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第55話 場所バレ
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昨日に引き続き今日はサモンモンスターを使いつつリツカが配信をする事になりカドマツさんが隠れた。
「なんで隠れてるんですか!」
「隠密の護衛もあるので、顔は見せたくありません」
声まで小さい。
「気にせず行こう。配信開始!」
「おはようございます! イメチェンしたメイです」
『1番ゲット!』
『1番、あ!』
『髪色戻したメイちゃん可愛い』
『ゲームコスいいよな』
『もうケバイメイクはやめて欲しい』
『お前らがストーカーするから』
『紳士すぎる俺達のおかげでメイが心を開いたか』
『お巡りさん、ここです』
「クラックだ」
今日はクラックが体を使う事になっている。
変な事にならなければいいが。
『今日は中二病モードか』
『ゲームやったで。サイドストーリーに感動した』
『アキラ、今日は目つきがキリっとしているな』
「くっくっく、楽しみにするがいい、パワーアップしたメイの力を見せてやろう」
『自分じゃないのかよ!』
『クラック君おもしれえ』
『全部ネタなんだろ』
「今日はニワトリを狩っていくよ。アキラ、じゃなくてクラック」
「どっちで呼んでも構わん」
キュインキュイン!
「スティールソード!」
キュインキュイン!
「サモンモンスター!」
「「クエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!」」
『うわああ! いっぱい出てきた!』
『メイの力を見せると言っておきながらアキラもパワーアップしている高度なフェイク』
『でもヤバくね。数が多い』
『大丈夫だ、見てみ?』
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
カチャ!
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
リツカがハンドガンでニワトリを倒し、素早くリロードして倒していく。
「トリックスター!」
メイが2段ジャンプを駆使してジャンプ蹴りをしながら飛び上がろうとするニワトリを蹴り倒している。
『ゲームと同じだ!』
『すげえ! モンスターを蹴ってジャンプし続けている』
『ゲームでも高度なプレーだ。モンスターを攻撃しつつジャンプする事で地上に降りることなく2段ジャンプが復活し、空中戦を続ける』
俺はチャージしながら飛び掛かって来るニワトリを倒していった。
キュインキュイン!
『ニワトリがやられるために飛び掛かっているようだ』
『アキラが更にキュインキュインしてる』
『アキラが強くなってないか?』
『前から強いで?』
『スティールソードは使っているのに? そのキュインキュイン何なんだ?』
「サモンモンスター!」
『出たああああああ! 2連続でサモンモンスターした!』
『狂うクラック君』
『おかしいだろ。ニワトリを全部倒してからにしろよ!』
キュインキュイン!
『ま、まさか!』
『3連続は流石におかしいだろ』
『流石にないよな』
『そうか、新しいスキルだ。次もサモンモンスターと思わせてからのフェイクサプライズ!』
「サモンモンスター!」
『やった! やりやがった!』
『まさか3連続とは!』
『派手だねえ! 華がある』
「全滅させる!」
3人でモンスターを全滅させた。
「はあ、はあ、つかれ、ました」
「もうトリックスターはやめておけ。お披露目は済んだ」
「下がっていていいよ。後は私とアキラでやるから」
「なんで、あんなに飛ばしたんですか?」
「配信は目立った方が良いのだろう? 目立った」
「いいねいいね! どんどん行こう!」
「望むところだ!」
キュインキュイン!
『前のめりの2人が揃うとこうなるのか』
『超攻撃的な2トップ』
『ここに気合侍がいればもっと面白かった』
『マナたんがいないと駄目なんだって、マナたんを出してくれ』
「マナは魔法弾を作ってますよ。そして貯めた魔法弾を売る事になってまた魔法弾を作っています」
『第13ゲートでは魔法弾不足が起きているからな。錬金術師には圧力がかかっている』
『長い目で見れば、マナがモンスターを倒して魔力を高めた上で魔法弾を作る方が効率が良いと思う』
『そうはならないな。ガンナーの立場だと、今出せしか言わない』
『あれよ、長期的に錬金術師の能力を高めてからとかそういう話をすると、子供が銃を使えない、それこそが長期的な視点を無視しているとカウンターが帰って来る』
『こういうのは正論じゃなくて数が多くて騒いだ方が勝つ。錬金術師はおとなしい人が多い。ガンナーは子供から大人まで騒ぐ奴の割合が多い』
『頑張って魔法弾を作ってもまた圧力がかかって売る羽目になる予感』
『買おうと思えば1発500ポイントで買えるんだよな』
『それが気に入らないのがガンナーだ。安くなるまで騒ぎ続ける』
『全部当てて雑魚を1撃で倒せるなら十分稼げる。俺は500ポイントでも魔法弾を買うぞ。騒ぐ時間がもったいない』
『ソウルランクが高いならそうなるけど、微妙なガンナーもいる。そういう奴からしたら困るわけよ』
『2発で倒して魔石が1つドロップすれば収支はトントンだ。更に銃は撃てば撃つほど傷んでいく、実質マイナスだな』
『あれよ、自分で動かず人のせいにする奴ほど騒ぐんよ』
『話をしている内に魔石がジャラジャラと落ちている件』
『アキラが倒しに倒しているな』
『アキラが止まった?』
『13ゲート西高校の奴らだ!』
『どう見てもヤンキーな件』
30人ほどの生徒が俺達の前に立った。
「へっへっへ、調子が良さそうじゃねえか。俺達にもサモンモンスターを使えよ!」
クラックがイラついている。
まずいぞ。
「なんで隠れてるんですか!」
「隠密の護衛もあるので、顔は見せたくありません」
声まで小さい。
「気にせず行こう。配信開始!」
「おはようございます! イメチェンしたメイです」
『1番ゲット!』
『1番、あ!』
『髪色戻したメイちゃん可愛い』
『ゲームコスいいよな』
『もうケバイメイクはやめて欲しい』
『お前らがストーカーするから』
『紳士すぎる俺達のおかげでメイが心を開いたか』
『お巡りさん、ここです』
「クラックだ」
今日はクラックが体を使う事になっている。
変な事にならなければいいが。
『今日は中二病モードか』
『ゲームやったで。サイドストーリーに感動した』
『アキラ、今日は目つきがキリっとしているな』
「くっくっく、楽しみにするがいい、パワーアップしたメイの力を見せてやろう」
『自分じゃないのかよ!』
『クラック君おもしれえ』
『全部ネタなんだろ』
「今日はニワトリを狩っていくよ。アキラ、じゃなくてクラック」
「どっちで呼んでも構わん」
キュインキュイン!
「スティールソード!」
キュインキュイン!
「サモンモンスター!」
「「クエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!」」
『うわああ! いっぱい出てきた!』
『メイの力を見せると言っておきながらアキラもパワーアップしている高度なフェイク』
『でもヤバくね。数が多い』
『大丈夫だ、見てみ?』
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
カチャ!
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
リツカがハンドガンでニワトリを倒し、素早くリロードして倒していく。
「トリックスター!」
メイが2段ジャンプを駆使してジャンプ蹴りをしながら飛び上がろうとするニワトリを蹴り倒している。
『ゲームと同じだ!』
『すげえ! モンスターを蹴ってジャンプし続けている』
『ゲームでも高度なプレーだ。モンスターを攻撃しつつジャンプする事で地上に降りることなく2段ジャンプが復活し、空中戦を続ける』
俺はチャージしながら飛び掛かって来るニワトリを倒していった。
キュインキュイン!
『ニワトリがやられるために飛び掛かっているようだ』
『アキラが更にキュインキュインしてる』
『アキラが強くなってないか?』
『前から強いで?』
『スティールソードは使っているのに? そのキュインキュイン何なんだ?』
「サモンモンスター!」
『出たああああああ! 2連続でサモンモンスターした!』
『狂うクラック君』
『おかしいだろ。ニワトリを全部倒してからにしろよ!』
キュインキュイン!
『ま、まさか!』
『3連続は流石におかしいだろ』
『流石にないよな』
『そうか、新しいスキルだ。次もサモンモンスターと思わせてからのフェイクサプライズ!』
「サモンモンスター!」
『やった! やりやがった!』
『まさか3連続とは!』
『派手だねえ! 華がある』
「全滅させる!」
3人でモンスターを全滅させた。
「はあ、はあ、つかれ、ました」
「もうトリックスターはやめておけ。お披露目は済んだ」
「下がっていていいよ。後は私とアキラでやるから」
「なんで、あんなに飛ばしたんですか?」
「配信は目立った方が良いのだろう? 目立った」
「いいねいいね! どんどん行こう!」
「望むところだ!」
キュインキュイン!
『前のめりの2人が揃うとこうなるのか』
『超攻撃的な2トップ』
『ここに気合侍がいればもっと面白かった』
『マナたんがいないと駄目なんだって、マナたんを出してくれ』
「マナは魔法弾を作ってますよ。そして貯めた魔法弾を売る事になってまた魔法弾を作っています」
『第13ゲートでは魔法弾不足が起きているからな。錬金術師には圧力がかかっている』
『長い目で見れば、マナがモンスターを倒して魔力を高めた上で魔法弾を作る方が効率が良いと思う』
『そうはならないな。ガンナーの立場だと、今出せしか言わない』
『あれよ、長期的に錬金術師の能力を高めてからとかそういう話をすると、子供が銃を使えない、それこそが長期的な視点を無視しているとカウンターが帰って来る』
『こういうのは正論じゃなくて数が多くて騒いだ方が勝つ。錬金術師はおとなしい人が多い。ガンナーは子供から大人まで騒ぐ奴の割合が多い』
『頑張って魔法弾を作ってもまた圧力がかかって売る羽目になる予感』
『買おうと思えば1発500ポイントで買えるんだよな』
『それが気に入らないのがガンナーだ。安くなるまで騒ぎ続ける』
『全部当てて雑魚を1撃で倒せるなら十分稼げる。俺は500ポイントでも魔法弾を買うぞ。騒ぐ時間がもったいない』
『ソウルランクが高いならそうなるけど、微妙なガンナーもいる。そういう奴からしたら困るわけよ』
『2発で倒して魔石が1つドロップすれば収支はトントンだ。更に銃は撃てば撃つほど傷んでいく、実質マイナスだな』
『あれよ、自分で動かず人のせいにする奴ほど騒ぐんよ』
『話をしている内に魔石がジャラジャラと落ちている件』
『アキラが倒しに倒しているな』
『アキラが止まった?』
『13ゲート西高校の奴らだ!』
『どう見てもヤンキーな件』
30人ほどの生徒が俺達の前に立った。
「へっへっへ、調子が良さそうじゃねえか。俺達にもサモンモンスターを使えよ!」
クラックがイラついている。
まずいぞ。
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