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第10話 勇也はフルボッコにされる
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俺の名は山田太郎。
A市高校に通う男子生徒だ。
見た目も成績もすべて普通だ。
みんなからはよくモブと言われている。
今から鬼道勇也の宿題を回収をしに行く。
あいつに話しかけたくはない。
理由はあいつの冷たすぎる性格だ。
あいつの性格はかなり特殊で、自衛隊に引率してもらい異界の奥を探索した時、逃げ遅れた優也を見てあいつは笑っていた。
優也に助けて貰ったのにだ!
同じクラスメートが死んでいくのを見て普通笑うか?
多少仲が悪くてもあんな顔をするか!?
俺は鬼道勇也を信用していない。
話しかけても答えではなく批判が返って来るし、とにかく人を下に見ている。
自分に甘くて他人に厳しく、それでいて成績は良いからそれも厄介だ。
勘違いして天狗状態になっている。
俺は勇也が嫌いだ。
だが、行くしかないか。
俺は勇也に近づいた。
「鬼道、宿題のプリントを回収しに来た。出してくれ」
鬼道は無視してゲームをしている。
聞こえていないわけじゃない。
聞こえているのに無視をしているのだ。
「鬼道、宿題のプリントを出してくれ」
鬼道はさらに無視する。
俺はその後3回同じ言葉を繰り返したが、鬼道は無視を続けた。
鬼道が顔を上げる。
「山田、いつも思うんだけど、ファイターとして前に出る時はもっと回りを見てくれ」
出たー!
曖昧な駄目だし!
しかも関係ないタイミングで俺の言った事には一切答えず批判か駄目だしがくるいつものやつうううううう!
「プリントを出してくれに対しての答えがそれか?」
「山田の立ち回りが悪い」
俺は深呼吸をして感情を殺した。
「そうか、成績表でも判断の迷いは指摘されていた」
お前と同じパーティーだと後ろから斬られそうで落ち着かなかったんだよ!
先生にそれは話してある!
「気を付けてくれ」
そう言って鬼道はゲームに目を戻し、俺が何度も話しかけても無視し続けた。
鬼道の奴……
本当に気色悪い。
感情を込めるな。
あった事をそのまま先生に伝えてプリントの件は終了だ。
先生も鬼道の性格はよく分かっている。
先生に言いに行けば『そうか、分かった。すまなかったな』で終わる。
俺は先生にあった事をそのまま連絡して用件を済ませた。
冬休みが終わり、優也がいなくなった事で鬼道の向けられていた批判が他のクラスメートに移った。
そのことで鬼道は更に嫌われていた。
◇
「午後の訓練は実戦だ!第三次モンスターパレードの発生により、特にスライムの被害が増えている!4人チームで行動してもらうが、鬼道、いつもパーティーメンバーへの批判が多いが、一人の方がやりやすいか?」
先生の指摘を鬼道は勘違いして受け取った。
気持ちの悪い笑みを浮かべてクラスメート全員をバカにするような目で見た。
「皆が俺の動きに合わせられない。いつも絶対にミスをしてくる」
鬼道は自分が褒められたと思ったのか?
どう考えても先生から注意されている。
「はあ~。そういう意味じゃないんだがなあ。鬼道、そこまで言うならソロでやった方がマシだと、そう言っているようなものだ」
「一人の方がうまく出来る」
「分かった!鬼道の強い要望に応える!鬼道のパーティーは他のパーティーに割り振る!ソロのモンスター狩りを体験してもらう!!」
あ、先生は鬼道に失敗して痛い目に合ってもらう気だ。
先生は完全に怒っている。
鬼道を見ると不気味な笑顔を浮かべていた。
気色悪い。
パーティーを組むと言ってもクラスの皆でまとまって行動する。
実質クラスメート全員でまとまって戦う事になる。
だが、スライムの群れを発見するとみんなが鬼道から離れた。
俺も鬼道から離れる。
全員がジェスチャーを送って鬼道から距離を取った。
スライムの数が多い、乱戦になるだろう。
鬼道の近くにいると責任を押し付けるように文句や批判が飛んでくる。
こちらの言い分は聞かず、質問には一切答えず、何に対しても文句と批判だけが返って来るのだ。
鬼道に何か言われるとイライラしてペースが乱れ、ミスをしてまた文句を言われる悪循環に陥る。
基本この繰り返しになってしまう。
鬼道の周りには結界を張ったように人が寄り付かなくなった。
当然スライムは鬼道を包囲した。
鬼道の成績は良い。
だが、口で言うほど鬼道が優秀なわけじゃない。
自分がDランクな事をいつも自慢するが他にもDランクのクラスメートはいる。
鬼道は自分に甘くて他人に厳しいのだ。
スライムが鬼道の背中にタックルを食らわせた。
そこで鬼道はバランスを崩し、バリアが解除された。
「バリア!くうう!」
更に横からタックルを受けてバリアが解除される。
「バリア!」
鬼道はペースを崩しつつスライムに攻撃され続け、奇声を上げる。
「ひぎいいい!あっがああ!」
それでも俺達は鬼道から距離を取る。
助けた瞬間に批判が飛んでくるからだ。
「援護しろよ!!」
「鬼道!ソロはきついか!?きついなら自分の間違いを認めろ!」
鬼道は先生の問いかけに答えない。
「クラスの援護おおおおおおおおお!!」
「鬼道、ソロが無理なら謝って助けて貰え!!」
「援護しろよ!!」
「鬼道!ソロで戦う力が無いなら自分の判断ミスを認めろ!」
「何で俺ばかり戦っているんだ!!」
「みんな戦っている!鬼道、助けて欲しいなら自分のミスを認めて助けて貰え!それだけでいいんだ!!」
先生と鬼道の話が全くかみ合わない。
先生はミスを認めて謝ればそれで済ませようとしている。
だが鬼道は先生の問いに一切答えず、自分のミスは一切認めず、人のせいにし続けた。
鬼道がスライムを倒し終わると頭からダラダラと血を流す。
モンスターを倒す事は出来たが鬼道は何度もスライムの攻撃を受けて血を流し、戦闘が終わるまでクラスメートに責任を押し付けるように叫び続けた。
「鬼道、何故みんなに謝って援護をお願いしなかった!?死にたいのか」
「問題無い。俺なら問題無く倒せる」
鬼道は戦闘中と戦闘後で態度が豹変した。
戦闘中はあれだけ無様に叫んでいた。
だが戦闘が終わると『俺は余裕で倒した』そんな態度に変わった。
「さっきは散々叫んでいただろ!?」」
鬼道は自分の事を把握できない。
自分だけは特別だと思っている。
「それよりもクラスの動きが悪すぎる」
「鬼道、俺はなぜ謝って援護をお願いしなかったかと聞いている!ソロでやると言ったのは鬼道!お前だ!!」
「周りの動きが悪い」
「はあ~。実技授業は終わりだ。学校に帰る。皆にも言っておく。全員仲良くしろとは言わん。だが、人に喧嘩を売るな!誰からも助けて貰えなくなるぞ!先生からは以上だ!!」
先生は怒っている。
そして先生は鬼道を見て話していた。
先生は、鬼道が早く卒業していなくなってほしいと、そうおもっているのが分かった。
俺も早く高校を卒業して、鬼道と関わらずに生きていきたい。
そう思った。
でも、今日はいい気味だった。
もっと痛い目に合わないと鬼道は変わらないだろう。
A市高校に通う男子生徒だ。
見た目も成績もすべて普通だ。
みんなからはよくモブと言われている。
今から鬼道勇也の宿題を回収をしに行く。
あいつに話しかけたくはない。
理由はあいつの冷たすぎる性格だ。
あいつの性格はかなり特殊で、自衛隊に引率してもらい異界の奥を探索した時、逃げ遅れた優也を見てあいつは笑っていた。
優也に助けて貰ったのにだ!
同じクラスメートが死んでいくのを見て普通笑うか?
多少仲が悪くてもあんな顔をするか!?
俺は鬼道勇也を信用していない。
話しかけても答えではなく批判が返って来るし、とにかく人を下に見ている。
自分に甘くて他人に厳しく、それでいて成績は良いからそれも厄介だ。
勘違いして天狗状態になっている。
俺は勇也が嫌いだ。
だが、行くしかないか。
俺は勇也に近づいた。
「鬼道、宿題のプリントを回収しに来た。出してくれ」
鬼道は無視してゲームをしている。
聞こえていないわけじゃない。
聞こえているのに無視をしているのだ。
「鬼道、宿題のプリントを出してくれ」
鬼道はさらに無視する。
俺はその後3回同じ言葉を繰り返したが、鬼道は無視を続けた。
鬼道が顔を上げる。
「山田、いつも思うんだけど、ファイターとして前に出る時はもっと回りを見てくれ」
出たー!
曖昧な駄目だし!
しかも関係ないタイミングで俺の言った事には一切答えず批判か駄目だしがくるいつものやつうううううう!
「プリントを出してくれに対しての答えがそれか?」
「山田の立ち回りが悪い」
俺は深呼吸をして感情を殺した。
「そうか、成績表でも判断の迷いは指摘されていた」
お前と同じパーティーだと後ろから斬られそうで落ち着かなかったんだよ!
先生にそれは話してある!
「気を付けてくれ」
そう言って鬼道はゲームに目を戻し、俺が何度も話しかけても無視し続けた。
鬼道の奴……
本当に気色悪い。
感情を込めるな。
あった事をそのまま先生に伝えてプリントの件は終了だ。
先生も鬼道の性格はよく分かっている。
先生に言いに行けば『そうか、分かった。すまなかったな』で終わる。
俺は先生にあった事をそのまま連絡して用件を済ませた。
冬休みが終わり、優也がいなくなった事で鬼道の向けられていた批判が他のクラスメートに移った。
そのことで鬼道は更に嫌われていた。
◇
「午後の訓練は実戦だ!第三次モンスターパレードの発生により、特にスライムの被害が増えている!4人チームで行動してもらうが、鬼道、いつもパーティーメンバーへの批判が多いが、一人の方がやりやすいか?」
先生の指摘を鬼道は勘違いして受け取った。
気持ちの悪い笑みを浮かべてクラスメート全員をバカにするような目で見た。
「皆が俺の動きに合わせられない。いつも絶対にミスをしてくる」
鬼道は自分が褒められたと思ったのか?
どう考えても先生から注意されている。
「はあ~。そういう意味じゃないんだがなあ。鬼道、そこまで言うならソロでやった方がマシだと、そう言っているようなものだ」
「一人の方がうまく出来る」
「分かった!鬼道の強い要望に応える!鬼道のパーティーは他のパーティーに割り振る!ソロのモンスター狩りを体験してもらう!!」
あ、先生は鬼道に失敗して痛い目に合ってもらう気だ。
先生は完全に怒っている。
鬼道を見ると不気味な笑顔を浮かべていた。
気色悪い。
パーティーを組むと言ってもクラスの皆でまとまって行動する。
実質クラスメート全員でまとまって戦う事になる。
だが、スライムの群れを発見するとみんなが鬼道から離れた。
俺も鬼道から離れる。
全員がジェスチャーを送って鬼道から距離を取った。
スライムの数が多い、乱戦になるだろう。
鬼道の近くにいると責任を押し付けるように文句や批判が飛んでくる。
こちらの言い分は聞かず、質問には一切答えず、何に対しても文句と批判だけが返って来るのだ。
鬼道に何か言われるとイライラしてペースが乱れ、ミスをしてまた文句を言われる悪循環に陥る。
基本この繰り返しになってしまう。
鬼道の周りには結界を張ったように人が寄り付かなくなった。
当然スライムは鬼道を包囲した。
鬼道の成績は良い。
だが、口で言うほど鬼道が優秀なわけじゃない。
自分がDランクな事をいつも自慢するが他にもDランクのクラスメートはいる。
鬼道は自分に甘くて他人に厳しいのだ。
スライムが鬼道の背中にタックルを食らわせた。
そこで鬼道はバランスを崩し、バリアが解除された。
「バリア!くうう!」
更に横からタックルを受けてバリアが解除される。
「バリア!」
鬼道はペースを崩しつつスライムに攻撃され続け、奇声を上げる。
「ひぎいいい!あっがああ!」
それでも俺達は鬼道から距離を取る。
助けた瞬間に批判が飛んでくるからだ。
「援護しろよ!!」
「鬼道!ソロはきついか!?きついなら自分の間違いを認めろ!」
鬼道は先生の問いかけに答えない。
「クラスの援護おおおおおおおおお!!」
「鬼道、ソロが無理なら謝って助けて貰え!!」
「援護しろよ!!」
「鬼道!ソロで戦う力が無いなら自分の判断ミスを認めろ!」
「何で俺ばかり戦っているんだ!!」
「みんな戦っている!鬼道、助けて欲しいなら自分のミスを認めて助けて貰え!それだけでいいんだ!!」
先生と鬼道の話が全くかみ合わない。
先生はミスを認めて謝ればそれで済ませようとしている。
だが鬼道は先生の問いに一切答えず、自分のミスは一切認めず、人のせいにし続けた。
鬼道がスライムを倒し終わると頭からダラダラと血を流す。
モンスターを倒す事は出来たが鬼道は何度もスライムの攻撃を受けて血を流し、戦闘が終わるまでクラスメートに責任を押し付けるように叫び続けた。
「鬼道、何故みんなに謝って援護をお願いしなかった!?死にたいのか」
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「周りの動きが悪い」
「はあ~。実技授業は終わりだ。学校に帰る。皆にも言っておく。全員仲良くしろとは言わん。だが、人に喧嘩を売るな!誰からも助けて貰えなくなるぞ!先生からは以上だ!!」
先生は怒っている。
そして先生は鬼道を見て話していた。
先生は、鬼道が早く卒業していなくなってほしいと、そうおもっているのが分かった。
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