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第58話 冒険者登録
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【冒険者ギルド】
大きなホールに入るとみんなが道を開けた。
「エースのセリアがいるとみんな道を開けるよな」
「ユウタに道を譲ったんですよ」
「どちらも目立っていますわ」
「3人とも目立ってますよ。ユウタさんの冒険者登録準備は出来ています」
ギルド受付嬢のナビさんがほほ笑んだ。
「へへへ! 俺が走ってみんなに知らせたぜ」
冒険者の男が得意げに言った。
周りの冒険者が俺達を見ている。
「では、早速この水晶に触れてください。光度が強いほど能力値とスキルレベルの総合値が高くなりますよ」
「ユウタ、触るのですわ」
「皆は良いのか?」
「触っていないのはユウタだけです」
俺は水晶玉に触れた。
水晶が激しく光り、ホール全体を照らす。
俺は鉄板のネタを披露した。
「目が! 目があああああああああああああああああ!」
床に倒れてもがく。
みんなが驚いたまま固まっている。
……ウケなかったか。
「す、すごいです! セリアさんの光度を超えています!」
「ユウタ、良かったですね」
「でも、調子に乗ったら終わりなんだよなあ。死ぬ時はあっという間に殺されるから、油断大敵だ」
「セリアさん、水晶に触って欲しいです」
「分かりました」
セリアが触ると水晶が強い光を放った。
「次はユウタさん、もう一回お願いします」
俺が触ると更に強い光を発した。
「簡易チェックヨシ! 故障ではないようです。すぐにプレートを用意します!」
周りで見ていた冒険者が話し始めた。
「やっぱりな、ゴブリンの軍勢と2度戦ってその上でロックショットを追い返したんだ。強くないわけがない」
「遊び人は弱いと聞くが、あの固有スキルはやばすぎだろ」
「ゴブリンのジョーカーもヤバイ。上に行った遊び人は強いのかもな」
受付嬢が魔道具を操作して鉄のプレートをプレス機のようなモノにセットすると名前・ジョブ・ランク・管理番号が刻印され俺に手渡した。
『ユウタ・遊び人・Fランク冒険者』
ランクは最初Fランクから始まり、Sランクが最も上だ。
セリアがAランク、サーラがCランク。
「サーラさんはBランクを目指しましょう。ユウタさん」
「はい?」
「クエストを受けませんか? これか、これなんてどうでしょう?」
『オークの拠点破壊 Bランク』
『リザードマンの拠点破壊 Bランク』
「どっちもBランクなんですけど?」
「大丈夫です。セリアさんがいれば事務的には処理可能です」
「Bランクって、今一番ヤバい案件ですよね?」
「そうですね。遠くてモンスターの数が多くて奇襲されやすく、知能が高く罠を張って来る可能性が高いゴブリン並みに危険な相手です。あ、来た!」
ナビさんがすっと後ろに下がった。
おさわりじじいが入って来た。
大きなホールに入るとみんなが道を開けた。
「エースのセリアがいるとみんな道を開けるよな」
「ユウタに道を譲ったんですよ」
「どちらも目立っていますわ」
「3人とも目立ってますよ。ユウタさんの冒険者登録準備は出来ています」
ギルド受付嬢のナビさんがほほ笑んだ。
「へへへ! 俺が走ってみんなに知らせたぜ」
冒険者の男が得意げに言った。
周りの冒険者が俺達を見ている。
「では、早速この水晶に触れてください。光度が強いほど能力値とスキルレベルの総合値が高くなりますよ」
「ユウタ、触るのですわ」
「皆は良いのか?」
「触っていないのはユウタだけです」
俺は水晶玉に触れた。
水晶が激しく光り、ホール全体を照らす。
俺は鉄板のネタを披露した。
「目が! 目があああああああああああああああああ!」
床に倒れてもがく。
みんなが驚いたまま固まっている。
……ウケなかったか。
「す、すごいです! セリアさんの光度を超えています!」
「ユウタ、良かったですね」
「でも、調子に乗ったら終わりなんだよなあ。死ぬ時はあっという間に殺されるから、油断大敵だ」
「セリアさん、水晶に触って欲しいです」
「分かりました」
セリアが触ると水晶が強い光を放った。
「次はユウタさん、もう一回お願いします」
俺が触ると更に強い光を発した。
「簡易チェックヨシ! 故障ではないようです。すぐにプレートを用意します!」
周りで見ていた冒険者が話し始めた。
「やっぱりな、ゴブリンの軍勢と2度戦ってその上でロックショットを追い返したんだ。強くないわけがない」
「遊び人は弱いと聞くが、あの固有スキルはやばすぎだろ」
「ゴブリンのジョーカーもヤバイ。上に行った遊び人は強いのかもな」
受付嬢が魔道具を操作して鉄のプレートをプレス機のようなモノにセットすると名前・ジョブ・ランク・管理番号が刻印され俺に手渡した。
『ユウタ・遊び人・Fランク冒険者』
ランクは最初Fランクから始まり、Sランクが最も上だ。
セリアがAランク、サーラがCランク。
「サーラさんはBランクを目指しましょう。ユウタさん」
「はい?」
「クエストを受けませんか? これか、これなんてどうでしょう?」
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「どっちもBランクなんですけど?」
「大丈夫です。セリアさんがいれば事務的には処理可能です」
「Bランクって、今一番ヤバい案件ですよね?」
「そうですね。遠くてモンスターの数が多くて奇襲されやすく、知能が高く罠を張って来る可能性が高いゴブリン並みに危険な相手です。あ、来た!」
ナビさんがすっと後ろに下がった。
おさわりじじいが入って来た。
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