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第14話
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高校に入って3カ月が経ち暑くなって来た。
俺はひたすらアローのスキルだけを強化した。
ベビーガーゴイルを1撃で倒せるようになり、その後何度もアローを強化してゴブリンも1撃で倒せるようになった。
だが、その後アロー強化が出来なくなり、次は扉を2つ配置できるように扉を強化した。
ダイエットの目標は達成していないが、スキルの目標は達成できたのだ。
そんな中レンから連絡があった。
『最近元気でやってる?』
『元気元気、痩せて調子がいいくらいだ』
『最近ビュッフェでも話が出来ていないから、たまには会って話でもしよう』
レンとユイは高校3年生の先輩2人と同じパーティーを組んでいる。
1年生の中で2人は2強になっているのだ。
その為食事はパーティーと一緒に摂る事が多くなった。
『そうだな。話をしよう』
俺はレンの家に向かった。
向かうと言ってもレンの家は歩いてすぐの位置にある。
レンの家は木造の借家だ。
昭和っぽさがあり、縁側と畑があって木は所々傷んでいる。
呼び鈴を鳴らすとレンのお母さんが笑顔で出迎える。
でも、少し疲れているように見えた。
「いらっしゃい、待ってたのよ」
レンは縁側に座り、俺もそこに座った。
お母さんがキンキンに冷えた麦茶を出してくれた。
「ありがとうございます」
「母さん、ありがとう」
「いいのよ、たまにはゆっくりしなさい」
「……うん」
レンが少し悲しそうな顔をした。
レンを褒めたい気持ちが沸き上がった。
俺は明るい声で言った。
「最近大活躍みたいじゃないか!ユイの他に2年生の先輩と組んで中級者向けのハザマに行ってるんだろ?」
「中級者向けの施設だけどそこの一番簡単なハザマに行ってるよ」
「それでも凄いって」
俺は麦茶をグイっと飲み干した。
またお母さんが来て蒸したサツマイモを持って来た。
「ごめんね。本当はおしゃれなお菓子を出せればいいけど、これしか無くて」
「いえ、サツマイモは大好きです」
それしか言えなかった。
俺は無言でサツマイモを飲み込むように食べた。
家の前に畑がある、昔、遊びながら芋を収穫していたのを思い出した。
レンのお母さんが台所に向かうとレンが悲しそうな顔をして口を開いた。
「母さんに、お金を渡そうとしたんだ。でも、受け取って貰えなかった。高校を卒業するまで全部自分の為に使いなさいって、そう言われたんだ」
「……そうか」
それしか言えない。
思えばレンは昔からモテた。
でも、少し痩せすぎているように感じる事もあった。
今思えば、満足に食べられなかったんだよな。
そう言えばレンガ遊びにくると母さんはたくさんの料理を食べさせて、作りすぎたと言っておかずをたくさん渡していた。
高校は学費もビュッフェも制服も無料だ。
でも武器だけは自前で買う必要がある。
レンは武器を揃える事すら苦労しただろう。
そしてやっと稼げるようになった。
レンの事だ。
早く母さんに恩返しをしたいと思っただろう。
でもそれを言うと母さんに断られた。
レンは何でも出来る、俺はそう思っていた。
でも俺は恵まれていなかったのか?
違う。
俺は父さんと母さんに言うだけで武器が手に入った
たくさん食べる事が出来た。
食べる事も、食べない事も出来たのに食べ続けてだらしなく太った。
そんな俺をレンとユイは心配して俺がへそを曲げるかもしれないと分かってそれでもダイエットを勧めてくれた。
「レンは、凄いと思う。俺も、少しはレンを見習おうと思う。食事も変えてみようと思う」
「うん」
昼のビュッフェで食べすぎるのをやめよう。
夕食を食べすぎるのをやめよう。
夜食を食べるのをやめよう。
普通でいいんだ。
俺は、普通の生活が出来る。
普通に食べられるのは、当たり前の事じゃない。
そんな事は当たり前で誰でもわかる。
でも、そんな事すら考えてこなかった。
「ちょっと待っててな。マジで父さんと母さんに決意表明をして来るから」
「え?今?」
「俺は本気だ」
俺は走って家に帰った。
何もせずにはいられなかった。
「母さん、俺食事制限するから!いや、普通に3食食べるだけの生活に変えるから!俺変わるから!!」
「……そう、いいんじゃない?」
「急だな。だがいいと思うぞ」
「お菓子もやめたい。いらないのはレンにあげたい」
「ふふふ、そういう事ね。お菓子を食べるのはフトシだけよ。いらないならあげましょう」
「俺!全部持って行くから!レンに持って行くから!」
「だからそうしなさいって言ってるでしょ」
俺はお菓子を持ってレンの所に持って走った。
縁側にいるレンにお菓子を渡す。
「俺本気で普通の生活に変えるから!お菓子はいらないから食べてくれ!」
「え!ちょ!」
俺は走って家に戻った。
まだ足りない気がする。
「父さん!せっかく買ってもらった自転車だけど、レンのお母さんにあげたい!俺歩いてダイエットするから!俺変わるから」
「思ったようにやってみろ」
父さんは短く言った。
俺が何を考えているか多分分かっている。
自転車も使わない。
10キロを毎日歩く。
レンの母さんは仕事に行くために歩いている。
自転車を買う余裕もないんだ。
レンに苦労をかけたくなくて、少ないお金を出来るだけレンに使っているんだろう。
レンの家に自転車を持って行った。
「今日から毎日歩くから!自転車も使わないようにレンの母さんに乗って貰ってくれ!俺これから本気で痩せるから!」
「フトシ、ちょっと!」
「フトシ君!貰えないわよ!」
俺は自転車と鍵を縁側に置いて走って家に戻った。
俺は、父さんと母さんがくれた物を渡しただけだ。
俺があげる事が出来たのは父さんと母さんの力で貰った物。
空回りしている感覚があった。
でも、何かしたかった。
俺は、何も自分で出来ていない。
俺が働いて何も渡せていない。
心がもやもやする。
またハザマに行こう。
空回りしている自分がいやだ!
もっと動こう!
今の俺には力が無い!
もっと出来る自分になるんだ!
体力だけはある!
俺は全然本気じゃなかった!
「うおおおおおおおおおおおお!」
俺はゴウタさんのハザマに走った。
あとがき
ここからフトシは更に覚醒していきます。
カクヨムで84話まで先行投稿済みです。(9月18日時点)
先が気になる方はぜひカクヨムの方もよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16817330658743415281
俺はひたすらアローのスキルだけを強化した。
ベビーガーゴイルを1撃で倒せるようになり、その後何度もアローを強化してゴブリンも1撃で倒せるようになった。
だが、その後アロー強化が出来なくなり、次は扉を2つ配置できるように扉を強化した。
ダイエットの目標は達成していないが、スキルの目標は達成できたのだ。
そんな中レンから連絡があった。
『最近元気でやってる?』
『元気元気、痩せて調子がいいくらいだ』
『最近ビュッフェでも話が出来ていないから、たまには会って話でもしよう』
レンとユイは高校3年生の先輩2人と同じパーティーを組んでいる。
1年生の中で2人は2強になっているのだ。
その為食事はパーティーと一緒に摂る事が多くなった。
『そうだな。話をしよう』
俺はレンの家に向かった。
向かうと言ってもレンの家は歩いてすぐの位置にある。
レンの家は木造の借家だ。
昭和っぽさがあり、縁側と畑があって木は所々傷んでいる。
呼び鈴を鳴らすとレンのお母さんが笑顔で出迎える。
でも、少し疲れているように見えた。
「いらっしゃい、待ってたのよ」
レンは縁側に座り、俺もそこに座った。
お母さんがキンキンに冷えた麦茶を出してくれた。
「ありがとうございます」
「母さん、ありがとう」
「いいのよ、たまにはゆっくりしなさい」
「……うん」
レンが少し悲しそうな顔をした。
レンを褒めたい気持ちが沸き上がった。
俺は明るい声で言った。
「最近大活躍みたいじゃないか!ユイの他に2年生の先輩と組んで中級者向けのハザマに行ってるんだろ?」
「中級者向けの施設だけどそこの一番簡単なハザマに行ってるよ」
「それでも凄いって」
俺は麦茶をグイっと飲み干した。
またお母さんが来て蒸したサツマイモを持って来た。
「ごめんね。本当はおしゃれなお菓子を出せればいいけど、これしか無くて」
「いえ、サツマイモは大好きです」
それしか言えなかった。
俺は無言でサツマイモを飲み込むように食べた。
家の前に畑がある、昔、遊びながら芋を収穫していたのを思い出した。
レンのお母さんが台所に向かうとレンが悲しそうな顔をして口を開いた。
「母さんに、お金を渡そうとしたんだ。でも、受け取って貰えなかった。高校を卒業するまで全部自分の為に使いなさいって、そう言われたんだ」
「……そうか」
それしか言えない。
思えばレンは昔からモテた。
でも、少し痩せすぎているように感じる事もあった。
今思えば、満足に食べられなかったんだよな。
そう言えばレンガ遊びにくると母さんはたくさんの料理を食べさせて、作りすぎたと言っておかずをたくさん渡していた。
高校は学費もビュッフェも制服も無料だ。
でも武器だけは自前で買う必要がある。
レンは武器を揃える事すら苦労しただろう。
そしてやっと稼げるようになった。
レンの事だ。
早く母さんに恩返しをしたいと思っただろう。
でもそれを言うと母さんに断られた。
レンは何でも出来る、俺はそう思っていた。
でも俺は恵まれていなかったのか?
違う。
俺は父さんと母さんに言うだけで武器が手に入った
たくさん食べる事が出来た。
食べる事も、食べない事も出来たのに食べ続けてだらしなく太った。
そんな俺をレンとユイは心配して俺がへそを曲げるかもしれないと分かってそれでもダイエットを勧めてくれた。
「レンは、凄いと思う。俺も、少しはレンを見習おうと思う。食事も変えてみようと思う」
「うん」
昼のビュッフェで食べすぎるのをやめよう。
夕食を食べすぎるのをやめよう。
夜食を食べるのをやめよう。
普通でいいんだ。
俺は、普通の生活が出来る。
普通に食べられるのは、当たり前の事じゃない。
そんな事は当たり前で誰でもわかる。
でも、そんな事すら考えてこなかった。
「ちょっと待っててな。マジで父さんと母さんに決意表明をして来るから」
「え?今?」
「俺は本気だ」
俺は走って家に帰った。
何もせずにはいられなかった。
「母さん、俺食事制限するから!いや、普通に3食食べるだけの生活に変えるから!俺変わるから!!」
「……そう、いいんじゃない?」
「急だな。だがいいと思うぞ」
「お菓子もやめたい。いらないのはレンにあげたい」
「ふふふ、そういう事ね。お菓子を食べるのはフトシだけよ。いらないならあげましょう」
「俺!全部持って行くから!レンに持って行くから!」
「だからそうしなさいって言ってるでしょ」
俺はお菓子を持ってレンの所に持って走った。
縁側にいるレンにお菓子を渡す。
「俺本気で普通の生活に変えるから!お菓子はいらないから食べてくれ!」
「え!ちょ!」
俺は走って家に戻った。
まだ足りない気がする。
「父さん!せっかく買ってもらった自転車だけど、レンのお母さんにあげたい!俺歩いてダイエットするから!俺変わるから」
「思ったようにやってみろ」
父さんは短く言った。
俺が何を考えているか多分分かっている。
自転車も使わない。
10キロを毎日歩く。
レンの母さんは仕事に行くために歩いている。
自転車を買う余裕もないんだ。
レンに苦労をかけたくなくて、少ないお金を出来るだけレンに使っているんだろう。
レンの家に自転車を持って行った。
「今日から毎日歩くから!自転車も使わないようにレンの母さんに乗って貰ってくれ!俺これから本気で痩せるから!」
「フトシ、ちょっと!」
「フトシ君!貰えないわよ!」
俺は自転車と鍵を縁側に置いて走って家に戻った。
俺は、父さんと母さんがくれた物を渡しただけだ。
俺があげる事が出来たのは父さんと母さんの力で貰った物。
空回りしている感覚があった。
でも、何かしたかった。
俺は、何も自分で出来ていない。
俺が働いて何も渡せていない。
心がもやもやする。
またハザマに行こう。
空回りしている自分がいやだ!
もっと動こう!
今の俺には力が無い!
もっと出来る自分になるんだ!
体力だけはある!
俺は全然本気じゃなかった!
「うおおおおおおおおおおおお!」
俺はゴウタさんのハザマに走った。
あとがき
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