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第70話
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【ライター視点】
ガルウインはルンバに嫌がらせを続けた。
私とアミュレットはガルウインとパーティーを組んだ。
ガルウインが倒した魔物の経験値でレベルが上がっていく。
「酷いルンバと違って、僕はタンクにもヒーラーにも経験値を分配するよ!今までアタッカーのルンバが利益を吸い取っていたようだけど、それじゃあ、ライターとアミュレットが可愛そうだからね」
ルンバの愛想笑いは消え、鬼のような顔を浮かべたまま裏ダンジョンの攻略は進んだ。
そして49階の奥にたどり着いた。
私は提案した。
「危険を冒す必要は無いのだ。帰ろう」
「私もライターの意見に賛成よ。裏ボスのゴールデンオークは化け物よ」
「こっぽー!僕はスリルがあって挑戦するのも面白いと思うよ。もっとも、ルンバは怖いよね?帰ろうか。ビビりのルンバには厳しい相手だよ!こっぽー!」
「そこまで言うなら挑戦しましょう!怖がっているのはガルウインでしょう!?」
「2人とも、命がかかっているのだ。喧嘩はやめて帰るのだ」
「そ、そうよ、張り合って無理に挑戦してみんなやられちゃったら終わりなのよ。ね?帰りましょう?私達はレベルが上がったわ。ここいこれただけでいいじゃない」
「うむ、もう収穫は十分だ。帰るのだ」
「こっぽー!ルンバ、ライターとアミュレットが庇ってくれてよかったね。これで顔に泥を塗られる心配はないよ!怖がるビビりのルンバを庇った2人のおかげで無事帰れるよ!大好きなアミュレットは手に入らず、僕のものになって、ビビりと馬鹿にされる事も無く帰れるよ!良かったね!ビビりのルンバ!」
その瞬間ルンバはボスベアへの転移スイッチを押した。
私達4人はボス部屋に転移した。
「ガルウイン、望み通り挑戦してあげましょう!!!」
ルンバの顔は鬼のように見えた。
目の前には相撲取りのような体型をしたオークがこん棒を持って構える。
ゴールデンオークは裏ダンジョンのボスで、ゲーム2周目のラスボスでもある。
黄金の体色はてかてかと光り、私達を見ながらよだれを垂らす。
「食わせろ!食わせろ!食わせろ!食わせろ!ぶぎいいいいいいいいいいいいいいい!」
そう言いながらアミュレットを狙って飛び込んでくる。
私は大楯を構えてアミュレットの前に出た。
私はこん棒で吹き飛ばされた。
ルンバはアミュレットを置いて一目散に奥に向かって走って逃げる。
ルンバはいつもそうだが、自分が傷を負う事を嫌がり、私を盾のように使う。
私はタンクの役目があり、前に出る事自体は当然ではある。
だが、それ以前にルンバは、『ルンバは痛い思いはしたくないが、ライターはタンクだから前に出て傷つくのが当然』と思っているようだった。
要するに自分に甘く他人には厳しいのだ。
ガルウインが風魔法の連撃を放つが、攻撃を受けながらもゴールデンオークは前に出る。
ガルウインが壁に追い詰められるとアミュレットに回復してもらった私は大楯を構えてゴールデンオークに突撃した。
私はまた吹き飛ばされた。
その瞬間にガルウインは位置取りを変えて距離を取り、風魔法を再開した。
私はまたアミュレットに回復して貰い大楯で突撃したが、今度はこん棒の連撃を受けてから吹き飛ばされ、壁にぶつかると同時に私は意識を失った。
目を覚まし、ゴールデンオークを見ると、ガルウインは血だらけで、ルンバはアミュレットをおとりにして逃げ回っていた。
私は動けたのかもしれない。
だが、怖かった。
恐怖で、気絶した振りをしながらその光景を見ていた。
先ほど殺されかけて思ったのだ。
『次おとりになれば私は殺される』
アミュレットは攻撃を受けながらガルウインを癒す。
「ハイヒール!」
そして、アミュレットはゴールデンオークに潰され、殺された。
アミュレットはおとりになりながら自分の命を捨ててガルウインを助けたのだ。
ガルウインは風の連撃でゴールデンオークを追い詰めるが、攻撃を受ける。
吹き飛ばされながらも風魔法を使い、ゴールデンオークを攻撃する。
その瞬間ルンバが叫んだ。
「あああああああああ!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!」
ゴールデンオークとルンバの体が光ってテイムが成功した。
「ゴールデンオークのテイム成功率は瀕死状態で1%のはずだけど、ルンバは運がいいね。こっぽー!」
その瞬間、ルンバがテイムしたゴールデンオークがガルウインを攻撃する。
「こぽ!」
ルンバは挟み撃ちをするようにガルウインを追い詰め、MPの切れたガルウインはルンバとゴールデンオークによって殺されたのだ。
私は恐怖して、気絶した振りをしながら薄目を開けてその光景を見ていた。
アミュレットが殺され、ガルウインが殺されても、私は気絶した演技をし続けた。
ルンバとゴールデンオークが私に近づいた瞬間、私はいま目を覚ましたように起き上がり、ゴールデンオークから距離を取った。
「うああああああああ!」
「ライター、ゴールデンオークは俺が使役しました。怖がる必要はありません」
「はあ、はあ、たす、かった?私は、助かったのだな?」
「ですが、ガルウインとアミュレットは、ゴールデンオークに殺されてしまいました。残ったのは私とライターだけです」
「そ、そう、か。はあ、はあ、もう、死ぬ恐怖は、ごめんだ。すぐにダンジョンを出たいのだ。街に行きたいのだ」
「外に案内しましょう。私のおかげでライターは街に帰れるでしょう。私の助けは心強いでしょう?」
『……ああ、ありがとう』
私はダンジョンを出て逃げるようにルンバから離れた。
人をおとりにして生き残り、裏では平気でガルウインを殺すルンバが怖かった。
ルンバの恩を着せるような言葉が怖かった。
だが、何も言えなかった。
言ったら、私は殺されるだろう。
【ゲット視点】
ライターは苦しそうな顔をしながら水を飲んだ。
ライターの苦しみの正体が分かってきた。
ガルウインはルンバに嫌がらせを続けた。
私とアミュレットはガルウインとパーティーを組んだ。
ガルウインが倒した魔物の経験値でレベルが上がっていく。
「酷いルンバと違って、僕はタンクにもヒーラーにも経験値を分配するよ!今までアタッカーのルンバが利益を吸い取っていたようだけど、それじゃあ、ライターとアミュレットが可愛そうだからね」
ルンバの愛想笑いは消え、鬼のような顔を浮かべたまま裏ダンジョンの攻略は進んだ。
そして49階の奥にたどり着いた。
私は提案した。
「危険を冒す必要は無いのだ。帰ろう」
「私もライターの意見に賛成よ。裏ボスのゴールデンオークは化け物よ」
「こっぽー!僕はスリルがあって挑戦するのも面白いと思うよ。もっとも、ルンバは怖いよね?帰ろうか。ビビりのルンバには厳しい相手だよ!こっぽー!」
「そこまで言うなら挑戦しましょう!怖がっているのはガルウインでしょう!?」
「2人とも、命がかかっているのだ。喧嘩はやめて帰るのだ」
「そ、そうよ、張り合って無理に挑戦してみんなやられちゃったら終わりなのよ。ね?帰りましょう?私達はレベルが上がったわ。ここいこれただけでいいじゃない」
「うむ、もう収穫は十分だ。帰るのだ」
「こっぽー!ルンバ、ライターとアミュレットが庇ってくれてよかったね。これで顔に泥を塗られる心配はないよ!怖がるビビりのルンバを庇った2人のおかげで無事帰れるよ!大好きなアミュレットは手に入らず、僕のものになって、ビビりと馬鹿にされる事も無く帰れるよ!良かったね!ビビりのルンバ!」
その瞬間ルンバはボスベアへの転移スイッチを押した。
私達4人はボス部屋に転移した。
「ガルウイン、望み通り挑戦してあげましょう!!!」
ルンバの顔は鬼のように見えた。
目の前には相撲取りのような体型をしたオークがこん棒を持って構える。
ゴールデンオークは裏ダンジョンのボスで、ゲーム2周目のラスボスでもある。
黄金の体色はてかてかと光り、私達を見ながらよだれを垂らす。
「食わせろ!食わせろ!食わせろ!食わせろ!ぶぎいいいいいいいいいいいいいいい!」
そう言いながらアミュレットを狙って飛び込んでくる。
私は大楯を構えてアミュレットの前に出た。
私はこん棒で吹き飛ばされた。
ルンバはアミュレットを置いて一目散に奥に向かって走って逃げる。
ルンバはいつもそうだが、自分が傷を負う事を嫌がり、私を盾のように使う。
私はタンクの役目があり、前に出る事自体は当然ではある。
だが、それ以前にルンバは、『ルンバは痛い思いはしたくないが、ライターはタンクだから前に出て傷つくのが当然』と思っているようだった。
要するに自分に甘く他人には厳しいのだ。
ガルウインが風魔法の連撃を放つが、攻撃を受けながらもゴールデンオークは前に出る。
ガルウインが壁に追い詰められるとアミュレットに回復してもらった私は大楯を構えてゴールデンオークに突撃した。
私はまた吹き飛ばされた。
その瞬間にガルウインは位置取りを変えて距離を取り、風魔法を再開した。
私はまたアミュレットに回復して貰い大楯で突撃したが、今度はこん棒の連撃を受けてから吹き飛ばされ、壁にぶつかると同時に私は意識を失った。
目を覚まし、ゴールデンオークを見ると、ガルウインは血だらけで、ルンバはアミュレットをおとりにして逃げ回っていた。
私は動けたのかもしれない。
だが、怖かった。
恐怖で、気絶した振りをしながらその光景を見ていた。
先ほど殺されかけて思ったのだ。
『次おとりになれば私は殺される』
アミュレットは攻撃を受けながらガルウインを癒す。
「ハイヒール!」
そして、アミュレットはゴールデンオークに潰され、殺された。
アミュレットはおとりになりながら自分の命を捨ててガルウインを助けたのだ。
ガルウインは風の連撃でゴールデンオークを追い詰めるが、攻撃を受ける。
吹き飛ばされながらも風魔法を使い、ゴールデンオークを攻撃する。
その瞬間ルンバが叫んだ。
「あああああああああ!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!テイム!」
ゴールデンオークとルンバの体が光ってテイムが成功した。
「ゴールデンオークのテイム成功率は瀕死状態で1%のはずだけど、ルンバは運がいいね。こっぽー!」
その瞬間、ルンバがテイムしたゴールデンオークがガルウインを攻撃する。
「こぽ!」
ルンバは挟み撃ちをするようにガルウインを追い詰め、MPの切れたガルウインはルンバとゴールデンオークによって殺されたのだ。
私は恐怖して、気絶した振りをしながら薄目を開けてその光景を見ていた。
アミュレットが殺され、ガルウインが殺されても、私は気絶した演技をし続けた。
ルンバとゴールデンオークが私に近づいた瞬間、私はいま目を覚ましたように起き上がり、ゴールデンオークから距離を取った。
「うああああああああ!」
「ライター、ゴールデンオークは俺が使役しました。怖がる必要はありません」
「はあ、はあ、たす、かった?私は、助かったのだな?」
「ですが、ガルウインとアミュレットは、ゴールデンオークに殺されてしまいました。残ったのは私とライターだけです」
「そ、そう、か。はあ、はあ、もう、死ぬ恐怖は、ごめんだ。すぐにダンジョンを出たいのだ。街に行きたいのだ」
「外に案内しましょう。私のおかげでライターは街に帰れるでしょう。私の助けは心強いでしょう?」
『……ああ、ありがとう』
私はダンジョンを出て逃げるようにルンバから離れた。
人をおとりにして生き残り、裏では平気でガルウインを殺すルンバが怖かった。
ルンバの恩を着せるような言葉が怖かった。
だが、何も言えなかった。
言ったら、私は殺されるだろう。
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