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第50話 奇策と奇策
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意識を集中している為、どのくらい戦っていたのか分からない。
でも、成長のカードはまだ効いている。
1時間はたっていないか。
成長のカードの光が消えた。
ジャスト1時間。
「光が消えた!今の内に殺せ!あの生意気な遊び人を殺せええええええ!」
ロックショットは遠くで指揮をし続ける。
予想通りだ。
得体のしれない相手を前にして自分は前に出ず後ろからゴブリンを駒のように使う。
ロックショットの力をもし俺が持っていたとする。
ロックショットの立場だったとする。
俺なら開戦後即兵士や冒険者にロックガトリングを3発ばら撒いて、後は後ろに逃げていただろう。
だが、まだロックショットはロックガトリングを使っていない。
ゴブリンの円陣の後ろから兵士と冒険者が迫って来た。
「サイクロン!サイクロン!」
セリアの大魔法でゴブリンの軍団が混乱する。
その後に兵士がゴブリンを倒していった。
レオナルドさんが叫んだ。
「ユウタ!よくやった!アリーチェ!ユウタを下げろ!」
アリーチェが走ってきて俺をおんぶする。
副兵士長とサーラ達が回りにいるゴブリンを倒していった。
俺は、アリーチェにおんぶされて後ろに下がった。
【レオナルド視点】
セリアはゴブリンに大魔法を使った。
今は乱戦状態、となれば。
「来たか、神出鬼没のジョーカーと剛腕のゴッズオ!」
「セリアハマリョクガナイ。アトハオマエダケ~」
「2対1だ。ここで死ね。スピンアックス!」
ゴッズオが巨大な斧を構えて駒のように回転を始めた。
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「獅子の牙!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
俺の大剣と斧のアーツで打ち合い、それが終わっても通常攻撃を繰り出し合う。
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
打ち合うたびに大気が震え地面が震える。
「スピンアックス!」
ゴッズオの体が光り、アーツが発動する。
「獅子の牙!」
俺もアーツを発動させて対抗する。
「ボクモイルヨ。クロイフエ!」
ジョーカーが笛を吹いた。
く、状態異常を与える笛か!
体が痺れ、脱力していく。
ゴッズオの斧をギリギリで躱し、アーツを叩きこむ。
「獅子の牙!」
ゴッズオが攻撃を受けて後ろに吹き飛んだ。
俺はそれを追いかけた。
固有スキルを使う。
「真・獅子の牙!」
獅子の牙より強力な攻撃をゴッズオに叩きこんだ。
「ぐあああああ!」
「ゴッズオ、サガレ」
ジョーカーの笛が消える。
「デスサイズ!」
ジョーカーの手に黒いカマが握られた。
あれは黒い斬撃を繰り出す2つ目の固有スキル!
攻撃範囲は10メートル!
「ケーケッケッケ!ボクニチカズケル?ムリダヨネエ!?」
俺はジョーカーの黒い斬撃を何度も受けた。
まずい!
「ア~ア、ジカンギレカ」
ジョーカーの黒いカマがステッキに戻った。
「ゴッヅオ、コユウスキルダ」
「ぐおおおおおおお!スピンスパイラル!」
俺は吹き飛ばされ30メートルほど回転しながら地面を転がった。
立ち上がるが、ガクッと膝をつく。
「オワリオワリ~!」
「レオナルド、とどめだ」
「ジョーカー、ゴッズオ、後は俺がやる。とどめは俺に任せろ」
「テガラハヤルヨ」
「手柄に興味はない」
「いや、俺が殺す。この俺、ロックショットがレオナルドを殺し、セリアを殺し、この街を占領する!そう、この俺が2人のエースを殺し街を占領するのだ!ジョーカー!ゴッズオ!お前らはもう帰れ!」
「エースが目の前にいる、油断し過ぎだ」
「手柄は俺の物だ!すぐに帰れ!」
「フ~ン、トコロデ、サッキノアソビニンガ、コッチニキタヨ」
「生意気な遊び人か、ふん、倒れかけて1度下がった遊び人がまた来たところで何も変わらん」
「ボクノブカモ、ツレテカエルケドイイノカナ?ネエ、イイノ?」
「早く帰れ!手柄は俺の物だ!」
「カエロウ、セイゼイガンバッテネ」
「ここまで協力して、ここで帰れとは、ロックショットは相変わらずだな」
「カエルヨ!」
「帰る!」
ゴッズオとジョーカー、そしてその手下が帰って行く。
「勇敢なレオナルド、このロックショットがお前を殺してやる!」
ユウタがロックショットの前に立った。
「は、はははははは!ユウタ!どこまで先が見えているんだ!作戦の第二段階に間に合ったか!」
「よお、ロックショット!お前に一騎打ちを申し込む!」
ロックショットが笑った。
「ことわーる!ゴブリンども!生意気な遊び人を包囲して殺せえええええ!俺はレオナルドとセリアを殺す!レオナルドとセリアは俺が殺す!!」
ゴブリンがユウタを囲んだ。
でも、成長のカードはまだ効いている。
1時間はたっていないか。
成長のカードの光が消えた。
ジャスト1時間。
「光が消えた!今の内に殺せ!あの生意気な遊び人を殺せええええええ!」
ロックショットは遠くで指揮をし続ける。
予想通りだ。
得体のしれない相手を前にして自分は前に出ず後ろからゴブリンを駒のように使う。
ロックショットの力をもし俺が持っていたとする。
ロックショットの立場だったとする。
俺なら開戦後即兵士や冒険者にロックガトリングを3発ばら撒いて、後は後ろに逃げていただろう。
だが、まだロックショットはロックガトリングを使っていない。
ゴブリンの円陣の後ろから兵士と冒険者が迫って来た。
「サイクロン!サイクロン!」
セリアの大魔法でゴブリンの軍団が混乱する。
その後に兵士がゴブリンを倒していった。
レオナルドさんが叫んだ。
「ユウタ!よくやった!アリーチェ!ユウタを下げろ!」
アリーチェが走ってきて俺をおんぶする。
副兵士長とサーラ達が回りにいるゴブリンを倒していった。
俺は、アリーチェにおんぶされて後ろに下がった。
【レオナルド視点】
セリアはゴブリンに大魔法を使った。
今は乱戦状態、となれば。
「来たか、神出鬼没のジョーカーと剛腕のゴッズオ!」
「セリアハマリョクガナイ。アトハオマエダケ~」
「2対1だ。ここで死ね。スピンアックス!」
ゴッズオが巨大な斧を構えて駒のように回転を始めた。
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「獅子の牙!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
俺の大剣と斧のアーツで打ち合い、それが終わっても通常攻撃を繰り出し合う。
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
打ち合うたびに大気が震え地面が震える。
「スピンアックス!」
ゴッズオの体が光り、アーツが発動する。
「獅子の牙!」
俺もアーツを発動させて対抗する。
「ボクモイルヨ。クロイフエ!」
ジョーカーが笛を吹いた。
く、状態異常を与える笛か!
体が痺れ、脱力していく。
ゴッズオの斧をギリギリで躱し、アーツを叩きこむ。
「獅子の牙!」
ゴッズオが攻撃を受けて後ろに吹き飛んだ。
俺はそれを追いかけた。
固有スキルを使う。
「真・獅子の牙!」
獅子の牙より強力な攻撃をゴッズオに叩きこんだ。
「ぐあああああ!」
「ゴッズオ、サガレ」
ジョーカーの笛が消える。
「デスサイズ!」
ジョーカーの手に黒いカマが握られた。
あれは黒い斬撃を繰り出す2つ目の固有スキル!
攻撃範囲は10メートル!
「ケーケッケッケ!ボクニチカズケル?ムリダヨネエ!?」
俺はジョーカーの黒い斬撃を何度も受けた。
まずい!
「ア~ア、ジカンギレカ」
ジョーカーの黒いカマがステッキに戻った。
「ゴッヅオ、コユウスキルダ」
「ぐおおおおおおお!スピンスパイラル!」
俺は吹き飛ばされ30メートルほど回転しながら地面を転がった。
立ち上がるが、ガクッと膝をつく。
「オワリオワリ~!」
「レオナルド、とどめだ」
「ジョーカー、ゴッズオ、後は俺がやる。とどめは俺に任せろ」
「テガラハヤルヨ」
「手柄に興味はない」
「いや、俺が殺す。この俺、ロックショットがレオナルドを殺し、セリアを殺し、この街を占領する!そう、この俺が2人のエースを殺し街を占領するのだ!ジョーカー!ゴッズオ!お前らはもう帰れ!」
「エースが目の前にいる、油断し過ぎだ」
「手柄は俺の物だ!すぐに帰れ!」
「フ~ン、トコロデ、サッキノアソビニンガ、コッチニキタヨ」
「生意気な遊び人か、ふん、倒れかけて1度下がった遊び人がまた来たところで何も変わらん」
「ボクノブカモ、ツレテカエルケドイイノカナ?ネエ、イイノ?」
「早く帰れ!手柄は俺の物だ!」
「カエロウ、セイゼイガンバッテネ」
「ここまで協力して、ここで帰れとは、ロックショットは相変わらずだな」
「カエルヨ!」
「帰る!」
ゴッズオとジョーカー、そしてその手下が帰って行く。
「勇敢なレオナルド、このロックショットがお前を殺してやる!」
ユウタがロックショットの前に立った。
「は、はははははは!ユウタ!どこまで先が見えているんだ!作戦の第二段階に間に合ったか!」
「よお、ロックショット!お前に一騎打ちを申し込む!」
ロックショットが笑った。
「ことわーる!ゴブリンども!生意気な遊び人を包囲して殺せえええええ!俺はレオナルドとセリアを殺す!レオナルドとセリアは俺が殺す!!」
ゴブリンがユウタを囲んだ。
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