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第61話 溢れ出し
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次の日、俺とメイは昼まで寝て過ごした。
どうせメイは昼にならないと本調子にならない。
昼になってからメイの家に行くとメイの母さんが出た。
「こんにちわ」
「メイね、少し待ってて、それとお弁当」
「いつもありがとうございます」
「いいのよ、メイ、アキラ君が来たわよ!」
「すぐ行きます」
メイがのろのろと歩いてきた。
「……メイも筋肉痛か?」
「アキラもですか?」
「そうだな、今日は軽く済ませようか」
「……そうしましょう」
「今日は溢れ出しが出ているから無理はしないでね」
「え?」
「獣4種のゲートからあふれ出しが起きています」
メイがスマホの画面をかざした。
高校生冒険者が配信をしながら4種の獣を狩っているが、西高校の生徒が多い。
『ひゃっはー! 狩り放題だぜ!』
『ぎゃははははは! おい! 邪魔するなよ!』
『うるさい! 横取りすんな!』
「げ! 西高校の生徒がいっぱい居る」
「皆ゲートまで行くのは面倒で、ゲートからモンスターが出てきた今モンスターの奪い合いが起きています」
溢れ出しで死者が出たばかりなのにな。
いや、こいつらは自分だけは大丈夫とか思ってそうだ。
「そう言えば、西防壁だけ修復工事が終わってないからモンスターは西に向かってくるのか……迂回して防壁の東からゲートに入ろうか」
「その方が良いと思います」
「ゆっくり歩いて行こう」
「今日はどこに行きます?」
「初心に戻ってウサギ狩りにしよう」
「リツカが一緒に行くと言っています」
「分かった。防壁東で合流な」
「返信しました、行きましょう」
「気をつけてね」
「はい!」
「行ってきます☆」
俺達は西防壁に行かず、街を通って北防壁に登り、そこから防壁の上を歩いて東を目指した。
今日は休日なのでちびっこガンナーが防壁の上からゲートを見張っている。
運良くモンスターが防壁に近づいてくると、安全にモンスターを狩れるのだ。
3人から6人のパーティーで団子になりながら楽しそうに話をしている。
「魔法弾の供給が復活しつつあるのか」
「魔法弾は安くなりましたよね。でもマナはまだ魔法弾を作っています」
「仕事があるのはいい事だよな」
「それを聞いたらマナが怒りますよ?」
「いないからいいんだ」
防壁東に着くとリツカが配信をしながらモンスターを引き連れて防壁に走って来る。
配信中か。
「チャンスだよ!」
防壁の上にいる子供6人がハンドガンを構えてモンスターを狙う。
パンパンパンパンパン!
射撃能力が低いのか銃撃がばらけ、モンスターに当たっても1撃で倒せないようだ。
それでもみんなで1体を狙う。
モンスターが魔石に変わると子供たちがキャッキャと喜ぶ。
「おめでとう! 魔石だよ!」
リツカが子供達に魔石を投げる。
「「ありがとうございます!!」」
みんな礼儀がしっかりしている。
魔石を奪い合う西高校とは大違いだ。
「来たね、行くよ!」
「待て待て、俺達は兄さんとの稽古で筋肉痛だ」
「私も筋肉痛です」
「うん、ゆっくりペースで行こう」
『気合侍まだあ?』
『きあああああい!』
『きあああああああああああああああああああああああああい!』
『アキラ、4強おめでとう』
『4強決定戦見たで』
「ありがとう、今日はウサギ狩りに行きたい」
「いいよ」
「ウサギのゲートで決定な」
『今溢れ出しが起きているから気をつけてな』
『13ゲートのあふれ出しは日常やで』
『マナたんまだあ?』
「マナは魔法弾作りで籠ってるよ」
『マナ、可愛そう』
『魔法弾不足だからしょうがない』
『マナたんファイト!』
「まずはウサギのゲートに向かおう」
3人でウサギのゲートに向かう途中で牛の10メートル級が出てきた。
「倒そう!」
『ゆっくりペースで行く予定はどこに行った!』
『リツカはいつもこんな感じだ』
『いいねえ! どんどんやれ!』
キュインキュイン!
「スティールソード!」
キュインキュイン!
「ディフェンスダウン!」
ディフェンスダウンをヒットさせたところで10メートル級の角が光った。
大きな火球が地面に落ちて爆発した。
攻撃を避けるが爆発の衝撃で岩がつぶてのように体に当たる。
パンパンパンパン!
リツカがハンドガンで攻撃した。
「トリックスター!」
メイが二段ジャンプで上に登りつつ蹴り攻撃を食らわせる。
キュインキュイン!
「ディフェンスダウン!」
俺は10メートル級の足を斬りながら魔法をチャージした。
「ディフェンスダウン!」
俺は右の前足を斬りつけ、メイは空中から蹴りを放ち続け、リツカは剣を抜いて左の前足を斬った。
ドスン!
10メートル級の前足からガクンと力が抜けて倒れるとリツカと俺で顔を攻撃した。
モンスターが魔石と肉を吐き出して消える。
『あっという間だと!』
『ゆっくりペースで戦うのはどこに行った?』
『3人にとってはゆっくりペースな件』
「私は疲れましたよ」
「俺は元気になってきた」
「私はまだまだ行けるよ」
「メイは後ろからついて来てくれ。トリックスターは温存して行こう」
3人でウサギのゲートに入った。
「あ、また10メートル級だ」
「倒さないと危ないね! すぐ行こう!」
「えー! またですか!」
「俺がディフェンスダウンを当てたらトリックスターを頼む」
3人で10メートル級を倒した。
「はあ、はあ、ちょっと休みましょう」
「お昼タイムにしよう」
『メイが疲れてアキラがどんどん元気になっておる』
『アキラは無限バトルが出来るからな』
『みんな、防壁西のニュースを見たか?』
「何かあったの?」
『西高校の生徒が防壁西の溢れ出し被害で29人死んだ。今も被害が拡大している』
『犠牲者は35人に増えている』
『10メートル級のイノシシが出て来てひき殺されたようだ』
「助けに行く?」
「やめておこう」
「え?」
「やめておこう。西高校の生徒はマジでヤバイから」
『アキラ君、解説ヨロ』
『どうヤバいのか言ってくれ』
『助けない意味が分からない』
「西高校の生徒は、特に溢れ出しで喜んで防壁に向かって行く生徒は助けに行くと怒る。で、後から倒した分の魔石をよこせと言ってきたり、俺達のおかげで助かったんだから回復カードの分金をよこせとか言ってくる。更に助けに行くと俺達をおとりにして逃げたりする。もっと言うと俺達には回復のカードを使えと怒鳴って来るけど他のパーティーは助けない。それと、大人たちに喧嘩を売るから大人たちも西高校の生徒を助けなくなっている」
不良グループはパーティー内では結束が固い事もあるが、他のパーティーは踏み台のように利用しようとしてくる。
大人冒険者に同じグループだと思われたくない。
「西高校の生徒は自分に甘くて何かあると人のせいにする事が多いです」
『世紀末やん!』
『西高校がやばいのは13ゲート市では常識』
『俺だったら絶対に助けない。あいつらと関わってはいけない』
『あれだ、クラスに1人くらいやばいやつがいるだろ? そいつらが全国から集まって来る、それが西高校だ』
『西高校は動物園よ。まともなのは実力者だけだ』
『スキル訓練をせずにモンスターに突っ込んで何かあると人のせいにしてくるで? マジで西高校はヤバイ』
俺達は西高校を無視してモンスターを狩って帰った。
どうせメイは昼にならないと本調子にならない。
昼になってからメイの家に行くとメイの母さんが出た。
「こんにちわ」
「メイね、少し待ってて、それとお弁当」
「いつもありがとうございます」
「いいのよ、メイ、アキラ君が来たわよ!」
「すぐ行きます」
メイがのろのろと歩いてきた。
「……メイも筋肉痛か?」
「アキラもですか?」
「そうだな、今日は軽く済ませようか」
「……そうしましょう」
「今日は溢れ出しが出ているから無理はしないでね」
「え?」
「獣4種のゲートからあふれ出しが起きています」
メイがスマホの画面をかざした。
高校生冒険者が配信をしながら4種の獣を狩っているが、西高校の生徒が多い。
『ひゃっはー! 狩り放題だぜ!』
『ぎゃははははは! おい! 邪魔するなよ!』
『うるさい! 横取りすんな!』
「げ! 西高校の生徒がいっぱい居る」
「皆ゲートまで行くのは面倒で、ゲートからモンスターが出てきた今モンスターの奪い合いが起きています」
溢れ出しで死者が出たばかりなのにな。
いや、こいつらは自分だけは大丈夫とか思ってそうだ。
「そう言えば、西防壁だけ修復工事が終わってないからモンスターは西に向かってくるのか……迂回して防壁の東からゲートに入ろうか」
「その方が良いと思います」
「ゆっくり歩いて行こう」
「今日はどこに行きます?」
「初心に戻ってウサギ狩りにしよう」
「リツカが一緒に行くと言っています」
「分かった。防壁東で合流な」
「返信しました、行きましょう」
「気をつけてね」
「はい!」
「行ってきます☆」
俺達は西防壁に行かず、街を通って北防壁に登り、そこから防壁の上を歩いて東を目指した。
今日は休日なのでちびっこガンナーが防壁の上からゲートを見張っている。
運良くモンスターが防壁に近づいてくると、安全にモンスターを狩れるのだ。
3人から6人のパーティーで団子になりながら楽しそうに話をしている。
「魔法弾の供給が復活しつつあるのか」
「魔法弾は安くなりましたよね。でもマナはまだ魔法弾を作っています」
「仕事があるのはいい事だよな」
「それを聞いたらマナが怒りますよ?」
「いないからいいんだ」
防壁東に着くとリツカが配信をしながらモンスターを引き連れて防壁に走って来る。
配信中か。
「チャンスだよ!」
防壁の上にいる子供6人がハンドガンを構えてモンスターを狙う。
パンパンパンパンパン!
射撃能力が低いのか銃撃がばらけ、モンスターに当たっても1撃で倒せないようだ。
それでもみんなで1体を狙う。
モンスターが魔石に変わると子供たちがキャッキャと喜ぶ。
「おめでとう! 魔石だよ!」
リツカが子供達に魔石を投げる。
「「ありがとうございます!!」」
みんな礼儀がしっかりしている。
魔石を奪い合う西高校とは大違いだ。
「来たね、行くよ!」
「待て待て、俺達は兄さんとの稽古で筋肉痛だ」
「私も筋肉痛です」
「うん、ゆっくりペースで行こう」
『気合侍まだあ?』
『きあああああい!』
『きあああああああああああああああああああああああああい!』
『アキラ、4強おめでとう』
『4強決定戦見たで』
「ありがとう、今日はウサギ狩りに行きたい」
「いいよ」
「ウサギのゲートで決定な」
『今溢れ出しが起きているから気をつけてな』
『13ゲートのあふれ出しは日常やで』
『マナたんまだあ?』
「マナは魔法弾作りで籠ってるよ」
『マナ、可愛そう』
『魔法弾不足だからしょうがない』
『マナたんファイト!』
「まずはウサギのゲートに向かおう」
3人でウサギのゲートに向かう途中で牛の10メートル級が出てきた。
「倒そう!」
『ゆっくりペースで行く予定はどこに行った!』
『リツカはいつもこんな感じだ』
『いいねえ! どんどんやれ!』
キュインキュイン!
「スティールソード!」
キュインキュイン!
「ディフェンスダウン!」
ディフェンスダウンをヒットさせたところで10メートル級の角が光った。
大きな火球が地面に落ちて爆発した。
攻撃を避けるが爆発の衝撃で岩がつぶてのように体に当たる。
パンパンパンパン!
リツカがハンドガンで攻撃した。
「トリックスター!」
メイが二段ジャンプで上に登りつつ蹴り攻撃を食らわせる。
キュインキュイン!
「ディフェンスダウン!」
俺は10メートル級の足を斬りながら魔法をチャージした。
「ディフェンスダウン!」
俺は右の前足を斬りつけ、メイは空中から蹴りを放ち続け、リツカは剣を抜いて左の前足を斬った。
ドスン!
10メートル級の前足からガクンと力が抜けて倒れるとリツカと俺で顔を攻撃した。
モンスターが魔石と肉を吐き出して消える。
『あっという間だと!』
『ゆっくりペースで戦うのはどこに行った?』
『3人にとってはゆっくりペースな件』
「私は疲れましたよ」
「俺は元気になってきた」
「私はまだまだ行けるよ」
「メイは後ろからついて来てくれ。トリックスターは温存して行こう」
3人でウサギのゲートに入った。
「あ、また10メートル級だ」
「倒さないと危ないね! すぐ行こう!」
「えー! またですか!」
「俺がディフェンスダウンを当てたらトリックスターを頼む」
3人で10メートル級を倒した。
「はあ、はあ、ちょっと休みましょう」
「お昼タイムにしよう」
『メイが疲れてアキラがどんどん元気になっておる』
『アキラは無限バトルが出来るからな』
『みんな、防壁西のニュースを見たか?』
「何かあったの?」
『西高校の生徒が防壁西の溢れ出し被害で29人死んだ。今も被害が拡大している』
『犠牲者は35人に増えている』
『10メートル級のイノシシが出て来てひき殺されたようだ』
「助けに行く?」
「やめておこう」
「え?」
「やめておこう。西高校の生徒はマジでヤバイから」
『アキラ君、解説ヨロ』
『どうヤバいのか言ってくれ』
『助けない意味が分からない』
「西高校の生徒は、特に溢れ出しで喜んで防壁に向かって行く生徒は助けに行くと怒る。で、後から倒した分の魔石をよこせと言ってきたり、俺達のおかげで助かったんだから回復カードの分金をよこせとか言ってくる。更に助けに行くと俺達をおとりにして逃げたりする。もっと言うと俺達には回復のカードを使えと怒鳴って来るけど他のパーティーは助けない。それと、大人たちに喧嘩を売るから大人たちも西高校の生徒を助けなくなっている」
不良グループはパーティー内では結束が固い事もあるが、他のパーティーは踏み台のように利用しようとしてくる。
大人冒険者に同じグループだと思われたくない。
「西高校の生徒は自分に甘くて何かあると人のせいにする事が多いです」
『世紀末やん!』
『西高校がやばいのは13ゲート市では常識』
『俺だったら絶対に助けない。あいつらと関わってはいけない』
『あれだ、クラスに1人くらいやばいやつがいるだろ? そいつらが全国から集まって来る、それが西高校だ』
『西高校は動物園よ。まともなのは実力者だけだ』
『スキル訓練をせずにモンスターに突っ込んで何かあると人のせいにしてくるで? マジで西高校はヤバイ』
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