痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ

文字の大きさ
上 下
167 / 191

第167話

しおりを挟む
 俺は一週間みんなを抱いて過ごした。
 モンスターをあまり倒さないようにと政府からお願いがあってほとんど部屋にいる。
 そしてレンの結婚式を迎えた。

 レンの結婚が終わると、レンは記者会見を開いてマスコミの質問に答えていく。

 俺のハーレム婚とレンの結婚でマスコミの目は完全に俺達に向いた。
 更にその後はスズメさんと俺が生配信をしている。
 
「私も、結婚」

 スズメさんの顔が近い。
 俺は汗をかきながら配信を終えた。
 さらに次の日はレンパーティーのユズキさんがやって来た。
 今度はユズキさんと配信をする。

「レン君とリナが結婚して、私ますます居場所が無くなっちゃうよお」

 気にしていたのか。
 何も気にしない感じに見えていたけどそうでもなかったようだ。

「レンはそういう事を気にしませんよ。大丈夫です」
「気になるよお」

 これどういう意図で俺と配信をする事になったんだ?
 レンに相談した方が良い様な、いや、でも、レンは気にしないように言って終わるのかもしれない。
 俺が出来る事が思い浮かばない。

 落ち着こう。
 俺はペットボトルの水を口に含んだ。

「フトシ君が私と結婚してくれれば解決するよねえ?」
「ごっぼおお!」

 そういう事か、マスコミの目を俺に釘付けにする気だな?
 レイカさんを見るとにこっとほほ笑んだ。
 レイカさんは完全にドMだ。
 先回りして未来に種を蒔いている。

 ユズキさんが俺の手を両手で包み込むように優しく握った。

「結婚して欲しいなあ」

 上目遣いのユズキさんを見る。
 少したれ目で大きな目にドキッとする。
 桃色の髪のセミロングヘア。
 桃色の瞳、
 そして童顔な顔のわりに発育した女性の体に目が行く。
 思わず吸い込まれそうになるその唇から目を逸らした。

「い、いやあ、流石に、3人と結婚して、スズメさんとユズキさんまで結婚したら5人になっちゃいます。お金の問題とか色々考える事があるので」
「私は魔法銃を使えるから、お金の心配はいらないよお?」

 俺はだらだらと汗をかいた。

「若い2人ですから、ゆっくり時間をかけて進んでいきましょう。ハーレム婚をしたフトシ君に特級冒険者のスズメちゃんとユズキちゃんまで乱入するこの事態! 次回の配信も目が離せませんね! 今回の配信は以上となります。レイカでした~」

 レイカさんは、ベッドの上で激しくしてほしくて表では俺を追い詰めているように見えた。
 だが、政府への批判を逸らすこの配信も終わりを迎える事になった。


【次の日】

 レイカさんが仕事モードで俺を呼んだ。

「この映像を見てください」
「神殿、ですか?」
「エジプトのカイロで突如神殿が発生しました。神殿との対話によってレギオンと呼ばれる虫のモンスターが発生する事が分かりました」

「レギオン」
「世界の数カ所に黒いハザマの存在が確認されました。中に入ると人間と同じくらいの大きさを持つ、アリ、イナゴ、カマキリ、ハチが出現しました」

 短い動画を見ると人間サイズの虫が人に襲い掛かっていた。

「更にこの映像を見てください。インドにはアリの巣ダンジョンが作られ、アメリカの高層ビルにはハチのダンジョンが発生しました」
「え?フェイズ1のハザマを放置してフェイズ2にしたんですか? アメリカとインドが!?」

「そうとも言えません。急にダンジョン化したらしいんです」
「今までのモンスターと違うのか」
「目撃情報のみになりますが、魔法陣が発生して突然そこからレギオンが現れる現象が発生しています。今この瞬間もレギオンは増え続けています。そこで、世界各国からフトシ君に早くレギオンを倒すよう圧力がかかっています」

「うわあああ! 世界の手のひら返しは凄いですね」

 神殿の発生と神殿からのメッセージ
 
 レギオンのハザマ発生だけでなく、急に出現するレギオン

 新しいモンスターで対応が追い付かない各国の政府

 何が起きているんだ!
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?

さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。 僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。 そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに…… パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。 全身ケガだらけでもう助からないだろう…… 諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!? 頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。 気づけば全魔法がレベル100!? そろそろ反撃開始してもいいですか? 内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。

真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆ 【あらすじ】 どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。 神様は言った。 「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」 現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。 神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。 それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。 あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。 そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。 そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。 ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。 この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。 さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。 そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。 チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。 しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。 もちろん、攻略スキルを使って。 もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。 下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。 これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。 【他サイトでの掲載状況】 本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。

スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~

名無し
ファンタジー
 主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

異世界で穴掘ってます!

KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

処理中です...