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第72話
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職員室に行くとアマミヤ先生と校長先生が揉めていた。
「しかし、寮を廃止するというのはあまりです」
「国の決定なのだよ。それにね、1年もたたずにここを去る君がどんなに騒いでも状況は変わらないよ」
「ぐ、確かに辞めはしますが」
「とにかくだ、国に訴えるのはやめて欲しい。何も変わらず、いや、違うな。嫌がらせだけが増えるんだ」
俺は話を中断するように職員室に入った。
「失礼します!!アマミヤ先生、ハザマへの付き添いをお願いします」
「アマミヤ先生、生徒への大切な指導です。お願いしますよ」
「……分かりました」
2人で学校を出た。
「聞いていたんだろう?」
「そう、ですね」
「2年生と3年生の寮が廃止されて、補助金に置き換わり、その補助金を段階的に削られて寮制度そのものが無くなる」
「本当は寮があった方が将来の日本の為には良いですよね。でも、民意は感情で動きます」
「専門家のような言い方だな」
「ネットの討論を見た知識を言っただけで、深い考えはないんです」
冒険者の育成に力を入れればモンスターの脅威は減り、魔石や魔力を帯びた武具が手に入り国は潤う。
でも、民意は違う。
何も考えず、文句だけを言う人間の声は大きい。
『スキルを持っている恵まれた奴に更に金を出すのか! 俺に払え!』
『スキルを持った人間だけ優遇して不平等だ! 平等に分配しろ!』
国がどんどん悪くなろうが関係なく国のやり方を責める層はいる。
先生が教師を辞める理由が少し分かる気がする。
アマミヤ先生以外の教師は中々ハザマに付き添ってくれない。
教師になる人間=保守的=冒険者の育成に向かない。
給料が安いのに学校の業務だけでも大変で、その上で責任が来るハザマに付き添えと言われたら、普通はみんな嫌がるよな。
俺には教師は無理だと思う。
「オオタ、どうした?難しい顔をして」
「俺は、教師は大変で出来ないなーと思いました」
「理由を聞いてもいいか?」
「給料が安いのと、生徒は何をするか分からないしよく問題を起こします。その割に責任だけは取らされて拘束時間が長いです。アマミヤ先生、付き添いありがとうございます」
「ふふふ、ありがとう。気がまぎれた」
「良かったです」
「うん、、そうね、決めた」
「何がですか?」
「後で話そう」
「よく分かりませんが分かりました」
その日の会話は少なかったが、先生との時間が心地よかった。
【次の日の夜】
ピンポーン!
「あら、来たみたいね」
「フトシさん、今日からまたよろしくお願いします!」
ヒトミがキャリーバックを持ち、大型のバックパックを背負い家に入って来た。
「え?」
「言ってなかったわね。今日からヒトミちゃんが一緒に住むことになったわ。ほら、荷物を運んで」
「う、うん?んん?」
俺はせかされて荷物を運びこんだ。
ふう、ヒトミの荷物は少なかった。
30分もかからずに荷物を整理した。
ピンポーン!
「フトシ~、代わりに出て!」
「はいはい」
ガチャ!
「ユイ?とゴウタさん?」
「おう、これから同棲、頼んだぞ!」
そう言ってゴウタさんが荷物を玄関に置いていく。
「……母さん!母さーん!どういう事!?」
「ユイちゃんも今日から一緒に住むことになったから、いつ来るかは言ってなかったわね!」
「今日から! ワザとだよな!?」
「今日はご馳走を作らなきゃだから忙しいわ」
あれ?
スルーされた?
そう言えば母さんがやけにおいしそうな料理を作っていると思ったけど、それに4つだけだったテーブルの椅子が1つ増えていた。
絶対にワザとだろ。
いうタイミングはいくらでもあったよな!
「じゃ、後は頼む。今から仕事だ」
ゴウタさんは親指を突き立てて帰って行った。
俺は段ボールをまとめて部屋に運び込んだ。
「段ボールを開けて整理しようか?」
「ダメダメ!下着もあるから!」
「あ、悪い、だよな」
「も、もう大丈夫だから」
「分かった」
キッチンに行くと母さんがにこにこしながら料理を作っている。
クリスマスのようだ。
椅子が5つ。
父さん
母さん
俺
ヒトミ
ユイ
5人か。
このためのイスか。
謎は全て解けた!
ピンポーン!
「フトシ、変なポーズを取ってないでお迎えをお願いね」
ガチャ!
「アマミヤ先生!まさか同棲じゃないですよね!?」
「いや、お食事会に参加するだけだ」
母さん。
母さんか。
「フトシ~。食事が出来たわよ~みんなを呼んで来て~」
「「もういます!」」
5人でテーブルに座る。
父さんが居たら部屋から追加で椅子を持って来るのか?
「もう1つ椅子があってもいいわね」
「……」
「フトシ?どうしたの?」
「初耳なんですけど!ヒトミがここに住むの初耳なんですけど!ユイが今日からここに来るのも初耳なんですけど!今日のお食事会も初耳なんですけど!てか母さんだけじゃなくてみんなから連絡あっても良くないか!?」
「ほら、料理が冷めちゃうわ。乾杯をしましょう」
母さんがグラスを持った。
完全に、スルー、だと!
母さんが音頭を取った。
「おほん、それでは、ユイちゃんの中級到達と、フトシの初級レベル7合格、そしてアマミヤ先生の今月いっぱいでの退職と新たな門出を祝って乾杯!」
「え?今月いっぱい?」
「「乾杯」」
ユイが同棲してヒトミも同棲、アマミヤ先生は今月で教師を辞める!
どうなってしまうんだ!
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」
【試験官視点・試験、後日談】
試験官の3人がホテルの一室に集まり話をする。
「オオタフトシの試験動画なんだが、俺が直接ダンジョン省に持って行く」
「分かりました。大げさにして重要感を出したいんですよね?
「あの子危ないから、そのくらいしないと、本当に危ないわ」
「そうだな、最悪次の試験で殺人事故が起こる」
「偉い人に渡して騒ぐんですよね?」
「そうだな、次の試験で死にたくない程度の事は言ってくるつもりだ」
「僕も、モンスター省が対応してくれなかったら試験官を辞退します。僕の名前で言ってもいいですよ」
「私も同じよ」
「分かった、旧防衛省は腰が重い、このくらいの圧力はかけるつもりだ。今から新宿に行ってくる」
「今からですか」
「今からだ、オオタフトシは危ない。あいつは自分が強いのに弱いと思っている。強者の強さと弱者の強さを併せ持ったかなり特殊な人間だ」
「早くランクを上げて貰わないとやばいっすね」
「あの子だけは本当に危険よ、今日は本当に死ぬかと思ったわ」
この行動がきっかけでフトシは更なる事件に巻き込まれていく事になる。
「しかし、寮を廃止するというのはあまりです」
「国の決定なのだよ。それにね、1年もたたずにここを去る君がどんなに騒いでも状況は変わらないよ」
「ぐ、確かに辞めはしますが」
「とにかくだ、国に訴えるのはやめて欲しい。何も変わらず、いや、違うな。嫌がらせだけが増えるんだ」
俺は話を中断するように職員室に入った。
「失礼します!!アマミヤ先生、ハザマへの付き添いをお願いします」
「アマミヤ先生、生徒への大切な指導です。お願いしますよ」
「……分かりました」
2人で学校を出た。
「聞いていたんだろう?」
「そう、ですね」
「2年生と3年生の寮が廃止されて、補助金に置き換わり、その補助金を段階的に削られて寮制度そのものが無くなる」
「本当は寮があった方が将来の日本の為には良いですよね。でも、民意は感情で動きます」
「専門家のような言い方だな」
「ネットの討論を見た知識を言っただけで、深い考えはないんです」
冒険者の育成に力を入れればモンスターの脅威は減り、魔石や魔力を帯びた武具が手に入り国は潤う。
でも、民意は違う。
何も考えず、文句だけを言う人間の声は大きい。
『スキルを持っている恵まれた奴に更に金を出すのか! 俺に払え!』
『スキルを持った人間だけ優遇して不平等だ! 平等に分配しろ!』
国がどんどん悪くなろうが関係なく国のやり方を責める層はいる。
先生が教師を辞める理由が少し分かる気がする。
アマミヤ先生以外の教師は中々ハザマに付き添ってくれない。
教師になる人間=保守的=冒険者の育成に向かない。
給料が安いのに学校の業務だけでも大変で、その上で責任が来るハザマに付き添えと言われたら、普通はみんな嫌がるよな。
俺には教師は無理だと思う。
「オオタ、どうした?難しい顔をして」
「俺は、教師は大変で出来ないなーと思いました」
「理由を聞いてもいいか?」
「給料が安いのと、生徒は何をするか分からないしよく問題を起こします。その割に責任だけは取らされて拘束時間が長いです。アマミヤ先生、付き添いありがとうございます」
「ふふふ、ありがとう。気がまぎれた」
「良かったです」
「うん、、そうね、決めた」
「何がですか?」
「後で話そう」
「よく分かりませんが分かりました」
その日の会話は少なかったが、先生との時間が心地よかった。
【次の日の夜】
ピンポーン!
「あら、来たみたいね」
「フトシさん、今日からまたよろしくお願いします!」
ヒトミがキャリーバックを持ち、大型のバックパックを背負い家に入って来た。
「え?」
「言ってなかったわね。今日からヒトミちゃんが一緒に住むことになったわ。ほら、荷物を運んで」
「う、うん?んん?」
俺はせかされて荷物を運びこんだ。
ふう、ヒトミの荷物は少なかった。
30分もかからずに荷物を整理した。
ピンポーン!
「フトシ~、代わりに出て!」
「はいはい」
ガチャ!
「ユイ?とゴウタさん?」
「おう、これから同棲、頼んだぞ!」
そう言ってゴウタさんが荷物を玄関に置いていく。
「……母さん!母さーん!どういう事!?」
「ユイちゃんも今日から一緒に住むことになったから、いつ来るかは言ってなかったわね!」
「今日から! ワザとだよな!?」
「今日はご馳走を作らなきゃだから忙しいわ」
あれ?
スルーされた?
そう言えば母さんがやけにおいしそうな料理を作っていると思ったけど、それに4つだけだったテーブルの椅子が1つ増えていた。
絶対にワザとだろ。
いうタイミングはいくらでもあったよな!
「じゃ、後は頼む。今から仕事だ」
ゴウタさんは親指を突き立てて帰って行った。
俺は段ボールをまとめて部屋に運び込んだ。
「段ボールを開けて整理しようか?」
「ダメダメ!下着もあるから!」
「あ、悪い、だよな」
「も、もう大丈夫だから」
「分かった」
キッチンに行くと母さんがにこにこしながら料理を作っている。
クリスマスのようだ。
椅子が5つ。
父さん
母さん
俺
ヒトミ
ユイ
5人か。
このためのイスか。
謎は全て解けた!
ピンポーン!
「フトシ、変なポーズを取ってないでお迎えをお願いね」
ガチャ!
「アマミヤ先生!まさか同棲じゃないですよね!?」
「いや、お食事会に参加するだけだ」
母さん。
母さんか。
「フトシ~。食事が出来たわよ~みんなを呼んで来て~」
「「もういます!」」
5人でテーブルに座る。
父さんが居たら部屋から追加で椅子を持って来るのか?
「もう1つ椅子があってもいいわね」
「……」
「フトシ?どうしたの?」
「初耳なんですけど!ヒトミがここに住むの初耳なんですけど!ユイが今日からここに来るのも初耳なんですけど!今日のお食事会も初耳なんですけど!てか母さんだけじゃなくてみんなから連絡あっても良くないか!?」
「ほら、料理が冷めちゃうわ。乾杯をしましょう」
母さんがグラスを持った。
完全に、スルー、だと!
母さんが音頭を取った。
「おほん、それでは、ユイちゃんの中級到達と、フトシの初級レベル7合格、そしてアマミヤ先生の今月いっぱいでの退職と新たな門出を祝って乾杯!」
「え?今月いっぱい?」
「「乾杯」」
ユイが同棲してヒトミも同棲、アマミヤ先生は今月で教師を辞める!
どうなってしまうんだ!
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」
【試験官視点・試験、後日談】
試験官の3人がホテルの一室に集まり話をする。
「オオタフトシの試験動画なんだが、俺が直接ダンジョン省に持って行く」
「分かりました。大げさにして重要感を出したいんですよね?
「あの子危ないから、そのくらいしないと、本当に危ないわ」
「そうだな、最悪次の試験で殺人事故が起こる」
「偉い人に渡して騒ぐんですよね?」
「そうだな、次の試験で死にたくない程度の事は言ってくるつもりだ」
「僕も、モンスター省が対応してくれなかったら試験官を辞退します。僕の名前で言ってもいいですよ」
「私も同じよ」
「分かった、旧防衛省は腰が重い、このくらいの圧力はかけるつもりだ。今から新宿に行ってくる」
「今からですか」
「今からだ、オオタフトシは危ない。あいつは自分が強いのに弱いと思っている。強者の強さと弱者の強さを併せ持ったかなり特殊な人間だ」
「早くランクを上げて貰わないとやばいっすね」
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