階を目指す。そして稼いで楽をする」
「1階でも生活できるわ」
「アオイ、山があったら上るだろ?」
ほとんどの者が、何を言っているの?という顔をしている。
私も分からない。
「なあ、カイン、分かるだろ?」
「ぷふーーー!わ、分かるよ。男ならね。ぷ、ぷふー」
カインの笑い方が気持ち悪い。
男はそういうものなの?
分からない。
「ジョブチェンジは考えてる?」
「お!ジョブチェンジか。罠感知と敵感知は大事なんだろ?」
「そうね、最終的に何を目指しているの?」
「楽をしたい」
「は?」
「ほら、今の内に稼いで後は余裕をもって生きたいんだ」
「ハヤトっておじいちゃんみたいよね」
リーダー格の女が笑う。
「そうか?」
「うん、でも分かるわ。言いたいことは分かる」
「ぷふーーー!!」
「ふふふふふ」
「皆そんなに笑う所か?まじめに言ってるんだぞ」
「真面目に言ってるからおかしいんじゃない」
「ん、そうか」
周りが笑う。
分からない。
ハヤトの考えが分からない。
男の考えが分からないわ。
男はどうでもいいもの。
まあいいわ。
今は汗豚ね。
「待て待て、話が逸れてる。情報交換だろ?」
「そ、そうね。ふふふ。みんな他に何かある?」
「はいはーい!ハヤト君はどうしてストレージを付けてるの?高いよね?」
「街の人に話を聞いて、ダンジョンで助ける生活してたら貰った。正確には借金のように借りた。その後返した」
「だ、だから、か、金がないんだな。ぷふーーー!」
「そうとも言える、か」
「エクスファックを倒したよね?」
「その魔石もある程度お世話になった人に分配して渡した」
「色々お世話になって強くなったのね」
「そうなるな。いつも金がない。そう言えばあいつ、勇者アサヒは今何をやってるんだ?」
「アサヒは上の階を目指しているわ」
「上か。2階に行ったら鉢合わせになる、か」
「かもね」
この後は女子会に発展し、思うように話は進まなかった。
ハヤトの事を聞き出す雰囲気ではなくなる。
でも、いいわね。
女の声に囲まれて、それを眺めているのは悪くない。
「なあ、俺帰る」
「わ、私も送ってもらう!」
「あら、ヒメはどこに住んでいるの?」
「すまない。アサヒの件が解決するまで隠している」
「私は味方よ」
「すまない」
ち、アサヒめ!今に殺す。
ハヤトも殺す!
今ここで尾行するか?
いや、露骨に同じ時間に抜けたら怪しまれる。
私がヒメの事を好きな事に気づいている者も居る。
私が尾行しているのがバレてその後にハヤトを殺したら後が面倒ね。
うかつに動けない。
仕方無いわね。
最後にヒメを感じよう。
私はヒメに抱きつく。
「ヒメ、何かあったら言ってね。私が力になるわ」
そう言ってヒメの横腹を撫でる。
ここが弱い事は知っている。
「ん!くすぐった!ちょっと!」
「ふふふ、敏感ね。それじゃ、またね」
私はヒメの唇にキスをした。
ヒメとハヤトは帰っていく。
「ねえ、ねえ、アオイってヒメの事が好きなの?」
「あら、私はヒメの友達。もちろん大好きよ」
私は女。
仲のいい友達ならキス位普通。
そう、普通の事。
私がヒメの事を好きなのは女子に一部にばれている。
皆にもバレるわね。
どうせバレるならこのくらいしてもいいわ。
女同士で本当に良かった。
ふふふ。
おいしかった。
ヒメ、そしてあの子も私が貰う。
もう少しの辛抱ね。
ヒメを見送り口角を釣り上げた。
22
お気に入りに追加
2,676
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
貞操観念が逆転した世界に転生した俺が全部活の共有マネージャーになるようです
.
恋愛
少子化により男女比が変わって貞操概念が逆転した世界で俺「佐川幸太郎」は通っている高校、東昴女子高等学校で部活共有のマネージャーをする話
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる