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第88話 ブルームーン
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「次の動画はキドウとライカさん、そして調査隊3人の配信動画です。全員ソウルランクBになります」
メイが最初の数分をスキップした。
イノシシの群れが5人に迫る。
2人の銃撃でイノシシが魔石に変わっていく。
それでも突撃の勢いは止まらない。
ライカさんが雷魔法を使った。
バチバチバチバチ!
イノシシが一気に魔石に変わっていく。
そして今度は氷魔法を使った。
氷のつぶてが雨のように降り注ぎ、近づくイノシシが魔石に変わっていく。
ライカさんの前世では全属性を使いこなしていた。
そして七色の杖・プリズムライトは全属性の魔法威力を強力に引き上げる。
シンプルだが、ライカさんにとっては強力な効果だ。
ほとんどのイノシシをライカさんが倒していた。
10メートル級のウサギが現れたが、兄さんが白刀・オボロカガミを異空間から出した。
「きあああああああああああああああああああい!」
スパンスパンスパンスパン!
流れるような動きで前足を斬り、顔を斬って1人で10メートル級をあっさりと倒した。
兄さんの専用武器オボロカガミは刀の攻撃力を引き上げる。
2人は更に強くなっていた。
専用武器を使いこなし、前世の記憶を得たせいかスキルの技量も上がっている。
「終わりです。この7日間で新ゲートの攻略は進んでいます。今は大量にポップするモンスターをみんなで狩っていますよ」
「……危なくね?」
「ゾクゾクするよね! 行こう!」
「まずは入り口まで行ってみましょう」
「レッツゴー!」
俺達はゲートの入り口に向かった。
配信を始めるとカドマツさんの話題が続いた。
『カドマツさん、お名前は?』
「秘密です」
『カドマツさんいいわ。保母さんみたいな優しそうな感じがいい』
『カドマツさんが1番好きだ』
『カドマツさん、結婚してください』
『お前らはリツカ、マナ、メイ狙いだろ? 無理するなって、残ったカドマツさんは俺が貰ってやるから』
『抜け駆けか!』
『万死に値する!』
『大人の女性であるカドマツさんにお前らはまだ早い』
『まだ早いとは? 明日にするわ』
『けしからん! 10年早いと言っておる! 45才の私くらいがちょうどいい!』
『待ちすぎだろ!』
カドマツさんはスルーしつつ笑顔でかわした。
「先に行っちゃいましょう」
配信から色々聞こえてくるがカドマツさんはことごとく笑顔でスルーしていた。
思ったより相手にしないな。
顔がいいから躱すのに馴れているのかもしれない。
ゲートに入ると人だかりが出来ている。
新ゲートは人気のようだ。
「混んでるな」
近くにいた冒険者に話を聞いた。
「中は混んでるんですかね?」
「混んでいるよ。イナセキドウ君が提唱したみんなで一気に入れば問題無い作戦は順調だよ」
兄さんが提唱者になっている!
「今は大量にポップしすぎるモンスターを狩って数を減らしているんだ」
「そうなんですね。ありがとうございました」
「中に入ってみよう!」
「ちょっとだけ入って様子をみるか」
新ゲートに入ると多くの人がいた。
「……戻ろう。混みすぎだ」
「……そうだね。一旦寝かせておこう」
「様子を見に来たけど、厳しそうね。最初は人が群がるものよ、もう少ししてからみんなで行きましょう」
マナが得意げに答えた。
マナはこうなる事を分かっていたようだ。
「4種のゲートの奥に行こう」
「俺はいいけど、マナとメイはどう思う?」
「行っちゃいましょう☆」
「いいわよ」
「マナ、錬金術は大丈夫か? 色々作りたい物もあるだろう?」
「……大丈夫よ」
作りたい物はあるけど、置いて行かれるのが嫌なんだろうな。
「カドマツさんは大丈夫ですか?」
「行けますよ。皆について行くだけなら簡単です」
今まで尾行で疲れてたんだな。
ヤナギさんは刀の修行に行っている。
尾行中は訓練が出来ない、ヤナギさんはストイックそうに見えた。
大人になっても変化はあるし、みんな人生について考えているのかもしれない。
「分かった。モンスター無視で、走って行かないか?」
「いいね、早く奥に行ってたくさんモンスターを倒そう!」
「待ちなさいよ、私はそこまで走れないわ」
マナをおんぶした。
「行こうか!」
俺達は走って先へと進んだ。
◇
俺達は青のオーブがある場所でビバークをし、剣の腕を確かめるようにモンスターを狩り、魔石と肉と回復のカードを集めた。
疲れると青のオーブで回復し、何度も戦う。
青のオーブは空腹を回復させてはくれなかったが、それ以外は回復できた。
順調にモンスターを狩る事が出来たが、マナの動きが止まった。
「マナ、どうした?」
「ごめんなさい、もう弾丸が無いわ」
「そうか、一旦青いオーブの所に行こうか」
2人で歩いた。
俺は収納から大量の弾丸を出した。
訓練を手伝った錬金術師の生徒から魔石と魔法弾丸を交換してもらっていた。
優しい人間が多く『アキラさんに助けてもらった分の魔法弾はプレゼントします』と、ただで魔法弾を貰えることもあった為、沢山の魔法弾が集まった。
「……駄目よ。貰えないわ」
「マナに使って欲しい。メイに聞いたんだ。ゲームだとマナのソウルスキルは銃で、魔法弾を異空間にストック出来るんだろ? ソウルスキルを覚えればリロードしなくて良くなる」
「ゲームと同じソウルスキルを覚えられるか分からないわ」
「同じじゃなくていい。違ったら違ったで良いんだ。ソウルスキルに目覚めればなんだっていい。どんなソウルスキルでもマナを助けてくれると思う」
「ソウルスキルを覚えられないかもしれないわ」
「それを言うなら俺だって覚えていない。でも、たくさん銃を撃ってみよう。そうすれば覚えられるかもしれないだろ?」
「でも……」
「マナ、俺とクラックの魂が融合しつつあるのは分かるか?」
「何となくは分かるわ? えっと……何を言いたいのか分からないわ」
「クラックが前俺に言ったんだ。試せる事があれば何でも試すと。思いつくことは試したい。俺はアキラであってクラックでもあるから、そういう人間なんだ」
「試せることは全部試しておきたいのね?」
「そうなる」
俺はマナの前に魔法弾の入った箱を置いて、そこから歩いていく。
「もしいらないなら捨ててもいい。俺は自分のやりたいようにやったから」
「何も返せないのよ!」
「剣を作ってくれるんだろ! 期待してるぞ!」
立ち去ろうとすると、マナが呟くように言った。
つぶやくような言葉、でも不思議と耳に入ってきた。
「ブルームーン」
俺はグルンと振り返った。
マナの体が青く光り、両手には青いツインハンドガンが握られていた。
メイが最初の数分をスキップした。
イノシシの群れが5人に迫る。
2人の銃撃でイノシシが魔石に変わっていく。
それでも突撃の勢いは止まらない。
ライカさんが雷魔法を使った。
バチバチバチバチ!
イノシシが一気に魔石に変わっていく。
そして今度は氷魔法を使った。
氷のつぶてが雨のように降り注ぎ、近づくイノシシが魔石に変わっていく。
ライカさんの前世では全属性を使いこなしていた。
そして七色の杖・プリズムライトは全属性の魔法威力を強力に引き上げる。
シンプルだが、ライカさんにとっては強力な効果だ。
ほとんどのイノシシをライカさんが倒していた。
10メートル級のウサギが現れたが、兄さんが白刀・オボロカガミを異空間から出した。
「きあああああああああああああああああああい!」
スパンスパンスパンスパン!
流れるような動きで前足を斬り、顔を斬って1人で10メートル級をあっさりと倒した。
兄さんの専用武器オボロカガミは刀の攻撃力を引き上げる。
2人は更に強くなっていた。
専用武器を使いこなし、前世の記憶を得たせいかスキルの技量も上がっている。
「終わりです。この7日間で新ゲートの攻略は進んでいます。今は大量にポップするモンスターをみんなで狩っていますよ」
「……危なくね?」
「ゾクゾクするよね! 行こう!」
「まずは入り口まで行ってみましょう」
「レッツゴー!」
俺達はゲートの入り口に向かった。
配信を始めるとカドマツさんの話題が続いた。
『カドマツさん、お名前は?』
「秘密です」
『カドマツさんいいわ。保母さんみたいな優しそうな感じがいい』
『カドマツさんが1番好きだ』
『カドマツさん、結婚してください』
『お前らはリツカ、マナ、メイ狙いだろ? 無理するなって、残ったカドマツさんは俺が貰ってやるから』
『抜け駆けか!』
『万死に値する!』
『大人の女性であるカドマツさんにお前らはまだ早い』
『まだ早いとは? 明日にするわ』
『けしからん! 10年早いと言っておる! 45才の私くらいがちょうどいい!』
『待ちすぎだろ!』
カドマツさんはスルーしつつ笑顔でかわした。
「先に行っちゃいましょう」
配信から色々聞こえてくるがカドマツさんはことごとく笑顔でスルーしていた。
思ったより相手にしないな。
顔がいいから躱すのに馴れているのかもしれない。
ゲートに入ると人だかりが出来ている。
新ゲートは人気のようだ。
「混んでるな」
近くにいた冒険者に話を聞いた。
「中は混んでるんですかね?」
「混んでいるよ。イナセキドウ君が提唱したみんなで一気に入れば問題無い作戦は順調だよ」
兄さんが提唱者になっている!
「今は大量にポップしすぎるモンスターを狩って数を減らしているんだ」
「そうなんですね。ありがとうございました」
「中に入ってみよう!」
「ちょっとだけ入って様子をみるか」
新ゲートに入ると多くの人がいた。
「……戻ろう。混みすぎだ」
「……そうだね。一旦寝かせておこう」
「様子を見に来たけど、厳しそうね。最初は人が群がるものよ、もう少ししてからみんなで行きましょう」
マナが得意げに答えた。
マナはこうなる事を分かっていたようだ。
「4種のゲートの奥に行こう」
「俺はいいけど、マナとメイはどう思う?」
「行っちゃいましょう☆」
「いいわよ」
「マナ、錬金術は大丈夫か? 色々作りたい物もあるだろう?」
「……大丈夫よ」
作りたい物はあるけど、置いて行かれるのが嫌なんだろうな。
「カドマツさんは大丈夫ですか?」
「行けますよ。皆について行くだけなら簡単です」
今まで尾行で疲れてたんだな。
ヤナギさんは刀の修行に行っている。
尾行中は訓練が出来ない、ヤナギさんはストイックそうに見えた。
大人になっても変化はあるし、みんな人生について考えているのかもしれない。
「分かった。モンスター無視で、走って行かないか?」
「いいね、早く奥に行ってたくさんモンスターを倒そう!」
「待ちなさいよ、私はそこまで走れないわ」
マナをおんぶした。
「行こうか!」
俺達は走って先へと進んだ。
◇
俺達は青のオーブがある場所でビバークをし、剣の腕を確かめるようにモンスターを狩り、魔石と肉と回復のカードを集めた。
疲れると青のオーブで回復し、何度も戦う。
青のオーブは空腹を回復させてはくれなかったが、それ以外は回復できた。
順調にモンスターを狩る事が出来たが、マナの動きが止まった。
「マナ、どうした?」
「ごめんなさい、もう弾丸が無いわ」
「そうか、一旦青いオーブの所に行こうか」
2人で歩いた。
俺は収納から大量の弾丸を出した。
訓練を手伝った錬金術師の生徒から魔石と魔法弾丸を交換してもらっていた。
優しい人間が多く『アキラさんに助けてもらった分の魔法弾はプレゼントします』と、ただで魔法弾を貰えることもあった為、沢山の魔法弾が集まった。
「……駄目よ。貰えないわ」
「マナに使って欲しい。メイに聞いたんだ。ゲームだとマナのソウルスキルは銃で、魔法弾を異空間にストック出来るんだろ? ソウルスキルを覚えればリロードしなくて良くなる」
「ゲームと同じソウルスキルを覚えられるか分からないわ」
「同じじゃなくていい。違ったら違ったで良いんだ。ソウルスキルに目覚めればなんだっていい。どんなソウルスキルでもマナを助けてくれると思う」
「ソウルスキルを覚えられないかもしれないわ」
「それを言うなら俺だって覚えていない。でも、たくさん銃を撃ってみよう。そうすれば覚えられるかもしれないだろ?」
「でも……」
「マナ、俺とクラックの魂が融合しつつあるのは分かるか?」
「何となくは分かるわ? えっと……何を言いたいのか分からないわ」
「クラックが前俺に言ったんだ。試せる事があれば何でも試すと。思いつくことは試したい。俺はアキラであってクラックでもあるから、そういう人間なんだ」
「試せることは全部試しておきたいのね?」
「そうなる」
俺はマナの前に魔法弾の入った箱を置いて、そこから歩いていく。
「もしいらないなら捨ててもいい。俺は自分のやりたいようにやったから」
「何も返せないのよ!」
「剣を作ってくれるんだろ! 期待してるぞ!」
立ち去ろうとすると、マナが呟くように言った。
つぶやくような言葉、でも不思議と耳に入ってきた。
「ブルームーン」
俺はグルンと振り返った。
マナの体が青く光り、両手には青いツインハンドガンが握られていた。
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