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第132話 キングゴーレム
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ゴーレムを使いカジノや娼館の手伝いをし、おさわりじじいとファンキー王がおとなしくなると会議に呼ばれた。
大きな天幕の中に各軍の幹部、そしてサーラも並んで座る。
リンク王国の将軍が会議を仕切る。
「今回はキングゴーレムについてだ。最近はおとなしく、後回しにしていたが、周囲のモンスターを狩り尽くした。残るは鉱山に引き籠ったキングゴーレムの討伐になるが、1つ気になる点がある」
将軍がボードに張ったグラフを指差した。
「ファンキー王がギターをかき鳴らすとモンスターが活性化してここに集まって来る気がする。もっとも集計を始めたのはここ7日前になる。データの確度は低いが、思えばファンキー王がギターを弾きならし続けた日はモンスターが集まっていた」
これが本当だとしたら。
モンスターが集まって来たのはファンキー王が原因。
待てよ?
レジスタンスが暴れたのはファンキー王が娼館とカジノを廃止したから。
資金不足で戦力が国外に流出したのは国営の娼館とカジノを廃止し、ギターに金貨を使いすぎたからだ。
おさわりじじいがアクア王国に来たのも、娼館を廃止した影響があるだろう。
全部、元をたどればファンキー王が悪くね?
「その件は後でユウタ殿に問い詰めて貰うとして、今はキングゴーレムの討伐だ」
「待ってくれ! もう疲れた!」
「いや、ユウタ殿は良くやってくれている」
周りにいた幹部も将軍に同調する。
「ユウタ殿はまだまだ行けますよ」
「疲れるだけで問題を解決できるとは、これこそ才能ですなあ」
「今はキングゴーレムの討伐、この1点に集中しましょうぞ!」
「我ら武人は不器用にキングゴーレムを討伐するのみ!」
「ですな、我らは武を持ってしか生きられぬ不器用な人間」
「キングゴーレムの討伐を開始する!」
「「異議なし!」」
こうしてキングゴーレムの討伐作戦が始まった。
俺はファンキー王から強引にギターを借りて鉱山の前で引きならした。
ギュインギュインギュインギュイン!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
キングゴーレムの巨体が現れた。
「ぐおおおおおおおお! そのビートが俺達を呼び寄せる! お前を倒せとハートが高鳴る! ロッケンロール! フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
鉱山の中にいた他のモンスターが集まってきた。
「王都の外からモンスターが接近してきます」
「このギターがモンスターを呼び寄せていた! ほぼ確定だ!」
「魔法部隊! キングゴーレムに魔法を撃て! 撃ちまくれ!」
キュイーン!
シャキン!
チュドーン!
ドガガガガ!
バッキャ!
「ぐおおおお! 俺のハートビートはそんな事じゃ砕けないいいいいいいいいいいいいいい。ロックダンス!」
キングゴーレムの周りに岩が発生し、竜巻のように回転して周囲を破壊していく。
更にキングゴーレム自身が踊るように攻撃を始めた。
エースたちが飛び込んだ。
「真・獅子の牙!」
「竜王剣!」
「スパイラルダンス!」
「断罪の斧!」
「ブラックホール!」
「ビックバン!」
「ダークネスエッジ!」
「ぐおおおおおおお!」
キングゴーレムが倒れた。
ドスン!
「はあ、はあ、やった、のか?」
「でも、まだ実態がある」
「いや、待て! 体が黒い霧になっていく」
「倒したんだ!」
黒い霧が収縮していく。
「様子がおかしい!」
「何かが来るぞ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
人と同じサイズの輝くゴーレムが現れた。
体がダイヤのように輝いている。
「たかが第一段階の俺を倒した程度で、いい気になるな! 俺のハートはダイヤモンドだ!」
「真・獅子の牙!」
「竜王剣!」
「スパイラルダンス!」
「断罪の斧!」
「ブラックホール!」
「ビックバン!」
「ダークネスエッジ!」
「俺のハートがああああ!」
キングゴーレムが魔石と大きなダイヤに変った。
「次は雑魚を狩る! 各自散開して迎え撃て!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
俺はキングゴーレムが討伐されるのを眺めていた。
みんな強いじゃないか。
「ユウタ殿はファンキー王にギターの出所を聞いてください!」
「我らは全力で戦うまでの事!」
「おさわりじじいを娼館に封印している今こそ戦うチャンス!」
『黒き遊び人、岩の王を打ち倒す』
黒き遊び人=黒い欲望にまみれた遊び人と考えれば……
おさわりじじいのやばさがみんなの結束を高めてキングゴーレムを打ち倒したとも言えるのか。
俺はファンキー王の元へ向かった。
大きな天幕の中に各軍の幹部、そしてサーラも並んで座る。
リンク王国の将軍が会議を仕切る。
「今回はキングゴーレムについてだ。最近はおとなしく、後回しにしていたが、周囲のモンスターを狩り尽くした。残るは鉱山に引き籠ったキングゴーレムの討伐になるが、1つ気になる点がある」
将軍がボードに張ったグラフを指差した。
「ファンキー王がギターをかき鳴らすとモンスターが活性化してここに集まって来る気がする。もっとも集計を始めたのはここ7日前になる。データの確度は低いが、思えばファンキー王がギターを弾きならし続けた日はモンスターが集まっていた」
これが本当だとしたら。
モンスターが集まって来たのはファンキー王が原因。
待てよ?
レジスタンスが暴れたのはファンキー王が娼館とカジノを廃止したから。
資金不足で戦力が国外に流出したのは国営の娼館とカジノを廃止し、ギターに金貨を使いすぎたからだ。
おさわりじじいがアクア王国に来たのも、娼館を廃止した影響があるだろう。
全部、元をたどればファンキー王が悪くね?
「その件は後でユウタ殿に問い詰めて貰うとして、今はキングゴーレムの討伐だ」
「待ってくれ! もう疲れた!」
「いや、ユウタ殿は良くやってくれている」
周りにいた幹部も将軍に同調する。
「ユウタ殿はまだまだ行けますよ」
「疲れるだけで問題を解決できるとは、これこそ才能ですなあ」
「今はキングゴーレムの討伐、この1点に集中しましょうぞ!」
「我ら武人は不器用にキングゴーレムを討伐するのみ!」
「ですな、我らは武を持ってしか生きられぬ不器用な人間」
「キングゴーレムの討伐を開始する!」
「「異議なし!」」
こうしてキングゴーレムの討伐作戦が始まった。
俺はファンキー王から強引にギターを借りて鉱山の前で引きならした。
ギュインギュインギュインギュイン!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
キングゴーレムの巨体が現れた。
「ぐおおおおおおおお! そのビートが俺達を呼び寄せる! お前を倒せとハートが高鳴る! ロッケンロール! フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
鉱山の中にいた他のモンスターが集まってきた。
「王都の外からモンスターが接近してきます」
「このギターがモンスターを呼び寄せていた! ほぼ確定だ!」
「魔法部隊! キングゴーレムに魔法を撃て! 撃ちまくれ!」
キュイーン!
シャキン!
チュドーン!
ドガガガガ!
バッキャ!
「ぐおおおお! 俺のハートビートはそんな事じゃ砕けないいいいいいいいいいいいいいい。ロックダンス!」
キングゴーレムの周りに岩が発生し、竜巻のように回転して周囲を破壊していく。
更にキングゴーレム自身が踊るように攻撃を始めた。
エースたちが飛び込んだ。
「真・獅子の牙!」
「竜王剣!」
「スパイラルダンス!」
「断罪の斧!」
「ブラックホール!」
「ビックバン!」
「ダークネスエッジ!」
「ぐおおおおおおお!」
キングゴーレムが倒れた。
ドスン!
「はあ、はあ、やった、のか?」
「でも、まだ実態がある」
「いや、待て! 体が黒い霧になっていく」
「倒したんだ!」
黒い霧が収縮していく。
「様子がおかしい!」
「何かが来るぞ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
人と同じサイズの輝くゴーレムが現れた。
体がダイヤのように輝いている。
「たかが第一段階の俺を倒した程度で、いい気になるな! 俺のハートはダイヤモンドだ!」
「真・獅子の牙!」
「竜王剣!」
「スパイラルダンス!」
「断罪の斧!」
「ブラックホール!」
「ビックバン!」
「ダークネスエッジ!」
「俺のハートがああああ!」
キングゴーレムが魔石と大きなダイヤに変った。
「次は雑魚を狩る! 各自散開して迎え撃て!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
俺はキングゴーレムが討伐されるのを眺めていた。
みんな強いじゃないか。
「ユウタ殿はファンキー王にギターの出所を聞いてください!」
「我らは全力で戦うまでの事!」
「おさわりじじいを娼館に封印している今こそ戦うチャンス!」
『黒き遊び人、岩の王を打ち倒す』
黒き遊び人=黒い欲望にまみれた遊び人と考えれば……
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