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第47話 耐える修行

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【狡猾なロックショット視点】

 あのお方の幹部3人で会議を開いた。

「ロックショット、サイキンシッパイツヅキダネ」

 ピエロのような服をまとったゴブリンが落ち着きなく左右にジャンプしながら言った。

「うるさい!ジョーカー、口も動きもやかましい!じっとしていたらどうだ!」
「ムリダネ!」

「く、あの遊び人が現れてから運が無い!」
「テシタヲコロシスギダ。アノオカタニオコラレル~」
「やかましい。あの遊び人といい、ジョーカーといい、遊び人は気に入らん」

「……ロックショットガコロセナカッタ?ロックガトリングヲツカッテ?」
「転生者の遊び人、強いのか?」

 俺より背が高く、筋肉が発達したゴブリン、剛力のゴッズオが短く言った。

「分からん。ロックガトリングは1回だけ使ったが、近くに仲間がいて仕留めきれなかった」

「俺が、相手をする」
「ボクガヤッテアゲテモイイヨ」

「俺がやる。ゴッズオとジョーカーは俺の指揮で動け」
「ソンナニテガラガホシイノカ~」
「戦えるなら、文句はない」

「軍の用意が出来たらすぐに食料都市マリンを襲撃する」
「コレデシッパイシタラ、ロックショットハ、モウオシマイダネ~」
「ロックショット、指示には従ってやる。手柄もいらん。だが次失敗したら」
「失敗は無い!今度こそ全力で叩き潰してやる!」

 今度は今までとは違う。

 このロックショット

 神出鬼没のジョーカー
 
 剛力のゴッズオ

 3体のエース、そして大軍勢で確実に潰す!




【ユウタ視点】

 俺はマッサージをしたい気持ちを我慢して修行を続けた。
 アリーチェ・サーラ・セリアが視界に入る度に欲望に負けそうになるが耐え続けた。

 大量の荷物を運んでお使いをする。
 無料でお使いをして、大量の荷物を背負う事で体力と幸運を上げた。


 ユウタ・男・15才
 ジョブ:遊び人
 体力:    86→151
 魔力:  149→153
 速力:  115→132
 器用:  115→124
 幸運:  249→444
 スキル:ステッキレベル10、曲芸レベル8、おさわりレベル10、ギャンブルレベル6→10
 固有スキル:???


 俺はアリーチェ、サーラとその部下と打ち合い訓練を続けた。
 アリーチェが学園に行くまでまだ時間がある。
 アリーチェの成長も考えているのだ。

「回し蹴り!」
「残像剣!」


 アリーチェとサーラ2人と打ち合う。

 サーラの回し蹴りを掴んで片足を払い転倒させた。
 サーラが転倒しスカートがめくれ上がる。

 アリーチェとステッキで打ち合い、残像剣の効果が切れた瞬間に剣を払い右手でアリーチェの胸を押しつつ足を払う。

「きゃああ!」

 アリーチェが転倒した。
 俺は性欲を訓練の力に転換しつつ頑張った。
 邪念に打ち勝つ苦しい訓練だ。
 サーラのパンツとアリーチェの胸に俺は負けない!


 ユウタ・男・15才
 ジョブ:遊び人
 体力:  151→157
 魔力:  153→158
 速力:  132→159
 器用:  124→189
 幸運:  444→481
 スキル:ステッキレベル10、曲芸レベル8、おさわりレベル10、ギャンブルレベル10
 固有スキル:???


 能力値オール150越え、まだまだだ!



 俺はステッキの能力を使い続けた。
 遊び人は魔力と幸運が上がりやすい。
 魔力はまだまだ伸びるのだ。
 カジノで8つのテーブルをくるくると回りつつディーラーを務める。

「ダイスを振ります!ルーレットを回します!」

 ダイス、ルーレット、ルーレット、ルーレット、ダイス、ダイス、ダイス、ルーレット!
 俺は10秒に一回スキルを使い続けた。

「そんなに無理をしなくていいんだ。8テーブル同時はさすがに厳しいだろう?」
「いえ、大丈夫です!次はマッサージに行ってきます」

 俺はマッサージに向かった。


 マッサージは魔力修行!
 サーラの部下が横になる。
 これも魔力修行の為!
 く、邪念に負けるな!

「ああああああああ!」
「もう無理いいいい!」

 2人の女性が寝息を立てる。

「2人を同時に!凄すぎますわ!」

「はあ、はあ、まだいけます!後100人は行けます!無料ですのでどうぞマッサージ修行にご協力をお願いします!」

「ワシワシ!ワシもおる!おなごはワシに並ぶんじゃ!ぎゃああああああああああああああ!」

 おさわりじじいが退場した。
 俺は修行を続けた。

 シスターをおんぶして運ぶ。
 ぽよんぽよん!

「ユウタさん、運んでくれて本当に助かります」
「いえ、シスターは働きすぎです。少しは休みましょう」
「ユウタさんも無理はなさらないでくださいね……また背中の筋肉がつきましたね」
「シスターの張りにはげふんげふん!シスターの頑張りほどではありませんよ」

 俺はシスターをおんぶして商店に運び、シスターの買い物が終わった。
 俺は大量の荷物を背負う。

「荷車もありますのに」
「いえ、体力をつけておきたいので」
「では、私が抱っこされながら歩いてもらう、なんて、ふふふ、冗談です」

 俺はシスターの胸を見た。

「いいですね!やりましょう」
「え!え!」

 俺はシスターを抱っこした。
 これも修行、修行だ。
 ポヨンポヨン!
 シスターを孤児院に運んだ。


「シスター、疲れさせてしまいましたかね?」
「い、いえいえ、ありがとうございます。ですがその、確かに最近疲れは溜まっています。ユウヤさんのマッサージを受けると、その、すごく、とても、いいとか」
「やりましょう!マッサージ!」

 俺はシスターをマッサージした。

 
 シスターが下着姿で目がとろんとしている。

「はあ、はあ、ありがとう、ござい、ます。こんなに、いいなんて」
「また疲れたら声をかけてください」
「これが無料なんて」
「いえ、シスターは子供達を救っています。シスターの笑顔は子供達を安心させますから」

 シスターが俺の手を取って下着状態のまま自分の胸に引き寄せた。

「困った事があればいつでも言ってください。子供達もユウタさんを手伝いたいと思っているんですよ」

 股間が!耐えろ!
 俺は厳しい修行を乗り越え力をつけた。


 ユウタ・男・15才
 ジョブ:遊び人
 体力:  157→179
 魔力:  158→248
 速力:  159→161
 器用:  189→229
 幸運:  481→520
 スキル:ステッキレベル10、曲芸レベル8、おさわりレベル10、ギャンブルレベル10
 固有スキル:???


 能力値が上がるほど俺の股間が元気になっていく。
 疲れ果てるまでの難易度が高くなって来た。
 だが今日は、何とか股間が収まった。
 ゆっくり眠れる。



 その時、ゴブリンの軍団は街を目指していた。
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