172 / 191
第172話
しおりを挟む
【ある国】
7人の指導者が密室に並ぶ。
「我々の国に亜人の王が現れ、最強の兵士12人が返り討ちに合いました」
「レギオンが現れ、魔法銃の弾丸が底をついたこのタイミングで亜人の王が出て来るとは、タイミングが悪い!」
「最高戦力を失った今、亜人の王を相手にする余裕は無い、いっそ民をおとりにして時間を稼ぐか」
「待て、良い方法がある」
「言ってみろ」
「亜人の王を日本に誘導する」
「どうやってだ?」
「戦闘機を使い、亜人の王を挑発して日本に誘導する」
「魔力を持たない現代兵器はモンスターに通用しない、それで挑発に乗るのか?」
「情報によれば亜人の王は水の上を走れるようだ、海を渡れるとは思うが、うーむ」
「うまく行くか分からないが、試してみてもいいだろう。成功すれば日本に亜人の王を押し付ける事が出来る。弱腰の日本政府は、何もできない、してこない」
「そうだな、日本はせいぜい非難の声を上げる事しか出来ん」
「だが、日本までは届いても、戦闘機が帰る分の燃料が無い」
「戦闘機に爆薬を積んでおいて日本に着いた瞬間に戦闘機を爆破する。これで証拠は残らない」
「戦闘機の映像は残るがな」
「関係ない、戦闘機は他国のテロリストが盗んだ、それで押し通す」
「では、それで行こう」
「うむ、失敗してもたかが戦闘機の1つだけか」
「すぐに準備を進めます」
【フトシ視点】
俺は神殿の情報を頼りに海岸で待った。
ドローンで俺の様子が配信されている。
俺の上を戦闘機が飛んで行く。
チュドーン!
戦闘機が爆発した。
何が起きている!
視線を前に戻すと海に水しぶきが見える。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
最初は人に見えたが、肌が赤く、額には2本の角があった。
赤鬼か!
ズザアアアアアアアアアアアアアア!
大量の砂を巻き上げて鬼が停止する。
「ち、自爆か? もっと脅してやろうとしたのに……お前もあいつらの仲間か?」
「いや、違う国の戦闘機だろう」
「お前、名前は?」
「フトシ」
「ふう、せっかくこの世界に来たってのに、菓子の1つも出さねーとはな!」
「え! お菓子って人の血とかか?」
「違うわ! 果物とか、色々あるだろうがよ!」
「出せばあるけど、まずいとか言って怒らないか?」
「くれるなら貰うし、好みがどうこうで怒りはしねえよ。まずけりゃ吐き出して終わりだ」
俺は母さんに作って貰ったロールケーキを置いて後ろに下がった。
「くんくん、いい匂いじゃねえか。もぐもぐ、うめえじゃねえか! 飲み物もあるか?」
「何が好きか分からないけど」
「全部出してくれ」
「お、おう」
俺はペットボトルのサイダーを10本とカフェオレ、エナジードリンクを出した。
亜人の王は勘が良いのか開け方を理解して飲んでいく。
「もっと菓子をくれ」
「母さんが作った分しかないから、量は無いぞ」
俺はプリン、ホットケーキ、ゼリー、クッキーを出した。
「……もくもぐごくん、もぐもぐもぐもぐ」
「食べたら、帰ってくれないか? この国は今レギオンを倒す為に忙しいんだ」
「気に入った、ここに住む」
「話聞いてる?」
「レギオンに困ってるんだろ? 俺が倒してやるよ。だから菓子をくれ」
「う~ん、皆亜人の王を怖がってるんだよなあ。前この国に黒いマントを着た亜人の王が攻めて来て酷い目にあったし」
「倒したのか?」
「倒した、はずだ」
「はっはっはっは! あいつは性格が悪いからな、だが俺は喧嘩を売られない限りやり返さない! 任せろ!」
「そういう自己申告は当てにならない」
「ビビってないで信頼しろって!」
「その角と赤い肌は、伝説に出てくる鬼なんだ」
「そういうのも昔いたな。だが俺は喧嘩を売られない限り攻撃はしない!」
「レイカさん、どう思いますか?」
『一旦審議したいです。人を殺さず協力的で、最低限のルールさえ守れれば冒険者になって貰い魔石とお菓子を交換する事が出来るでしょう』
「レギオンの魔石で菓子が貰えるのか、余裕だな」
「こういうのはどうだろ? お菓子を買ってここに届けるからここでおとなしくしててもらう。で、その間に審議してもらうのは?」
「おう、菓子を持ってこい!」
『分かりました。すぐにコンテナハウスとお菓子を用意しますので、フトシ君が届けてください』
「亜人の王、なんて呼べばいい?」
「名前は無い。後で決める」
「分かった。ここでじっとしててくれるか?人を殺さず、建物や道なんかも壊さずじっとしていて欲しい。そうすればお菓子を持って来る」
「おう! 任せろ!」
俺は菓子と家を運んだ。
特に攻撃を仕掛けてくる様子はない。
お菓子を食べているとおとなしくなる子供のようだ。
お菓子を食べると世界の事を色々聞かれてレイカさんが丁寧に答えた。
ドローンに興味を持つとドローンのラジコンを持って行き、スマホに興味が出るとスマホの操作をすぐに覚え、パソコンを使いこなすようになった。
こっちの世界に来る時や寝ている時にこの世界についてある程度の知識が流れ込んで来ているらしい。
だからみんな言葉が通じたのか。
『フトシ君、すぐに東京に来てください! イナゴの襲撃で東京が停電を起こしました!』
7人の指導者が密室に並ぶ。
「我々の国に亜人の王が現れ、最強の兵士12人が返り討ちに合いました」
「レギオンが現れ、魔法銃の弾丸が底をついたこのタイミングで亜人の王が出て来るとは、タイミングが悪い!」
「最高戦力を失った今、亜人の王を相手にする余裕は無い、いっそ民をおとりにして時間を稼ぐか」
「待て、良い方法がある」
「言ってみろ」
「亜人の王を日本に誘導する」
「どうやってだ?」
「戦闘機を使い、亜人の王を挑発して日本に誘導する」
「魔力を持たない現代兵器はモンスターに通用しない、それで挑発に乗るのか?」
「情報によれば亜人の王は水の上を走れるようだ、海を渡れるとは思うが、うーむ」
「うまく行くか分からないが、試してみてもいいだろう。成功すれば日本に亜人の王を押し付ける事が出来る。弱腰の日本政府は、何もできない、してこない」
「そうだな、日本はせいぜい非難の声を上げる事しか出来ん」
「だが、日本までは届いても、戦闘機が帰る分の燃料が無い」
「戦闘機に爆薬を積んでおいて日本に着いた瞬間に戦闘機を爆破する。これで証拠は残らない」
「戦闘機の映像は残るがな」
「関係ない、戦闘機は他国のテロリストが盗んだ、それで押し通す」
「では、それで行こう」
「うむ、失敗してもたかが戦闘機の1つだけか」
「すぐに準備を進めます」
【フトシ視点】
俺は神殿の情報を頼りに海岸で待った。
ドローンで俺の様子が配信されている。
俺の上を戦闘機が飛んで行く。
チュドーン!
戦闘機が爆発した。
何が起きている!
視線を前に戻すと海に水しぶきが見える。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
最初は人に見えたが、肌が赤く、額には2本の角があった。
赤鬼か!
ズザアアアアアアアアアアアアアア!
大量の砂を巻き上げて鬼が停止する。
「ち、自爆か? もっと脅してやろうとしたのに……お前もあいつらの仲間か?」
「いや、違う国の戦闘機だろう」
「お前、名前は?」
「フトシ」
「ふう、せっかくこの世界に来たってのに、菓子の1つも出さねーとはな!」
「え! お菓子って人の血とかか?」
「違うわ! 果物とか、色々あるだろうがよ!」
「出せばあるけど、まずいとか言って怒らないか?」
「くれるなら貰うし、好みがどうこうで怒りはしねえよ。まずけりゃ吐き出して終わりだ」
俺は母さんに作って貰ったロールケーキを置いて後ろに下がった。
「くんくん、いい匂いじゃねえか。もぐもぐ、うめえじゃねえか! 飲み物もあるか?」
「何が好きか分からないけど」
「全部出してくれ」
「お、おう」
俺はペットボトルのサイダーを10本とカフェオレ、エナジードリンクを出した。
亜人の王は勘が良いのか開け方を理解して飲んでいく。
「もっと菓子をくれ」
「母さんが作った分しかないから、量は無いぞ」
俺はプリン、ホットケーキ、ゼリー、クッキーを出した。
「……もくもぐごくん、もぐもぐもぐもぐ」
「食べたら、帰ってくれないか? この国は今レギオンを倒す為に忙しいんだ」
「気に入った、ここに住む」
「話聞いてる?」
「レギオンに困ってるんだろ? 俺が倒してやるよ。だから菓子をくれ」
「う~ん、皆亜人の王を怖がってるんだよなあ。前この国に黒いマントを着た亜人の王が攻めて来て酷い目にあったし」
「倒したのか?」
「倒した、はずだ」
「はっはっはっは! あいつは性格が悪いからな、だが俺は喧嘩を売られない限りやり返さない! 任せろ!」
「そういう自己申告は当てにならない」
「ビビってないで信頼しろって!」
「その角と赤い肌は、伝説に出てくる鬼なんだ」
「そういうのも昔いたな。だが俺は喧嘩を売られない限り攻撃はしない!」
「レイカさん、どう思いますか?」
『一旦審議したいです。人を殺さず協力的で、最低限のルールさえ守れれば冒険者になって貰い魔石とお菓子を交換する事が出来るでしょう』
「レギオンの魔石で菓子が貰えるのか、余裕だな」
「こういうのはどうだろ? お菓子を買ってここに届けるからここでおとなしくしててもらう。で、その間に審議してもらうのは?」
「おう、菓子を持ってこい!」
『分かりました。すぐにコンテナハウスとお菓子を用意しますので、フトシ君が届けてください』
「亜人の王、なんて呼べばいい?」
「名前は無い。後で決める」
「分かった。ここでじっとしててくれるか?人を殺さず、建物や道なんかも壊さずじっとしていて欲しい。そうすればお菓子を持って来る」
「おう! 任せろ!」
俺は菓子と家を運んだ。
特に攻撃を仕掛けてくる様子はない。
お菓子を食べているとおとなしくなる子供のようだ。
お菓子を食べると世界の事を色々聞かれてレイカさんが丁寧に答えた。
ドローンに興味を持つとドローンのラジコンを持って行き、スマホに興味が出るとスマホの操作をすぐに覚え、パソコンを使いこなすようになった。
こっちの世界に来る時や寝ている時にこの世界についてある程度の知識が流れ込んで来ているらしい。
だからみんな言葉が通じたのか。
『フトシ君、すぐに東京に来てください! イナゴの襲撃で東京が停電を起こしました!』
0
お気に入りに追加
667
あなたにおすすめの小説
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
転生したら遊び人だったが遊ばず修行をしていたら何故か最強の遊び人になっていた
ぐうのすけ
ファンタジー
カクヨムで先行投稿中。
遊戯遊太(25)は会社帰りにふらっとゲームセンターに入った。昔遊んだユーフォーキャッチャーを見つめながらつぶやく。
「遊んで暮らしたい」その瞬間に頭に声が響き時間が止まる。
「異世界転生に興味はありますか?」
こうして遊太は異世界転生を選択する。
異世界に転生すると最弱と言われるジョブ、遊び人に転生していた。
「最弱なんだから努力は必要だよな!」
こうして雄太は修行を開始するのだが……
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる