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第3話 サモンモンスター
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メイが「家に来てください、たくさん食べさせてあげますよ」と言ってくれた。
兄さんは道場のバイトで来られなかったが貰った食事はタッパーに詰めて兄さんに渡そう。
家のベルを鳴らすとメイが玄関を開けた。
「いらっしゃいませー! お一人様ご案内でーす!」
「くっくっく、案内されてやろう」
「……中二病はいいですよ」
「えええ! ノリに合わせたのに!」
「そうじゃなくて、兄さんに気を使って中二病になったんですよね? ここでは無理に気を使わなくて大丈夫ですよ」
さっきはキャラを作っていた。
俺が素で答えていたら何も言わなかっただろう。
俺の制服はボロボロで8分丈だ。
兄さんに服を買い替えて貰い負担をかけたくなかった。
だから俺はこの格好を続けている。
「……そうだな。お邪魔します」
家に入るといい匂いがした。
テーブルには唐揚げ・サラダ・3種類の飲物・ケーキ・のり巻き・ご飯・ピザなどの食事が並ぶ。
「アキラ君、たくさん食べていってね」
メイの母さんが笑顔で言った。
「こ、こんなに大量のご馳走、か、返せる物がありませんので」
俺は予想を超えるご馳走を目の前にダラダラと汗をかいた。
「いいですから座りましょう」
「で、でも、唐揚げにケーキって、ご馳走過ぎるだろ!」
メイ母さんがうるうると目を潤ませた。
「食べて行きなさい! いいから食べて行きなさい!」
「ぼ、僕の分はいいので、に、兄さんに持って行きたいです」
俺は生活魔法でタッパーを取り出した。
「キドウ用も用意してありますよ」
俺がタッパーを収納するのを見たメイ母さんがハンカチで目を押さえた。
「食べましょう。子供が遠慮しちゃ駄目よ」
俺は袖で汗を拭った。
ご馳走だ。
ごくり!
「い、いただきます。ありがとうございます」
一口唐揚げを口に入れてご飯を口に入れる、その後はもう止まらない。
我慢できず詰め込むように食事を摂った。
体の芯から温かくなり、冷えていた手足の先まで血液が流れていく感覚が心地いい。
ご馳走を前に我慢できず腹がパンパンになるまで食事を胃に詰め込んだ。
「ご馳走様でした。美味しかったです」
「お粗末様です」
「アキラ、この後ファンタジーソウルをプレイします?」
メイがVRヘッドとスマホのキャラ紹介画面を俺に見せた。
これがクラックか。
銀色の髪と瞳、顔までそっくりだ。
ゲームに興味はある。
丈が短く、ボロボロにくたびれた制服を見た。
剣の鞘も使い込み、傷が多い。
今は、お金が無い。
病院代もかかった。
兄さんは無理をしてお金を稼いだ後に「アキラは気にするな」と言うだろう。
それだけはダメだ。
俺はソウルアップを望んでいた。
ソウルアップした今やることは決まっている。
お金を稼ぎたい。
「ゲートに行ってくる。病院代くらいは稼いで来たい」
「あー、ちょっと待ってください」
メイはスマホを取り出した。
「もしもし、そう、昨日話してたクラック君の、うん、じゃあ、ウサギで。はいはーい☆」
「……」
「お友達が2人来ます、ゲートの中で合流しましょう」
「んーと、クラック君を倒したキャラか?」
「ですです」
「危なくね?」
「大丈夫ですよ。アキラのソウルランクはEで、リツカのソウルランクはCですから」
黙って見ていたメイ母さんが口を開いた。
「アキラ君1人で行く方が危ないと思うの」
「ぐ、そ、それは」
「ソウルアップしたばかりよね?」
「そ、そうですが」
「倒れたばかりよね?」
「そう、です」
「決まりですね。一緒に行きましょう」
「く、分かった」
メイと2人で第13ゲートに向かった。
【第13ゲート前】
「パーティーを組みましょう」
2人で手を前に出して重ねた。
パーティーを組むと倒したモンスターの経験値が均等に分配される。
「「パーティーを組む」」
「行きますよ☆」
「行こう! ソウルアップの力を試す!」
2人でゲートに入った。
ゲートを出ると更に5つのゲートが囲むように並ぶ。
5つのゲートにはそれぞれ出て来るモンスターに特色がある。
ウサギのゲート
イノシシのゲート
牛のゲート
ニワトリのゲート
獣4種のゲート
5つのゲートのどこに入るかで戦い方が決まって来るのだ。
俺達はいつものようにウサギのゲートに入った。
そして入ったばかりの場所には人が多い。
いつものように場所を移動した。
「合流する2人はもう来てるのか?」
「いえ、遅れてます」
「今の内に試したいことが色々ある。スキルを覚えたからな」
「いいですね、やっちゃいましょう☆」
と言っても使うスキルは前から使えるサモンモンスターだ。
モンスターを召喚する闇魔法スキルだが召喚しても支配下に置けるわけではない為モンスターは俺達に襲い掛かって来る。
いつもなら1回サモンモンスターを使えば3体前後のモンスターが発生する。
だがモンスターの召喚規模は魔力依存だ。
俺の魔力は上がっている気がする。
能力値を調べてもらうには金がかかる。
病院代を稼ぐにも金がかかる。
兄さんがまともな刀を買うにも金がかかる。
今はお金が欲しい。
俺は腰から剣を引き抜いて右手に持ったまま左手で魔法をチャージした。
キュインキュイン!
「サモンモンスター!」
目の前の地面に魔法陣が発生した。
魔法陣から20体のウサギモンスターが浮かび上がってきた。
モンスターのウサギは大きい。
イメージとしては大人がはいはいをしているサイズ感だ。
ウサギは変則的に動き蹴り攻撃と噛みつき攻撃をしてくるが主にジャンプして蹴って来るスピードタイプだ。
「「ギュウウウウ!!」」
「わあ! ウサギがいっぱい出てきましたよ!」
「魔法がパワーアップしている! 次は剣術スキルだ!」
剣を振るとウサギが魔石に変わった。
モンスターを倒すと経験値と魔石が手に入り、運が良ければプラスで他のアイテムが発生する。
スパンスパンスパン!
簡単にウサギを斬れる。
早く走れるようにもなった!
ウサギが、前より弱く感じる。
ウサギ20体を魔石に変えてメイの方を振り向く。
「悪い、張り切って全部倒してしまった」
あとがき
ドローンに乗れるほど技術が進化しているのに使うデバイスがスマホなのは違和感もありますが、あまり設定を変えすぎるとサクッと読みたい勢の負担になってしまうかと思い、悩んで普通にスマホを使う設定にしました。
兄さんは道場のバイトで来られなかったが貰った食事はタッパーに詰めて兄さんに渡そう。
家のベルを鳴らすとメイが玄関を開けた。
「いらっしゃいませー! お一人様ご案内でーす!」
「くっくっく、案内されてやろう」
「……中二病はいいですよ」
「えええ! ノリに合わせたのに!」
「そうじゃなくて、兄さんに気を使って中二病になったんですよね? ここでは無理に気を使わなくて大丈夫ですよ」
さっきはキャラを作っていた。
俺が素で答えていたら何も言わなかっただろう。
俺の制服はボロボロで8分丈だ。
兄さんに服を買い替えて貰い負担をかけたくなかった。
だから俺はこの格好を続けている。
「……そうだな。お邪魔します」
家に入るといい匂いがした。
テーブルには唐揚げ・サラダ・3種類の飲物・ケーキ・のり巻き・ご飯・ピザなどの食事が並ぶ。
「アキラ君、たくさん食べていってね」
メイの母さんが笑顔で言った。
「こ、こんなに大量のご馳走、か、返せる物がありませんので」
俺は予想を超えるご馳走を目の前にダラダラと汗をかいた。
「いいですから座りましょう」
「で、でも、唐揚げにケーキって、ご馳走過ぎるだろ!」
メイ母さんがうるうると目を潤ませた。
「食べて行きなさい! いいから食べて行きなさい!」
「ぼ、僕の分はいいので、に、兄さんに持って行きたいです」
俺は生活魔法でタッパーを取り出した。
「キドウ用も用意してありますよ」
俺がタッパーを収納するのを見たメイ母さんがハンカチで目を押さえた。
「食べましょう。子供が遠慮しちゃ駄目よ」
俺は袖で汗を拭った。
ご馳走だ。
ごくり!
「い、いただきます。ありがとうございます」
一口唐揚げを口に入れてご飯を口に入れる、その後はもう止まらない。
我慢できず詰め込むように食事を摂った。
体の芯から温かくなり、冷えていた手足の先まで血液が流れていく感覚が心地いい。
ご馳走を前に我慢できず腹がパンパンになるまで食事を胃に詰め込んだ。
「ご馳走様でした。美味しかったです」
「お粗末様です」
「アキラ、この後ファンタジーソウルをプレイします?」
メイがVRヘッドとスマホのキャラ紹介画面を俺に見せた。
これがクラックか。
銀色の髪と瞳、顔までそっくりだ。
ゲームに興味はある。
丈が短く、ボロボロにくたびれた制服を見た。
剣の鞘も使い込み、傷が多い。
今は、お金が無い。
病院代もかかった。
兄さんは無理をしてお金を稼いだ後に「アキラは気にするな」と言うだろう。
それだけはダメだ。
俺はソウルアップを望んでいた。
ソウルアップした今やることは決まっている。
お金を稼ぎたい。
「ゲートに行ってくる。病院代くらいは稼いで来たい」
「あー、ちょっと待ってください」
メイはスマホを取り出した。
「もしもし、そう、昨日話してたクラック君の、うん、じゃあ、ウサギで。はいはーい☆」
「……」
「お友達が2人来ます、ゲートの中で合流しましょう」
「んーと、クラック君を倒したキャラか?」
「ですです」
「危なくね?」
「大丈夫ですよ。アキラのソウルランクはEで、リツカのソウルランクはCですから」
黙って見ていたメイ母さんが口を開いた。
「アキラ君1人で行く方が危ないと思うの」
「ぐ、そ、それは」
「ソウルアップしたばかりよね?」
「そ、そうですが」
「倒れたばかりよね?」
「そう、です」
「決まりですね。一緒に行きましょう」
「く、分かった」
メイと2人で第13ゲートに向かった。
【第13ゲート前】
「パーティーを組みましょう」
2人で手を前に出して重ねた。
パーティーを組むと倒したモンスターの経験値が均等に分配される。
「「パーティーを組む」」
「行きますよ☆」
「行こう! ソウルアップの力を試す!」
2人でゲートに入った。
ゲートを出ると更に5つのゲートが囲むように並ぶ。
5つのゲートにはそれぞれ出て来るモンスターに特色がある。
ウサギのゲート
イノシシのゲート
牛のゲート
ニワトリのゲート
獣4種のゲート
5つのゲートのどこに入るかで戦い方が決まって来るのだ。
俺達はいつものようにウサギのゲートに入った。
そして入ったばかりの場所には人が多い。
いつものように場所を移動した。
「合流する2人はもう来てるのか?」
「いえ、遅れてます」
「今の内に試したいことが色々ある。スキルを覚えたからな」
「いいですね、やっちゃいましょう☆」
と言っても使うスキルは前から使えるサモンモンスターだ。
モンスターを召喚する闇魔法スキルだが召喚しても支配下に置けるわけではない為モンスターは俺達に襲い掛かって来る。
いつもなら1回サモンモンスターを使えば3体前後のモンスターが発生する。
だがモンスターの召喚規模は魔力依存だ。
俺の魔力は上がっている気がする。
能力値を調べてもらうには金がかかる。
病院代を稼ぐにも金がかかる。
兄さんがまともな刀を買うにも金がかかる。
今はお金が欲しい。
俺は腰から剣を引き抜いて右手に持ったまま左手で魔法をチャージした。
キュインキュイン!
「サモンモンスター!」
目の前の地面に魔法陣が発生した。
魔法陣から20体のウサギモンスターが浮かび上がってきた。
モンスターのウサギは大きい。
イメージとしては大人がはいはいをしているサイズ感だ。
ウサギは変則的に動き蹴り攻撃と噛みつき攻撃をしてくるが主にジャンプして蹴って来るスピードタイプだ。
「「ギュウウウウ!!」」
「わあ! ウサギがいっぱい出てきましたよ!」
「魔法がパワーアップしている! 次は剣術スキルだ!」
剣を振るとウサギが魔石に変わった。
モンスターを倒すと経験値と魔石が手に入り、運が良ければプラスで他のアイテムが発生する。
スパンスパンスパン!
簡単にウサギを斬れる。
早く走れるようにもなった!
ウサギが、前より弱く感じる。
ウサギ20体を魔石に変えてメイの方を振り向く。
「悪い、張り切って全部倒してしまった」
あとがき
ドローンに乗れるほど技術が進化しているのに使うデバイスがスマホなのは違和感もありますが、あまり設定を変えすぎるとサクッと読みたい勢の負担になってしまうかと思い、悩んで普通にスマホを使う設定にしました。
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