1 / 191
第1話
しおりを挟む
俺のスキル、マイルームに100体のゴブリンが押し寄せて来た。
倒しても倒しても次のゴブリンが現れてキリがない。
マイルームの外からは3本角の生えたメスゴブリンが安全地帯からマイルームを見つめてくつろいでいる。
3本角でメスのゴブリン、ゴブリンクイーンか?
いや、うぬぼれるな、俺!
俺如きが戦える相手がゴブリンクイーンなわけが無い!
俺は自分に甘い!
それを変えたくてハザマダイエットをしているんだ!
甘えるな!俺!
あいつは偽クイーンだ!
そうに違いない!
魔法の矢を撃ちだしてゴブリンを倒していくがゴブリンの群れは止まらない。
門に迫って来た!
門を超えられれば俺の部屋だ、突破される!
ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!
門が破壊されるとゴブリンの群れが雄たけびを上げた。
「「ぐぎゃあああああああああああああああああ!」」
全身から汗が流れる。
直接戦うのが怖い。
怖い、か、やはり俺は、甘えている。
でも、偽クイーンに勝てれば、勝つことが出来れば、何かが変わる気がする。
勇気を奮い立たせるように大きな声で怒鳴った。
「来いよゴブリンども!偽クイーンも倒してやる!」
あの時の、
高校に入学したばかりの俺は、
こんな命を賭けたダイエットをする事になるとは思いもしなかった。
◇
「うめえ!」
俺(太田太志)は高校のビュッフェを堪能する。
テーブルには、
チーズたっぷりのピザ
カルボナーラ
コーンスープ
フライドポテト
フルーツジュース
ステーキとデザートが並ぶ。
2人の幼馴染は心配そうに俺を見つめる。
「もお、あまり食べすぎると健康に悪いよ」
俺の横に座る紬結(ツムギユイ)がポニーテールを揺らしながら俺に手を添えた。
これで今日3回目の注意だ。
対面に座るもう一人の幼馴染、木色錬(キイロレン)も俺を止める。
「健康に悪いし、入学早々悪目立ちするのは良くないよ」
周りを見ると生徒がちらちらとこちらを見ている。
「ふー、目立っているのは俺じゃなくて2人だ」
ユイは清楚系美人だ。
さっきから男子生徒がちらちらとユイの事を見ている。
レンには女子生徒の熱い視線が集まる。
対して俺は全くモテない。
身長は165センチと身長が少し低い。
それだけならまだ良かった。
問題は体重だ。
130キロで誰がどう見てもデブ。
最近は家族だけではなく、ユイとレンから健康面を心配されるほどに太っている。
みんなに食事制限を勧められた。
でも、色々なダイエットを試しても三日坊主で終わった。
「そ、そんな事、ないよ」
「ユイはフトシの事を心配しているんだ」
「……分かってる、でも、ビュッフェは無料だし、人生楽しまないと損だと思う」
「3日前まで風邪を引いていたよね?あまり食べすぎると体に悪いよ」
「あの時は人生で一番きつかった」
「風邪を引くたびに最高記録を更新してるよね?」
「前回の風邪はかつてないほど苦しかった」
「フトシの話は大げさな所があるからね」
2人に何回も注意されるとムッとしてしまう。
「そ、そうだ!最近ハザマダイエットが流行ってるみたい」
俺が不機嫌な顔をした瞬間にユイが喧嘩にならないように話題を変えた。
ユイは怒りそうになるといつもこういう行動を取る。
ハザマとはモンスターが現れる異空間だ。
俺達のようにスキルを持っていて15才になると冒険者としてハザマに入りモンスターを狩る事が出来るようになる。
スキルを得られる人間は少ない。
この高校はスキルを持った者の為にあり、学費もビュッフェも無料。
更に防御効果の付与された制服も無料だ。
「ああ、30キロ痩せた動画は、見た」
「3人で行ってみない?」
「まだ学校の基礎訓練が終わっていないから、ハザマに入るには先生に引率が必要だよ」
「先生にお願いして、フトシも一緒に行こうよ」
「う~ん、でもなあ」
「フトシは顔立ちが整ってるし、うん、痩せたら絶対にモテるよ」
「うんうん。フトシは本気でやると決めたら続けられると思う」
「小学校の頃はダンスでモテていたよね?」
「フトシはダンスをしている時が一番輝いていたよ。僕も羨ましいと思ったんだ」
「何かに熱中できる人は女子にモテるよ?」
「フトシがその気になればなんだって出来ると思うんだ」
「うんうん、私もそう思う」
「……ハザマに、行ってみようかな」
褒められると嬉しくなってしまう。
2人は俺の健康を心配して言ってくれている。
でも、それを分かっていても褒められると乗ってしまうのだ。
俺は口に入れたピザを噛まずに飲み込むと広いスペースに移動して踊った。
キレのあるダンスを踊った後、ターンを決めて右手の人差し指を天に掲げる。
周りからクスクスと笑い声が聞こえる。
デブが切れのいいダンスを踊ればこうなる。
みんなが思わず笑ってしまうのは分かる。
高校に入っても面白キャラで固まってしまう未来が見える。
でも、痩せれば周りの目が変わってくるかもしれない。
……小学校の頃のように。
太ってモテなくなった俺だけど面白キャラじゃなくて……レンのようにモテたい。
痩せたい。
ちやほやされたい。
ダイエットか。
やってみよう!
「130キロから目指せ!60キロだ!」
周りから拍手が起き、俺は更に踊った。
あとがき
カクヨムで84話まで先行投稿済みです。(9月18日時点)
先が気になる方はぜひカクヨムの方もよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16817330658743415281
倒しても倒しても次のゴブリンが現れてキリがない。
マイルームの外からは3本角の生えたメスゴブリンが安全地帯からマイルームを見つめてくつろいでいる。
3本角でメスのゴブリン、ゴブリンクイーンか?
いや、うぬぼれるな、俺!
俺如きが戦える相手がゴブリンクイーンなわけが無い!
俺は自分に甘い!
それを変えたくてハザマダイエットをしているんだ!
甘えるな!俺!
あいつは偽クイーンだ!
そうに違いない!
魔法の矢を撃ちだしてゴブリンを倒していくがゴブリンの群れは止まらない。
門に迫って来た!
門を超えられれば俺の部屋だ、突破される!
ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!
門が破壊されるとゴブリンの群れが雄たけびを上げた。
「「ぐぎゃあああああああああああああああああ!」」
全身から汗が流れる。
直接戦うのが怖い。
怖い、か、やはり俺は、甘えている。
でも、偽クイーンに勝てれば、勝つことが出来れば、何かが変わる気がする。
勇気を奮い立たせるように大きな声で怒鳴った。
「来いよゴブリンども!偽クイーンも倒してやる!」
あの時の、
高校に入学したばかりの俺は、
こんな命を賭けたダイエットをする事になるとは思いもしなかった。
◇
「うめえ!」
俺(太田太志)は高校のビュッフェを堪能する。
テーブルには、
チーズたっぷりのピザ
カルボナーラ
コーンスープ
フライドポテト
フルーツジュース
ステーキとデザートが並ぶ。
2人の幼馴染は心配そうに俺を見つめる。
「もお、あまり食べすぎると健康に悪いよ」
俺の横に座る紬結(ツムギユイ)がポニーテールを揺らしながら俺に手を添えた。
これで今日3回目の注意だ。
対面に座るもう一人の幼馴染、木色錬(キイロレン)も俺を止める。
「健康に悪いし、入学早々悪目立ちするのは良くないよ」
周りを見ると生徒がちらちらとこちらを見ている。
「ふー、目立っているのは俺じゃなくて2人だ」
ユイは清楚系美人だ。
さっきから男子生徒がちらちらとユイの事を見ている。
レンには女子生徒の熱い視線が集まる。
対して俺は全くモテない。
身長は165センチと身長が少し低い。
それだけならまだ良かった。
問題は体重だ。
130キロで誰がどう見てもデブ。
最近は家族だけではなく、ユイとレンから健康面を心配されるほどに太っている。
みんなに食事制限を勧められた。
でも、色々なダイエットを試しても三日坊主で終わった。
「そ、そんな事、ないよ」
「ユイはフトシの事を心配しているんだ」
「……分かってる、でも、ビュッフェは無料だし、人生楽しまないと損だと思う」
「3日前まで風邪を引いていたよね?あまり食べすぎると体に悪いよ」
「あの時は人生で一番きつかった」
「風邪を引くたびに最高記録を更新してるよね?」
「前回の風邪はかつてないほど苦しかった」
「フトシの話は大げさな所があるからね」
2人に何回も注意されるとムッとしてしまう。
「そ、そうだ!最近ハザマダイエットが流行ってるみたい」
俺が不機嫌な顔をした瞬間にユイが喧嘩にならないように話題を変えた。
ユイは怒りそうになるといつもこういう行動を取る。
ハザマとはモンスターが現れる異空間だ。
俺達のようにスキルを持っていて15才になると冒険者としてハザマに入りモンスターを狩る事が出来るようになる。
スキルを得られる人間は少ない。
この高校はスキルを持った者の為にあり、学費もビュッフェも無料。
更に防御効果の付与された制服も無料だ。
「ああ、30キロ痩せた動画は、見た」
「3人で行ってみない?」
「まだ学校の基礎訓練が終わっていないから、ハザマに入るには先生に引率が必要だよ」
「先生にお願いして、フトシも一緒に行こうよ」
「う~ん、でもなあ」
「フトシは顔立ちが整ってるし、うん、痩せたら絶対にモテるよ」
「うんうん。フトシは本気でやると決めたら続けられると思う」
「小学校の頃はダンスでモテていたよね?」
「フトシはダンスをしている時が一番輝いていたよ。僕も羨ましいと思ったんだ」
「何かに熱中できる人は女子にモテるよ?」
「フトシがその気になればなんだって出来ると思うんだ」
「うんうん、私もそう思う」
「……ハザマに、行ってみようかな」
褒められると嬉しくなってしまう。
2人は俺の健康を心配して言ってくれている。
でも、それを分かっていても褒められると乗ってしまうのだ。
俺は口に入れたピザを噛まずに飲み込むと広いスペースに移動して踊った。
キレのあるダンスを踊った後、ターンを決めて右手の人差し指を天に掲げる。
周りからクスクスと笑い声が聞こえる。
デブが切れのいいダンスを踊ればこうなる。
みんなが思わず笑ってしまうのは分かる。
高校に入っても面白キャラで固まってしまう未来が見える。
でも、痩せれば周りの目が変わってくるかもしれない。
……小学校の頃のように。
太ってモテなくなった俺だけど面白キャラじゃなくて……レンのようにモテたい。
痩せたい。
ちやほやされたい。
ダイエットか。
やってみよう!
「130キロから目指せ!60キロだ!」
周りから拍手が起き、俺は更に踊った。
あとがき
カクヨムで84話まで先行投稿済みです。(9月18日時点)
先が気になる方はぜひカクヨムの方もよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16817330658743415281
13
お気に入りに追加
667
あなたにおすすめの小説
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
転生したら遊び人だったが遊ばず修行をしていたら何故か最強の遊び人になっていた
ぐうのすけ
ファンタジー
カクヨムで先行投稿中。
遊戯遊太(25)は会社帰りにふらっとゲームセンターに入った。昔遊んだユーフォーキャッチャーを見つめながらつぶやく。
「遊んで暮らしたい」その瞬間に頭に声が響き時間が止まる。
「異世界転生に興味はありますか?」
こうして遊太は異世界転生を選択する。
異世界に転生すると最弱と言われるジョブ、遊び人に転生していた。
「最弱なんだから努力は必要だよな!」
こうして雄太は修行を開始するのだが……
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる