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第57話 新しい力
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アリーチェ達を見送った俺は商人のジョブを解放する。
セリアに聞いてみた所、ゲームのようにレベル1に戻ったりはしないらしい。
むしろ「どうしてすぐに開放しないんですか?」と不思議がられた。
ユウタ・男・15才
ジョブ:★遊び人・商人【NEW!】
体力: 301
魔力: 301
速力: 303
器用: 352
幸運: 548
スキル:ステッキレベル10、曲芸レベル10、おさわりレベル10、ギャンブルレベル10、ゴーレムレベル1【NEW!】、馬車レベル1【NEW!】、アイテムボックスレベル1【NEW!】
固有スキル:成長のカード、ダイスレイン、ミサイルナイフ、マジックハンド
「おお! 商人のスキルを覚えた!」
「良かったですわね」
「おめでとうございます」
「ありがとう。少しだけ1人で考えたい」
俺は1人で椅子に座った。
アリーチェが新しい環境で変わろうとしている。
俺も変わろう。
俺の能力値は魔力以外は成長期を終えたように思う。
能力値よりは……スキルだな。
スキルのレベルを上げたい。
商人と言えばお金儲けか。
1億円、ここで言えば金貨1万枚を目指そう。
多分、スキルを使って商売をすればどっちも上がっていく。
アリーチェの父さんにスキルを教えてもらおう。
よし!
方向性は決まった。
「やる事は決まりましたか?」
「ああ、商人のスキルを上げつつお金を稼ぐ」
「努力をやめないんですね」
「いつジョーカーが攻めてくるか分からないだろ?」
「ジョーカー、そうですね」
「ユウタ、その前にやる事がありますわ」
「ん?」
「冒険者登録ですわ」
「あ、そういえばあったな」
「3人でギルドに行きましょう」
「待ってください。その前にサンダー!」
「ぎゃああああああああ!」
おさわりじじいが焦げて倒れた。
「さあ、行きますわよ」
また、すぐに復活するんだろうな。
おさわりじじいに固有スキルを聞いても絶対に答えなかった。
隠す必要ある?
「ユウタ、あなたがジョーカーの立場なら次はどう動きます?」
「ゴブリンは何がしたいんだ?」
「目標は人類の全滅です」
「……俺がもし、人類を全滅させたいゴブリンだったら、一番国力の低い国に総攻撃を仕掛けると思う」
「ゴブリンの総攻撃」
「そして普通には攻めない。絶対に策は使う。陽動、消耗戦、兵糧攻め、心理戦、ジョーカーなら何かはやって来るだろう。ジョーカーは無傷のままレオナルドさんをあそこまで追い詰めたんだ。それに、俺がジョーカーの立場ならロックショットは使い潰すか殺す。多分、ロックショットの死はジョーカーの思惑通りだ」
「ずいぶんとジョーカーを評価していますのね」
「騎士っぽいゴッズオよりも、ジョーカーの方が厄介だ。何をしてくるか分からないからな」
神出鬼没のジョーカーと言われてはいるが、結局はあいつの奇策だ。
あいつの奇策が厄介だ。
セリアに聞いてみた所、ゲームのようにレベル1に戻ったりはしないらしい。
むしろ「どうしてすぐに開放しないんですか?」と不思議がられた。
ユウタ・男・15才
ジョブ:★遊び人・商人【NEW!】
体力: 301
魔力: 301
速力: 303
器用: 352
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俺も変わろう。
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能力値よりは……スキルだな。
スキルのレベルを上げたい。
商人と言えばお金儲けか。
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多分、スキルを使って商売をすればどっちも上がっていく。
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よし!
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「やる事は決まりましたか?」
「ああ、商人のスキルを上げつつお金を稼ぐ」
「努力をやめないんですね」
「いつジョーカーが攻めてくるか分からないだろ?」
「ジョーカー、そうですね」
「ユウタ、その前にやる事がありますわ」
「ん?」
「冒険者登録ですわ」
「あ、そういえばあったな」
「3人でギルドに行きましょう」
「待ってください。その前にサンダー!」
「ぎゃああああああああ!」
おさわりじじいが焦げて倒れた。
「さあ、行きますわよ」
また、すぐに復活するんだろうな。
おさわりじじいに固有スキルを聞いても絶対に答えなかった。
隠す必要ある?
「ユウタ、あなたがジョーカーの立場なら次はどう動きます?」
「ゴブリンは何がしたいんだ?」
「目標は人類の全滅です」
「……俺がもし、人類を全滅させたいゴブリンだったら、一番国力の低い国に総攻撃を仕掛けると思う」
「ゴブリンの総攻撃」
「そして普通には攻めない。絶対に策は使う。陽動、消耗戦、兵糧攻め、心理戦、ジョーカーなら何かはやって来るだろう。ジョーカーは無傷のままレオナルドさんをあそこまで追い詰めたんだ。それに、俺がジョーカーの立場ならロックショットは使い潰すか殺す。多分、ロックショットの死はジョーカーの思惑通りだ」
「ずいぶんとジョーカーを評価していますのね」
「騎士っぽいゴッズオよりも、ジョーカーの方が厄介だ。何をしてくるか分からないからな」
神出鬼没のジョーカーと言われてはいるが、結局はあいつの奇策だ。
あいつの奇策が厄介だ。
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