5 / 51
第5話
しおりを挟む
僕はその日ぐっすり寝て、朝日と共に目覚める。
13、3インチのノートパソコンを開き、水を飲む。
小説を執筆して投稿サイトに投稿するのが僕の趣味だ。
1年以上投稿を続け、最近は月に1万円ほどの稼ぎが出るようになった。
執筆と言っても執筆している時間より、考えている時間の方がはるかに長い。
いかに面白い展開を考えるかが執筆作業の中心になる。
何度もストーリーを考え、考えが浮かばなければ違う事をして戻ってきてまた考える。
それでも思いつかなければ次の日にまた考えてそれでも案が出なければ不完全な状態で小説を執筆しつつ展開を考える。
そして執筆を始めていい案が思いつけば、今までの案を大きく修正したり消したりして、意地でもアイデアをひねり出す。
それでも案が出なければ違う作品のストーリーを考えるのだ。
アイデアさえ出れば、執筆はただの作業で、そこまで苦は無い。
アイデアを出すまでが大変なのだ。
そう言った理由で、僕の執筆アイテムは小さめのノートパソコン1台で十分なのである。
数十分パソコンとにらめっこし、気分を変える為にコーヒーを淹れてパソコン作業に戻る。
作業に没頭した。
「もう少しで玉ねぎ剣士の時間だ」
僕は執筆作業より、玉ねぎ剣士とパンク修理で多くのお金を得ている。
父さんも母さんも従業員を雇わず、出来るだけ僕に手伝いをさせる教育方針なのだ。
そして、父さんに株式のインデックス投資の教育も受けた。
僕は自分の証券口座を持ち、全世界とアメリカの投資信託を定額で毎月買い、貯金に余裕が出来ると追加で投資に回している。
なぜみんなが同じことをしないか疑問だったが、父さんに聞くとすぐ答えが返ってきた。
『皆金の勉強をしない。してる奴でも、怖くて投資を出来ないやつが多数派だ。だが俺は、リスクを取って投資をする方がいいと思っている』
僕は父さんの教育方針通り、本を読んで投資の勉強をし、周りの人には投資をしている事もお金を持っている事も言わない。
今では自分の意思で納得して投資をしている。
父さんの言葉や本の影響もあるけど、僕は自分の意思でモブで居る道を選んだし、株式投資をしている事は皆には言わない。
僕の父さんも母さんも一見苦労しそうな飲食業と自転車屋で、実は大きな利益を上げている個人事業主だ。
自分の環境は恵まれていると思う。
その裏返しで、自分で、自分の力で自活したいという思いが僕は強いのかもしれない。
僕は小説の執筆・玉ねぎ剣士・自転車屋の手伝いを今日もこなす!
食事を摂ってホールに向かう。
「あら、今日は早いのねぇ。でも助かるわあ。今日は開店してすぐにお客さんがたくさん来てくれたから、最初に接客をお願いね」
「任せてよ」
僕は笑顔で接客した。
笑顔で執事をイメージしつつ接客する。
学校・飲食店の接客・玉ねぎ剣士・パンク修理・自転車屋の対応、全部キャラをイメージしているのだ。
接客が終われば玉ねぎ剣士だ。
僕は絶好調で飴色玉ねぎを作った。
「あらあら、いっぱい作ってくれたのねえ。もうお昼過ぎだから終わりよ。ご飯にしなさい」
やり切った充実感を感じる。
適度に筋肉が張り、筋トレにもなっている。
少し遅れた昼食は空腹感もあり食が進む。
「んん、旨い」
こうして食事とコーヒーブレイクが終わると、自転車屋に向かう。
「お!来たな、洗車とパンク修理を頼む」
「すぐ終わるね」
「余裕だろ?」
「まあね」
僕はお客様が来ると笑顔で挨拶をし、自転車のパンク修理を終わらせる。
メイがきゅうを近くに置きながら僕をスケッチする。
また新しいお客さんが来て僕は内心驚いたが、笑顔で挨拶をした。
「いらっしゃいませ!」
「あ、ユヅキ先生だ!」
秋月結月先生は僕の通う高校の新米教師で、美人四天王でもある。
そして通り名は桃のユズキ。
本人が知ったらどう思うだろうか?
先生はタイツのようなおしゃれなサイクリストの恰好をしており、体のラインが目につく。
くびれとお尻にどうしても目が行ってしまう。
そして、いつも学校ではポニーテールだが、今は髪を下ろしてセミロングの髪が汗で少ししっとりしていた。
メイが先生に近づく。
メイは男は苦手だが、同性とは仲良く話をするのだ。
「山田さん?こんにちわ」
「えへへへ」
そしてユヅキ先生は僕を見た。
「山田君?」
「はい、山田サイクルの山田です!」
僕はどうとでも取れるように言った。
「そうじゃなくて、メイさんのお兄ちゃんのシュウ君よね?」
「そうだよ。お兄ちゃんだよ」
「いつもと雰囲気が違うわね」
「接客業で失礼な恰好は出来ませんから」
「学校でもそうすればいいのに」
僕は話題を変える。
「それより、何かトラブルですか?それとも自転車の試乗でしょうか?」
「タイヤの空気を入れたくて」
「すぐにチェックしますね!」
「ユヅキ先生はサイクリング中なの?」
「そうね、この学校に来たばかりで、この辺の地理が分からなくて、周りを走ってみたいのよ」
メイとユヅキ先生が話をして盛り上がる。
僕はユヅキ先生のクロスバイクを店内に入れる。
イタリアの自転車メーカーの自転車で女性に人気のチェレスカラー(青と緑の中間色)だ。
僕もこの色は好きだけど、女性じゃないと乗りにくい感じがする。
「チェレステカラー、いいですよね。女性に人気です」
「山田君、シュウ君もこの色の自転車に乗ってるの?」
ユヅキ先生は『山田』と言った瞬間にメイが反応した事で、僕を名前で呼ぶ。
「いえ、僕は地味な色に乗ってます」
「クロスバイク?それともシティサイクル?」
「僕はシティとクロスとミニベロとロードです」
専門用語が出て何を言っているか分からないかもしれない。
出て来た単語は全部自転車の種類の事だ。
シティサイクル=ママチャリ
クロスバイク=ハンドルが一直線の棒のようにフラットな自転車
ロードバイク=下にハンドルの持ち手が曲がったガチのスピード競技で使われたりする自転車
ミニベロ=タイヤが小さくておしゃれな自転車
乱暴に言うとこんな感じだ。
「シュウ君は自転車が好きなのね」
「はははは」
僕は作り笑いをした。
自転車は好きだが、これは父さんの罠だった。
僕は父にただでプレゼントしてもらい最初は喜んでいた。
でも、その自転車は試乗用としても使い、場合によっては修理中の代車として使う父さんとの契約になっていた。
そしてすべてのメンテナンスは僕が行うのだ。
僕はメンテナンスと代車の用意係になっていた。
実質プラスマイナスゼロである。
「ミニベロには興味があったのよ。後で乗せて欲しいわ」
「シュウ、丁度今試乗できるよな?」
父さんがにやにやと笑う。
「そう、だね。ユヅキ先生、空気のチェックは終わりました。ミニベロに乗ってみませんか?買わせたりとかそういうのは無いので安心してくださいね」
「そう?お願いしようかな」
僕は奥から畳んであるミニベロを持って来た。
ミニベロは小さく畳まれ、1ルームの玄関にも置こうと思えば置ける。
見た目が可愛く、女性に人気だが、家で扱っている自転車は価格が10万近くする。
僕はユヅキ先生の前で折りたたんであるミニベロを組み立てた。
「シュウ君の手は器用なのね」
「あははは、子供の頃からいじるのが好きで、慣れてるだけですよ。サドルの高さを合わせますね。ユヅキ先生、片足のかかとをペダルに乗せてサドルに跨ってください」
僕は先生の体を支えながらミニベロに跨ってもらう。
先生の体に密着する形となり、顔が赤くなってしまう。
「はい、降りてください。もう少しサドルを上げますね。跨った時に丁度かかとがペダルに届く程度に合わせます」
「ありがとう。シュウ君は丁寧なのね。自転車に乗るのは好きだけど、メンテナンスはさっぱりだから助かるわ」
こうして僕はドキドキしながらサドルの高さを合わせた。
「乗ってみましょう。今日は夕方までお店は空いているので、たっぷりと楽しんでくださいね」
「ありがとう。遠慮なく乗らせてもらうわね」
ユヅキ先生の後ろ姿を見送る。
サドルに乗った先生のお尻に目が行ってしまう。
あー。ドキドキした。
店の中に戻ると、父さんがにやにやしていた。
「シュウ、あんまり先生の尻を見るなよ。先生にバレていたぜ。気を使ってくれる大人な先生で良かったな」
「お兄ちゃんの恥ずかしがってる顔の絵を書けたよ。見せてあげようか?」
「いや、いいよ」
メイはつるっとした顔で表情が無い。
どういう表情?
この顔はわざと表情を消している。
僕は無言で自転車を整備した。
13、3インチのノートパソコンを開き、水を飲む。
小説を執筆して投稿サイトに投稿するのが僕の趣味だ。
1年以上投稿を続け、最近は月に1万円ほどの稼ぎが出るようになった。
執筆と言っても執筆している時間より、考えている時間の方がはるかに長い。
いかに面白い展開を考えるかが執筆作業の中心になる。
何度もストーリーを考え、考えが浮かばなければ違う事をして戻ってきてまた考える。
それでも思いつかなければ次の日にまた考えてそれでも案が出なければ不完全な状態で小説を執筆しつつ展開を考える。
そして執筆を始めていい案が思いつけば、今までの案を大きく修正したり消したりして、意地でもアイデアをひねり出す。
それでも案が出なければ違う作品のストーリーを考えるのだ。
アイデアさえ出れば、執筆はただの作業で、そこまで苦は無い。
アイデアを出すまでが大変なのだ。
そう言った理由で、僕の執筆アイテムは小さめのノートパソコン1台で十分なのである。
数十分パソコンとにらめっこし、気分を変える為にコーヒーを淹れてパソコン作業に戻る。
作業に没頭した。
「もう少しで玉ねぎ剣士の時間だ」
僕は執筆作業より、玉ねぎ剣士とパンク修理で多くのお金を得ている。
父さんも母さんも従業員を雇わず、出来るだけ僕に手伝いをさせる教育方針なのだ。
そして、父さんに株式のインデックス投資の教育も受けた。
僕は自分の証券口座を持ち、全世界とアメリカの投資信託を定額で毎月買い、貯金に余裕が出来ると追加で投資に回している。
なぜみんなが同じことをしないか疑問だったが、父さんに聞くとすぐ答えが返ってきた。
『皆金の勉強をしない。してる奴でも、怖くて投資を出来ないやつが多数派だ。だが俺は、リスクを取って投資をする方がいいと思っている』
僕は父さんの教育方針通り、本を読んで投資の勉強をし、周りの人には投資をしている事もお金を持っている事も言わない。
今では自分の意思で納得して投資をしている。
父さんの言葉や本の影響もあるけど、僕は自分の意思でモブで居る道を選んだし、株式投資をしている事は皆には言わない。
僕の父さんも母さんも一見苦労しそうな飲食業と自転車屋で、実は大きな利益を上げている個人事業主だ。
自分の環境は恵まれていると思う。
その裏返しで、自分で、自分の力で自活したいという思いが僕は強いのかもしれない。
僕は小説の執筆・玉ねぎ剣士・自転車屋の手伝いを今日もこなす!
食事を摂ってホールに向かう。
「あら、今日は早いのねぇ。でも助かるわあ。今日は開店してすぐにお客さんがたくさん来てくれたから、最初に接客をお願いね」
「任せてよ」
僕は笑顔で接客した。
笑顔で執事をイメージしつつ接客する。
学校・飲食店の接客・玉ねぎ剣士・パンク修理・自転車屋の対応、全部キャラをイメージしているのだ。
接客が終われば玉ねぎ剣士だ。
僕は絶好調で飴色玉ねぎを作った。
「あらあら、いっぱい作ってくれたのねえ。もうお昼過ぎだから終わりよ。ご飯にしなさい」
やり切った充実感を感じる。
適度に筋肉が張り、筋トレにもなっている。
少し遅れた昼食は空腹感もあり食が進む。
「んん、旨い」
こうして食事とコーヒーブレイクが終わると、自転車屋に向かう。
「お!来たな、洗車とパンク修理を頼む」
「すぐ終わるね」
「余裕だろ?」
「まあね」
僕はお客様が来ると笑顔で挨拶をし、自転車のパンク修理を終わらせる。
メイがきゅうを近くに置きながら僕をスケッチする。
また新しいお客さんが来て僕は内心驚いたが、笑顔で挨拶をした。
「いらっしゃいませ!」
「あ、ユヅキ先生だ!」
秋月結月先生は僕の通う高校の新米教師で、美人四天王でもある。
そして通り名は桃のユズキ。
本人が知ったらどう思うだろうか?
先生はタイツのようなおしゃれなサイクリストの恰好をしており、体のラインが目につく。
くびれとお尻にどうしても目が行ってしまう。
そして、いつも学校ではポニーテールだが、今は髪を下ろしてセミロングの髪が汗で少ししっとりしていた。
メイが先生に近づく。
メイは男は苦手だが、同性とは仲良く話をするのだ。
「山田さん?こんにちわ」
「えへへへ」
そしてユヅキ先生は僕を見た。
「山田君?」
「はい、山田サイクルの山田です!」
僕はどうとでも取れるように言った。
「そうじゃなくて、メイさんのお兄ちゃんのシュウ君よね?」
「そうだよ。お兄ちゃんだよ」
「いつもと雰囲気が違うわね」
「接客業で失礼な恰好は出来ませんから」
「学校でもそうすればいいのに」
僕は話題を変える。
「それより、何かトラブルですか?それとも自転車の試乗でしょうか?」
「タイヤの空気を入れたくて」
「すぐにチェックしますね!」
「ユヅキ先生はサイクリング中なの?」
「そうね、この学校に来たばかりで、この辺の地理が分からなくて、周りを走ってみたいのよ」
メイとユヅキ先生が話をして盛り上がる。
僕はユヅキ先生のクロスバイクを店内に入れる。
イタリアの自転車メーカーの自転車で女性に人気のチェレスカラー(青と緑の中間色)だ。
僕もこの色は好きだけど、女性じゃないと乗りにくい感じがする。
「チェレステカラー、いいですよね。女性に人気です」
「山田君、シュウ君もこの色の自転車に乗ってるの?」
ユヅキ先生は『山田』と言った瞬間にメイが反応した事で、僕を名前で呼ぶ。
「いえ、僕は地味な色に乗ってます」
「クロスバイク?それともシティサイクル?」
「僕はシティとクロスとミニベロとロードです」
専門用語が出て何を言っているか分からないかもしれない。
出て来た単語は全部自転車の種類の事だ。
シティサイクル=ママチャリ
クロスバイク=ハンドルが一直線の棒のようにフラットな自転車
ロードバイク=下にハンドルの持ち手が曲がったガチのスピード競技で使われたりする自転車
ミニベロ=タイヤが小さくておしゃれな自転車
乱暴に言うとこんな感じだ。
「シュウ君は自転車が好きなのね」
「はははは」
僕は作り笑いをした。
自転車は好きだが、これは父さんの罠だった。
僕は父にただでプレゼントしてもらい最初は喜んでいた。
でも、その自転車は試乗用としても使い、場合によっては修理中の代車として使う父さんとの契約になっていた。
そしてすべてのメンテナンスは僕が行うのだ。
僕はメンテナンスと代車の用意係になっていた。
実質プラスマイナスゼロである。
「ミニベロには興味があったのよ。後で乗せて欲しいわ」
「シュウ、丁度今試乗できるよな?」
父さんがにやにやと笑う。
「そう、だね。ユヅキ先生、空気のチェックは終わりました。ミニベロに乗ってみませんか?買わせたりとかそういうのは無いので安心してくださいね」
「そう?お願いしようかな」
僕は奥から畳んであるミニベロを持って来た。
ミニベロは小さく畳まれ、1ルームの玄関にも置こうと思えば置ける。
見た目が可愛く、女性に人気だが、家で扱っている自転車は価格が10万近くする。
僕はユヅキ先生の前で折りたたんであるミニベロを組み立てた。
「シュウ君の手は器用なのね」
「あははは、子供の頃からいじるのが好きで、慣れてるだけですよ。サドルの高さを合わせますね。ユヅキ先生、片足のかかとをペダルに乗せてサドルに跨ってください」
僕は先生の体を支えながらミニベロに跨ってもらう。
先生の体に密着する形となり、顔が赤くなってしまう。
「はい、降りてください。もう少しサドルを上げますね。跨った時に丁度かかとがペダルに届く程度に合わせます」
「ありがとう。シュウ君は丁寧なのね。自転車に乗るのは好きだけど、メンテナンスはさっぱりだから助かるわ」
こうして僕はドキドキしながらサドルの高さを合わせた。
「乗ってみましょう。今日は夕方までお店は空いているので、たっぷりと楽しんでくださいね」
「ありがとう。遠慮なく乗らせてもらうわね」
ユヅキ先生の後ろ姿を見送る。
サドルに乗った先生のお尻に目が行ってしまう。
あー。ドキドキした。
店の中に戻ると、父さんがにやにやしていた。
「シュウ、あんまり先生の尻を見るなよ。先生にバレていたぜ。気を使ってくれる大人な先生で良かったな」
「お兄ちゃんの恥ずかしがってる顔の絵を書けたよ。見せてあげようか?」
「いや、いいよ」
メイはつるっとした顔で表情が無い。
どういう表情?
この顔はわざと表情を消している。
僕は無言で自転車を整備した。
32
お気に入りに追加
301
あなたにおすすめの小説
貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
幼馴染は何故か俺の顔を隠したがる
れおん
恋愛
世間一般に陰キャと呼ばれる主人公、齋藤晴翔こと高校2年生。幼馴染の西城香織とは十数年来の付き合いである。
そんな幼馴染は、昔から俺の顔をやたらと隠したがる。髪の毛は基本伸ばしたままにされ、四六時中一緒に居るせいで、友達もろくに居なかった。
一夫多妻が許されるこの世界で、徐々に晴翔の魅力に気づき始める周囲と、なんとか隠し通そうとする幼馴染の攻防が続いていく。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
転生したら美醜逆転世界だったので、人生イージーモードです
狼蝶
恋愛
転生したらそこは、美醜が逆転していて顔が良ければ待遇最高の世界だった!?侯爵令嬢と婚約し人生イージーモードじゃんと思っていたら、人生はそれほど甘くはない・・・・?
学校に入ったら、ここはまさかの美醜逆転世界の乙女ゲームの中だということがわかり、さらに自分の婚約者はなんとそのゲームの悪役令嬢で!!!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる