痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ

文字の大きさ
上 下
158 / 191

第158話

しおりを挟む
 俺はドリーム1を出た後、ドローンを後ろに連れて1人だけでダンジョンに入った。

 画面に死神が映し出された。
 2体のジョーカーとグレート系モンスターがずらりと並ぶ。

『1人だけで死にに来たの♪』

「ん~と、城!」

 俺は会話に答えず城を発動させて中に入った。
 そして中からダンジョンを侵食する。

「うーむ、ダンジョンを消すには丸一日かかるぞ?」

『死神に喧嘩を売っている』
『城の中からだと時間がかかるのか』
『待て待て、逆に考えるんだ。ダンジョンを侵食できる時点でおかしいだろ』
『24時間防衛できればフトシの勝ち、城を壊されれば死神の勝ちか』

「そうだな、とりあえず死神に挨拶しておくか」

 城の外に画面を出した。

『え! おかしいだろ! 黙って浸食すれば良くね!?』
『フトシ、この状況で更に死神を挑発する気か』
『てか、城って破壊できるのか?』

「よう、死神」
『僕は死神じゃないよ♪』
「何て呼べばいい?」
『人間はそんな事も忘れてしまったのか♪』

「名前を言わないのか」
『どうせお前は死ぬんだ、言っても仕方がない♪』
「じゃあ死神な。1人で死にに来たのかに対しての回答を言うわ。死にたいわけがないだろ。俺はこのダンジョンを侵食している。俺の城スキルでな」

『分かるよ、でもねえ、僕のジョーカーとモンスターで城のスキルを破壊できるよ』
「いやいや、来なくていいぞ。俺にハンデをくれてもいい」

『フトシが強気に譲歩を求めている』
『魔王感すらあるな』
『挑発してるね』

『俺にハンデをくれてもいいとか始めて聞いたわwwwwww』
『笑ってる場合じゃないんだよなあ』
『フトシの行動が分からん』
『俺はフトシを応援するぞ』


『僕は人間どもが困る顔を見るのが好きだ、殺すのが好きだ、だからハンデはあげないよ♪』
「そっかー。所でジョーカーって攻撃が当たらないのか?」

『君に当てるのは難しいだろうね。と、言ってもジョーカーは僕よりはとても弱い、ジョーカーを倒せたら、僕が相手をしてあげるよ♪』
「そっすかー。頑張って倒すわ」

『ゲーム開始だ、ジョーカーと駒たち、行け♪』

 グレート系のモンスターとジョーカー2体が攻めこんでくる。

「一応、中の様子を見せてやろう」
『それはどうも♪』

 画面に城の内部を表示させた。

『はあああ!なんで死神に情報を与えてるんだよ!』
『意味が分からない』

 俺はジョーカーを倒したことがある。
 あの時、ジョーカーに攻撃を当てられなかった。
 でも途中から当てる事が出来た。

 運には回数制限がある。
 多分、1日で回数が回復する。
 そしてジョーカーの運スキルは俺より強力だろう。

 俺は矢の道でジョーカーを狙いつつ、後ろにいるモンスターに攻撃を放つスタイルで攻撃をしていく。
 死神の顔を見ると、笑顔が消えていった。
 グレート系のモンスターが矢の道で倒され、何度もジョーカーが攻撃を躱していく。
 ジョーカーの運には回数制限があるで当たっているだろう。

『なるほどね。一気にモンスターを入れて倒すのがよさそうだ♪』

 グレート系のモンスターがなだれ込んできた。

『フトシいいい! 矢の道の弱点がバレたじゃないかああ!』
『不利になってるだろ!』
『フトシ、無理せず撤退してくれ』

「おし、受けて立つ!」

 矢の道にワープした。
 そして魔法攻撃を放って来るグレートガーゴイルとジョーカーを矢で狙いつつも、金棒を伸ばしてモンスターを狩っていった。

 ジョーカーに金棒で攻撃するが何度も避けられる。

 だが何回も攻撃すると急に攻撃が当たった。

「あ、当たった」

 ジョーカーが1体魔石に変わって、2体目も魔石に変わった。

『おおおおおおおお!倒したああああああ!』
『やったぜえええええええ!』
『フトシ最高!』

「疲れるから戻るわ」

 俺はプライベートルームに戻って倒した魔石を食べながら画面を見つめた。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~

ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。 玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。 「きゅう、痩せたか?それに元気もない」 ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。 だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。 「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」 この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

貞操観念逆転世界におけるニートの日常

猫丸
恋愛
男女比1:100。 女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。 夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。 ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。 しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく…… 『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』 『ないでしょw』 『ないと思うけど……え、マジ?』 これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。 貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?

さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。 僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。 そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに…… パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。 全身ケガだらけでもう助からないだろう…… 諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!? 頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。 気づけば全魔法がレベル100!? そろそろ反撃開始してもいいですか? 内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)

チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。 主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。 ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。 しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。 その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。 「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」 これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。

男女比の狂った世界で愛を振りまく

キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。 その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。 直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。 生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。 デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。 本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~

蒼田
青春
 人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。  目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。  しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。  事故から助けることで始まる活発少女との関係。  愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。  愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。  故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。 *本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。

処理中です...