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第27話
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2人がお風呂から上がり、僕がシャワーを手早く済ませると、ユヅキが僕を呼んだ。
「明日は皆でサイクリングに行きましょう」
「いいね!行こうよ!」
ユヅキもメイも新しい自転車に乗りたくてしょうがないようだ。
でも、ヒマリとユキナは大丈夫かな?
「ヒマリとユキナはロードバイクやクロスバイクに乗った事はあるかな?」
「無いわね」
「わたしも、無い」
「皆行けるよね?」
「行くわ」
「参加させてもらうわ」
「明日の朝にヒマリとユキナに乗ってみてもらおう。それと」
「お父さんとお母さんに聞いたら行ってきていいって」
メイの行動が早い。
スマホですぐに連絡を取ってる。
「ユヅキ先生は何キロくらいのサイクリングを目指しているのかな?」
「そうねえ。10キロから30キロくらいかしら。でも、2人の自転車の慣れ方次第で調整できるわよ」
それなら行けるか。
「明日の朝にユヅキ先生とメイの自転車をメンテするよ。僕が持ってる4台も全部メンテする」
「お願いね。私はお弁当を作るわ。サンドイッチと飲み物を作るわね」
「先生にお願いしよう」
僕はその日、小説を執筆して眠った。
【次の日の早朝】
僕は朝早く起きた。
リビングにはメイがいた。
「メイ、おはよう」
「おはよう」
「朝早くないかな?メイはいつも早く起きないだろ?」
「楽しみで早く起きたんだ~。お兄ちゃんコーヒー飲む?」
「頼む」
僕はコーヒーを飲んで自転車のメンテナンスをした。
メンテナンスと言っても、簡易のメンテナンスのみですぐに終わった。
家に戻るとユヅキ先生が用意してくれた食事を食べてユキナとユヅキを連れて外に出る。
「サドルの高さを合わせるよ」
そう言った瞬間にヒマリが真っ赤になる。
「ユキナから高さを合わせるよ」
僕はユキナを支えて自転車に跨って貰う。
僕とユキナの密着度が高く、ヒマリが赤くなりながら見つめる。
「次はヒマリだよ」
「ひゃい!」
ヒマリは緊張しながらサドルの高さを調整した。
2人ともスポーツ自転車に乗るのは問題なさそうだったので家に戻る。
メイはお弁当を作るユヅキの横で、つまみ食いをしつつタブレットでお絵描きをしていた。
ヒマリもユキナもサドルを合わせる時に顔が赤くなっていたけど、それ以外は問題無くスポーツ自転車に乗れた。
4人で出発しようとすると、きゅうがついてこようとする。
「きゅ!きゅう!きゅう!」
「ダメ!きゅうはお留守番!」
「きゅう!きゅう!」
「なんだか、可愛そうになって来るわ」
「お姉ちゃん、大丈夫だよ。帰ってから散歩に行けばすぐ元気になるよ」
きゅうは窓に張り付いて僕たちを見て出送った。
僕たちは10キロほど走って公園にたどり着く。
田舎の公園なのでがらんとして誰もいない。
美人四天王がしっとりと汗をかき、少し顔が赤くなっているのを見るとドキドキしてしまう。
僕は55リットルの大型バックパックからお弁当と飲み物を出す。
そして父さんから借りたキャンプ用のコンロでお湯を沸かす。
「シュウ君、いいわね。コーヒーも飲めるの?」
「そうだね。インスタントだけど」
「十分よ」
「砂糖とミルク、いっぱいある?」
「メイ用にたくさん持って来てるよ。食事にしよう」
大型サイズの水筒から水をコップに注いで配る。
「皆余裕みたいね。もっと遠出しても良かったかな?」
「先生、このくらいが丁度いいと思うよ。2回目があれば、もっと長い距離に挑戦しよう」
「やっぱりため口」
僕は無意識にため口で話していた。
いや、もうごまかすのは無理か。
「ヒマリさん、ユヅキ先生はプライベートと仕事のオンとオフを切り替える大人なのよ。プライベートでも緊張したままだと息がつまるでしょう?」
「そうなの?」
「そうね。ヒマリちゃんもプライベートでは普通に話してね」
「分かり、分かったわ」
ユキナのフォローがうまい。
僕がため口で話している話から即座にユヅキ先生のプライベートのオンオフの話に持って行った。
しかも自然に聞こえるのが凄い。
「ヒマリ、緊張しすぎず、肩の力を抜こう」
「私は、緊張してないよ」
「お兄ちゃん、ヒマリの肩に力が入ってるよ。マッサージしてあげた方がいいよ」
「力は入って無いよ」
「え~でも肩は凝るよね?胸が大きいから」
「い、言わないでよ!」
「ヒマリさん、もっと胸を張った方がいいわ。胸を隠すように猫背になると、肩が痛くなるのよ」
そう言ってユキナはヒマリの後ろに立った。
そしてヒマリの姿勢を強制していく。
「もっと胸を張って、S字のラインになるようにするのよ。胸を隠そうとすればするほど見られるのよ。ねえ、シュウ」
「僕!」
「そうなの?」
ヒマリが僕を見る。
「そうだと思う」
「お兄ちゃん、ヒマリが分かって無いよ。説明しなきゃ!」
「メイ、からかうな」
「でも、隠さない方が見られないのかしら?」
ユヅキは自分のお尻を触る。
胸がどきどきしてくる。
「う~ん、どう説明したらいいか、例えば、これ見ちゃだめだよって言われると、見たくなる感覚かな。隠すと、見たら駄目だと言われてるのと同じ効果になるんだ」
全員があっさり納得する。
今日はさわやかなサイクリングの予定だったけど、僕はドキドキしてしまう。
皆のしっとりと掻いた汗がいい。
それに食事を摂るとユキナ先輩が僕の口を拭いてくれる。
みんな体が女性的できれいだ。
全部破壊力が凄すぎる。
僕たちはコーヒーをゆっくり飲んで家に戻った。
家に戻るときゅうが窓に張り付いて出迎えた。
「きゅう!きゅう!」
「あ~きゅうがまだ待ってる!」
「私がきゅうを散歩に連れて行くわ」
「私も行く~」
ユヅキとメイがきゅうを連れて散歩に向かった。
きゅうは急激にテンションが上がり、疾走を続けた。
「明日は皆でサイクリングに行きましょう」
「いいね!行こうよ!」
ユヅキもメイも新しい自転車に乗りたくてしょうがないようだ。
でも、ヒマリとユキナは大丈夫かな?
「ヒマリとユキナはロードバイクやクロスバイクに乗った事はあるかな?」
「無いわね」
「わたしも、無い」
「皆行けるよね?」
「行くわ」
「参加させてもらうわ」
「明日の朝にヒマリとユキナに乗ってみてもらおう。それと」
「お父さんとお母さんに聞いたら行ってきていいって」
メイの行動が早い。
スマホですぐに連絡を取ってる。
「ユヅキ先生は何キロくらいのサイクリングを目指しているのかな?」
「そうねえ。10キロから30キロくらいかしら。でも、2人の自転車の慣れ方次第で調整できるわよ」
それなら行けるか。
「明日の朝にユヅキ先生とメイの自転車をメンテするよ。僕が持ってる4台も全部メンテする」
「お願いね。私はお弁当を作るわ。サンドイッチと飲み物を作るわね」
「先生にお願いしよう」
僕はその日、小説を執筆して眠った。
【次の日の早朝】
僕は朝早く起きた。
リビングにはメイがいた。
「メイ、おはよう」
「おはよう」
「朝早くないかな?メイはいつも早く起きないだろ?」
「楽しみで早く起きたんだ~。お兄ちゃんコーヒー飲む?」
「頼む」
僕はコーヒーを飲んで自転車のメンテナンスをした。
メンテナンスと言っても、簡易のメンテナンスのみですぐに終わった。
家に戻るとユヅキ先生が用意してくれた食事を食べてユキナとユヅキを連れて外に出る。
「サドルの高さを合わせるよ」
そう言った瞬間にヒマリが真っ赤になる。
「ユキナから高さを合わせるよ」
僕はユキナを支えて自転車に跨って貰う。
僕とユキナの密着度が高く、ヒマリが赤くなりながら見つめる。
「次はヒマリだよ」
「ひゃい!」
ヒマリは緊張しながらサドルの高さを調整した。
2人ともスポーツ自転車に乗るのは問題なさそうだったので家に戻る。
メイはお弁当を作るユヅキの横で、つまみ食いをしつつタブレットでお絵描きをしていた。
ヒマリもユキナもサドルを合わせる時に顔が赤くなっていたけど、それ以外は問題無くスポーツ自転車に乗れた。
4人で出発しようとすると、きゅうがついてこようとする。
「きゅ!きゅう!きゅう!」
「ダメ!きゅうはお留守番!」
「きゅう!きゅう!」
「なんだか、可愛そうになって来るわ」
「お姉ちゃん、大丈夫だよ。帰ってから散歩に行けばすぐ元気になるよ」
きゅうは窓に張り付いて僕たちを見て出送った。
僕たちは10キロほど走って公園にたどり着く。
田舎の公園なのでがらんとして誰もいない。
美人四天王がしっとりと汗をかき、少し顔が赤くなっているのを見るとドキドキしてしまう。
僕は55リットルの大型バックパックからお弁当と飲み物を出す。
そして父さんから借りたキャンプ用のコンロでお湯を沸かす。
「シュウ君、いいわね。コーヒーも飲めるの?」
「そうだね。インスタントだけど」
「十分よ」
「砂糖とミルク、いっぱいある?」
「メイ用にたくさん持って来てるよ。食事にしよう」
大型サイズの水筒から水をコップに注いで配る。
「皆余裕みたいね。もっと遠出しても良かったかな?」
「先生、このくらいが丁度いいと思うよ。2回目があれば、もっと長い距離に挑戦しよう」
「やっぱりため口」
僕は無意識にため口で話していた。
いや、もうごまかすのは無理か。
「ヒマリさん、ユヅキ先生はプライベートと仕事のオンとオフを切り替える大人なのよ。プライベートでも緊張したままだと息がつまるでしょう?」
「そうなの?」
「そうね。ヒマリちゃんもプライベートでは普通に話してね」
「分かり、分かったわ」
ユキナのフォローがうまい。
僕がため口で話している話から即座にユヅキ先生のプライベートのオンオフの話に持って行った。
しかも自然に聞こえるのが凄い。
「ヒマリ、緊張しすぎず、肩の力を抜こう」
「私は、緊張してないよ」
「お兄ちゃん、ヒマリの肩に力が入ってるよ。マッサージしてあげた方がいいよ」
「力は入って無いよ」
「え~でも肩は凝るよね?胸が大きいから」
「い、言わないでよ!」
「ヒマリさん、もっと胸を張った方がいいわ。胸を隠すように猫背になると、肩が痛くなるのよ」
そう言ってユキナはヒマリの後ろに立った。
そしてヒマリの姿勢を強制していく。
「もっと胸を張って、S字のラインになるようにするのよ。胸を隠そうとすればするほど見られるのよ。ねえ、シュウ」
「僕!」
「そうなの?」
ヒマリが僕を見る。
「そうだと思う」
「お兄ちゃん、ヒマリが分かって無いよ。説明しなきゃ!」
「メイ、からかうな」
「でも、隠さない方が見られないのかしら?」
ユヅキは自分のお尻を触る。
胸がどきどきしてくる。
「う~ん、どう説明したらいいか、例えば、これ見ちゃだめだよって言われると、見たくなる感覚かな。隠すと、見たら駄目だと言われてるのと同じ効果になるんだ」
全員があっさり納得する。
今日はさわやかなサイクリングの予定だったけど、僕はドキドキしてしまう。
皆のしっとりと掻いた汗がいい。
それに食事を摂るとユキナ先輩が僕の口を拭いてくれる。
みんな体が女性的できれいだ。
全部破壊力が凄すぎる。
僕たちはコーヒーをゆっくり飲んで家に戻った。
家に戻るときゅうが窓に張り付いて出迎えた。
「きゅう!きゅう!」
「あ~きゅうがまだ待ってる!」
「私がきゅうを散歩に連れて行くわ」
「私も行く~」
ユヅキとメイがきゅうを連れて散歩に向かった。
きゅうは急激にテンションが上がり、疾走を続けた。
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