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第94話 六角
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「アキラ、ファンタジーソウルをやりましょう☆」
「もう、メイは毎日言ってるわね」
「アキラは毎回断るからね。一緒にやるのは難しいよ」
ファンタジーソウルか。
そう言えば序盤しかやってなかったな。
「ファンタジーソウルをやれば運動神経も良くなりますよ☆」
今を生きる、か。
剣の訓練が行き詰まっていた所だ。
行き詰まった時は全く関係の無さそうな日常から何か発見があるかもしれない。
「やってみよう」
「「え!!!」」
「駄目か?」
「いえいえ、今すぐにやりましょう!」
「カドマツさんはいないけどいいの?」
「今しかありません☆」
「そうだね、皆でやろう」
メイが俺の背中を押して4人で部屋に入った。
きゅうが付いてくる。
「これってきゅうも出来たりしないか?」
「出来ないよ。きゅう用のヘットセットを作ってもログインできるかどうかすら分からないからね」
たしかこのVRセットは高い。
きゅうも一緒に遊ばせたかったけど難しいか。
みんなで座るときゅうが俺の膝で眠りだした。
いや、気にしなくていいか。
「行くよ。ファンタジーソウル、スタート!」
4人でゲームにログインした。
「アキラ、お待たせしました」
「メイはメイだな。ゲームと同じ格好ですから」
リツカとマナが歩いてきた。
2人ともコスプレをしたような格好だ。
「2人はコスプレ姿か」
「アキラもコスプレです」
「俺は、クラック装備だったな……リツカのソウルスキルは剣の設定なのか?」
「そうだよ。振れば剣、掲げれば杖、敵に向ければ魔法弾を放つよ」
リツカが剣を掲げて魔法を放ち、剣を前に向けて魔法弾を放つ。
「アキラのレベルが低いわね」
「ん」
「アキラのレベルが8、私達は全員100越えです。これでは六角を倒せません!」
「まさか今日挑みに行くの? まだ早いわよ」
「いや、いけるよ、経験値10倍ポーションをたくさん使ってレベルアップすれば六角を倒しに行ける」
「待て待て、六角ってなんだ?」
「六角はラスボスの次に強い6体のボスです」
「四天王みたいな感じか?」
「ですです」
「後、経験値10倍ポーションってそれ貴重なアイテムじゃないのか?」
「大丈夫、1本1000ポイントで買えるから」
「高いだろ!」
「いいからいいから、ムービースキップでサクサク進もう!」
その後、効率プレイでイベントを進めた。
困った人を助けつつ色々なダンジョンと街を往復して街を発展させるためのアイテムを揃え、ストーリーが進んでいく。
レベル32のスケルトンにレベル21の俺が剣で斬りつける。
「100回以上攻撃してるのに倒せない、だと!」
「あははははは、これを動画にアップしましょう☆」
「アキラ、言っておくけどその装備も課金アイテムよ」
「レベル差で速度は変わらないけど、攻撃力や防御力は大きく変わるからね、頑張って倒そう」
ガキン! ザンザンザンザンザンザンザンザン!
「おっし、倒してレベルアップ!」
「さっきからアキラに攻撃が当たってないわね」
「そりゃ、あんな攻撃当たるわけないだろ」
「このゲームは反射神経が重要だからね。冒険者かそうでないかで難易度は変わるよ」
「でも、六角は一味違いますよ。初見殺しがいますから」
俺はストーリーをクリアしていきレベル30になった。
「六角に挑みましょう☆」
「それって、俺大丈夫なのか?」
「推奨レベルは50ね」
「……俺の攻撃は通るのか?」
「ほとんど通りませんね、でも、魔法使いタイプの敵にしましょう。これなら攻撃は通ります」
「初見殺しじゃない」
「面白そうです☆」
「行こう」
『悲しみのブルーフラワー』
女性のアナウンスが聞こえた。
「悲しみのブルーフラワー、そういう名前なのか」
頭から角が生えた女性がモデルウォークで歩いてきた。
女デーモンか。
肌は青白く、花のような形のオーブを手に持っている。
顔がウツ病のようで覇気がない。
「はあ、また死にに来たのね。全部無駄なのに」
「……攻撃していいのか?」
「いいですよ」
「皆は攻撃しないのか?」
「面白そうだから見ているよ」
「アキラ、攻撃していいわよ」
みんなが何かを期待しているようだ。
だが、近づいて攻撃する。
このキャラは基本それしかない。
俺は走ってブルーフラワーに迫った。
「青い氷の花で赤い血を垂れ流せばいいのに」
シャキーン!
氷魔法の範囲攻撃で俺のHPがゼロになった。
「あ、あれ? 今の詠唱か? 今のはただのセリフじゃないのか!」
「回復してあげますね。どんどん行きましょう☆ 初見殺しはアキラでも難しいですよね」
メイが満足そうに笑った。
復活するとまた走る。
「はあ、氷の花に撃ち抜かれて死ねばいいのに」
シャキーン!
また倒された。
現実と違って魔力を感じないし、予備動作が無い為魔法の軌道も分からない。
「どんどん行きましょう☆」
俺は何度も死んで復活して斬りかかった。
◇
だんだん分かってきた。
「青い氷の花で赤い血を垂れ流せばいいのに」は氷の花が針のように咲く爆発攻撃。
「はあ、氷の花に撃ち抜かれて死ねばいいのに」は氷の花が飛び散る散弾のバラマキ攻撃。
「どうせあなたは氷の柱に貫かれて死ぬだけなのに」は地面から氷の槍が連続で斜めに突き出される直線範囲攻撃。
敵はあまり動かず、近くにいるターゲットを優先的に狙う傾向がありそれでも接近すると後ろに下がりつつ魔法の連射速度が上がる。
接近して攻撃すると氷の花爆弾がブルーフラワーを中心に炸裂する。
つまり接近してラッシュ攻撃をすれば倒せるわけではない。
攻撃してすぐに離れて攻撃する、この繰り返しで倒せる。
「おりゃあああ!」
ブルーフラワーを倒すとメイが喜んだ。
「討伐アンドレベルアップおめでとうございます。56回の復活だけで倒せましたよ」
「やっぱりうまいねえ」
「本当は、私の銃が有効なのよ」
その後俺はゲームにハマった。
◇
レベル45になるまで何度も六角を倒し続けた。
「もう3日も、夜更かしし過ぎよ」
「……そうだな。そろそろやめておこう」
「いいじゃないですか、もっとやりましょう。動画の再生数は好調ですよ」
「さすがに3日続けて東高校に行かないのはまずいね。やめておこう」
「そうですか」
メイが残念そうな顔をした。
「また後で、一緒にやろう」
「そうよ、次があるわ」
「出来ればラスボスに挑戦したかった」
「ラスボスはね、レベル50以上じゃないと出来ないよ」
「そっか、もう少しだったな」
俺は六角をすべてソロで倒せるようになっていた。
そして、ゲームをプレイして分かった。
六角の目的はラスボスの復活、そしてヒロイン3人の魂を消滅させる事だ。
「もう、メイは毎日言ってるわね」
「アキラは毎回断るからね。一緒にやるのは難しいよ」
ファンタジーソウルか。
そう言えば序盤しかやってなかったな。
「ファンタジーソウルをやれば運動神経も良くなりますよ☆」
今を生きる、か。
剣の訓練が行き詰まっていた所だ。
行き詰まった時は全く関係の無さそうな日常から何か発見があるかもしれない。
「やってみよう」
「「え!!!」」
「駄目か?」
「いえいえ、今すぐにやりましょう!」
「カドマツさんはいないけどいいの?」
「今しかありません☆」
「そうだね、皆でやろう」
メイが俺の背中を押して4人で部屋に入った。
きゅうが付いてくる。
「これってきゅうも出来たりしないか?」
「出来ないよ。きゅう用のヘットセットを作ってもログインできるかどうかすら分からないからね」
たしかこのVRセットは高い。
きゅうも一緒に遊ばせたかったけど難しいか。
みんなで座るときゅうが俺の膝で眠りだした。
いや、気にしなくていいか。
「行くよ。ファンタジーソウル、スタート!」
4人でゲームにログインした。
「アキラ、お待たせしました」
「メイはメイだな。ゲームと同じ格好ですから」
リツカとマナが歩いてきた。
2人ともコスプレをしたような格好だ。
「2人はコスプレ姿か」
「アキラもコスプレです」
「俺は、クラック装備だったな……リツカのソウルスキルは剣の設定なのか?」
「そうだよ。振れば剣、掲げれば杖、敵に向ければ魔法弾を放つよ」
リツカが剣を掲げて魔法を放ち、剣を前に向けて魔法弾を放つ。
「アキラのレベルが低いわね」
「ん」
「アキラのレベルが8、私達は全員100越えです。これでは六角を倒せません!」
「まさか今日挑みに行くの? まだ早いわよ」
「いや、いけるよ、経験値10倍ポーションをたくさん使ってレベルアップすれば六角を倒しに行ける」
「待て待て、六角ってなんだ?」
「六角はラスボスの次に強い6体のボスです」
「四天王みたいな感じか?」
「ですです」
「後、経験値10倍ポーションってそれ貴重なアイテムじゃないのか?」
「大丈夫、1本1000ポイントで買えるから」
「高いだろ!」
「いいからいいから、ムービースキップでサクサク進もう!」
その後、効率プレイでイベントを進めた。
困った人を助けつつ色々なダンジョンと街を往復して街を発展させるためのアイテムを揃え、ストーリーが進んでいく。
レベル32のスケルトンにレベル21の俺が剣で斬りつける。
「100回以上攻撃してるのに倒せない、だと!」
「あははははは、これを動画にアップしましょう☆」
「アキラ、言っておくけどその装備も課金アイテムよ」
「レベル差で速度は変わらないけど、攻撃力や防御力は大きく変わるからね、頑張って倒そう」
ガキン! ザンザンザンザンザンザンザンザン!
「おっし、倒してレベルアップ!」
「さっきからアキラに攻撃が当たってないわね」
「そりゃ、あんな攻撃当たるわけないだろ」
「このゲームは反射神経が重要だからね。冒険者かそうでないかで難易度は変わるよ」
「でも、六角は一味違いますよ。初見殺しがいますから」
俺はストーリーをクリアしていきレベル30になった。
「六角に挑みましょう☆」
「それって、俺大丈夫なのか?」
「推奨レベルは50ね」
「……俺の攻撃は通るのか?」
「ほとんど通りませんね、でも、魔法使いタイプの敵にしましょう。これなら攻撃は通ります」
「初見殺しじゃない」
「面白そうです☆」
「行こう」
『悲しみのブルーフラワー』
女性のアナウンスが聞こえた。
「悲しみのブルーフラワー、そういう名前なのか」
頭から角が生えた女性がモデルウォークで歩いてきた。
女デーモンか。
肌は青白く、花のような形のオーブを手に持っている。
顔がウツ病のようで覇気がない。
「はあ、また死にに来たのね。全部無駄なのに」
「……攻撃していいのか?」
「いいですよ」
「皆は攻撃しないのか?」
「面白そうだから見ているよ」
「アキラ、攻撃していいわよ」
みんなが何かを期待しているようだ。
だが、近づいて攻撃する。
このキャラは基本それしかない。
俺は走ってブルーフラワーに迫った。
「青い氷の花で赤い血を垂れ流せばいいのに」
シャキーン!
氷魔法の範囲攻撃で俺のHPがゼロになった。
「あ、あれ? 今の詠唱か? 今のはただのセリフじゃないのか!」
「回復してあげますね。どんどん行きましょう☆ 初見殺しはアキラでも難しいですよね」
メイが満足そうに笑った。
復活するとまた走る。
「はあ、氷の花に撃ち抜かれて死ねばいいのに」
シャキーン!
また倒された。
現実と違って魔力を感じないし、予備動作が無い為魔法の軌道も分からない。
「どんどん行きましょう☆」
俺は何度も死んで復活して斬りかかった。
◇
だんだん分かってきた。
「青い氷の花で赤い血を垂れ流せばいいのに」は氷の花が針のように咲く爆発攻撃。
「はあ、氷の花に撃ち抜かれて死ねばいいのに」は氷の花が飛び散る散弾のバラマキ攻撃。
「どうせあなたは氷の柱に貫かれて死ぬだけなのに」は地面から氷の槍が連続で斜めに突き出される直線範囲攻撃。
敵はあまり動かず、近くにいるターゲットを優先的に狙う傾向がありそれでも接近すると後ろに下がりつつ魔法の連射速度が上がる。
接近して攻撃すると氷の花爆弾がブルーフラワーを中心に炸裂する。
つまり接近してラッシュ攻撃をすれば倒せるわけではない。
攻撃してすぐに離れて攻撃する、この繰り返しで倒せる。
「おりゃあああ!」
ブルーフラワーを倒すとメイが喜んだ。
「討伐アンドレベルアップおめでとうございます。56回の復活だけで倒せましたよ」
「やっぱりうまいねえ」
「本当は、私の銃が有効なのよ」
その後俺はゲームにハマった。
◇
レベル45になるまで何度も六角を倒し続けた。
「もう3日も、夜更かしし過ぎよ」
「……そうだな。そろそろやめておこう」
「いいじゃないですか、もっとやりましょう。動画の再生数は好調ですよ」
「さすがに3日続けて東高校に行かないのはまずいね。やめておこう」
「そうですか」
メイが残念そうな顔をした。
「また後で、一緒にやろう」
「そうよ、次があるわ」
「出来ればラスボスに挑戦したかった」
「ラスボスはね、レベル50以上じゃないと出来ないよ」
「そっか、もう少しだったな」
俺は六角をすべてソロで倒せるようになっていた。
そして、ゲームをプレイして分かった。
六角の目的はラスボスの復活、そしてヒロイン3人の魂を消滅させる事だ。
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