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第93話 戦士の心
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【ヤナギ視点】
俺は護衛としての力不足を感じて休みを貰っていた。
刀を振り、モンスターを倒し、鏡を見ながら刀を振る毎日を続けた。
そして自分を追い込み、手が痺れそれでも刀を振ったあの時、俺は振り方を掴んだ。
前よりも手ごたえのある風切り音。
滑らかに動く素振り。
そしてモンスターを倒した時の切れ味、修行の手ごたえを感じていた。
オウセイの家に帰ると、家の前でアキラが剣を振っていた。
動きが段違いに良くなっている!
キドウに迫る技量を手に入れたのか!
オウセイはアキラの動きを腕を組みながら見ていた。
「オウセイ、アキラと打ち合いをしたい」
「本人に言ってくれ。私はただ、見学をしていただけだ」
「分かった」
私はアキラの隣で刀を振った。
そしてアキラの素振りが終わるのを待つ。
アキラの素振りが終わると、皆が集まっていた。
オウセイが腕を組んだまま言った。
「気にせず進めてくれ」
「アキラ、腕を上げたな」
「はい、前よりはマシになりました」
「打ち合いを頼んでいいか? いや、試合をしたい」
「いいですよ。アドバイスをお願いします」
「アドバイス出来るかどうかは分からない。まずは試合だ」
俺は刀を構えた。
アキラも剣を構える。
目を見て分かった。
アキラの準備は出来ている。
俺から間合いに入った。
打ち合うとやはり押し負ける。
アーツを使わなければ無理か!
その時、アキラが後ろに下がった。
「どうして剣を止めた?」
「何か言いたげに見えたので」
打ち合うだけで心が通じ合う。
スキルを、アーツを使いたい。
「アーツ有りで行く!」
アキラが小さく頷いた。
俺はもう一度アキラの間合いに入る瞬間にスキルを使った。
「月光!」
月光は刀の攻撃力と速度を一定時間引き上げるスキルだ。
刀で2回打ち合ったがそれでもアキラの剣を突破できる気がしない。
俺は即座にアーツスキルを使った。
「三日月!」
三日月型の斬撃を飛ばすスキルを近距離で使った。
アキラが強引に身をよじって三日月をかわす。
その瞬間に更にアールスキルを使った。
「斬月!」
高速の一振りを浴びせるアーツスキルだ。
月光で強化した上での三日月と斬月、このコンボは刀使いとしては陳腐。
だがそれゆえに対処しがたい王道の勝ちパターンだ。
だが。
ガッキイイイイイン!
ズザアアアアアアア!
強力な斬月の一線をアキラは剣で受け止めた。
剣と刀から火花が散ってアキラが半回転しながら後ろに飛ぶが足を踏ん張って踏ん張り地面に跡がつく。
まだだ、アキラの体勢が崩れた。
その隙に!
「三日月!」
刀の斬撃が飛ぶ。
「斬月!」
三日月に追いつくように一瞬で距離を詰めてバツ字の強力な攻撃を繰り出した。
アキラの剣が弾かれ手から離れた瞬間に新たな剣がアキラの手に現れた。
グレイブレイブか!
「……」
「……今専用武器を出したのって、反則になります?」
「いや、反則ではない。よく分かった。ありがとう」
「もう終わりですか?」
「ああ、俺の負けだ。己の未熟さを痛感した」
不意打ちのように月光を使い、三日月と斬月で体勢を崩し、次の三日月と斬月で押し切れなかった。
あのコンボが俺に今できる最高の攻撃。
あれで崩せなかった時点で分かってしまった。
俺には勝てないと。
刀しか能の無い俺が魔法剣士の剣に歯が立たない。
俺はまだ未熟だ。
足りない部分がこのわずかな打ち合いで見つかるとは。
数か月訓練を重ねても気づけない気づきを一瞬の打ち合いで気づかせてくれる。
試合はこれだから面白い。
「アキラ、頼みがある。キドウとも、試合をしたい」
「分かりました……」
アキラの連絡でキドウがここに来てくれる事になった。
「ヤナギ、良いのか?」
「オウセイ、何の事だ?」
「5回もスキルを使っただろう? キドウとの連戦に耐えられるのか?」
「いい、追い詰められるのも悪くない。それにまだスキルは使える」
キドウが来て礼をした。
俺はすぐに刀を構えるとキドウも刀を構えた。
「すぐに始める」
俺はキドウとの間合いに入り打ち合う。
キドウの抜刀術に押し込まれ、俺は後ろに下がる。
1撃1撃がアーツに迫る威力だ。
「月光!」
俺はためらいなくスキルを使った。
月光無しでは打ち負ける。
そして打ち合い、キドウの刀を弾いた瞬間にアーツスキルを使った。
「三日月! 斬月!」
十字の斬撃、タイミングは申し分ない!
だが、
キドウの刀が斬撃を受け流した。
わずかに崩れた体勢もすぐに立て直し納刀した刀を構える。
アーツまで放ち、わずかに崩した体勢が一瞬でゼロに戻る。
「キドウ、本気を、スキルを見せてくれ」
「失礼した。きあああああああああああああい! オーラ! 月光!」
俺はキドウの気合・オーラ・月光の重ね掛けで手も足も出ず腹に斬撃を受けてあっけなく負けた。
オウセイと並びながらキドウとアキラの打ち合いを見学する。
キドウは想定内のレベルアップだ、強いのは最初から分かっていた。
だが、アキラの技量は予想をはるかに超える成長に見える。
アキラが転倒して負けた。
キドウがアキラに手を差し伸べた。
「兄さんには敵わないな」
「数か月の訓練だけで、剣だけで私に勝つのは難しい。だが、アキラは私に追いついている」
そうだ、アキラの剣技は異様な速度で跳ね上がっている。
更にアキラは闇魔法を使う魔法剣士だ。
剣だけでキドウに勝たなくても闇魔法がある分実質同格とも言える。
「まだまだ訓練が足りない。たった数か月ではそこまで変わらないか」
アキラの言葉が胸に突き刺さる。
俺は休みを貰ってわずかな時間訓練しただけだ。
そしてそれでも俺は成長した、俺はまだ伸びしろがある。
オウセイがため息をついた。
「はあ、ヤナギにはもっと長い間ヒメビシで働いて欲しかったのだがな」
俺の心は決まっている。
金は貯まっている。
やりたいと思っていた修行に打ち込める。
後はオウセイに言うだけでいい。
「今まで世話になったな」
「それは私の方だ。修行に満足したらまた帰ってこい」
「満足したらな」
俺は黙って家を出て行った。
キドウとアキラをメイドやリツカ、カドマツたちが見学しながら盛り上がる。
別れの挨拶は得意じゃない。
ただ気配を消して歩いて去っていく。
家を離れて大きな屋敷を振り返った。
そして自分の口を抑える。
俺の顔には笑みがこぼれていた。
俺は護衛としての力不足を感じて休みを貰っていた。
刀を振り、モンスターを倒し、鏡を見ながら刀を振る毎日を続けた。
そして自分を追い込み、手が痺れそれでも刀を振ったあの時、俺は振り方を掴んだ。
前よりも手ごたえのある風切り音。
滑らかに動く素振り。
そしてモンスターを倒した時の切れ味、修行の手ごたえを感じていた。
オウセイの家に帰ると、家の前でアキラが剣を振っていた。
動きが段違いに良くなっている!
キドウに迫る技量を手に入れたのか!
オウセイはアキラの動きを腕を組みながら見ていた。
「オウセイ、アキラと打ち合いをしたい」
「本人に言ってくれ。私はただ、見学をしていただけだ」
「分かった」
私はアキラの隣で刀を振った。
そしてアキラの素振りが終わるのを待つ。
アキラの素振りが終わると、皆が集まっていた。
オウセイが腕を組んだまま言った。
「気にせず進めてくれ」
「アキラ、腕を上げたな」
「はい、前よりはマシになりました」
「打ち合いを頼んでいいか? いや、試合をしたい」
「いいですよ。アドバイスをお願いします」
「アドバイス出来るかどうかは分からない。まずは試合だ」
俺は刀を構えた。
アキラも剣を構える。
目を見て分かった。
アキラの準備は出来ている。
俺から間合いに入った。
打ち合うとやはり押し負ける。
アーツを使わなければ無理か!
その時、アキラが後ろに下がった。
「どうして剣を止めた?」
「何か言いたげに見えたので」
打ち合うだけで心が通じ合う。
スキルを、アーツを使いたい。
「アーツ有りで行く!」
アキラが小さく頷いた。
俺はもう一度アキラの間合いに入る瞬間にスキルを使った。
「月光!」
月光は刀の攻撃力と速度を一定時間引き上げるスキルだ。
刀で2回打ち合ったがそれでもアキラの剣を突破できる気がしない。
俺は即座にアーツスキルを使った。
「三日月!」
三日月型の斬撃を飛ばすスキルを近距離で使った。
アキラが強引に身をよじって三日月をかわす。
その瞬間に更にアールスキルを使った。
「斬月!」
高速の一振りを浴びせるアーツスキルだ。
月光で強化した上での三日月と斬月、このコンボは刀使いとしては陳腐。
だがそれゆえに対処しがたい王道の勝ちパターンだ。
だが。
ガッキイイイイイン!
ズザアアアアアアア!
強力な斬月の一線をアキラは剣で受け止めた。
剣と刀から火花が散ってアキラが半回転しながら後ろに飛ぶが足を踏ん張って踏ん張り地面に跡がつく。
まだだ、アキラの体勢が崩れた。
その隙に!
「三日月!」
刀の斬撃が飛ぶ。
「斬月!」
三日月に追いつくように一瞬で距離を詰めてバツ字の強力な攻撃を繰り出した。
アキラの剣が弾かれ手から離れた瞬間に新たな剣がアキラの手に現れた。
グレイブレイブか!
「……」
「……今専用武器を出したのって、反則になります?」
「いや、反則ではない。よく分かった。ありがとう」
「もう終わりですか?」
「ああ、俺の負けだ。己の未熟さを痛感した」
不意打ちのように月光を使い、三日月と斬月で体勢を崩し、次の三日月と斬月で押し切れなかった。
あのコンボが俺に今できる最高の攻撃。
あれで崩せなかった時点で分かってしまった。
俺には勝てないと。
刀しか能の無い俺が魔法剣士の剣に歯が立たない。
俺はまだ未熟だ。
足りない部分がこのわずかな打ち合いで見つかるとは。
数か月訓練を重ねても気づけない気づきを一瞬の打ち合いで気づかせてくれる。
試合はこれだから面白い。
「アキラ、頼みがある。キドウとも、試合をしたい」
「分かりました……」
アキラの連絡でキドウがここに来てくれる事になった。
「ヤナギ、良いのか?」
「オウセイ、何の事だ?」
「5回もスキルを使っただろう? キドウとの連戦に耐えられるのか?」
「いい、追い詰められるのも悪くない。それにまだスキルは使える」
キドウが来て礼をした。
俺はすぐに刀を構えるとキドウも刀を構えた。
「すぐに始める」
俺はキドウとの間合いに入り打ち合う。
キドウの抜刀術に押し込まれ、俺は後ろに下がる。
1撃1撃がアーツに迫る威力だ。
「月光!」
俺はためらいなくスキルを使った。
月光無しでは打ち負ける。
そして打ち合い、キドウの刀を弾いた瞬間にアーツスキルを使った。
「三日月! 斬月!」
十字の斬撃、タイミングは申し分ない!
だが、
キドウの刀が斬撃を受け流した。
わずかに崩れた体勢もすぐに立て直し納刀した刀を構える。
アーツまで放ち、わずかに崩した体勢が一瞬でゼロに戻る。
「キドウ、本気を、スキルを見せてくれ」
「失礼した。きあああああああああああああい! オーラ! 月光!」
俺はキドウの気合・オーラ・月光の重ね掛けで手も足も出ず腹に斬撃を受けてあっけなく負けた。
オウセイと並びながらキドウとアキラの打ち合いを見学する。
キドウは想定内のレベルアップだ、強いのは最初から分かっていた。
だが、アキラの技量は予想をはるかに超える成長に見える。
アキラが転倒して負けた。
キドウがアキラに手を差し伸べた。
「兄さんには敵わないな」
「数か月の訓練だけで、剣だけで私に勝つのは難しい。だが、アキラは私に追いついている」
そうだ、アキラの剣技は異様な速度で跳ね上がっている。
更にアキラは闇魔法を使う魔法剣士だ。
剣だけでキドウに勝たなくても闇魔法がある分実質同格とも言える。
「まだまだ訓練が足りない。たった数か月ではそこまで変わらないか」
アキラの言葉が胸に突き刺さる。
俺は休みを貰ってわずかな時間訓練しただけだ。
そしてそれでも俺は成長した、俺はまだ伸びしろがある。
オウセイがため息をついた。
「はあ、ヤナギにはもっと長い間ヒメビシで働いて欲しかったのだがな」
俺の心は決まっている。
金は貯まっている。
やりたいと思っていた修行に打ち込める。
後はオウセイに言うだけでいい。
「今まで世話になったな」
「それは私の方だ。修行に満足したらまた帰ってこい」
「満足したらな」
俺は黙って家を出て行った。
キドウとアキラをメイドやリツカ、カドマツたちが見学しながら盛り上がる。
別れの挨拶は得意じゃない。
ただ気配を消して歩いて去っていく。
家を離れて大きな屋敷を振り返った。
そして自分の口を抑える。
俺の顔には笑みがこぼれていた。
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