96 / 136
第96話 3人のダイス
しおりを挟む
王都に入ると家を目指した。
「皆、お疲れ様。今日は休もう」
俺は家に、マイホームに戻るのだ。
俺の後ろをサーラ・アリーチェ・セリアがついて来た。
「あれ? 何かあるのか?」
「気にしなくて大丈夫ですわ」
「暗くなって来たわ。食事にしましょう、ユウタの家で」
「ん? うん、そうしよう。最近ゴーレムをあまり使っていなかったから、ゴーレムに料理を作って貰おう」
「いいですね。ゆっくりとお話が出来ます」
家に帰るとみんながお風呂を済ませる。
その間にゴーレムが食事を作った。
4人でテーブルを囲んで食事を摂り、ゴーレムが皿を片付ける。
「ノミモノデス」
「ありがとう」
「ユウタ、ゲーム、いえ、ギャンブルをしません?」
「私とサーラ、アリーチェでギャンブルをして負けた2人はすぐに帰ります」
なんだろう?
残った誰かと朝までいるみたいに聞こえる。
エロい妄想が広がってしまって
「あれ、疲れているのかエロい妄想をしてしまう」
「合っています。残った誰かと朝まで過ごしますのよ?」
「ベッドの上で?」
「それでもいいですし、お風呂でも、ユウタの好きなようにしてください」
「好きなようにと言われると、本当に好きなようにしてしまうから」
「私はそれで大丈夫よ」
「わたくしもそれで大丈夫ですわ」
「私も大丈夫です」
「ユウタ、わたくし達は全員、避妊の魔法をかけています。何をしても大丈夫ですわ」
興奮して来た。
どれが出てもスル事が出来る。
奇跡じゃないか!
「3人の意見がまとまりすぎている気がする」
「話をしましたよ。アリーチェだけずるいって」
「巫女のスキルがあるから、仕方がないのよ」
「ずるくないわ」
「ずるいですわ」
「ずるいです」
「ずるくない」
「というわけで、結果ギャンブルで決める事にしましたわ。ダイスで勝負、1か2が出ればわたくしの勝ち、3か4はアリーチェの勝ち、5か6ならセリアの勝ちですわ」
「はあ、はあ、分かった。ダイスを振るぞ。ダイス!」
テーブルの上でダイスが踊る。
どの目が出る?
分からない。
でもそれが興奮する!
ダイスの動きが穏やかになっていく。
「6、私の勝ちですね」
「セリアの勝ち、ですのね。今日は帰りますわね」
「私も帰るわ」
サーラとアリーチェが帰って行った。
「二人きりですね」
「はあ、はあ、そうだな」
「謝りたいことがあります」
「ん?」
「私はユウタにきつく当たっていました」
「いつの事だ?」
「ゴーレム狩りの後です」
「あー、機嫌が悪そうな時はあったな」
「私は、ユウタからマッサージをしに来て欲しいと思っていました。でも、向こうの世界でそれをすれば犯罪者になるんですよね? ただお尻を触っただけで、胸を触っただけで」
「そう、なったりもする」
「サーラから言われました。ユウタは私が嫌がっていると、そう思っていると」
「うん、もしかしたら、セリアは触られたくないから怒ったのかと思っていた」
「違います。私はユウタに、ユウタのリードで来て欲しかったんです。でも、それは私のわがままです」
「気にしてないから大丈夫だ、安心した」
「安心、ですか?」
「嫌われてないんだろ?」
「嫌うわけ、無いです」
「……」
「……今思った」
「何です?」
「賭けをしないか?」
「皆、お疲れ様。今日は休もう」
俺は家に、マイホームに戻るのだ。
俺の後ろをサーラ・アリーチェ・セリアがついて来た。
「あれ? 何かあるのか?」
「気にしなくて大丈夫ですわ」
「暗くなって来たわ。食事にしましょう、ユウタの家で」
「ん? うん、そうしよう。最近ゴーレムをあまり使っていなかったから、ゴーレムに料理を作って貰おう」
「いいですね。ゆっくりとお話が出来ます」
家に帰るとみんながお風呂を済ませる。
その間にゴーレムが食事を作った。
4人でテーブルを囲んで食事を摂り、ゴーレムが皿を片付ける。
「ノミモノデス」
「ありがとう」
「ユウタ、ゲーム、いえ、ギャンブルをしません?」
「私とサーラ、アリーチェでギャンブルをして負けた2人はすぐに帰ります」
なんだろう?
残った誰かと朝までいるみたいに聞こえる。
エロい妄想が広がってしまって
「あれ、疲れているのかエロい妄想をしてしまう」
「合っています。残った誰かと朝まで過ごしますのよ?」
「ベッドの上で?」
「それでもいいですし、お風呂でも、ユウタの好きなようにしてください」
「好きなようにと言われると、本当に好きなようにしてしまうから」
「私はそれで大丈夫よ」
「わたくしもそれで大丈夫ですわ」
「私も大丈夫です」
「ユウタ、わたくし達は全員、避妊の魔法をかけています。何をしても大丈夫ですわ」
興奮して来た。
どれが出てもスル事が出来る。
奇跡じゃないか!
「3人の意見がまとまりすぎている気がする」
「話をしましたよ。アリーチェだけずるいって」
「巫女のスキルがあるから、仕方がないのよ」
「ずるくないわ」
「ずるいですわ」
「ずるいです」
「ずるくない」
「というわけで、結果ギャンブルで決める事にしましたわ。ダイスで勝負、1か2が出ればわたくしの勝ち、3か4はアリーチェの勝ち、5か6ならセリアの勝ちですわ」
「はあ、はあ、分かった。ダイスを振るぞ。ダイス!」
テーブルの上でダイスが踊る。
どの目が出る?
分からない。
でもそれが興奮する!
ダイスの動きが穏やかになっていく。
「6、私の勝ちですね」
「セリアの勝ち、ですのね。今日は帰りますわね」
「私も帰るわ」
サーラとアリーチェが帰って行った。
「二人きりですね」
「はあ、はあ、そうだな」
「謝りたいことがあります」
「ん?」
「私はユウタにきつく当たっていました」
「いつの事だ?」
「ゴーレム狩りの後です」
「あー、機嫌が悪そうな時はあったな」
「私は、ユウタからマッサージをしに来て欲しいと思っていました。でも、向こうの世界でそれをすれば犯罪者になるんですよね? ただお尻を触っただけで、胸を触っただけで」
「そう、なったりもする」
「サーラから言われました。ユウタは私が嫌がっていると、そう思っていると」
「うん、もしかしたら、セリアは触られたくないから怒ったのかと思っていた」
「違います。私はユウタに、ユウタのリードで来て欲しかったんです。でも、それは私のわがままです」
「気にしてないから大丈夫だ、安心した」
「安心、ですか?」
「嫌われてないんだろ?」
「嫌うわけ、無いです」
「……」
「……今思った」
「何です?」
「賭けをしないか?」
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
421
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる