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第128話 幸福の門前払い
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ロック王国の王都にたどり着くと問題が発生した。
「入れる事は出来ない! 遊び人を中に入れる事は出来ない! 即刻国から立ち去るのだ!」
兵士が通行を止める。
「待ってくれ! せめておさわりじじいを置いて俺だけでも入れて欲しい!」
「駄目だ! 黒い遊び人は特に入れる事は出来ない!」
おさわりじじいとそっくりで、ファンキーな服装の男が馬に乗って走ってきた。
「おさわりじじい! もう帰ってくるなと言ったヨウ!」
ギュインギュイイイイイン!
エレキギターをかき鳴らしながら言った。
あれがファンキー王か。
「待ってくれ! 俺だけでも入れて欲しい!」
「黒き遊び人、お前を入れる事は出来ないヨウ! 予言者の言葉があるヨウ!」
「予言者の言葉は何なんだ!」
「黒き遊び人、岩の王を打ち倒す、だヨウ!」
ギュインギュイイイイイン!
「ワシはロック王国の王で岩の王、お前は黒い遊び人、お前がワシを打ち倒すヨウ!」
ギュイイイイイイイイン!
「なんじゃい、黒目黒髪、黒いタキシードのユウタがダメか。ワシだけ国に入るとするかのう」
おさわりじじいは兵士に止められた。
「待ってくれ、モンスターを倒す援軍としてきたんだ!」
ギュイイイイイイイイン!
「早速モンスターが来たようだヨウ! 黒い遊び人はモンスターでも狩って、すぐに国を出ればいいヨウ!」
ギュインギュインギュイイイイイン!
いちいちギターを鳴らすのがなんかむかつく。
「ミサイル手裏剣!」
俺は迫るモンスターにミサイル手裏剣を飛ばした。
ミサイル手裏剣が自動でモンスターを倒していった。
俺はモンスターの魔石を拾うためにゴーレムを出した。
そしてミサイル手裏剣について行き、森に入っていく。
モンスターを倒し終わると後ろからついてきたおさわりじじいが後ろを向いた。
今回、おさわりじじいがやけにおとなしかったな。
後ろから黒い人影が複数現れた。
「おさわりじじい、いえ、それは世をあざむくかりそめの姿」
「その通り、本気を見せる時が来ました」
「おさわりの向こう側、我らはあなたを待っていました」
「「ジーク様、時は来ました」」
「ワシの出番が、来たようじゃのう キリ! じゃがワシはただのおさわりじじいにすぎんでの」
おさわりじじいがいつもと違う。
「失礼しました。おわさりじじい」
「我ら遊び人の本懐を、今こそ果たす時!」
「おさわりじじい、ついに立ち上がるのですね!」
「おさわりじじいがいれば陽動は完璧です」
「ワシも、男じゃけえのう!」
色々ツッコミどころ満載だ。
黒い遊び人って、こいつらじゃね?
あと、おさわりじじいを陽動に使う気満々じゃないか。
でも待てよ?
①おさわりじじいがここに残る
②俺はおさわりじじいをロック王国に残して素早く、速やかに帰還する
③帰って王には王都に入れて貰えなかった事実を伝える
完璧なプランじゃね?
「おさわりじじい、色々あるのかもしれないけど頑張ってくれ」
俺はすっと森に潜んだ。
そして反転し走った。
街道に出るまで全力で走る。
俺の速力が上がっていく、まだ上がるのか!
危機回避の本能が俺を押し上げていく!
街道に出てからもしばらく走って暗くなると馬車を出してオートで走りながら眠った。
このパズルがハマったような感覚が心地いい。
解放された!
「入れる事は出来ない! 遊び人を中に入れる事は出来ない! 即刻国から立ち去るのだ!」
兵士が通行を止める。
「待ってくれ! せめておさわりじじいを置いて俺だけでも入れて欲しい!」
「駄目だ! 黒い遊び人は特に入れる事は出来ない!」
おさわりじじいとそっくりで、ファンキーな服装の男が馬に乗って走ってきた。
「おさわりじじい! もう帰ってくるなと言ったヨウ!」
ギュインギュイイイイイン!
エレキギターをかき鳴らしながら言った。
あれがファンキー王か。
「待ってくれ! 俺だけでも入れて欲しい!」
「黒き遊び人、お前を入れる事は出来ないヨウ! 予言者の言葉があるヨウ!」
「予言者の言葉は何なんだ!」
「黒き遊び人、岩の王を打ち倒す、だヨウ!」
ギュインギュイイイイイン!
「ワシはロック王国の王で岩の王、お前は黒い遊び人、お前がワシを打ち倒すヨウ!」
ギュイイイイイイイイン!
「なんじゃい、黒目黒髪、黒いタキシードのユウタがダメか。ワシだけ国に入るとするかのう」
おさわりじじいは兵士に止められた。
「待ってくれ、モンスターを倒す援軍としてきたんだ!」
ギュイイイイイイイイン!
「早速モンスターが来たようだヨウ! 黒い遊び人はモンスターでも狩って、すぐに国を出ればいいヨウ!」
ギュインギュインギュイイイイイン!
いちいちギターを鳴らすのがなんかむかつく。
「ミサイル手裏剣!」
俺は迫るモンスターにミサイル手裏剣を飛ばした。
ミサイル手裏剣が自動でモンスターを倒していった。
俺はモンスターの魔石を拾うためにゴーレムを出した。
そしてミサイル手裏剣について行き、森に入っていく。
モンスターを倒し終わると後ろからついてきたおさわりじじいが後ろを向いた。
今回、おさわりじじいがやけにおとなしかったな。
後ろから黒い人影が複数現れた。
「おさわりじじい、いえ、それは世をあざむくかりそめの姿」
「その通り、本気を見せる時が来ました」
「おさわりの向こう側、我らはあなたを待っていました」
「「ジーク様、時は来ました」」
「ワシの出番が、来たようじゃのう キリ! じゃがワシはただのおさわりじじいにすぎんでの」
おさわりじじいがいつもと違う。
「失礼しました。おわさりじじい」
「我ら遊び人の本懐を、今こそ果たす時!」
「おさわりじじい、ついに立ち上がるのですね!」
「おさわりじじいがいれば陽動は完璧です」
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黒い遊び人って、こいつらじゃね?
あと、おさわりじじいを陽動に使う気満々じゃないか。
でも待てよ?
①おさわりじじいがここに残る
②俺はおさわりじじいをロック王国に残して素早く、速やかに帰還する
③帰って王には王都に入れて貰えなかった事実を伝える
完璧なプランじゃね?
「おさわりじじい、色々あるのかもしれないけど頑張ってくれ」
俺はすっと森に潜んだ。
そして反転し走った。
街道に出るまで全力で走る。
俺の速力が上がっていく、まだ上がるのか!
危機回避の本能が俺を押し上げていく!
街道に出てからもしばらく走って暗くなると馬車を出してオートで走りながら眠った。
このパズルがハマったような感覚が心地いい。
解放された!
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