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第19話 天使と悪魔
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街に着くとレオナルドさんは任務と言って素早く離れようとする。
「セリア、後は頼む」
「む、無理です!」
レオナルドさんは聞こえない振りをしながら去って行った。
街におさわりじじいが来ると街のみんなが忙しそうに動き回る。
「おさわりじじいが街にやって来たぞ!」
「女を隠せ!家から出ないようにしろ!」
「銭湯は絶対に覗かれるぞ!」
「カジノに案内して足止めしろ!」
「酒を飲ませて酔い潰せ!」
酒・女・ギャンブル、まさに遊び人だな。
おさわりじじいが目を覚ますと外に天幕が張られ、皆が見ている中で男性戦士4人に囲まれて荷物検査を受けていた。
みんなを安心させたい兵士のパフォーマンスか。
おさわりじじいはまるで犯罪者扱いだ。
「最後にこの女物の服は何だ?盗んだものではないな?」
「セリアへのプレゼントじゃ。せっかくプレゼントしようとしたのに受け取ってくれんとはな。善意を無に帰す行為、悪行にも等しいわい」
「何か仕掛けがあるんじゃないか?」
「ふう、疑りぶかいのう。この服は自動修復機能付き・防御力の大幅アップ・耐寒耐熱効果・浄化効果、万単位の金貨を惜しみなく積んで作らせた一級品じゃ!」
「セリア様、質問してもよろしいでしょうか!?」
「何ですか!?」
セリアは両手で杖を構えたままおさわりじじいから10メートルほど距離を取って質問を聞いていく。
「もう少し近くに来てくれませんか!?」
「分かりました!」
5メートルほどの距離に近づき、そこからは決しておさわりじじいに近づかない。
「……この服をプレゼントされたか確認したいのですが!?」
「はい、されましたが貰うのを断りました!」
「な、何か呪いや罠があるのですか!?」
「サイドのスリットが深くて太ももが丸見えになります!そして丈が短すぎます!更に胸元が空き過ぎなのと背中が丸見えです!そして上に何か羽織ろうとすると呪いの効果で着る事が出来ません!」
上から着る事が出来ない呪い?
それって……
パーティーのみんながアリーチェを見た。
「まさか、このビキニアーマーは!?」
「まったく、セリアは分かっとらん!年頃のおなごが薄着にならず何を着ろと言うんじゃ!けしからん!それに引き換えアリーチェと言ったな!ワシが卸したビキニアーマーを身に着けるとは中々のものじゃ。ひゃっひゃっひゃ、みどころがあるのお!」
アリーチェが真っ赤になって震えた。
「遊んでいないで王の役目を果たしてください!転生者ユウタのスキルを鍛えてください!」
「しょうがないのう」
おさわりじじいは俺のスキルを確認して「次はおさわりじゃな」と言った。
「ユウタ、ここにきて座るんじゃ」
「……はい」
「おさわりと聞いて何を思い浮かべるかの?」
「狂ったエロじじいですかね」
「わかっとらん。おさわりとは大気にある魔力を吸い上げ、マッサージをする相手に流し込むことで自然治癒力を高める超有用スキルじゃ。まあ口で言っても分からないと、そう言う目をしておるの」
「いえ、なんとなく言っている事は分かりました」
「若者が強がる必要はない。セリア、ここに横になるんじゃ」
「い、いやです!」
「……アリーチェ、ここに横に」
「嫌よ!」
「スカウトの姉ちゃん」
「い、いや!」
「アサシンのお姉」
「い・や・で・す!」
「ワシは50年以上マッサージ師として活躍してきたがこんな屈辱を受けたのは初めてじゃわい。王に転生者の師匠をするよう命を受け、いざ老体に鞭を打つような旅を乗り越えこの街にやって来た。セリアからは小姑のように口やかましく言われ続け、いざスキルの伝授をしようとすれば一切協力しないとはのお」
「口やかましく言ったのは何度も何度も私のスカートをめくろうとしたからです!何度もお尻と胸を触ろうとしたからです!男の人でマッサージをすればいいじゃないですか!」
「わかっとらん、セリアは何も分かっとらん。男が男をマッサージして何が楽しい!マッサージをする事でおなごが頬を染め、声を漏らす、その恥じらいの表情を見る!これこそがおさわりのスキルを最速で、爆速で高めるんじゃ!ユウタは達成感を覚え、おなごは快楽を得られる!これこそが最短のスキル修行と言えるじゃろう!」
「あの、男性で良いのでマッサージを教えてください」
「きえええええええい!!ユウタは黙っとれ!!今ワシは真剣なはなしをしとる!!」
「えええええええええ!」
「転生者が現れたという事は何か危機が迫っていることの裏返しじゃ!ユウタには普通では登れぬ道を狂気の想いで駆けあがるくらいやって貰わんでどうするか!喝じゃ!!マッサージを受けんセリアは喝じゃ!!!」
街のみんながおさわりじじいの言葉に飲まれていく。
「た、確かに、それくらいしないと駄目なのかも」
「おさわりじじいがあんなに真剣に熱く語っている。普通の道が実は間違ってるんじゃないか?」
「難しい事は分からねえが、おさわりじじいのあのまなざしは真剣だ。それだけは伝わって来たぜ」
「遊び人のおさわりじじいがあんなに真剣に話しているわ。きっと大事な事なのよ」
「セリア、もしユウタの訓練が間に合わず、両親を魔物に殺され泣き叫ぶ幼き子を見たとする。ワシは何と言えばいい?ワシは何と謝ればいい?ワシが全力でおさわりを教えていれば良かったと泣きながら謝る未来、そんな未来は防がねばならんのじゃ!!」
おさわりじじいがクワっと目を見開いた。
「皆騙されています!おさわりじじいはただエッチな事がしたいだけなんです!みんな目を覚ましてください!!」
セリアとおさわりじじいの舌戦は続いた。
おさわりじじいが生き生きしている。
美人のセリアにかまって貰えて生き生きしているように見える。
セリアはまじめすぎるんだよなあ、おさわりじじいの言動を真面目に受けている。
多分、おさわりじじいは構って貰えるほど活性化する。
「アリーチェ、話が中々終わらないと思うから、訓練をしないか?」
「そうね……」
「どうしたんだ?」
「ビキニアーマーから新しい防具に変えようと思って。だってこれ、おさわりじじいが用意した装備なのよね?」
俺はアリーチェの胸を見て言った。
「アリーチェ、ビキニアーマーは防御力は高いんだろ?自動修復機能付きで耐寒耐熱効果、浄化効果もある。しばらくそれを着て訓練をしよう。それよりも今はアリーチェの残像剣だ。俺とアリーチェはまだまだ強くなれる。今は雑念を捨てて出来る事だけをやっていこう」
「そうね。出来る事をやってからまた考えるわ」
「ユウタ殿、午後も魔物狩りを手伝って欲しい。実戦での修行の方が効果は高いだろう」
「分かりました!」
俺達はおさわりじじいをスルーしつつ午後も街を出て魔物狩りをした。
「セリア、後は頼む」
「む、無理です!」
レオナルドさんは聞こえない振りをしながら去って行った。
街におさわりじじいが来ると街のみんなが忙しそうに動き回る。
「おさわりじじいが街にやって来たぞ!」
「女を隠せ!家から出ないようにしろ!」
「銭湯は絶対に覗かれるぞ!」
「カジノに案内して足止めしろ!」
「酒を飲ませて酔い潰せ!」
酒・女・ギャンブル、まさに遊び人だな。
おさわりじじいが目を覚ますと外に天幕が張られ、皆が見ている中で男性戦士4人に囲まれて荷物検査を受けていた。
みんなを安心させたい兵士のパフォーマンスか。
おさわりじじいはまるで犯罪者扱いだ。
「最後にこの女物の服は何だ?盗んだものではないな?」
「セリアへのプレゼントじゃ。せっかくプレゼントしようとしたのに受け取ってくれんとはな。善意を無に帰す行為、悪行にも等しいわい」
「何か仕掛けがあるんじゃないか?」
「ふう、疑りぶかいのう。この服は自動修復機能付き・防御力の大幅アップ・耐寒耐熱効果・浄化効果、万単位の金貨を惜しみなく積んで作らせた一級品じゃ!」
「セリア様、質問してもよろしいでしょうか!?」
「何ですか!?」
セリアは両手で杖を構えたままおさわりじじいから10メートルほど距離を取って質問を聞いていく。
「もう少し近くに来てくれませんか!?」
「分かりました!」
5メートルほどの距離に近づき、そこからは決しておさわりじじいに近づかない。
「……この服をプレゼントされたか確認したいのですが!?」
「はい、されましたが貰うのを断りました!」
「な、何か呪いや罠があるのですか!?」
「サイドのスリットが深くて太ももが丸見えになります!そして丈が短すぎます!更に胸元が空き過ぎなのと背中が丸見えです!そして上に何か羽織ろうとすると呪いの効果で着る事が出来ません!」
上から着る事が出来ない呪い?
それって……
パーティーのみんながアリーチェを見た。
「まさか、このビキニアーマーは!?」
「まったく、セリアは分かっとらん!年頃のおなごが薄着にならず何を着ろと言うんじゃ!けしからん!それに引き換えアリーチェと言ったな!ワシが卸したビキニアーマーを身に着けるとは中々のものじゃ。ひゃっひゃっひゃ、みどころがあるのお!」
アリーチェが真っ赤になって震えた。
「遊んでいないで王の役目を果たしてください!転生者ユウタのスキルを鍛えてください!」
「しょうがないのう」
おさわりじじいは俺のスキルを確認して「次はおさわりじゃな」と言った。
「ユウタ、ここにきて座るんじゃ」
「……はい」
「おさわりと聞いて何を思い浮かべるかの?」
「狂ったエロじじいですかね」
「わかっとらん。おさわりとは大気にある魔力を吸い上げ、マッサージをする相手に流し込むことで自然治癒力を高める超有用スキルじゃ。まあ口で言っても分からないと、そう言う目をしておるの」
「いえ、なんとなく言っている事は分かりました」
「若者が強がる必要はない。セリア、ここに横になるんじゃ」
「い、いやです!」
「……アリーチェ、ここに横に」
「嫌よ!」
「スカウトの姉ちゃん」
「い、いや!」
「アサシンのお姉」
「い・や・で・す!」
「ワシは50年以上マッサージ師として活躍してきたがこんな屈辱を受けたのは初めてじゃわい。王に転生者の師匠をするよう命を受け、いざ老体に鞭を打つような旅を乗り越えこの街にやって来た。セリアからは小姑のように口やかましく言われ続け、いざスキルの伝授をしようとすれば一切協力しないとはのお」
「口やかましく言ったのは何度も何度も私のスカートをめくろうとしたからです!何度もお尻と胸を触ろうとしたからです!男の人でマッサージをすればいいじゃないですか!」
「わかっとらん、セリアは何も分かっとらん。男が男をマッサージして何が楽しい!マッサージをする事でおなごが頬を染め、声を漏らす、その恥じらいの表情を見る!これこそがおさわりのスキルを最速で、爆速で高めるんじゃ!ユウタは達成感を覚え、おなごは快楽を得られる!これこそが最短のスキル修行と言えるじゃろう!」
「あの、男性で良いのでマッサージを教えてください」
「きえええええええい!!ユウタは黙っとれ!!今ワシは真剣なはなしをしとる!!」
「えええええええええ!」
「転生者が現れたという事は何か危機が迫っていることの裏返しじゃ!ユウタには普通では登れぬ道を狂気の想いで駆けあがるくらいやって貰わんでどうするか!喝じゃ!!マッサージを受けんセリアは喝じゃ!!!」
街のみんながおさわりじじいの言葉に飲まれていく。
「た、確かに、それくらいしないと駄目なのかも」
「おさわりじじいがあんなに真剣に熱く語っている。普通の道が実は間違ってるんじゃないか?」
「難しい事は分からねえが、おさわりじじいのあのまなざしは真剣だ。それだけは伝わって来たぜ」
「遊び人のおさわりじじいがあんなに真剣に話しているわ。きっと大事な事なのよ」
「セリア、もしユウタの訓練が間に合わず、両親を魔物に殺され泣き叫ぶ幼き子を見たとする。ワシは何と言えばいい?ワシは何と謝ればいい?ワシが全力でおさわりを教えていれば良かったと泣きながら謝る未来、そんな未来は防がねばならんのじゃ!!」
おさわりじじいがクワっと目を見開いた。
「皆騙されています!おさわりじじいはただエッチな事がしたいだけなんです!みんな目を覚ましてください!!」
セリアとおさわりじじいの舌戦は続いた。
おさわりじじいが生き生きしている。
美人のセリアにかまって貰えて生き生きしているように見える。
セリアはまじめすぎるんだよなあ、おさわりじじいの言動を真面目に受けている。
多分、おさわりじじいは構って貰えるほど活性化する。
「アリーチェ、話が中々終わらないと思うから、訓練をしないか?」
「そうね……」
「どうしたんだ?」
「ビキニアーマーから新しい防具に変えようと思って。だってこれ、おさわりじじいが用意した装備なのよね?」
俺はアリーチェの胸を見て言った。
「アリーチェ、ビキニアーマーは防御力は高いんだろ?自動修復機能付きで耐寒耐熱効果、浄化効果もある。しばらくそれを着て訓練をしよう。それよりも今はアリーチェの残像剣だ。俺とアリーチェはまだまだ強くなれる。今は雑念を捨てて出来る事だけをやっていこう」
「そうね。出来る事をやってからまた考えるわ」
「ユウタ殿、午後も魔物狩りを手伝って欲しい。実戦での修行の方が効果は高いだろう」
「分かりました!」
俺達はおさわりじじいをスルーしつつ午後も街を出て魔物狩りをした。
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