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第68話 剛拳
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俺の切り札は成長のカードだ。
だが、他のゴブリンが成長のカードを見ている。
スキルの能力がバレている可能性があった。
俺がまた成長のカードを使う事は予想済みと考えた方が良い。
成長のカードを俺自身に使ってもロックショット戦の時のような大幅な能力値アップは期待できない。
だが抜け穴がある。
成長のカードは俺以外にも使える。
その事をまだ敵に見せてはいない。
「成長のカード!」
アリーチェが成長のカードを使った。
アリーチェの体が輝く。
ジョーカーの計算を崩す何かが必要だった。
ジョーカーは防壁があってもエースがいてもそれを分かった上でここを落とせる策を用意している。
だから攻めてきた。
アリーチェはマークされていない。
そのこと自体が切り札になりえる。
奇策とは相手の虚を突く行動だ。
弱いと思っていたアリーチェが急に強くなる。
その事が相手の虚を突き、ジョーカーの計算を狂わせる一手になりえる。
俺が今取るべき行動は1つ、俺が目立つ事だ。
出来るだけアリーチェに目を向けさせない事だ。
俺とゴーレムが馬車に乗り込んでゴッズオに突撃する。
こんなことでゴッズオは倒せない。
だが目立つ目的は果たせる。
アリーチェには馬車に隠れ、ゴッズオから距離を取ってゴブリンを倒してもらう。
俺がゴッズオと闘う!
「ゴッズオ! ひき殺す!」
「笑止!」
俺は馬車が突撃する前に飛び降り、ゴッズオは馬車を斧で吹き飛ばした。
バッキャ!
馬車が壊れて消えた。
中に入っていたゴーレムがゴッズオの後ろを取るがそれもゴッズオに攻撃されて消えた。
「小細工ばかりか!」
アタックダイスが4の目を出してゴッズオにぶつかり小型の爆発を発生させた。
「ナイフ!」
10本の魔法のナイフがすべてヒットするがゴッズオは笑っていた。
真っすぐに俺を狙って来た。
いいぞ、アリーチェじゃなく俺を見ろ!
「攻撃が軽い! はああああああああああああ!」
唸るように斧を構え、ゴッズオは完全に俺をターゲットにした。
作戦成功。
アリーチェは順調に門に向かいゴブリンに剣を突き立てている。
これでアリーチェの能力はどんどん上がっていき、門の破壊を妨害できる。
遠距離攻撃を行うゴブリンはスカウトとサーラが倒している。
近接戦闘で戦うアリーチェはゴブリンより十分強い!
俺はゴッズオを怒らせる為後ろに逃げた。
「貴様あああああ! この期に及んで逃げるかああああ!」
「ダイスレイン!」
ダイスレインは俺が今できる最高火力の攻撃だ。
ゴッズオ1体にダイスレインを浴びせる。
ダイスは1の目を出した。
く、だが、悪くはない。
ダイスレインをエースに使える、贅沢は言えない。
100のダイスが振られる。
俺は逃げながら後ろを振り返った。
小さなダイスがゴッズオ1体に襲い掛かった。
「ぐおお! スピンスパイラルううううううううううううううう!」
スピンスパイラルとダイスレインがぶつかり合いお互いの攻撃が止まる。
「はあ、はあ、凌いだ」
「血が出ている。それに斧がダメになったな」
「ふ、ははははははははははははははははははははははははははははははは! そうか、知らんか!」
「なんだ?」
「俺は斧だけのエースではない! 剛拳のゴッズオだ! 斧が壊れればこの拳で戦う。ふんぬ!」
拳の攻撃を躱した。
拳は小型の爆発を発生させたように地面がえぐれた。
「マジかよ!」
「斧が無ければ拳で戦うまでの事!」
こいつ、1対1ならロックショットより強い!
だが、他のゴブリンが成長のカードを見ている。
スキルの能力がバレている可能性があった。
俺がまた成長のカードを使う事は予想済みと考えた方が良い。
成長のカードを俺自身に使ってもロックショット戦の時のような大幅な能力値アップは期待できない。
だが抜け穴がある。
成長のカードは俺以外にも使える。
その事をまだ敵に見せてはいない。
「成長のカード!」
アリーチェが成長のカードを使った。
アリーチェの体が輝く。
ジョーカーの計算を崩す何かが必要だった。
ジョーカーは防壁があってもエースがいてもそれを分かった上でここを落とせる策を用意している。
だから攻めてきた。
アリーチェはマークされていない。
そのこと自体が切り札になりえる。
奇策とは相手の虚を突く行動だ。
弱いと思っていたアリーチェが急に強くなる。
その事が相手の虚を突き、ジョーカーの計算を狂わせる一手になりえる。
俺が今取るべき行動は1つ、俺が目立つ事だ。
出来るだけアリーチェに目を向けさせない事だ。
俺とゴーレムが馬車に乗り込んでゴッズオに突撃する。
こんなことでゴッズオは倒せない。
だが目立つ目的は果たせる。
アリーチェには馬車に隠れ、ゴッズオから距離を取ってゴブリンを倒してもらう。
俺がゴッズオと闘う!
「ゴッズオ! ひき殺す!」
「笑止!」
俺は馬車が突撃する前に飛び降り、ゴッズオは馬車を斧で吹き飛ばした。
バッキャ!
馬車が壊れて消えた。
中に入っていたゴーレムがゴッズオの後ろを取るがそれもゴッズオに攻撃されて消えた。
「小細工ばかりか!」
アタックダイスが4の目を出してゴッズオにぶつかり小型の爆発を発生させた。
「ナイフ!」
10本の魔法のナイフがすべてヒットするがゴッズオは笑っていた。
真っすぐに俺を狙って来た。
いいぞ、アリーチェじゃなく俺を見ろ!
「攻撃が軽い! はああああああああああああ!」
唸るように斧を構え、ゴッズオは完全に俺をターゲットにした。
作戦成功。
アリーチェは順調に門に向かいゴブリンに剣を突き立てている。
これでアリーチェの能力はどんどん上がっていき、門の破壊を妨害できる。
遠距離攻撃を行うゴブリンはスカウトとサーラが倒している。
近接戦闘で戦うアリーチェはゴブリンより十分強い!
俺はゴッズオを怒らせる為後ろに逃げた。
「貴様あああああ! この期に及んで逃げるかああああ!」
「ダイスレイン!」
ダイスレインは俺が今できる最高火力の攻撃だ。
ゴッズオ1体にダイスレインを浴びせる。
ダイスは1の目を出した。
く、だが、悪くはない。
ダイスレインをエースに使える、贅沢は言えない。
100のダイスが振られる。
俺は逃げながら後ろを振り返った。
小さなダイスがゴッズオ1体に襲い掛かった。
「ぐおお! スピンスパイラルううううううううううううううう!」
スピンスパイラルとダイスレインがぶつかり合いお互いの攻撃が止まる。
「はあ、はあ、凌いだ」
「血が出ている。それに斧がダメになったな」
「ふ、ははははははははははははははははははははははははははははははは! そうか、知らんか!」
「なんだ?」
「俺は斧だけのエースではない! 剛拳のゴッズオだ! 斧が壊れればこの拳で戦う。ふんぬ!」
拳の攻撃を躱した。
拳は小型の爆発を発生させたように地面がえぐれた。
「マジかよ!」
「斧が無ければ拳で戦うまでの事!」
こいつ、1対1ならロックショットより強い!
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