89 / 105
第89話
しおりを挟む
俺達は南の島にあるダンジョンを探索していた。
ダンジョン1階は広く、魔物は弱い。
そこで戦える者は出来るだけ参加してもらい、ダンジョンのマッピングを続けた。
俺はライターと話をする。
「なあ、このダンジョン上階にスキルの試練、そして天使が願いをかなえると、本には書いてあるんだよな?」
「本にはそう書いてあったのだ。だが、行ってみない事には分からないのだ。魔王の寿命が削られるのも、ルンバを倒せばゴールデンオークが弱くなるかどうかも、やってみなければ分からないのだ」
「だよな」
俺達は2人になった瞬間に本音を言った。
皆には希望が必要だ。
出来るだけ希望を与え、働く原動力を与える必要がある。
そうで無ければ魔王やゴールデンオークと闘う事になったとして、勝てる戦いも勝てなくなる。
俺達は少しでも力をつける為、あるかどうかも分からないスキルの試練と天使との面会の為上を目指す。
上の階に行くほどダンジョンフロアが狭くなっていくらしい。
これも本当か分からないが、俺達は地道に探索を続ける。
スキルの試練が無かったとしても、皆のレベルを底上げしておきたい。
何もなかったとしても無駄にはならないのだ。
王やエステル、エムルやダイヤも状況を分かっていた為か余計な事は言わなかった。
エステルの父は王ではないが俺は王と呼び続けている。
その為エステル以外全員が王と呼ぶようになった。
「王が元気になったおかげで内政を王に任せられる」
「奪う者がいなくなれば与える者は力を発揮し始めるのだ」
南の島に来て厄介な貴族がいなくなった瞬間王はパワフルに内政を押し進めるようになった。
王は少し若返ったように感じる。
口だけの批判者がいなくなり、王は力を発揮している。
批判は細かいミスを少なく出来る利点はあるが、そのメリットが霞むほどのデメリットがある。
行政が滞り制度を中々改正できなくなり、少しでも新しい制度に不備があると叩かれる事で皆何もしないようになっていく。
それによりチャレンジ精神を削ぎ、皆の為に何かをしようとする善意を打ち砕いていく。
要は内戦国並みに成長できない日本と同じ状態になるのだ。
「しかし広いな」
「そうなのだ。だが、地道にコツコツとやっていくしかないのだ」
「そうだな!」
スライムの群れを2人で倒していく。
「やっと、はあ、はあ、終わったのだ」
「ライター、大丈夫か?」
「大丈夫なのだ」
「いや、内政も魔物狩りも進めて、しかも皆に嫌われる事を進めているだろ?」
「誰かが、嫌われ役をやらなければいけないのだ。多くの者が目先の利益を求めるのだ。だが、誰かが嫌わ者になって未来への投資を推し進める必要があるのだ」
ライターは王と一緒に民の反対を押し切って教育に力を入れている。
教育は短期的には結果が出ない。
だが長い目で見れば大きな成果を生む。
ライターは未来のみんなが幸せになる為、嫌われながら仕事をしている。
ライターは『与える者』なんじゃないか?
俺はそう思うようになっていた。
その後ライターは何度言っても休まなかった。
俺も、もっと頑張ってみよう!
ライターが動く前に俺が魔物を倒せばいいだけだ!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
数十体いるスライムの群れに円盾を構えて突撃する。
背の低いスライムに合わせて前傾姿勢を取り、円盾にスライムがぶつかった瞬間にスライムが倒れていく。
俺はもう、レベルが上がらない。
それでも魔物を狩る事で皆の助けになる。
パーティーを組んでいるので、俺が魔物を倒しても他の者に経験値が入る!
「ファイア!ファイア!ファイア!ファイア!ファイア!」
ファイアがスライムを倒し、更にその後ろにいるスライムを倒していく。
俺は、ライターのように頭は良くないのかもしれない。
でも、魔物を前より早く倒せるように工夫しよう。
走ってゴブリンの群れに向かう。
「ハイファイア!」
ゴブリンを10体以上一気に倒し、攻撃範囲に入らなかったゴブリンを盾とメイスで倒していく。
日本にいた時、俺は皆の為に何かしようとするこの感覚を失っていた。
でも、ここならみんなの為に何かをすると、気分が良くなる。
宝感知が反応した!
「ほ!」
俺は走って岩に登る。
宝箱にあるアイテムを確認せずストレージに入れていく。
始まりの村にいる魔物を狩っていたことを思い出す。
ゼスじいの事を思い出す。
『国を守ろう、世界を守ろうなどと、大きなことは考えなくていいんじゃ。じゃが、自分と、その家族だけは守ってほしいんじゃ。それだけは頭の片隅に入れておいてくれんかの?』
俺は何が出来るだろう?
考えて出た答えは、ダンジョンを探索する事だけだった。
王やライターのように内政をうまく出来るわけじゃない。
俺は早く起きて遅くまで魔物を倒していった。
宝感知の反応で岩に登ると、宝箱の先に見つけた。
「はあ、はあ、見つけた。2階への転移陣!」
やっとだ。
ゲット 人族 男
レベル: 100
HP: 1000 SS
MP: 1000 SS
物理攻撃: 800 A
物理防御:1000 SS
魔法攻撃:1000 SS
魔法防御: 500 D
すばやさ: 800 A
固有スキル:炎強化
スキル:『メイス☆』『盾☆』『ファイア☆』『ハイファイア☆』『エクスファイア☆』『ヒール☆』『リカバリーLV12』『トラップLV22』『宝感知LV【29→☆】』『ストレージ☆』『ファイアエンチャント☆』『ファイアシールド☆』『再生の炎☆』『努力☆』『アイスLV☆』『アイスエンチャントLV☆』『鍛冶☆』
武器 ゼスのメイス:420(全魔法+30%・攻撃モーション速度+10%)
防具 ゼスの円盾:320(HP微回復・魔法ダメージ10%減少)ゼスのローブ:200(HP微回復・魔法ダメージ10%減少)ゼスのブーツ:160(HP微回復・魔法ダメージ10%減少)
エステル:好感度95
クレア :好感度89
アリシア:好感度94
エムル :好感度97(奴隷)
リリス :好感度 【9→15】
ダイヤ :好感度 【6→9】
ダンジョン1階は広く、魔物は弱い。
そこで戦える者は出来るだけ参加してもらい、ダンジョンのマッピングを続けた。
俺はライターと話をする。
「なあ、このダンジョン上階にスキルの試練、そして天使が願いをかなえると、本には書いてあるんだよな?」
「本にはそう書いてあったのだ。だが、行ってみない事には分からないのだ。魔王の寿命が削られるのも、ルンバを倒せばゴールデンオークが弱くなるかどうかも、やってみなければ分からないのだ」
「だよな」
俺達は2人になった瞬間に本音を言った。
皆には希望が必要だ。
出来るだけ希望を与え、働く原動力を与える必要がある。
そうで無ければ魔王やゴールデンオークと闘う事になったとして、勝てる戦いも勝てなくなる。
俺達は少しでも力をつける為、あるかどうかも分からないスキルの試練と天使との面会の為上を目指す。
上の階に行くほどダンジョンフロアが狭くなっていくらしい。
これも本当か分からないが、俺達は地道に探索を続ける。
スキルの試練が無かったとしても、皆のレベルを底上げしておきたい。
何もなかったとしても無駄にはならないのだ。
王やエステル、エムルやダイヤも状況を分かっていた為か余計な事は言わなかった。
エステルの父は王ではないが俺は王と呼び続けている。
その為エステル以外全員が王と呼ぶようになった。
「王が元気になったおかげで内政を王に任せられる」
「奪う者がいなくなれば与える者は力を発揮し始めるのだ」
南の島に来て厄介な貴族がいなくなった瞬間王はパワフルに内政を押し進めるようになった。
王は少し若返ったように感じる。
口だけの批判者がいなくなり、王は力を発揮している。
批判は細かいミスを少なく出来る利点はあるが、そのメリットが霞むほどのデメリットがある。
行政が滞り制度を中々改正できなくなり、少しでも新しい制度に不備があると叩かれる事で皆何もしないようになっていく。
それによりチャレンジ精神を削ぎ、皆の為に何かをしようとする善意を打ち砕いていく。
要は内戦国並みに成長できない日本と同じ状態になるのだ。
「しかし広いな」
「そうなのだ。だが、地道にコツコツとやっていくしかないのだ」
「そうだな!」
スライムの群れを2人で倒していく。
「やっと、はあ、はあ、終わったのだ」
「ライター、大丈夫か?」
「大丈夫なのだ」
「いや、内政も魔物狩りも進めて、しかも皆に嫌われる事を進めているだろ?」
「誰かが、嫌われ役をやらなければいけないのだ。多くの者が目先の利益を求めるのだ。だが、誰かが嫌わ者になって未来への投資を推し進める必要があるのだ」
ライターは王と一緒に民の反対を押し切って教育に力を入れている。
教育は短期的には結果が出ない。
だが長い目で見れば大きな成果を生む。
ライターは未来のみんなが幸せになる為、嫌われながら仕事をしている。
ライターは『与える者』なんじゃないか?
俺はそう思うようになっていた。
その後ライターは何度言っても休まなかった。
俺も、もっと頑張ってみよう!
ライターが動く前に俺が魔物を倒せばいいだけだ!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
数十体いるスライムの群れに円盾を構えて突撃する。
背の低いスライムに合わせて前傾姿勢を取り、円盾にスライムがぶつかった瞬間にスライムが倒れていく。
俺はもう、レベルが上がらない。
それでも魔物を狩る事で皆の助けになる。
パーティーを組んでいるので、俺が魔物を倒しても他の者に経験値が入る!
「ファイア!ファイア!ファイア!ファイア!ファイア!」
ファイアがスライムを倒し、更にその後ろにいるスライムを倒していく。
俺は、ライターのように頭は良くないのかもしれない。
でも、魔物を前より早く倒せるように工夫しよう。
走ってゴブリンの群れに向かう。
「ハイファイア!」
ゴブリンを10体以上一気に倒し、攻撃範囲に入らなかったゴブリンを盾とメイスで倒していく。
日本にいた時、俺は皆の為に何かしようとするこの感覚を失っていた。
でも、ここならみんなの為に何かをすると、気分が良くなる。
宝感知が反応した!
「ほ!」
俺は走って岩に登る。
宝箱にあるアイテムを確認せずストレージに入れていく。
始まりの村にいる魔物を狩っていたことを思い出す。
ゼスじいの事を思い出す。
『国を守ろう、世界を守ろうなどと、大きなことは考えなくていいんじゃ。じゃが、自分と、その家族だけは守ってほしいんじゃ。それだけは頭の片隅に入れておいてくれんかの?』
俺は何が出来るだろう?
考えて出た答えは、ダンジョンを探索する事だけだった。
王やライターのように内政をうまく出来るわけじゃない。
俺は早く起きて遅くまで魔物を倒していった。
宝感知の反応で岩に登ると、宝箱の先に見つけた。
「はあ、はあ、見つけた。2階への転移陣!」
やっとだ。
ゲット 人族 男
レベル: 100
HP: 1000 SS
MP: 1000 SS
物理攻撃: 800 A
物理防御:1000 SS
魔法攻撃:1000 SS
魔法防御: 500 D
すばやさ: 800 A
固有スキル:炎強化
スキル:『メイス☆』『盾☆』『ファイア☆』『ハイファイア☆』『エクスファイア☆』『ヒール☆』『リカバリーLV12』『トラップLV22』『宝感知LV【29→☆】』『ストレージ☆』『ファイアエンチャント☆』『ファイアシールド☆』『再生の炎☆』『努力☆』『アイスLV☆』『アイスエンチャントLV☆』『鍛冶☆』
武器 ゼスのメイス:420(全魔法+30%・攻撃モーション速度+10%)
防具 ゼスの円盾:320(HP微回復・魔法ダメージ10%減少)ゼスのローブ:200(HP微回復・魔法ダメージ10%減少)ゼスのブーツ:160(HP微回復・魔法ダメージ10%減少)
エステル:好感度95
クレア :好感度89
アリシア:好感度94
エムル :好感度97(奴隷)
リリス :好感度 【9→15】
ダイヤ :好感度 【6→9】
0
お気に入りに追加
1,154
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる