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第9話
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僕が家に帰るとメイが出迎えた。
「お兄ちゃんおかえり」
きゅうもてちてちとメイについてくる。
「よーしよし。もふもふー!。あれ?父さんと母さんは?」
「遅くなるって」
「そう言えば聞きたかったんだけど、僕とメイはベッドでしているけど、付き合って無いよな?」
「お兄ちゃん、兄妹で付き合うのはおかしいよ」
「だよなあ」
兄妹でベッドでシテいる方がおかしいと思うけど、シテいるから何も言えない。
メイと僕は義理の兄妹で、妹と結婚できるんだよなあ。
知らないのかな?
「お兄ちゃん、リビングに行こうよ」
家ががらんとしていて怖いんだな。
「分かったよ」
僕はパソコンを持ってリビングで執筆を続ける。
カタカタカタカタ!
キーボードで文字を打ち込む。
「お兄ちゃんコーヒー持って来たよ」
「ありがとう」
カタカタカタカタ!
メイが僕とパソコンの間に座る。
「お兄ちゃん、小説って月にどれくらいお金がもらえるの?」
「僕は人気作者じゃないから、長い期間続けて今やっと月1万円を超えた所かな。その時によって変動するよ」
「おーー!凄いね!」
「上の人は毎月10万や20万は稼ぐんじゃないかな?」
カタカタカタカタ!
メイは無言で画面を見つめる。
「私も、エチエチな電子書籍でお金持ちになりたいよ」
「メイは絵がうまいから行けるかもしれない」
「……調べてみようかな」
「そうだな」
カタカタカタカタ!
「お兄ちゃん、コーヒー飲む?」
「頼む」
カタカタカタカタ!
「コーヒー持って来たよ」
「ありがとう」
「そろそろトイレに行きたくならない?」
「まだ大丈夫」
カタカタカタカタ!
「……」
「どうした?」
「お兄ちゃん、トイレに行きたい」
「行ってきてくれ」
「ついて来て」
「一人で行きなさい」
「……きゅう、おいで」
メイはきゅうを抱っこしてトイレに向かった。
そしてすぐ戻って来る。
「お母さんもお父さんも帰ってこないね」
「そうだな」
多分、ラブホテルだ。
再婚した両親は仲がいい。
いつも笑って話をして、喧嘩をしない夫婦は珍しいんじゃないか?
母さんも父さんも内面が大人で自立してるし、本人が大事だと思っている部分以外はおおらかなのがいいのかもしれない。
父さんと母さんは、本で読んだ金持ちになりそうな性格と行動をしている。
父さんも母さんも個人事業主だし、投資もしてるし、自分の事は自分で動く。
人を使わないから、大金持ちにはならないかもしれないけど、お金が増える生活をしている。
僕も、執筆でもっとお金を稼げるようになろう。
……考え事をしてしまった。
集中力が切れてきた。今日はここまでかな。
僕はパソコンを閉じた。
「お兄ちゃん、一緒にお風呂に入ろうよ」
「そうだね」
僕は、メイとお風呂に入って、一緒のベッドに寝た。
◇
チュンチュンチュンチュン!
小鳥のさえずりと日差しで目が覚める。
メイは隣で寝ていた。
可愛い寝顔だ。
そのままにしておこう。
僕は起きて水を飲み、パソコンに向き合う。
朝起きると集中力が回復して執筆が捗る。
そして数十分するとコーヒーを飲む。
「いい匂いがする」
「おはよう」
「おはよう」
「カフェオレを作ろうか?」
「うん、持って来て~」
メイは苦い物が駄目なのだ。
コーヒーは飲めないけどカフェオレなら飲める。
砂糖とミルクたっぷりの甘甘カフェオレだ。
カフェオレでメイが目を覚ますと、メイが食事を作りだす。
そして僕の部屋に持って来てもらう。
食事が終わると、執筆を続ける。
メイは僕の部屋にタブレットを持って来てお絵描きをする。
「あれ?ユヅキ先生?」
メイが窓を指差す。
窓から外を見るとユヅキ先生が居た。
窓から呼びかける。
「ユヅキ先生!どうしました!?」
「パンクしちゃって、困ってるの!」
僕はすぐに外に出た。
後ろからメイときゅうもついてくる。
僕はすぐに店の入り口を開けて先生のクロスバイクをチェックした。
スポーツ自転車はすぐに車輪ごと外してメンテナンスできるメリットがある。
先生には椅子に座って貰い、メイにコーヒーを出して貰う。
チェックはすぐに終わった。
「尖った小石が刺さってますね」
「私の乗り方が悪かったのかな?」
「いえ、このクロスバイクのタイヤは買ってから付け替えていませんよね?」
もっと言うと駅から高校に続く田園地帯の砂利道はパンクしやすい環境ではある。
でも、クロスバイクは砂利も段差も気にせず走るものだと思っている。
もちろん異論はあると思うけど。
「そうね、買った時のままのタイヤよ」
「純正のタイヤは、コストを安く作っているので、パンクしやすいんです。チューブを修理すればすぐパンクは直りますが、今後の安心を考えると、タイヤとチューブを変えた方が安心感は増します。ただ、お値段はかかります」
「先生メンテナンスはよく分からないから、交換でお願いするわ」
「このお値段になります」
僕は片膝をついて電卓で値段を表示した。
「購入するわ。休みの所ごめんなさい」
「いえ、メンテナンス依頼、ありがとうございます」
僕は笑顔でお礼をした。
「……」
「どう、しました?」
「本当に学校の時と全然違うのね」
「お兄ちゃんは学校ではデチューンしてるんだよ」
「今のように学校にいたらモテると思うわ……だからデチューンしてるのね」
「はは、はははは、ご冗談を。では、メンテナンスを始めますね」
僕は手早く自転車のタイヤとチューブを交換し、空気を入れた。
「終わりました」
「プロのような動きで見ていて飽きないわね」
「子供の頃から、父さんに教えてもらっていますから」
ユヅキ先生がお金を払って自転車に乗って手を振った。
僕は頭を下げて見送る。
桃のユヅキか。
先生のお尻にどうしても目が行ってしまう。
僕は先生が遠くに言って見えなくなるまで見送った。
「あれ?シュウ君、今日はお店をやってるのかな?」
近くに住むおじさんが声をかけてくる。
「やっていませんでしたが、修理があれば受け付けますよ」
「それはいい。何人か自転車屋に用があるって言っててね、自転車屋の前に住んでるからスマホに連絡が来るんだよ」
「どんどん来てください!」
おじさんがスマホを操って連絡を取る。
午後は自転車整備になりそうだ。
お客様が来る事は良い事なのだ。
小説の執筆は出来なくなるけど、こういう時間も大切。
自転車整備が落ち着くと父さんと母さんが帰って来る。
そしてメイが爆弾発言をした。
「またユヅキ先生が来て、お兄ちゃんはまた先生のお尻を見てたよ」
父さんと母さんが僕を見てにやにやと笑う。
「そういうのはやめて欲しい」
「後ねえ、ユヅキ先生から連絡があって今から来るって。今日泊めてもいいよね?」
え?どういうこと?
「お兄ちゃんおかえり」
きゅうもてちてちとメイについてくる。
「よーしよし。もふもふー!。あれ?父さんと母さんは?」
「遅くなるって」
「そう言えば聞きたかったんだけど、僕とメイはベッドでしているけど、付き合って無いよな?」
「お兄ちゃん、兄妹で付き合うのはおかしいよ」
「だよなあ」
兄妹でベッドでシテいる方がおかしいと思うけど、シテいるから何も言えない。
メイと僕は義理の兄妹で、妹と結婚できるんだよなあ。
知らないのかな?
「お兄ちゃん、リビングに行こうよ」
家ががらんとしていて怖いんだな。
「分かったよ」
僕はパソコンを持ってリビングで執筆を続ける。
カタカタカタカタ!
キーボードで文字を打ち込む。
「お兄ちゃんコーヒー持って来たよ」
「ありがとう」
カタカタカタカタ!
メイが僕とパソコンの間に座る。
「お兄ちゃん、小説って月にどれくらいお金がもらえるの?」
「僕は人気作者じゃないから、長い期間続けて今やっと月1万円を超えた所かな。その時によって変動するよ」
「おーー!凄いね!」
「上の人は毎月10万や20万は稼ぐんじゃないかな?」
カタカタカタカタ!
メイは無言で画面を見つめる。
「私も、エチエチな電子書籍でお金持ちになりたいよ」
「メイは絵がうまいから行けるかもしれない」
「……調べてみようかな」
「そうだな」
カタカタカタカタ!
「お兄ちゃん、コーヒー飲む?」
「頼む」
カタカタカタカタ!
「コーヒー持って来たよ」
「ありがとう」
「そろそろトイレに行きたくならない?」
「まだ大丈夫」
カタカタカタカタ!
「……」
「どうした?」
「お兄ちゃん、トイレに行きたい」
「行ってきてくれ」
「ついて来て」
「一人で行きなさい」
「……きゅう、おいで」
メイはきゅうを抱っこしてトイレに向かった。
そしてすぐ戻って来る。
「お母さんもお父さんも帰ってこないね」
「そうだな」
多分、ラブホテルだ。
再婚した両親は仲がいい。
いつも笑って話をして、喧嘩をしない夫婦は珍しいんじゃないか?
母さんも父さんも内面が大人で自立してるし、本人が大事だと思っている部分以外はおおらかなのがいいのかもしれない。
父さんと母さんは、本で読んだ金持ちになりそうな性格と行動をしている。
父さんも母さんも個人事業主だし、投資もしてるし、自分の事は自分で動く。
人を使わないから、大金持ちにはならないかもしれないけど、お金が増える生活をしている。
僕も、執筆でもっとお金を稼げるようになろう。
……考え事をしてしまった。
集中力が切れてきた。今日はここまでかな。
僕はパソコンを閉じた。
「お兄ちゃん、一緒にお風呂に入ろうよ」
「そうだね」
僕は、メイとお風呂に入って、一緒のベッドに寝た。
◇
チュンチュンチュンチュン!
小鳥のさえずりと日差しで目が覚める。
メイは隣で寝ていた。
可愛い寝顔だ。
そのままにしておこう。
僕は起きて水を飲み、パソコンに向き合う。
朝起きると集中力が回復して執筆が捗る。
そして数十分するとコーヒーを飲む。
「いい匂いがする」
「おはよう」
「おはよう」
「カフェオレを作ろうか?」
「うん、持って来て~」
メイは苦い物が駄目なのだ。
コーヒーは飲めないけどカフェオレなら飲める。
砂糖とミルクたっぷりの甘甘カフェオレだ。
カフェオレでメイが目を覚ますと、メイが食事を作りだす。
そして僕の部屋に持って来てもらう。
食事が終わると、執筆を続ける。
メイは僕の部屋にタブレットを持って来てお絵描きをする。
「あれ?ユヅキ先生?」
メイが窓を指差す。
窓から外を見るとユヅキ先生が居た。
窓から呼びかける。
「ユヅキ先生!どうしました!?」
「パンクしちゃって、困ってるの!」
僕はすぐに外に出た。
後ろからメイときゅうもついてくる。
僕はすぐに店の入り口を開けて先生のクロスバイクをチェックした。
スポーツ自転車はすぐに車輪ごと外してメンテナンスできるメリットがある。
先生には椅子に座って貰い、メイにコーヒーを出して貰う。
チェックはすぐに終わった。
「尖った小石が刺さってますね」
「私の乗り方が悪かったのかな?」
「いえ、このクロスバイクのタイヤは買ってから付け替えていませんよね?」
もっと言うと駅から高校に続く田園地帯の砂利道はパンクしやすい環境ではある。
でも、クロスバイクは砂利も段差も気にせず走るものだと思っている。
もちろん異論はあると思うけど。
「そうね、買った時のままのタイヤよ」
「純正のタイヤは、コストを安く作っているので、パンクしやすいんです。チューブを修理すればすぐパンクは直りますが、今後の安心を考えると、タイヤとチューブを変えた方が安心感は増します。ただ、お値段はかかります」
「先生メンテナンスはよく分からないから、交換でお願いするわ」
「このお値段になります」
僕は片膝をついて電卓で値段を表示した。
「購入するわ。休みの所ごめんなさい」
「いえ、メンテナンス依頼、ありがとうございます」
僕は笑顔でお礼をした。
「……」
「どう、しました?」
「本当に学校の時と全然違うのね」
「お兄ちゃんは学校ではデチューンしてるんだよ」
「今のように学校にいたらモテると思うわ……だからデチューンしてるのね」
「はは、はははは、ご冗談を。では、メンテナンスを始めますね」
僕は手早く自転車のタイヤとチューブを交換し、空気を入れた。
「終わりました」
「プロのような動きで見ていて飽きないわね」
「子供の頃から、父さんに教えてもらっていますから」
ユヅキ先生がお金を払って自転車に乗って手を振った。
僕は頭を下げて見送る。
桃のユヅキか。
先生のお尻にどうしても目が行ってしまう。
僕は先生が遠くに言って見えなくなるまで見送った。
「あれ?シュウ君、今日はお店をやってるのかな?」
近くに住むおじさんが声をかけてくる。
「やっていませんでしたが、修理があれば受け付けますよ」
「それはいい。何人か自転車屋に用があるって言っててね、自転車屋の前に住んでるからスマホに連絡が来るんだよ」
「どんどん来てください!」
おじさんがスマホを操って連絡を取る。
午後は自転車整備になりそうだ。
お客様が来る事は良い事なのだ。
小説の執筆は出来なくなるけど、こういう時間も大切。
自転車整備が落ち着くと父さんと母さんが帰って来る。
そしてメイが爆弾発言をした。
「またユヅキ先生が来て、お兄ちゃんはまた先生のお尻を見てたよ」
父さんと母さんが僕を見てにやにやと笑う。
「そういうのはやめて欲しい」
「後ねえ、ユヅキ先生から連絡があって今から来るって。今日泊めてもいいよね?」
え?どういうこと?
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