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第45話 二重陣の狂気
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「やはりやめたか。目には目を、歯には歯を、それがお前のやり方だろう?譲歩しない相手には譲歩しない。攻撃してくるやつには攻撃で返すのが最も効果的だ。その証拠に俺がファイターを下がらせた瞬間にお前も譲歩した!俺達が下がればその隙に仲間を下がらせ、治療する事が出来る!ウインウインになって初めて交渉のテーブルに着く!」
「何の話だ?」
「まあ聞け、仲間同士仲良く話でもしようぜ。普通の人間は人質を取られてもためらわず頭を撃ち抜くような真似はしない。俺とお前は同類だ」
呼吸が苦しい。
体が痺れる。
少しでも息を整えたい。
そしてみんなを今の内に避難させたい。
ホーミングでジン以外のファイターは倒せる。
だがホーミングでジンを倒しきる事は出来ないだろう。
ジンはホーミングを斬り壊す事も出来る、そのイメージが頭に浮かんだ。
「みんなを回復させてくれ!後ろに下がってくれ!」
俺の合図で村人が皆を下がらせ、治療させていく。
「おいおい、あかりにも聞かせてやれよ。なあ、俺と1つになった仲じゃないか」
「やめて!」
「で?何の話だ?」
「目には目を、歯には歯を、お前の行動パターンは俺に似ている」
「それで?」
「俺の仲間になれ」
「いや、全然分からない」
「俺とお前は似ている。亜人を盾にされた時、お前はためらいなく奴の頭を打ちぬいた。だが一歩間違えれば亜人の頭を打ちぬいていた」
「そうだな」
「お前は普通じゃない。俺と同じなんだ」
「似ている所があったとして、何もしていないあかりやユキナを攫うのは駄目だろ」
「俺が攫わなくても誰かに攫われていた!どうせ攫われるなら俺が可愛がってやった方がいいだろ?俺の母親と父親の話をする。俺の父親は人の事を考えない人間だった。母親は人の事を考える優しい人間だった。近所のギャンブル場ではトイレでギャンブル中毒の借金を抱えた奴がよく自殺していた。それを見た母親はそうなりそうな人を助けようとしていた!結果どうなったと思う?」
なぜ突然ギャンブルと母親の話をした?
唐突過ぎる。
「母親が営業妨害で訴えられた、か?」
「そうだ、母親は精神を壊して父親は俺と母親を捨てた!母親は自殺して、父親はどうなったか分からない。母親と父親、どっちが得をしたと思う?」
「クズな父親が得をする世界だと、そう言いたいのか?」
日本の失われた30年、
暴落し続けた日本の不幸。
エゴイストが優勢なままルールを決め続けた30年、
二重陣はその犠牲者か。
「そうだ!俺は小さな頃から分かっていた。クズの方が得をする!父親より母親の方が損をしていた。悪を逮捕する警察もギャンブル組合とずぶずぶの関係で、間接的に人を殺して正義面をしている!表では白い振りをして裏で黒く生きるクズに有利な世界だ!」
ああ、そうか。
俺は二重陣の事が分かって来た。
こいつは人の心を読みすぎる。
そして悪意に過敏に反応する。
そういう人間だ。
唐突に母親の話をしたのは、それが強烈に記憶に残っているからだ。
貧困から始まり、エゴイストな官僚と政治家、マスコミが優勢になり、そいつらが勝ち続けた時代。
そのしわ寄せは貧困を生み、社会を恨む者を増やした。
電車で人を殺したり有名人を銃や刃物で殺す世間に恨みを持つ者を生み出した。
モンスターが現れる前から社会不安は始まっていたのだ。
「白いモノにも必ず黒い部分はある。警察は治安を維持する良い部分もある」
「だが間接的にギャンブル中毒者から金を吸い取り自殺に追い込んで利権を得ていた」
「ジンは、悪い部分を見すぎだ。完全に白い人間なんていない」
「そうだ!白い人間は損をする!クズの方が得をする!さっきだってそうだ!亜人を人質に取られたお前が脅しに屈していればお前は殺されて亜人は全員犯されて奴隷になっていた!お前は俺と同じ人間だ!善人じゃない!」
「俺は自分の事を善人だとは思っていない。だが、何もしてこないやつには何もしない」
「時間の問題だ!最初は牙をむいた奴をやられる前に潰していく。それを繰り返せば慣れていく!そうすればお前に被害を与えそうな奴を先手を打って殺すようになる。それを進めていけば俺のような人間になる」
「お前は何もしないあかりとユキナを攫った。話が違う!繋がらない!」
「どうせ攫われて犯される運命だ。ならその前に俺が頂いてやる!」
こいつと話をしても駄目だ。
同じ話を繰り返すだけだ。
ジンが詐欺師のように見える。
そして罪悪感が薄い所も似ている。
詐欺師はこういう事を言う。
『俺俺詐欺で金を取られるような奴は金持ちだ。俺は貧乏人から金を奪わない!余裕があるやつからしかとらない』
『どうせあいつは金を奪われる。悪い奴に取られる前に俺が取ってやる』
詐欺師は自分を正当化してよく分からない事を言って来る。
ジンと話をしても無駄だろう。
まだ自分がクズだと認めている部分は詐欺師よりマシだが、話していて分かった。
ジンは口がうまく何を言っても言い返してくるだろう。
何を言っても分かり合えない。
「仲間にはならない」
「……まあいい、お前を殺すだけだ」
人が最高の学びを得る瞬間、それは死ぬほどつらい目にあった瞬間だ。
その時初めて『次からはこうならない』と心に決めて自分の行動や考え方を変える。
ジンがそうだ。
そしてそれが悪い方向に向かった。
「最後に良いか?お前の母親は、あかりに似ていたのか?」
「その質問に何の意味がある!!話は終わりだ!!」
ジンの母親はあかりに、似ていたんだろう。
あかりが好きで母親が好きなんだろう。
苦しい目にあってきたのだろう。
だが、殺す。
俺は呼吸を整えた。
少しだけ体の痺れが収まった。
ジンは強い。
手加減は出来ない。
「俺は錬金術師だ。だが、錬金術師が弱いと思ったら大間違いだ」
「弱いとは思っていない」
ジンは薬を飲んだ。
「超強化薬だ!俺は副作用無しで薬を使える!ぐおおおおおおおおおおおお!」
俺は呼吸を整え一瞬で近づいた。
最高火力のセイバーを何度も叩きこむ!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
そして、ジンを切り刻んだ。
ジンが倒れる。
俺は、Aランクを殺して生命力を吸収していた。
人を殺しても強くなれるらしい。
ジンの生命力も吸収した。
ジンはAランクよりも弱い。
「はあ、はあ、次は、お前らだ。手加減は出来ない!楽な方法で対処する」
俺は男の頭を撃ち抜いた。
「うあああああ!殺されるううう!」
「逃げろおおお!」
ジンの取り巻き達が逃げていく。
だが、ゴブリンが現れて包囲される。
3体の名前持ちとその部下が潜んでいた。
俺は取り巻きが殺されるのを黙って見つめる。
助けようと思えば助けられるかもしれないが、助けない。
息を整えた。
余裕をもって助けて結果俺が殺されればみんなが危なくなる。
結界内に戻って来た取り巻きをホーミングで殺し、結界の外に出た。
「ぐぎぎぎぎぎ!我ら名前持ち3兄弟がこの村を貰う!」
3体の名前持ちか。
大きさも色も普通のゴブリンと同じだ。
レッドゴブリン
アカオニー
イエローゴブリン
キオニー
ブルーゴブリン
アオニー
俺は無言でイエローゴブリンを切り殺した。
こいつが気配を消していた奴だと思う。
特殊能力持ちは即殺す!
『ユウヤがイエローゴブリン・キオニーを討伐しました』
頭に声が響いた。
続いてレッドゴブリンを斬り倒す。
スキルを使わせる前に仕留めていく。
『ユウヤがレッドゴブリン・アカオニーを討伐しました』
「ぐぎぎぎぎぎぎぎスキルを使う!超硬化!」
アオニーをセイバーで攻撃するが、刃が途中で止まる。
スキルが厄介だ。
こいつだけは他の2体とは別格だ!
「くそ!」
「ぐぎぎぎぎぎぎぎ!くやしいか!俺は他の2体とは違う」
俺はセイバーを長く強くイメージした。
セイバーが俺の身長を超えるほど長く伸びた。
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
全力でセイバーを振った。
何度も何度も連撃を重ねていく。
「やめ、ぐぎ、ぎぎぎぎぎぎ!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
『ユウヤがブルーゴブリン・アオニーを討伐しました』
「はあ、はあ、はあ、はあ、ホーミング、行け!ショットおおおおおお!!」
ホーミングで周りにいるゴブリンを倒していく。
腕を横に広げてショットでゴブリンを倒していく。
1キロの射程で10分持つホーミングが自動でゴブリンを倒していく。
雑魚殺しには最適だ。
俺は結界の中に入って地面に寝転がる。
俺が休んでいる間もホーミングが、ゴブリンを倒していく。
Aランク・ジン・3体の名前持ち、そしてホーミングで倒されるゴブリンの生命力を取り込み、俺の力が増していった。
少し、眠ろう。
少しずつ、体が回復していく。
ゴブリンの生命力を吸収して俺の能力値が上がっていく。
ゆっくり、眠ろう。
俺は、意識を失った。
「何の話だ?」
「まあ聞け、仲間同士仲良く話でもしようぜ。普通の人間は人質を取られてもためらわず頭を撃ち抜くような真似はしない。俺とお前は同類だ」
呼吸が苦しい。
体が痺れる。
少しでも息を整えたい。
そしてみんなを今の内に避難させたい。
ホーミングでジン以外のファイターは倒せる。
だがホーミングでジンを倒しきる事は出来ないだろう。
ジンはホーミングを斬り壊す事も出来る、そのイメージが頭に浮かんだ。
「みんなを回復させてくれ!後ろに下がってくれ!」
俺の合図で村人が皆を下がらせ、治療させていく。
「おいおい、あかりにも聞かせてやれよ。なあ、俺と1つになった仲じゃないか」
「やめて!」
「で?何の話だ?」
「目には目を、歯には歯を、お前の行動パターンは俺に似ている」
「それで?」
「俺の仲間になれ」
「いや、全然分からない」
「俺とお前は似ている。亜人を盾にされた時、お前はためらいなく奴の頭を打ちぬいた。だが一歩間違えれば亜人の頭を打ちぬいていた」
「そうだな」
「お前は普通じゃない。俺と同じなんだ」
「似ている所があったとして、何もしていないあかりやユキナを攫うのは駄目だろ」
「俺が攫わなくても誰かに攫われていた!どうせ攫われるなら俺が可愛がってやった方がいいだろ?俺の母親と父親の話をする。俺の父親は人の事を考えない人間だった。母親は人の事を考える優しい人間だった。近所のギャンブル場ではトイレでギャンブル中毒の借金を抱えた奴がよく自殺していた。それを見た母親はそうなりそうな人を助けようとしていた!結果どうなったと思う?」
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唐突過ぎる。
「母親が営業妨害で訴えられた、か?」
「そうだ、母親は精神を壊して父親は俺と母親を捨てた!母親は自殺して、父親はどうなったか分からない。母親と父親、どっちが得をしたと思う?」
「クズな父親が得をする世界だと、そう言いたいのか?」
日本の失われた30年、
暴落し続けた日本の不幸。
エゴイストが優勢なままルールを決め続けた30年、
二重陣はその犠牲者か。
「そうだ!俺は小さな頃から分かっていた。クズの方が得をする!父親より母親の方が損をしていた。悪を逮捕する警察もギャンブル組合とずぶずぶの関係で、間接的に人を殺して正義面をしている!表では白い振りをして裏で黒く生きるクズに有利な世界だ!」
ああ、そうか。
俺は二重陣の事が分かって来た。
こいつは人の心を読みすぎる。
そして悪意に過敏に反応する。
そういう人間だ。
唐突に母親の話をしたのは、それが強烈に記憶に残っているからだ。
貧困から始まり、エゴイストな官僚と政治家、マスコミが優勢になり、そいつらが勝ち続けた時代。
そのしわ寄せは貧困を生み、社会を恨む者を増やした。
電車で人を殺したり有名人を銃や刃物で殺す世間に恨みを持つ者を生み出した。
モンスターが現れる前から社会不安は始まっていたのだ。
「白いモノにも必ず黒い部分はある。警察は治安を維持する良い部分もある」
「だが間接的にギャンブル中毒者から金を吸い取り自殺に追い込んで利権を得ていた」
「ジンは、悪い部分を見すぎだ。完全に白い人間なんていない」
「そうだ!白い人間は損をする!クズの方が得をする!さっきだってそうだ!亜人を人質に取られたお前が脅しに屈していればお前は殺されて亜人は全員犯されて奴隷になっていた!お前は俺と同じ人間だ!善人じゃない!」
「俺は自分の事を善人だとは思っていない。だが、何もしてこないやつには何もしない」
「時間の問題だ!最初は牙をむいた奴をやられる前に潰していく。それを繰り返せば慣れていく!そうすればお前に被害を与えそうな奴を先手を打って殺すようになる。それを進めていけば俺のような人間になる」
「お前は何もしないあかりとユキナを攫った。話が違う!繋がらない!」
「どうせ攫われて犯される運命だ。ならその前に俺が頂いてやる!」
こいつと話をしても駄目だ。
同じ話を繰り返すだけだ。
ジンが詐欺師のように見える。
そして罪悪感が薄い所も似ている。
詐欺師はこういう事を言う。
『俺俺詐欺で金を取られるような奴は金持ちだ。俺は貧乏人から金を奪わない!余裕があるやつからしかとらない』
『どうせあいつは金を奪われる。悪い奴に取られる前に俺が取ってやる』
詐欺師は自分を正当化してよく分からない事を言って来る。
ジンと話をしても無駄だろう。
まだ自分がクズだと認めている部分は詐欺師よりマシだが、話していて分かった。
ジンは口がうまく何を言っても言い返してくるだろう。
何を言っても分かり合えない。
「仲間にはならない」
「……まあいい、お前を殺すだけだ」
人が最高の学びを得る瞬間、それは死ぬほどつらい目にあった瞬間だ。
その時初めて『次からはこうならない』と心に決めて自分の行動や考え方を変える。
ジンがそうだ。
そしてそれが悪い方向に向かった。
「最後に良いか?お前の母親は、あかりに似ていたのか?」
「その質問に何の意味がある!!話は終わりだ!!」
ジンの母親はあかりに、似ていたんだろう。
あかりが好きで母親が好きなんだろう。
苦しい目にあってきたのだろう。
だが、殺す。
俺は呼吸を整えた。
少しだけ体の痺れが収まった。
ジンは強い。
手加減は出来ない。
「俺は錬金術師だ。だが、錬金術師が弱いと思ったら大間違いだ」
「弱いとは思っていない」
ジンは薬を飲んだ。
「超強化薬だ!俺は副作用無しで薬を使える!ぐおおおおおおおおおおおお!」
俺は呼吸を整え一瞬で近づいた。
最高火力のセイバーを何度も叩きこむ!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
そして、ジンを切り刻んだ。
ジンが倒れる。
俺は、Aランクを殺して生命力を吸収していた。
人を殺しても強くなれるらしい。
ジンの生命力も吸収した。
ジンはAランクよりも弱い。
「はあ、はあ、次は、お前らだ。手加減は出来ない!楽な方法で対処する」
俺は男の頭を撃ち抜いた。
「うあああああ!殺されるううう!」
「逃げろおおお!」
ジンの取り巻き達が逃げていく。
だが、ゴブリンが現れて包囲される。
3体の名前持ちとその部下が潜んでいた。
俺は取り巻きが殺されるのを黙って見つめる。
助けようと思えば助けられるかもしれないが、助けない。
息を整えた。
余裕をもって助けて結果俺が殺されればみんなが危なくなる。
結界内に戻って来た取り巻きをホーミングで殺し、結界の外に出た。
「ぐぎぎぎぎぎ!我ら名前持ち3兄弟がこの村を貰う!」
3体の名前持ちか。
大きさも色も普通のゴブリンと同じだ。
レッドゴブリン
アカオニー
イエローゴブリン
キオニー
ブルーゴブリン
アオニー
俺は無言でイエローゴブリンを切り殺した。
こいつが気配を消していた奴だと思う。
特殊能力持ちは即殺す!
『ユウヤがイエローゴブリン・キオニーを討伐しました』
頭に声が響いた。
続いてレッドゴブリンを斬り倒す。
スキルを使わせる前に仕留めていく。
『ユウヤがレッドゴブリン・アカオニーを討伐しました』
「ぐぎぎぎぎぎぎぎスキルを使う!超硬化!」
アオニーをセイバーで攻撃するが、刃が途中で止まる。
スキルが厄介だ。
こいつだけは他の2体とは別格だ!
「くそ!」
「ぐぎぎぎぎぎぎぎ!くやしいか!俺は他の2体とは違う」
俺はセイバーを長く強くイメージした。
セイバーが俺の身長を超えるほど長く伸びた。
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
全力でセイバーを振った。
何度も何度も連撃を重ねていく。
「やめ、ぐぎ、ぎぎぎぎぎぎ!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
『ユウヤがブルーゴブリン・アオニーを討伐しました』
「はあ、はあ、はあ、はあ、ホーミング、行け!ショットおおおおおお!!」
ホーミングで周りにいるゴブリンを倒していく。
腕を横に広げてショットでゴブリンを倒していく。
1キロの射程で10分持つホーミングが自動でゴブリンを倒していく。
雑魚殺しには最適だ。
俺は結界の中に入って地面に寝転がる。
俺が休んでいる間もホーミングが、ゴブリンを倒していく。
Aランク・ジン・3体の名前持ち、そしてホーミングで倒されるゴブリンの生命力を取り込み、俺の力が増していった。
少し、眠ろう。
少しずつ、体が回復していく。
ゴブリンの生命力を吸収して俺の能力値が上がっていく。
ゆっくり、眠ろう。
俺は、意識を失った。
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