97 / 136
第97話 更にギャンブル
しおりを挟む
「ギャンブルの内容を教えてください」
「うん、俺はセリアをマッサージする。マッサージは嫌じゃないんだよな?」
「はい?」
「で、セリアが最後までシテ下さいというまで2人が1つにならないようにする。でも、我慢できるかどうか分からない」
「ユウタの好きにしていいので私に今そう言わせればいいじゃないですか」
「う~ん、違うんだ。セリアって優等生というか、いい子ちゃんみたいな感じだろ? 2人に流されてないか気になるわけですよ。マッサージは好き、でも1つになるのが好きかどうかは分からないだろ?」
「シタ事がありませんから、やってみない事には、どんな感じかは分かりません」
「……やっぱりか」
「……私がシテ下さいと言ったら私の負け、ユウタが我慢できなくなってシテしまったらユウタの負けでいいですか?」
「そうなんだけど、そこまで堅苦しくしなくて大丈夫だ。どうなっても罰とかはないし。でも、心からセリアには俺を求めて欲しいのはあるかな。俺のすべてを求めて欲しい、的な」
「何となく、分かります。私がユウタに来て欲しいと思っているのと似ていますね」
「そうだな。でも俺はリードされたいんじゃなくて、求めて欲しい感じだからちょっと違うかな」
「ええ、いいですよ。私も、ユウタが我慢できなくなるところを見たいです」
「時間はどうする?」
「明日の夜明け、朝日が出たら終わりにしましょう」
「分かった、今から始めよう」
ベッドの横に水差しとコップを置いた。
俺はセリアの服を脱がせて下着だけにした。
【セリア視点】
私はうつ伏せに寝てユウタのマッサージを受けた。
私の熱がどんどん上がり汗ばんでいく。
ユウタは私を起こしてユウタを背もたれにするように座った。
ユウタのマッサージで私は弓のように体をしならせた。
まるで天国へと昇るような気持ちよさが体中を駆け巡った。
私はまた操られる、操られ続けるんだ。
でも、今日のマッサージはいつもと違った。
私が天国に昇ろうとするとユウタが手加減をした。
「ふぇ?」
「どうした?」
「な、何でもありません」
ユウタは私が天国に昇ろうとするたびに手の動きを止めた。
何度も、何度も何度も私が操られる前に手を止める。
「どうして? ですか?」
「何がだ?」
「……いえ、なんでも、ありません」
「そっか」
私の体はユウタの本気を求めるようになっていた。
ユウタに本気で来て欲しい。
ユウタ、手加減しないで!
ユウタ、もっとおかしくして!
気持ちいいのに欲求が募っていく。
「はあ、はあ、はあ、はあ」
「セリア、最後までシテ下さいって言って欲しいな」
「ふ! 負け、あ! ません」
「だよなあ。セリアって結構負けず嫌いだよな」
ユウタが私の頭を撫でる。
それが気持ちいい。
でも、最後までいけない。
意識を失う事が出来れば楽だった。
私の本能が感じた。
私は操られていないんじゃない。
私がユウタに求めるように、
ユウタに操られようとしている。
最後まで昇る前の段階でとどまる、とどめられ続けた。
◇
もう、おかしくなる。
負けたくない、なんで?
何で負けたくないの?
ユウタに、負けそう……負けたい。
「セリア、朝日が出てきた。セリアの最後までシテ下さいが聞けなかったか。ショックだな」
勝った?
たえ、きった。
耐えることが、出来た。
でも、苦しい。
ユウタがベッドから降りようとした瞬間に私はユウタの腕を両手で掴んでいた。
「セリア?」
「え、あれ? なんで私、手を、掴んで」
「コーヒーを淹れよう」
「……はい」
「……セリア、手を離さないとコーヒーを淹れられない」
「……さい」
「え?」
「……テ下さい」
「はあ、はあ、最後まで。テ下さい」
私は生まれたままの姿になり、土下座をしていた。
「はあ、はあ、ユウタ、最後までシテ下さい。お願いします! 最後までシテ下さい!」
「はあ、はあ、もう、我慢できないから」
「来て、下さい、最後、まで」
私はユウタの女になった。
私はユウタの上に乗って揺れながら女になり続けた。
「ユウタ、最後、まで、シテ、くだ、さい」
「3回連続で言って、セリア、頑張って」
「はひ! さ、い、ご、まで、シテ」
私は一瞬意識を失った。
3回連続で言う事が出来ない。
何度も意識を失った。
1回負けてから、数えきれないほどユウタに負け続けた。
調教された。
操られた。
半分意識を失う無防備な夢の世界。
私は何度も屈した。
ユウタの前で、私は賢者でいられない。
私は、ユウタの……
「うん、俺はセリアをマッサージする。マッサージは嫌じゃないんだよな?」
「はい?」
「で、セリアが最後までシテ下さいというまで2人が1つにならないようにする。でも、我慢できるかどうか分からない」
「ユウタの好きにしていいので私に今そう言わせればいいじゃないですか」
「う~ん、違うんだ。セリアって優等生というか、いい子ちゃんみたいな感じだろ? 2人に流されてないか気になるわけですよ。マッサージは好き、でも1つになるのが好きかどうかは分からないだろ?」
「シタ事がありませんから、やってみない事には、どんな感じかは分かりません」
「……やっぱりか」
「……私がシテ下さいと言ったら私の負け、ユウタが我慢できなくなってシテしまったらユウタの負けでいいですか?」
「そうなんだけど、そこまで堅苦しくしなくて大丈夫だ。どうなっても罰とかはないし。でも、心からセリアには俺を求めて欲しいのはあるかな。俺のすべてを求めて欲しい、的な」
「何となく、分かります。私がユウタに来て欲しいと思っているのと似ていますね」
「そうだな。でも俺はリードされたいんじゃなくて、求めて欲しい感じだからちょっと違うかな」
「ええ、いいですよ。私も、ユウタが我慢できなくなるところを見たいです」
「時間はどうする?」
「明日の夜明け、朝日が出たら終わりにしましょう」
「分かった、今から始めよう」
ベッドの横に水差しとコップを置いた。
俺はセリアの服を脱がせて下着だけにした。
【セリア視点】
私はうつ伏せに寝てユウタのマッサージを受けた。
私の熱がどんどん上がり汗ばんでいく。
ユウタは私を起こしてユウタを背もたれにするように座った。
ユウタのマッサージで私は弓のように体をしならせた。
まるで天国へと昇るような気持ちよさが体中を駆け巡った。
私はまた操られる、操られ続けるんだ。
でも、今日のマッサージはいつもと違った。
私が天国に昇ろうとするとユウタが手加減をした。
「ふぇ?」
「どうした?」
「な、何でもありません」
ユウタは私が天国に昇ろうとするたびに手の動きを止めた。
何度も、何度も何度も私が操られる前に手を止める。
「どうして? ですか?」
「何がだ?」
「……いえ、なんでも、ありません」
「そっか」
私の体はユウタの本気を求めるようになっていた。
ユウタに本気で来て欲しい。
ユウタ、手加減しないで!
ユウタ、もっとおかしくして!
気持ちいいのに欲求が募っていく。
「はあ、はあ、はあ、はあ」
「セリア、最後までシテ下さいって言って欲しいな」
「ふ! 負け、あ! ません」
「だよなあ。セリアって結構負けず嫌いだよな」
ユウタが私の頭を撫でる。
それが気持ちいい。
でも、最後までいけない。
意識を失う事が出来れば楽だった。
私の本能が感じた。
私は操られていないんじゃない。
私がユウタに求めるように、
ユウタに操られようとしている。
最後まで昇る前の段階でとどまる、とどめられ続けた。
◇
もう、おかしくなる。
負けたくない、なんで?
何で負けたくないの?
ユウタに、負けそう……負けたい。
「セリア、朝日が出てきた。セリアの最後までシテ下さいが聞けなかったか。ショックだな」
勝った?
たえ、きった。
耐えることが、出来た。
でも、苦しい。
ユウタがベッドから降りようとした瞬間に私はユウタの腕を両手で掴んでいた。
「セリア?」
「え、あれ? なんで私、手を、掴んで」
「コーヒーを淹れよう」
「……はい」
「……セリア、手を離さないとコーヒーを淹れられない」
「……さい」
「え?」
「……テ下さい」
「はあ、はあ、最後まで。テ下さい」
私は生まれたままの姿になり、土下座をしていた。
「はあ、はあ、ユウタ、最後までシテ下さい。お願いします! 最後までシテ下さい!」
「はあ、はあ、もう、我慢できないから」
「来て、下さい、最後、まで」
私はユウタの女になった。
私はユウタの上に乗って揺れながら女になり続けた。
「ユウタ、最後、まで、シテ、くだ、さい」
「3回連続で言って、セリア、頑張って」
「はひ! さ、い、ご、まで、シテ」
私は一瞬意識を失った。
3回連続で言う事が出来ない。
何度も意識を失った。
1回負けてから、数えきれないほどユウタに負け続けた。
調教された。
操られた。
半分意識を失う無防備な夢の世界。
私は何度も屈した。
ユウタの前で、私は賢者でいられない。
私は、ユウタの……
10
お気に入りに追加
429
あなたにおすすめの小説
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
料理の腕が実力主義の世界に転生した(仮)
三園 七詩
ファンタジー
りこは気がつくと森の中にいた。
なぜ自分がそこにいたのか、ここが何処なのか何も覚えていなかった。
覚えているのは自分が「りこ」と言う名前だと言うこととと自分がいたのはこんな森では無いと言うことだけ。
他の記憶はぽっかりと抜けていた。
とりあえず誰か人がいるところに…と動こうとすると自分の体が小さいことに気がついた。
「あれ?自分ってこんなに小さかったっけ?」
思い出そうとするが頭が痛くなりそれ以上考えるなと言われているようだった。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
転生したらやられ役の悪役貴族だったので、死なないように頑張っていたらなぜかモテました
平山和人
ファンタジー
事故で死んだはずの俺は、生前やりこんでいたゲーム『エリシオンサーガ』の世界に転生していた。
しかし、転生先は不細工、クズ、無能、と負の三拍子が揃った悪役貴族、ゲルドフ・インペラートルであり、このままでは破滅は避けられない。
だが、前世の記憶とゲームの知識を活かせば、俺は『エリシオンサーガ』の世界で成り上がることができる! そう考えた俺は早速行動を開始する。
まずは強くなるために魔物を倒しまくってレベルを上げまくる。そうしていたら痩せたイケメンになり、なぜか美少女からモテまくることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる