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第24話
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クラス会議が始まり、周りを見渡すと、男が俺ともう一人だけ、他14名は全員女性だ。
クラス会議と言っても転移したのが休憩中だった。
クラスにいないやつも含まれている。
話をしに教室に来ていた者も一緒に転移したのだ。
だから正確にはクラス会議ではないが、細かい事はいい。
気になるのは全員が俺を見ている事だ。
「ん?どうしたんだ?」
「怒ってない?」
「皆でハヤトを追放したでしょ?」
クラスメートが様子を伺うように言った。
「その事か。何も感じていないわけじゃないが、何かする気はない。頭に来るのはアサヒだな。アサヒの事は皆は分からないかもしれないが、性格的に自分とは合わないだろう」
皆はほっとした顔をした。
俺は腑に落ちた。
だから昨日のエクスファック戦で俺は非難されなかったのか。
皆追放した負い目がある。
俺を責めることが出来なかったんだ。
「安心したわ。私達もこの世界に来てからアサヒとは距離を置いているのよ。不良グループとパーティーを組んでいるし、言っている事が二転三転するし、人によって態度が豹変している事にも皆気づいているわ」
リーダー女子が言った。
「それは助かる。話がしやすくなる」
「それでね、色々情報交換をしたいのよ」
「必要だな。所で、俺のステータスはみんな知ってるんだろ?」
「そうね、あせぶ、カインが斥候でスキルを持っているのよ」
今こいつ汗豚って言おうとしたか?
豚田カイン、俺と同じ男で、太っていてこの名前だ。
更に常に汗をかいている。
馬鹿にされやすいのだ。
「汗豚とか言うのは無しな。俺はそういうのが好きじゃない」
「わ、分かったわ」
クラスの女子の何人かがくすくすと笑ってカインを見る。
「順番に知っている事を話していきましょう。ハヤトからお願い」
【カイン視点】
みんな僕を笑いやがって!
今に見てろよ!
全員犯してやる。
僕のジョブは斥候。
最高のジョブを引けた。
僕はこの世界がプリンセストラップダンジョン学園・NTRであることを知っている。
僕はゲームをプレイして、この世界の知識を持っている。
この世界はエロゲの世界。
男が優位な世界だ。
もう少しで僕が頂点に立てる。
あのヒロインは僕が貰う。
僕無しではいられないようにしてやる!
ダンジョンの2階からトラップと奇襲対策は必須。
最初に出遅れても斥候のスキルを取っておくことで後から大きく伸びる。
ショップで斥候の紋章が売っていない事は確認済みだ。
学園が始まるまでは斥候の紋章も無いはずだ。
斥候の紋章が学園で支給されるようになるのは学園が始まって少ししてから。
それまで生産は始まらないはず。
残された道は斥候にジョブチェンジするか斥候の仲間を作るしかない。
でも兵士の斥候は忙しい。
パーティーを組んでもらう事は難しいだろう。
最後に残されたのは転移したみんなが斥候になる事。
そして斥候は僕とクラスメートのソロプレイヤーの女1人だけ。
エロスティア教会でジョブチェンジすれば斥候のスキルを取得可能だ。
でも、ジョブチェンジする方法に気づき、斥候になる者はまだいない状態。
皆が動くころには僕は高みにいる。
問題はハヤトだ。
こいつはエクスファックに発情ポーションを投げてエクスファックを倒した。
街で情報を得ることも出来るが、もしこいつがゲーム経験者なら厄介だ。
情報を引き出す。
「もう話していいのか?」
「いいわよ」
「俺は最初ダンジョンで戦ってもレベルもスキルポイントもリセットされたんだけど、何度もダンジョンで戦っていたら固有スキルがレベルアップしてスキルを得られるようになった。そのスキルで能力値をアップして生き延びてきたんだ」
「いつもボロボロになって出て来ていたのはハヤトで間違いないのね?」
「そうなる。で、能力値アップを全部取ったら」
「あーーー!!そうだそうだ!僕のスキルでハヤトのステータスは皆知っているから言わなくてもいいよ!!」
危ない危ない。
皆にスキル統合の事を知られてしまう所だった。
皆に渡した紙にはスキル統合する前のスキルに修正してみんなに渡してある。
「そ、そうか。それと、俺は今ダンジョン1階で戦っている。あ、後は街の人に聞いてうさぎ肉なんかのドロップ品を高く買い取ってくれる所があるんだ!」
「ぷふーーー!!!」
「ん?おかしい事言ったか?」
「い、いや、何でもない。な、何でもないんだ」
笑ってしまった。
僕はもうとっくに上の階に進んでいる。
でもハヤトは1階にいる。
そしてうさぎ肉のクエストの事を堂々と話している。
頑張って走り回って集めたんだろう。
エクスファックの弱点も頑張って走って集めたんだ。
努力してまだ1階。
さすが速人。
そんなものは序盤のクエスト。
大した儲けにならない。
それにこいつ、まだ初心者卒業セットを付けている。
金がないんだな。
少ない稼ぎご苦労さん。
でも安心した。
ハヤトは気にする必要ない。
「俺は以上だ」
「分かったわ。私達の情報も出すわね。まずみんなが貰った1000万魔石で」
「えええ!!!!1000万も貰ったのか!」
「ぷふーーーーーー!!」
「カイン、そんなに可笑しいか?」
「い、いや、ご、ごめん。つ、つい笑ってしまったよ」
「ハヤト、あなたのその装備が弱すぎるのよ。それもあると思うわ」
「皆は良さそうな装備を付けてるよな」
「そうね、1000万魔石を貰っているから」
「ヒメは?ヒメはまだ貰って無いだろ?」
「ヒメは王に目を付けられていたから貰ってないのよ」
「レベルだけ上げて体だけ丈夫にして奴隷にする考えか」
「そうだと思うわ。もっともそれを知ったのは闘技場の件があったからよ」
「それで?他に何かあるか?色々なんでも教えて欲しい」
「そうね、私達は4人パーティーを3つに分けて3パーティー固まって上の階に行っているわ」
「4人を超えてパーティーを組めるだろ?」
「仲の良さとか色々あるのよ」
「そ、そうか。12人固まってるのか。でもここに居る女子はヒメ以外で13人だ」
「アオイは、ソロが好きなのよ」
「アオイか」
「あれ?上の階はトラップがあるんだろ?」
「大人数で行けば何とかなるわ」
ぢゅふふふふふ。
僕が優位にいる。
大人数でトラップを踏みながら移動するのは効率が悪い。
確かに盾持ちが先行してトラップを踏む方法はある。
でもそれより踏まなければいい。
圧倒的優位に僕が居る。
あのヒロインは僕が貰う。
早く僕の物にしたい。
あと少し。
クラス会議と言っても転移したのが休憩中だった。
クラスにいないやつも含まれている。
話をしに教室に来ていた者も一緒に転移したのだ。
だから正確にはクラス会議ではないが、細かい事はいい。
気になるのは全員が俺を見ている事だ。
「ん?どうしたんだ?」
「怒ってない?」
「皆でハヤトを追放したでしょ?」
クラスメートが様子を伺うように言った。
「その事か。何も感じていないわけじゃないが、何かする気はない。頭に来るのはアサヒだな。アサヒの事は皆は分からないかもしれないが、性格的に自分とは合わないだろう」
皆はほっとした顔をした。
俺は腑に落ちた。
だから昨日のエクスファック戦で俺は非難されなかったのか。
皆追放した負い目がある。
俺を責めることが出来なかったんだ。
「安心したわ。私達もこの世界に来てからアサヒとは距離を置いているのよ。不良グループとパーティーを組んでいるし、言っている事が二転三転するし、人によって態度が豹変している事にも皆気づいているわ」
リーダー女子が言った。
「それは助かる。話がしやすくなる」
「それでね、色々情報交換をしたいのよ」
「必要だな。所で、俺のステータスはみんな知ってるんだろ?」
「そうね、あせぶ、カインが斥候でスキルを持っているのよ」
今こいつ汗豚って言おうとしたか?
豚田カイン、俺と同じ男で、太っていてこの名前だ。
更に常に汗をかいている。
馬鹿にされやすいのだ。
「汗豚とか言うのは無しな。俺はそういうのが好きじゃない」
「わ、分かったわ」
クラスの女子の何人かがくすくすと笑ってカインを見る。
「順番に知っている事を話していきましょう。ハヤトからお願い」
【カイン視点】
みんな僕を笑いやがって!
今に見てろよ!
全員犯してやる。
僕のジョブは斥候。
最高のジョブを引けた。
僕はこの世界がプリンセストラップダンジョン学園・NTRであることを知っている。
僕はゲームをプレイして、この世界の知識を持っている。
この世界はエロゲの世界。
男が優位な世界だ。
もう少しで僕が頂点に立てる。
あのヒロインは僕が貰う。
僕無しではいられないようにしてやる!
ダンジョンの2階からトラップと奇襲対策は必須。
最初に出遅れても斥候のスキルを取っておくことで後から大きく伸びる。
ショップで斥候の紋章が売っていない事は確認済みだ。
学園が始まるまでは斥候の紋章も無いはずだ。
斥候の紋章が学園で支給されるようになるのは学園が始まって少ししてから。
それまで生産は始まらないはず。
残された道は斥候にジョブチェンジするか斥候の仲間を作るしかない。
でも兵士の斥候は忙しい。
パーティーを組んでもらう事は難しいだろう。
最後に残されたのは転移したみんなが斥候になる事。
そして斥候は僕とクラスメートのソロプレイヤーの女1人だけ。
エロスティア教会でジョブチェンジすれば斥候のスキルを取得可能だ。
でも、ジョブチェンジする方法に気づき、斥候になる者はまだいない状態。
皆が動くころには僕は高みにいる。
問題はハヤトだ。
こいつはエクスファックに発情ポーションを投げてエクスファックを倒した。
街で情報を得ることも出来るが、もしこいつがゲーム経験者なら厄介だ。
情報を引き出す。
「もう話していいのか?」
「いいわよ」
「俺は最初ダンジョンで戦ってもレベルもスキルポイントもリセットされたんだけど、何度もダンジョンで戦っていたら固有スキルがレベルアップしてスキルを得られるようになった。そのスキルで能力値をアップして生き延びてきたんだ」
「いつもボロボロになって出て来ていたのはハヤトで間違いないのね?」
「そうなる。で、能力値アップを全部取ったら」
「あーーー!!そうだそうだ!僕のスキルでハヤトのステータスは皆知っているから言わなくてもいいよ!!」
危ない危ない。
皆にスキル統合の事を知られてしまう所だった。
皆に渡した紙にはスキル統合する前のスキルに修正してみんなに渡してある。
「そ、そうか。それと、俺は今ダンジョン1階で戦っている。あ、後は街の人に聞いてうさぎ肉なんかのドロップ品を高く買い取ってくれる所があるんだ!」
「ぷふーーー!!!」
「ん?おかしい事言ったか?」
「い、いや、何でもない。な、何でもないんだ」
笑ってしまった。
僕はもうとっくに上の階に進んでいる。
でもハヤトは1階にいる。
そしてうさぎ肉のクエストの事を堂々と話している。
頑張って走り回って集めたんだろう。
エクスファックの弱点も頑張って走って集めたんだ。
努力してまだ1階。
さすが速人。
そんなものは序盤のクエスト。
大した儲けにならない。
それにこいつ、まだ初心者卒業セットを付けている。
金がないんだな。
少ない稼ぎご苦労さん。
でも安心した。
ハヤトは気にする必要ない。
「俺は以上だ」
「分かったわ。私達の情報も出すわね。まずみんなが貰った1000万魔石で」
「えええ!!!!1000万も貰ったのか!」
「ぷふーーーーーー!!」
「カイン、そんなに可笑しいか?」
「い、いや、ご、ごめん。つ、つい笑ってしまったよ」
「ハヤト、あなたのその装備が弱すぎるのよ。それもあると思うわ」
「皆は良さそうな装備を付けてるよな」
「そうね、1000万魔石を貰っているから」
「ヒメは?ヒメはまだ貰って無いだろ?」
「ヒメは王に目を付けられていたから貰ってないのよ」
「レベルだけ上げて体だけ丈夫にして奴隷にする考えか」
「そうだと思うわ。もっともそれを知ったのは闘技場の件があったからよ」
「それで?他に何かあるか?色々なんでも教えて欲しい」
「そうね、私達は4人パーティーを3つに分けて3パーティー固まって上の階に行っているわ」
「4人を超えてパーティーを組めるだろ?」
「仲の良さとか色々あるのよ」
「そ、そうか。12人固まってるのか。でもここに居る女子はヒメ以外で13人だ」
「アオイは、ソロが好きなのよ」
「アオイか」
「あれ?上の階はトラップがあるんだろ?」
「大人数で行けば何とかなるわ」
ぢゅふふふふふ。
僕が優位にいる。
大人数でトラップを踏みながら移動するのは効率が悪い。
確かに盾持ちが先行してトラップを踏む方法はある。
でもそれより踏まなければいい。
圧倒的優位に僕が居る。
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